【きっかけラジオ】この番組は、20代・40代の生き方・働き方を応援する音声番組です。
人は、きっかけがあれば必ず変われる。インタビューを通じて、人生を変化させてきた内的きっかけや外的きっかけをご紹介していきます。
パーソナリティの子ども未来株式会社の千葉です。きょうは、きっかけインタビューの18人目となる方に来ていただいておりまして、
先月、ご縁いただいて一緒に静岡にサヨナラ旅をしたときに、お話が面白くて、その場でオファーをして快諾をいただいたという方なんですけれども、
現在DMMで勤務されている高橋応和さんに来ていただいております。よろしくお願いいたします。
【高橋】よろしくお願いします。DMM.comの高橋応和です。こんにちは。よろしくお願いします。
応和さんと呼ばせてもらっているので、応和さんと呼べればなと思うんですけども、先月というか、まだ1ヶ月経ってないですよね、おそらく。
本当に新宿で待ち合わせして、車の中で友達として仲良くなって、もう前半の車でお願いしますという話をしたのかな。
年齢が、僕が今41になるんですけど、応和さんが今一つ上ですかね、年齢が。
ちょっとね、インタビューとしていろんなことを聞いていただければと思うんですけども、最初にちょっと簡単な自己紹介だけお願いしたらよろしいでしょうか。
【応和】承知しました。2004年から働き始めて、1社目は服のオンワードという会社、2社目が広告代理店のトライステージという会社、3社目で今のDMMという形になってまして、ずっと3社とも人事とか総務とか、
そういったバックオフィス領域をやって、5つも他にないようなバックオフィスとか、今そのDMMの中でメンバーに対しても公言しているのは日本一の総務を作るとか、
そういった形の、どちらかというと前のめりなバックオフィスという形のスタイルでやってきているものになりますので、本日よろしくお願いします。
【佐藤】お願いいたします。いや、そうですよね、思い出してきました。車の中でも応和さん、めちゃめちゃ言語力が高いという話が面白いんですけど。
総務に関する的が面白かったですが、全てを手伝う総務という話、後でまた触れるかもしれないんですけども。
これまで18人目だから17人インタビューしてきたんですけども、確かに人事畑の人は確か何人かいたんですけども、一貫して人事総務をやってきた人って少なかったかなと思ったりはしているので、
その辺とか興味ある人っていうのもぜひ参考になるインタビューができればなと思っております。
【佐藤】そうしたらちょっとベタなんですけども、きっかけのインタビューなので、キャリアのスタートを聞くことが結構多かったりするんですけども、先ほど新卒が2004年から大和樫山で働いていらっしゃるかなと思うんですけども、
大学時代とか就職活動をどんな軸でやってきたのかみなさん、最初ベタですけどお伺いできれば。
就職活動の軸は、実は営業ということだけ定めてやってきていたので、実は人事とか総務とかっていうことをやるっていうことは一切考えていなくて、
業界も絞っていませんでしたし、これといった商材も決めていなくて、その当時エントリーシート提出も含めて受けた企業の数って70社以上あって、
その中で5円あったところがオンワードも含めて2社あって、営業やると思っていたので、何を売ったらいいだろうと思ったときに、
自分の好きなものの一つであった服を売ると楽しんで仕事ができるんじゃないかと思って、それでオンワードに決めるっていう感じの流れでオンワードに入ったんですね。
おもしろいですね。結果的には全時総務のキャリアを歩んでいくと思うんですけども、その当時は営業っていうキーワードで動いていたんですね。
そうですね。なので、個人的なキャラクターとしても話が好きとか、人と会うことが好きとか、そういった機質を持っているので、
営業みたいなことがやれると、仕事に対するフィッティングもいいんだろうなと思って、営業というキーワードで就職活動してたっていう感じですね。
ありがとうございます。この辺は個人的に僕も一緒というか、僕は2005年に人材業界で営業職からスタートしてるんですけども、僕も実家が子供服の会社をやっていて、
やっぱり最初に会社に入るときに営業をまずやろうと思って、転職活動していたので、僕は人材とかITとかみたいなところの営業で選択肢があったんですけど、すごい近いなと思って聞いておりました。
はい。
じゃあ、それでいざ希望の営業で。しかもオンワード・パシアンは当時から知名度がありましたもんね、アパレルとしては。
はい。
僕ももちろん知ってますけども、入ったときって何人くらいいらっしゃったのか覚えてます?
