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ながら聴きラジオ
おはこんばんちは。
4月5日水曜日、ながら聴きラジオキコアベへようこそ。
この番組は、われわれ社会人演劇カンパニーアーベイがお送りする
ながら聴き専用ラジオでございます。
新入学生、新入社員の皆様、おめでとうございます。
新たな場所で新しい一歩を踏み出した皆様へお送りする本日のキコアベは、
番組開編&5月新企画、そしてポックンのレトロ三面記事4月号をお送りいたします。
それでは今日も最後までお付き合いいただけますか。
キコアベスタートします。
春ですね。東京の桜は春の長雨ですっかり花びらは落ちてしまいましたけれども、
まだ少し肌寒い日もあってね、春の陽気とはいかない感じでございます。
今日はトークテーマに入る前に少し近況をお話ししようと思います。
このところ私Aはですね、学ぶということに興味が湧いていまして、
今更ながらなんですけれども、エクセルの関数を勉強しております。
あとね、人を動かすのに何が効果的なのかを知るために心理学を勉強し始めたりしております。
勉強って言うとね、ちょっと大げさなんですけれどもね、
でもこれが結構楽しくてですね、あれ私って勉強嫌いじゃなかったっけって少し自分に驚いたりもしています。
ここに至るまでには仕事場での環境改善とかミスの軽減策とか、新人の離職率の改善だとかスキルアップ、
いろんなことを考えていて、私は管理の仕事をしておりますので、働く皆さんのことを思うのが仕事みたいなところもあるんですけれども、
今すぐ変えなきゃいけないのは自分なのかもって思ったからなんですね。
人を動かすにはまず自分からっていうか、思うだけじゃダメなんだ、変わらなきゃってね、実は今ちょっと焦っています。
今は同時並行で3つことを動かしていて、あれをいつまでに、これをいつまでにって決めて準備してきたんですけれども、
同僚にも意見を求めたりしながらね、上司にこれやっていいですか、こうしたいんですけどって直談判して、
ちょっとずつこの3つの小さなプロジェクトが進んでいくのが面白くて、今割と仕事に夢中です。
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はい、そんな私Aが本日お送りするトークテーマは、春の番組改編&5月新企画ということで、
まもなく3周年を迎えるきこわべのちょっとした番組改編ですね。お話ししたいと思います。
よろしければお付き合いください。
先週お送りいたしました、のぞき劇ラジオきこわべですが、
本当はメンバー全員集まっていたら話そうと思っていたことが、この番組改編と5月5週目のことだったんですけれども、
結局Jさんとの差し伸びになってしまいましたんでね、この計画は話せていないわけなんです。
いつもだいたい私の独断みたいなところもありますし、まあいっかーなんて思いながら、ごめんみんな、今、業務連絡しております。
このフリートークとメンバーのコーナーという前半後半を設けた構成ね、一度撤廃してみようかなと思っております。
いや、この個性でやってもいいし、やらなくてもいいしっていうくらいの自由度にしたいなと思ってるんです。
コーナーだけの日、トークテーマで話す談話室滝沢の日、フリートークだけの日、メンバー全員企画の日、みたいな感じでね、形をバラバラにしてやってみたいっていう欲求というかですね。
毎週水曜日の朝に配信するというのは変えないできますし、Jさんの担当する4週目はどうぞ自由にやってくださいって言ってありますので、変えろっていうつもりもなくて。
なので私もフリーでおしゃべりしたいときは、別曜日に急に差し込んだりするかもしれません。
例えば、今勉強していることのアウトプット的なことだったりをしゃべり出すかもしれないですし、また今まで通りフリートーク付きで配信をするときがあるかもしれません。
今日のコーナー、僕のレトロ三面記事ですね。
あと2週目のJさんのファザートークって何が悪いのは、まあ独り立ちしている感もありますからね。
だけでいいんじゃないかってちょっと思ったんですよね。
ということで、フリートークがあったりなかったりするきこわべとなりますけれども、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、来月5月はですね、きこわべ3周年ということでお祝いの月でもあるんですけれども、またもや5週目がやってくるということで新たな企画を考えておりますよ。
今、Bさんにお願いして少しずつ進めているところなんですけれども、今までやったことのないことにチャレンジしてみたいと思っております。
これができたらね、ちょっと面白いなーっていう企画なのでね、ぜひ楽しみにしていてください。
はい、ということで、私Aの近況ときこわべ番組開編&5月5週目のお知らせでした。
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番組後半は僕のレトロ三面記事です。
チャンネルはそのまま。
僕のレトロ三面記事
1913年大正2年4月5日土曜日東京朝日新聞より
芸女に化けて兄のあだを探る
小説的の妹子の決心
兄の切害者を捕らう
上野部氏三宮一丁目長坂菱太郎25歳は
今入り三四年前伊予の国松山の坂本玄吉方へ雇われ朝鮮に渡り
玄吉の雑貨陶器店に航行しおりしが
昨年の秋神戸に帰り来たり
玄吉所有の釈迦ジュース券を売り飛ばし
芸者を卑下し贅沢三昧に暮らし至り
然るに玄吉の妹子にして元町三丁目奈良崎市の妻
糸というものが不審に思い朝鮮に問い合わせたるに
玄吉は二三年前より行方知れずかつ朝鮮にて買い入れたる
二万八千四百六十日後の辞書も店もひとるものとなりおるより
菱太郎に権威をかけ
同人に顔を見知られざるを幸いに
夫にこいて姿を変え菱太郎を肩へ芸女に住み込み
日夜同棲を探りおるうし兄の実縁を所有しおるを発見したれば
