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こんにちは、建築どAIのマスコットです。一級建築士として設計の仕事をしながら、建築業界とAI、マーケティング、そしてポッドキャストの可能性について話しています。
この番組は、AI時代の建築の歩き方を目指しています。よろしくお願いします。
前回はですね、ミジュラン三ッ星の腕があるのに、ファミレスの料金しかもらえてないという話をしました。
これは建築家の、僕が思う建築家の人はですね、ミジュラン三ッ星の腕、これ料理に例えるとですけど、
を提案するようなミジュラン三ッ星の腕がある建築家の人っていうのが結構いらっしゃるんですけども、結局ファミレスの料金しかもらえてないっていう、
でもそれはどうしてもそうなっちゃうよねっていう話をしました。
今回はですね、その続きで、その構造が続くとどうなるかという話をしていきたいというふうに思っています。
少し前までですね、僕は言っても10年とか15年とか前、僕が学生の頃卒業したぐらいだったらですね、僕友人でいたんですけども、
設計事務所に新卒で入って、大学院卒ですよ。
月10万円の友人がいました。
正直言うと今は労働基準法の縛りでさすがに10万円月10万円ってことはないと思うんですけども、
でもね、それでも今でもほぼ最低基準の近いところで働いている人がいますね。
一方で大手の組織設計事務所とかゼネコンに入ると、初任給がですね、50万円近いみたいなところもあります。
これつまりどういうことかというと、約ですね、5倍の近い金額の月収というか年収にしてもそうなりますよね。
もちろん税金とかは取られたりすると思うので、そこらへんはちょっと変わってくると思うんですけども、
約ですけどね、そういう5倍ぐらいの差が実際あるんですよね。
同じように建築を学んで、同じように残業とか忙しく働いても、
どこに就職するかっていうことによって5倍も差が出てしまっているんですよね。
こういった現実が実際にあります。これは事実ですね。
そうすると考えていただければわかると思うんですけども、
例えば有名な大学とかを出て卒業した後にどういうところに就職するかというと、
建築家になりたいっていうようなそういった夢を描いている人も多いんですけども、
でも今の現実に5倍の差があって、しかも5倍の差があって多くもらってて、
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例えば月初月給30万で、その5倍だと150万になっちゃいますけど、
そこの5倍とかならまだいいかもしれないんですけど、
そもそも労働基準法の最低賃金に近いような金額のところとの5倍の差っていうのは
かなり大きいじゃないですか。それはもう皆さん想像できると思いますが、
相当な大きさですよね、その違いというか。
現実にお金がないと生きていけないのは当然なので、そこでそのギリギリの状態なのか、
そうじゃないのか。ただ働く内容として、別にそこに忙しさとしては、
なんならこれもアトリエとか設計事務所のほうが忙しいっていうふうに、
正直僕は思う部分もありますけど、でもそれも測れないんでね。
実際に大手の組織設計事務所は、ゼネコンの方でもめちゃくちゃ忙しく
働いている方もいらっしゃるので、正直そこは測れないですよね。
そのときに同じようにというか、働いているというふうに考えたときに、
その5倍の差があるっていうのは、そうするとどうなるかというと、
建築家になりたいからそのために修行として設計事務所に行ったりとか、
アトリエマーと言われるようなところに行って働くっていう、
そういうような選択を取ろうとしても、正直その5倍っていうのは
めちゃくちゃやっぱり大きすぎて、夢としてはそういうものを持って
大学もそこでそういった勉強をしているんだけども、
就活するときにはそういうところに入ったほうが安定というかな、
5倍中というのは安定とか言わなくても、
それはそっちで選んだよねって皆さん思うと思うんですが、
だから正直優秀な人であればあるほど、全員が全員じゃないですよ、もちろん。
全員が全員じゃないとは言っても、結構多くの方が
そういった組織設計事務所だったりとか、大きなゼネコンにとかですね、
行きたいっていうふうに思って実際に行くっていう方が多いわけですよね。
仕方ないと言えば仕方ないんですが、それが実際にあります。
それも本当にしょうがないと思うんですよね。
その5倍の差があるということもそうだし、前回話したような
ミシュラン三ッ星の仕事をしてもファミレスの料金しかもらえないという現実があるわけだから、
そこの構造がなかなか変えられないから、
本当は多分お金という面で同じとか、同じまでいかなくても
そんな5倍も差がない状態になっていれば、
それは建築家、要はアトリエとか設計事務所で働きたいという人が
より増えるんだと思うんですが、今の現状そういった5倍の差があって
その構造をなかなか変えられないって言われれば、
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それは組織設計事務所や大きな大手のゼネコンとか、
そういったゼネコンに行きたいって思う人が増えるのは当然そうだよなというふうな感じになってますね。
また設計事務所とかで、今修行という話をしたんですが、
働く人たちっていうのは大抵の人が将来の独立することを目指してるんですよね。
それは一人であったりとかチームで仲間と一緒にということが多いんですけども、
そこで大体5、6年とかですかね、人によって全然違いますが、
大体そのぐらいの目安は修行というか経験を積むために働くっていうふうな道を選ぶ方も多くいるんですよね。
これは建築家になる道の王道じゃないですかね。
大学とか大学院を出て有名な設計事務所とかというところで働くみたいなことが割と王道なんですよね。
5、6年経験して独立して、そこで最初はなかなか案件とかないんですけども、
ちょっとずつ経験を重ねてその中でコンペとかをやっていって、
コンペっていうのは設計競技みたいなもので、
たくさんの有名な方が出している中から、
有名とかたくさんの方が出している中から自分の案が選ばれれば、
それが実際に設計管理をする仕事としてすることができるみたいな形のものなんですが、
