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第13回「建築家のホームページ、かっこいいけど誰に向けて作ってますか?」
2026-05-08 15:45

第13回「建築家のホームページ、かっこいいけど誰に向けて作ってますか?」

建築家のホームページ、かっこいいけど誰に向けて作っていますか?


同業者に恥ずかしくないものを作ろうとしている建築家が多い。


でもお客さんが知りたいのは「この人に頼んだらどうなるのか」「この人は信頼できるのか」という情報です。


売り手の視点しかないホームページは、どんなにかっこよくても届かない。マーケティングの本質はズレを正すこと。その話をしました。

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こんにちは、建築どAIのマスコットです。 一級建築士として設計の仕事をしながら、建築業界とAI、マーケティング、そしてポッドキャストの可能性について話しています。
この番組は、AI時代の建築の歩き方を目指しています。 よろしくお願いします。
こんにちは、マスコットです。 前回は、建築家がどうして衰退してしまっている構造になっているかという話をしていました。
そういうことに興味がある方はぜひ聞いていただきたいのですが、今回は過去の自分へ伝えたかったことを話したいと思います。
10年、15年前とかかな、それぐらいになると思うんですけども、その自分に伝えたいんですが、まず僕はですね、学校、正確に言うとですね、僕は大学院を出て、その後職業訓練校で、長くなっちゃいますが話すと、
僕は大学院を卒業する前に、デンマークに留学してたんですけども、デンマークで1年間留学していて、卒業、その時に家具のね、デザインのコースにも半年間ぐらいそこでも学んでいたので、
そこで実際に作る方の技術もね、日本の技術は優れているよというのを海外の他の友達から聞いて、じゃあ日本でも作る方も1回勉強したいなというふうに思って、作る方も勉強してデザインも考えたいなというふうに思って、
で、大学院を卒業した後に1年間、職業訓練校に通ってですね、木工の手加工、手でね、実際に加工して家具を作ったりとか、あと機械を利用して家具を作ったりするみたいなことを実際に学べるね、学校、ほとんどの人が職人になるため、家具職人になるため、家具職人だったり縦具職人とかですね、そういった職人になるために勉強するようなその学校に通っていました。
僕はそこを卒業してすぐに独立しました。で、その当時は家具のね、デザインと製作をしていました。で、今思えば本当に何も考えてなかったんですよね。まあ本当にアホだなというふうに自分に対してめちゃくちゃ思うんですけども、まあその卒業後、まあ一応正直その1年間で学んだことなので、本当に処方も処方というか、さわりもさわりしか分かっていないんですよね。
一応一通り機械とか使えるよとか、手学校でそのコツとかもある程度分かっているよというふうな部分はあるんですけども、言ってもね、でも家具職人というのはそこから職人の方というのはですね、そこの職業訓練校に出てから実際に働いていって、そこでこう経験を積んで実際に家具職人さんとかになるので、まあ大したね、そのさわりしか知らないみたいな状態だったのに、
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家具のデザインもしながら制作もするということをやっていました。というかですね、本当はデザインだけでね、生きていけるならそれの方がいい部分もあったんですが、正直制作の方までやらなければ生きていけないというかね、生活できないというような、そんなカツカツな状態だったんですよね。
本当その時の自分というのはその利益率とかも全然計算していないし、その利益がどれだけ生まれて、どれだけ出費があってということすらもほとんど考えていなくて、材料費がかかれば当然ね、家具なんで材料費かなりかかってくるんですけども、材料費がかかれば当然その分利益が減るっていう、当然そのことは分かっていてもどれだけ減るかとか、
だからこそね、そのデザイン費用とか制作費用どれぐらいにすればいいかとかっていうのも全然分かっていなくて、というか何も全然考えていなくて、だからその場でその場で考えているみたいな、本当にね、本当にやばいよなって今考えるとめちゃくちゃ思うんですけども、そういうような状態でした。
で、もちろん長期的な目線も全くなくて、この仕事が終わったら次はどうするかとか、そういうことすら全く考えていなかったんですよね。で、その当時から僕はホームページとかも作っていて、一応作ってたんですよね。自分で作ってはいたんですけども、もちろんノーコードで作れるものですけども、それを作っていました。
で、なぜそれを作っていたかというと、みんなが作っていたし、みんながというか、当然独立して仕事を始めた人ってほとんどの方がホームページを持っていたので、それは作るべきだよなと思って、独立したんだからと思って作っていました。