神戸社に密告し伊手太郎より取り調べのうえ
菱太郎を死因登用死職偽造行し
詐欺取材として神戸監獄に送り刑事は朝鮮に渡り捜査したる結果
烏山寨の川中より玄吉の死体を発見し箱詰めとして持ち帰り
これを菱太郎に示して喫問したるに
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実を墓沢氏がようやく四日に至り
同人は去る四十四年七月九日夜八時
玄吉を橋の上より川中に放り込み
翌日川下に浮き上がりし死体に石を結びつけて沈め
玄吉の財産全部を応領したる旨自白せしより
殺人罪として余心に伏せられたり
はーいポックンです
ポックンのレトロ三面記事
このコーナーは何年か前の今日
どこかの新聞に書かれたとある記事に焦点を当てて
そのレトロを味わうコーナーです
今月は1913年大正2年にタイムスリップしてみました
110年前ですね
110年前の今日は土曜日でした
さて今日読んだ記事
皆さんはどうお感じになりましたか
亡くなった方には申し訳ないんですが
ポックンは少々驚いたし
呆れもしたし感動もしました
自分の主人を殺め
その財産を自分のものにして
その金で愛人を囲うという
いかにもな行為が全く秘密にされることなく
書いてはないですけど
なんだか高笑いしながら暮らしている犯人を想像したからです
一読二読しても同じ印象しか受けないこの犯人と犯行に
言葉は悪いですが大らかだなと感じちゃいます
そりゃばれるだろうな
そりゃ妹さんにも不審に思われるだろうな
けれどもおかしいわ
じゃあ潜入してみましょう
となる妹さんもすごい
それを相談されて
おおよしよし潜入してきなさい
と言ってはいないでしょうけど
潜入を許す旦那さんもすごい
そして潜入の結果兄の実隠を見つけ出す
もう全てが分かりやすくて
ちっとも複雑な感じがしない犯行から解決までの流れに
ポックンは大らかだなと感じちゃったわけです
中でもこの旦那さん
よく許したと思いませんか
そんなのは警察に任せなさいと言ったとは想像するんですけどね
さて記事の中の地名や漢字のルビもまだ現代とは異なっていて
今の愛媛県のことを伊予の国といい
妹の漢字には妹とひらがながあふられていました
この頃の新聞はポックンにとってやっぱり古文に感じられました
この日の他の紙面を見るとですね
夏目漱石の連載記事が載っています
行人行く人と書いた行人ですね
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副題帰ってからの中の36章目の掲載がこの日4月5日でした
漱石まだ実在する人物でした
行人と同じ紙面には蓄音機の広告が載っています
この蓄音機の名称はカタカナで日本の本といったようで
値段は15円
現在の価値にすると15000円から6万円くらいの値段のようで
高いやすい
当時はどっちだったかよくわからないんですが
広告には破天荒の廉価にて発売と歌っています
おぼろげな記憶ですが
ポックンの家が初めて買ったステレオプレイヤーが15000円くらいで
初めて買ったコンポーネントステレオ
コンポのことですね
これが安売りで6万円だった気がします
プレイヤーでかけた最初のレコードが
アグネスちゃんの私の好きな草原というEPで
コンポの方は景品でついてきたレッドゼッペリンでした
この蓄音機の広告には
ギダユやナニアブシを音源にした
本月売り出しの新音符というレコードも一緒に宣伝されていて
価格は2円なりとなっています
デジタルの音楽になって久しい昨今ですが
レコードを好きな人はいまだたくさんいて
最近じゃあカセットテープを集めている若者が増えている
といったニュースを最近見ました
機会があれば蓄音機でも音楽に触れてみたくなりました
さて後に大正デモクラシー
大正ロマンと呼ばれることになるこの大正2年は
第一次五権運動がもたらした大正政変によって
安倍大臣は桂太郎から海軍大将の山本御兵衛に交代し
アメリカ大統領はタフトという人からウィリソンへ変わり
この年には名優森茂久屋さんが生まれ
江戸幕府最後の将軍徳川芳信が亡くなった年でした
そして警察官がおいこらなどの乱暴な言葉をやめて
優しい言葉で呼びかけるようにと警視庁が各署長に訓示したことから
もしもしが流行語となり
宝塚歌劇団の前身となる宝塚昇華隊が誕生した年でもありました
清く正しく美しくは110年の歴史があるわけです
はい、というわけで今月は1913年大正2年の4月5日に戻ってみました
次はいつかの5月3日にタイムスリップしてみたいと思います
また一緒にスリップしてください
それでは来月まで
さようなら
15:12
エンディングのお時間です
長崎劇ラジオ木小安部
本日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました
Aの学ぶことは楽しい話と
番組開編&5月新企画
そして僕のレトロ三面記事4月号をお送りいたしましたが
いかがでしたでしょうか
最近のレトロ三面記事はちょっとした教育番組?
いいテレみたいだなって思うのは私だけでしょうか
新聞を読んだ感覚と同時に
ほのかに歴史の番組を見終わった感覚みたいのが残る感じがするんですよね
また次回5月3日も楽しみにしたいと思います
そして来週の木小安部はJさんのファザートークって何が悪いの4月号をお送りいたします
初めてのコーナー単独配信となりますJさんのファザートークって何が悪いの
ぜひお楽しみに
それでは皆様今日も素敵な一日をお過ごしください
人生とはその時々に自然に変化し移りゆくものだ
変化に抵抗してはならない
それは悲しみを招くだけである
世の中の流れや時代の移り変わりに合わせて
自分を柔軟に変えていくこと
水の流れのように自分の人生は変わっていくものと知っておくこと
変化を恐れず受け入れること
肝に命じます
サンキューローシー
ながら劇ラジオ木小安部 ドバ10が
お相手はアーベイのAでした
それではまた次回お会いいたしましょう
ごきげんよう
ばいちゃ