同期は全国で総合職と呼ばれる職種は40、デザイナーとかパターナーと呼ばれる服の専門職っぽいところが10名10名で、あと事務職の人たちが5名くらいで、全部で70名弱が全国で同期としていました。
すごい、だからなかなか70名でいうと大きい会社に最初は就職されたのかなっていうところで、総合職が40人いたので、そこで部署の配属が多分あったのかなと思うんですけれども、スタートは営業職としてスタートされたってことですか?
いや、最初から実は人事に配属になってまして、忘れもしれない2004年の3月30日に、総合職40名全国から集められて配属発表されてくるんですけど、一人一人どこどこ営業部とかって発表されている中で、最後まで私名前呼ばれなくて、呼ばれてないやつ手を挙げろって言われて入って手を挙げたらお前人事ってオチに使われるっていう、
なんかそんなストーリーだったのがめっちゃ覚えてます。
今は大和さんだとね、もちろん話も上手いし、そのキャリアマルだと思うんですけど、なかなか新卒のところからそういう入り口と違うって結構衝撃だったんじゃないですか?わかんないですけど、それって。
いやもうなんか衝撃で、そもそも大和って会社って入社前ぐらいに、入社前研修とか、入社前合宿とか、なんかそういったことがあったんで、その講習とかを受けさせていただいてる間ずっと営業やると思ってたんで、なんかお前人事って言われてその営業でこうやろうと思ってたことは全部崩れ去り、しかも人事なんて考えるもんなかったんで、何をするか全くわからず、
ただ唯一わかったのは目の前にいる人たちと一緒に働くんだってことだけわかったんですよ。
確かに。
なるほどね。
でも同期みんな仲良かったんで、そのオチでお前人事って言われたの大爆笑は大爆笑だったんで、それはそれで良かったんですけど、これ何するんだろうなっていうところは全くわからないまま、初めての出勤日を迎えたのを覚えてます。
いやもうすごいですね、いやポジティブですね、なかなか2004年とか2005年って就職も結構厳しかったじゃないですか、なので決まって基本の営業職に入ったと思ったら違いルートでスタートしたけど、それをポジティブに話せるのはすごいなと思って聞いて、ちょっとね、じゃあぜひ大和柏までやってきたこととかもね、お伺いできればなと思うんですけれども、あれですよね、先ほど聞くとでも結果的には大和多分12年ぐらいいらっしゃったってことですよね。
そうですね、なのでまず全然考えたこともなかった職種の人事ってことがポジティブ変換できたのって、その当時の上司の鈴木さんという方がいらっしゃるんですけど、その方が人事は人の営業だからって言ってくださったのが大きな転換期で、入社して3ヶ月ぐらいかな、一緒に何か飲み買ってもらった時にそうおっしゃってくださって、
だから採用だったら会社を学生に売り込むだろうと、制度だったりとか組織開発だったりしたら社内の人たちにそういったものを売り込むだろうと、だからそのスタンスは別に営業と何ら変わらないから、だからそれは別にお前の技術を活かして、別にやること自体は悪いことじゃないんじゃないのっておっしゃっていただいて、
学校室だけどそういうその営業機質のまま生きてていいんだって思って、今もこの営業っぽい感じで生きてきてるって感じですかね。
いやいいですね、人事は確かに人の営業っていうところ、僕もまさに今人材紹介とかを始めたタイミングだったりするので、すごく本当に一足を、もちろんDMMさんとかって代表的な企業とかそれを排出する会社かなって思うんですけども、当時のじゃあそういう鈴木さんっていう結構いい上司との出会いが社内であったって感じなんですね、おそらく。
そうですね。
素晴らしいですね、いいですね。
じゃあそこから部署としては人事部門を長く結構経験されてきたって感じですか。
そうですね、人事4年間やってその後総務8年間っていうところにあるんですけど、人事4年やっている中で、メンターの先輩だった人となかなか反りが合わなくて、
で、人事の仕事面白いなと思うものの、結構仕事が丸投げ体質の方だったんで、