で、その時の自分というのは良い作品を作ればお客さんも来るだろうしっていう、そのぐらい本当にそれぐらいしか多分考えていなくて、今振り返れば目的を持たずに手段だけでやっていた状態だったんですよね。
本当に今考えるとめっちゃ恥ずかしいというかね。よく生きてたなって本当に思うんですけども、本当に正直そういう感じだったんですよね。なので、この番組はある意味でその時の自分に向けて話しているという部分もあるんですよね。
でですね、今のは自分の話だったんですが、建築家の方のホームページを、ホームページに皆さんある方が多いというかほとんどの方はホームページありますよね、建築家の方。設計事務所外、アトリエであるんですけども、そのホームページを見ているとすごくかっこいいものが多いんですよね。
洗練された建築写真家の人に写真を撮ってもらって、洗練された写真が並んでて、すごく美しいし、本当も洗練されていたりとか、作品自体ももちろん素晴らしいわけですよね。
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でもね、一つ聞いてみたいなと思うのがあって、このホームページって何のために作っているんですかっていうことを聞きたいんですよね。
で、例えばその問いに答えられないとか、答えられない状態だともしかするならば、それはホームページとしてはあまり意味を持ちづらいんじゃないかなというふうに思います。
それはね、あると思うんですよね。
多分おそらくですけど、もちろんお客さんのためですよ。
要はそのホームページを見てくださったお客さんが新規顧客獲得と言えばわかりやすいと思うんですが、そこにつなげるためというふうなことを思っている方が多いというか、基本ホームページの理由ってそこにしかないというか、そこがメインだと思うんですよね。
ただそれを本当に意識できているのってことを僕はちょっと問いたいんですよね。
今お話ししたように、建築家のホームページっていうのは、同業者が見ても恥ずかしくないものを作ろうとしているっていうのが最も多いんじゃないかなというふうに思います。
今話したようにデザインの美しさだったりとか、写真の質だったりとか、図面の見せ方だったりとか、パースとかでもそうですけどね。
全部が建築家同士の美意識で評価されるっていう基準になっているんじゃないかなという気がします。
それを最も反映しているのが多分コンセプト文とかだと思うんですけども、それが専門用語をたくさん使われていて、業界の人だったら当然通じるような話なんですけども、
建築の知識が全くないお客さんにとっては、あれそれってどういう意味なのとか、カタカナの言葉だったりだとか、特殊な専門用語とかあったりすると、
それってどういう意味かよく分からないんだけどっていうようななるような文章もたくさん使っている方って多いと思うんですよね。
その時点で、そういったお客さんのためと言いながらも、同業の建築家の人たちに恥ずかしくないような状態で載せとこうみたいな、
ポートフォリオみたいな気持ちだと思うんですけど、ポートフォリオというのは作品集みたいな、そういったギャラリーみたいなイメージですかね。
そこで残しているっていう風な感じのデザインというかね、そういう風にしている方が多いと思うんですよね。
でも実際は店舗を作りたいオーナーの方だったりだとか、施設を建てたい企業の担当者とか、
家を建てたい接種候補の人とか、そういう人たちに見てもらうために作っているので、
だから多分そういう人たちが知りたいことって何なのかなっていう顧客目線ですよね。
それが僕はすごく大事だと思っていて、
例えばそういう人たちが知りたい情報っていうのは、この人に頼んだらどうなるのかなとか、
この人はどんな思想で設計をしているのかなとか、この人は本当に信頼できるのかなとかっていう、
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そういった情報が知りたいと思うんですよね。
でもそれが伝わるような情報っていうのがほとんどないんですよね。
ただもちろん今話している中で、
いや、俺の設計事務所だから、私の設計事務所はそんなことないよっていう風にやっている方もいらっしゃると思うんですけど、
そういう方はそこがちゃんと顧客視点でできているから僕は本当に素晴らしいと思うんですが、
そうじゃない方が圧倒的に僕は多いと思います。
それは多分周りの建築家もそうしているしとか、何となくそれが正解だと思ってしまって、
建築家のホームページってこういうものだよねみたいな、
暗黙のルールみたいなものがあるなという気がしていて、
でもこれって本当に立ち止まって考えてみてほしいなという風に思うんですよね。
これは今話しているこの人に頼んだらどうなるかとか、
この人はどんな思想で設計しているかとか、この人は信頼できるかとかっていうのは、
かっこいいそういったホームページにしてしまうと逆に分かりにくいですよね。
専門用語が多いから同業者には伝わるけど一般の人には伝わらないとか、
知りたい情報が載っていないわけですよね。
だからそこからホームページからそういったお客さんになり得る、
新規顧客になり得る人が勘でいることってセンスの良さだけなのかもしれないですね、
正直言うと極端な話。
だけどセンスの良さは伝わっても、この人に頼んでいいかっていう判断ができないんですよね。
これはもう全部売り手の視点でしかない状態だというふうに僕は言えると思います。
僕自身マーケティングとかの知識を学んでいて、
自分の中でマーケティングって人によって全然定義が違うんですけども、
僕の中ではマーケティングを定義していまして、
それがズレを正すことだというふうに思っているんですよね。
それはいろんなズレが実際に起きていて、
それを正すだけでもかなり商品を売るためにどうするかという考え方なので、
そのためには僕はそのズレを正すということが重要だと思っています。
今回の例で言えるならば、
売り手が伝えたいことと買い手が知りたいことのズレが起きているわけですよね。
そのズレが大きければ多いほど、
どんなにかっこいいホームページを作っても届かないわけですよね。
だからこそこのズレをどんどん少なくする、
ズレの量を少なくするということが僕は重要だと思っています。
本当にこういったことを、
これだけではもちろんないんですけど、
建築のマーケティング論みたいなのを学生のときから知っていればよかったなというふうに今更なんですが思います。
でも誰も教えてくれなかったし、
でもそれは自分で勉強するしかなかったんですよね。
それに気づけた人は勉強しているのかもしれないですけど、
僕は気づけなかったんですよね。
だからこそその当時の自分に対して、
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こういう知識を伝えたいんですよね。
だから今だったら建築学生の方だったりだとか、
まだ独立したての方とかに特に伝えたいような話を僕は結構多くしていると思います。
本当に建築家がかっこいいホームページを作って、
それじゃもう全然売り手の視点でしかないから、
どうなんですかっていうふうに今強く言ったんですけど、
これ僕自身のホームページも同じような構想になっちゃっているんですよね。
作品がずらーっと並んでて、
アバウトページというか最初の方に自分のことをちょろちょろっと書いてある程度、
コンタクトホームすらないわけですよね。
でも僕これは直す気がないんですよ。
なぜかというと今僕はAI時代の建築の歩き方や、
建築家や建築学生とか建築好きの人に、
興味ある人に届けることに重きを置いているから、
このホームページはあくまでもポートフォリオとして置いてあるだけのもので、
実際にこういう建築の仕事をしていますよというだけで、
新規顧客につなげたいということを思っているわけじゃないので、
だからこそこのホームページのままにしています。
だから全然説得力はないじゃんって言われても、
ここはですね、つまり誰に向けて何のために作るかっていうのが、
明確にあるというかそこが違うので、
僕の場合はこれはあくまで、
僕が建築とかマーケティングとかAIの話をしているんですけれども、
本当に建築の仕事をしているの?というときに、
じゃあこういう仕事をしているんだなというのが伝わればいいという、
そういった目的しかないからそういった状態にしています。
本当に大事なのは誰に向けて何のために作るのかというのが、
明確でそもそもあれば、コンタクトホームとかなくても正解になるし、
問題なのは目的が曖昧なまま、
かっこいいものを作ろうとするということだと思うんですよね。
かっこよさを捨てろという話を僕は今回したいというわけではなくて、
まず誰に何を伝えるかというのを決めてから伝えたいかというのを決めてから、
その上でかっこよくするという方向でやらないといけないと思っていて、
そうじゃないと順番が逆になっちゃっている建築家が多すぎるなというふうに思っているんですよね。
要は手段が目的を超えちゃっていると思うんですけれども、
かっこいいホームページを、かっこいいと言うとすごく解像度が荒い話なんですが、
分かりやすいので今かっこいいというふうに言っていますが、
そういったいい感じのというか、そういったものをホームページで作ることが目的になってしまった瞬間に、
そのホームページというのはなかなか人に届かないと思います。
なぜなら売り手の視点だけになってしまっているからですね。
だから僕はそういった意味ではかっこつけるのをやめるところから始めていって、
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そこでお客さんの視点というのを特に考えながら作っていくということが重要なんじゃないかなということを思っています。
だからこそ今日した話というのは過去の自分に対しても伝えたいし、
今この番組を聞いてくださっている建築家の方へもお伝えしたいなというふうに思って話をしました。
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ここまでのお相手はマスコットでした。
ありがとうございました。
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