で、なんか教えをこれどうやったらいいんですかって聞きに行っても、基本的にはセンスっていう一言でしか返ってこなくて、
で、その時に超苦しいんで、その先輩のこと初期嫌いだったんですけど、嫌いだったんですけど、どうやってこの人にそれを分かってもらおうかみたいなことを考えた時に、
カウンターパートなる先輩をよく観察するようになって、観察するとその人のいいところとか、やっぱりその人のツボみたいなところが分かってきて、
で、そうすると噛み合わせが良くなって、なんか人事の仕事がまたもう一歩面白くなったり広がりを持ったのってその瞬間だったなと思ってて、
で、そのちょうど入社3年目ぐらいの時ですかね、なんかその第二の変化みたいなのがあって、人事の仕事がめっちゃ面白いなってなるようになるんですよね。
そうですね、人事の仕事は市長がやってもいいかもぐらいの勢いで思ってたんですけど、
人事、総務、広報、秘書の担当取締役が変わることがあって、
で、その時に、その4部門は比較的長きに渡り同じ人が同じ内容を担当しているっていう、ちょっとセクショナリズムが強い状況だったんで、
新たにいらっしゃる取締役はジョブローテをすると、内容とか仕事の内容のシェアリングを図るっていう話で、
で、私その社内移動で総務に移動することになるんですよね。
でも先ほどお話しした通り、その人事の仕事をすごい一生懸命やりたいと思っていたんで、
総務に行くっていうことは全然個人的な納得がいかなくて、
で、ジョブローテーションをするっていう命題の下、その取締役の方からは若いお前が行って、
総務の平均年齢が結構高めで、正社員の方々の平均年齢は55歳を超えるような感じの、
なんかそんな感じの組織だったんで、
だから若いお前が行って変えてくれと言われつつも、
結果その人事の部門から出して良かった人の一人は、
出して良かった人間は私なんだなっていうことを思って、
めっちゃ悔しかったですよね。
インパクトとしてはあれっす。
人事に最初命じられた時よりも、総務の方がもっと何やっていいかわかんなくて、
なんか農会とか、なんかISOの環境とかやってるけど、
それしかわかんないし、それは正直外から見ていて面白そうに見えないと思ってて。
聞いてくれてる人も多分、現段階では共感するというか、
総務ってもちろんどの会社でもきっとある、中小の企業にもある、もちろん大企業にもあったりする人だと思うんですけど、
あんまり総務を経験してる人って僕の周りにもそんなにいなかったなと思っているし、
勝手な印象なんですけど、総務って何やってんだろうみたいな。
分かんないです。
自分のSNSにマフィコなんじゃないかみたいな、世代的な印象とか。
勝手な印象ってあったりするので、ちょっと深掘らせてもらうといいなと思うんですけど、
最初おばさんもだから、いわゆる希望じゃなくて、ジョブ漏津って言ったじゃないですか。
印象がなかったと思うんですけど、どうですか、入ってみて、
しかも平均年齢も結構高い部署に、多分まだ20代のおばさんが入られた感じだと思うんですけど、
最初は多かったんですかね。
衝撃でしたよ。忘れもしないのが、移動して、
高橋君ちょっと来てくれと言われて、おじさん先輩の方に言われたのが、
メールにデータ添付するやり方わかんないからちょっとやってって言われて、
ドラッグ&ドロップするだけですみたいなところとか、
エクセルの表に経線を書いて、そこに数字を入力していこうとされてる方がいたんですけど、
連択打って数字入力してるんですよ。
お前ですか、なるほど。
香ばしいな、これ。
確かに。
デジタルのリトラシーが年齢とかによって大人になりますもんね、確かに。
はい。
そっか、それはある意味衝撃的でしたね、確かにそれは。
業務内容のみならず、周りで働かれる方のリトラシーとか世代の違いの部分が強く出ていたので、
本当にこの部門で何するんだろうっていう、そんなのが数年続きましたね。
そうですよね、確かに一般的には。
それはそんな感じですね。
ちょっとそこからでも、結果でも8年ですごい経験を積んでると思うんですけど、
それがちょっと見方が変わるみたいなタイミングとかって何かきっかけってあったりされたんですか?
そうですね、3年ぐらいやって、業界団体の、例えば日本アパレル産業協会とか、
日本ファッション協会とか、そういったところの窓口として会合に行くようなことが増えてきて、
そこに行った時に同業他社の方々と会話をする。
その時の最初の会話ってアイスブレイクで、
御社最近どうですかっていう、そういうところの会話結構多い。
そこでなんとなく会話とかをしつつも、
この会話って何話したらいいんだろうなと思った時に、
一般的によくやられるIR説明会とか、
ああいったところでトップマネジメントが話している内容を喋れればいいんだと思って、
そこから徐々に経営の人たちとの同期というか、
経営の人たちが喋っていることの真似みたいなことを始めるようなことが起きて、
徐々にしざが上がるような瞬間が増えていったという感じなんですね。
なるほど。いいですね。
お仕事慣れてきて、やっぱり多数のそういうネットワークの中で、
ある種会社を代表して説明する機会が増えてきたということによって、
ちょっとずつやっぱりしざが変わってきたというのがタイミングだったんですね。
そうですね。結局ひるがえってみれば、トップマネジメントも何やってるかって言ったら、
もちろん例えば営業出身とか技術出身とか、
追い立ちはあるもののトップマネジメントになったら、
基本何でもやらなきゃいけないし、全部その人の責任だし、
トップマネジメントも広く浅くやるっていうことに関しては、
総務部のポジションである全ての業務を務めるみたいな、
広く浅く物事を理解しているっていうことと、結構近しいんだなと思って。
そこで過去の文献とか、それこそ日本の高度経済成長期の、
社長の老いたちみたいなところ、私の履歴書とかの、
そういったところの様に調べていくと、比較的総務出身の方とか結構いて、
もしくは1回総務を経験してから社長になるとか、
そんなプロセスも結構あって、
その辺で総務っていうのは結構真摯に向き合うと、
可能性だったり、面白みが出てくるんじゃないかって思い始めたタイミングが、
総務に移動した3年から4年ぐらいのタイミングですね。
はい、なるほど。ありがとうございます。
確かにそうですよね。改めて思うと、
会社のこと全体的に知らないとなかなかできないですもんね、それでいうと。
そうですね。
ありがとうございます。確かに。
総務面白そうだなっていうのはちょっと感じてきて。
あと、そうですね。
でもその後、だから人事4年、総務8年いたんで、
仲良く言うと3、4年いてそういう風に面白くなってきたっていうプロジェクトと、
ただなんかこれ、大間さんも結構検索すると記事とかで出てくるなと思うんですけど、
大間さんってあれですよね、自社ビルを建て替えたタイミングとかプロジェクトが確かあった?
そうなんです、そうなんです。
3年から4年ぐらいのタイミングで、ちょうどその2011年、東日本大震災が起こって、
そこで私、東日本大震災の翌々日かな、発生の翌々日に仙台支店とかに救援物資を持ってたりとか、
そんなことをしつつ、自社ビルいくつか持っている中で、やっぱり老朽化が進んでいたので、
ビル自体に大きな亀裂が入っちゃうみたいなことがあって、
そのビルを建て替えようっていうプロジェクトが立ち上がりましたと。
そこに参画できるようになって、総務の面白さの一つであるファシリティマネジメントとか、
コンストラクションマネジメントっていうことをできるようになって、
総務の面白みみたいなこととか、ビッグプロジェクトを体感できるようになって、
総務っていう仕事によりのみり込んでいくっていうような流れになっていくんですよね。
確かにいいですね。ファシリティマネジメント、確かにそうですね。
大野さんと先月初めて会ったんですけど、めちゃめちゃ話すの上手じゃないですか。
ファシリティ上手だし、例え話とかも上手だなっていうふうに会った時に思いましたし、
それとやっぱり仕事を培ってきて、経験として積んだ感じですか。
もともとのことが好きっていうのはあるかもしれないですけども。
両方ですね、やっぱり一般化を図れたのはビジネスパーソンになってからだと思ってて、
やっぱり学生の時の会話っていうのは、どうしても好きなもの同士で集まって、
話が通じればそれで良いっていう話なので偏りがあると思っているので、
そこはやっぱりビジネスパーソンになってから鍛えていただいたなと思ってますね。
なるほどですね。確かにそうですよね。大事ですよね、それは。