そういったコンペっていうものを買っていって、
どんどんどんどん事例を増やしていって有名になっていくみたいな、
そういった王道のね、建築界の王道の道があるんですけども、
そこにもそういった大学院や大学を卒業後、
5、6年とか有名な、できれば有名なところ、
有名じゃなくてもいいですけど、そういう設計事務所で修行して、
5、6年積めば一通りね、設計の内容、どういう風に流れになっているかとか、
そういった経験を得ることができるから、それぐらいの期間だと思います。
実際に知識とかスキルを得るためには必要な期間なのかなと思うんですが、
その期間中っていうのはもちろん、すごく大変な、
僕は本当、僕自身はね、そういったところで結局働かないといきなり独立してしまったんですけども、
そういった友人の話とかを聞いていると、たくさんの友人の話聞いていると、
まあ相当辛かったとか大変だったってエピソードがたくさん出てくるので、
そういった中で働いているわけですよね。
まあそれは独立するということを目標にしているからこそ、
そこで修行するというところがあるんですよね。
ただ実際、じゃあ独立した後に、すごくお金という面だけではないけど、
仕事がたくさんあって、お金の面でもかなり余裕があるみたいな状況になるなら、
全然その努力というのは、すごく我慢というとあれですけども、
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そこに必要な期間だなというふうに思えると思うんですけども、
実際そうでもないわけですよね。
独立後も仕事を得るために、さまざまな努力をしたりとか、
コネクションというかそういった繋がりを作っておくことも重要ですし、
ギリギリで過ごしている、実際結構有名な雑誌とかに載っている建築家の方でも、
かなり生活がギリギリというか余裕があるような感じでなく働いている方というのも多いんですよね。
これは前回も話したように、設計費を上げられないという行動的なジレンマがあるので、
そうすると当然ですね、スタッフに払える給料もそこに縛られるわけですよね。
これは経営者が悪いというよりも、そういう構造になってしまっているので、
先ほど言えば給料を上げたくても上げられない構造になってしまっているから、
だから決して設計事務所を経営している方、社長というかボスというか、
そういう人のせいだというふうなことを僕も思っているわけではありません。
構造的な問題でそうなっちゃっているよねという話と、
さらに問題なのが、プレイヤーとして最高のパフォーマンスを出すということに
全力を注いでいるわけですよね。
スタッフの方というのはそういうような仕事の仕方をしている方がほとんどだと思うので、
そうすると経営的な視点を養う余裕がない方も結構多いんですよね。
それこそ何百個もとか何十個でもいいですけど、模型を作ったりとか、
CGでたくさん検討したりとか、膨大な図面の量の図面を描いたりとか、
そういうような時間をかけて、
法律の調査とか確認申請とかそういった業務をこなしながら、
接種と何十時間も対話したりとか、
その時間と思考力を全部設計に注いでいるわけですよね。
それが必要だから、それをするべきだと思うからやっていると思うし、
それは全然僕も間違いじゃないと思うんですけども、
そうすると僕、建築の業界だけじゃないと思うんですけども、
何年経験したとしても、プレイヤーとしてはスキルがすごくたまると思うんですけども、
経営者としては、そういう目線で経営者、自分が働いているところの社長とかですよね、
見ていない限り、なかなか独立した後に、いざ自分が経営をしようという風になった時に、
そのスキルがあるわけじゃないと思うんですよね。
なぜならプレイヤーとしての経験がたくさんあるということだから、
そういうことになってしまうんじゃないかなというふうに思っています。
だから実際にはこの修業期間中に、社長の動きを見て経営を学ぶ人もいるとは思いますし、
その時にお金の流れとか集客の仕組みまで理解するというのは、
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普通相当な経験と立場が必要ですし、それが自然に身につく環境になるというのは相当だと思うんですよね。
これは建築の業界だけじゃなくて、多分どの業界もプレイヤーとしての経験というのは
かなり時間が経てば積むことができるんですけども、
それを自分の中に蓄積されるものだと思うんですけども、
経営というのはかなりその視点で見ないと難しいんじゃないかと思いますし、
だから結構そこは経営の中にはマーケティング的な知識だったりとか、
ブランディング的な知識だったりとか、そういった部分も入ってくるんですけども、
そういったものってなかなか経験で積むというよりも、
それこそ知識として本とかそういったものだったりとかで学ぶとかということが必要だと思うので、
そこもあるんじゃないかなというふうに思います。
また優秀な建築家の中には大学の教授だったりだとか非常勤講師とかになって、
方も結構多いんですよね。
そういったもの、例えば大学の教授とかになれば安定した収入を得ながら
設計活動を続けるということができるわけですよね。
だからそれがいわゆるプロフェッサーアーキテクトというふうに呼ばれるんですけども、
それは教育の部分と実践を両立されているという、
そういった意味でも一つの理に変わらなかった形だと思いますし、
あとは教育ってすごく大事なことだと思うので、
そこをやっている大学の先生、実際僕が大学で学んでいた研究室も
プロフェッサーアーキテクトの方の研究室だったのでね。
だからそういったものもあります。
ただしですね、そういうふうになれるか、みんながなれるかというと
そうではないわけですよね。
前回も話したように有名になって自分のスタイルを確立した
そういった建築家の人、少数の案件でも高単価で成立するので、
0.01%とか数が少なくてもですね、熱狂的なファンの方がいれば
成り立つモデルではあるんですけども、
それもまたかなりそこまでたどり着けるというのはごく一部で、
しかもたどり着くまでの道のりが相当険しいので、
だから多くの方は途中で諦めて違う形で収益を得るとか
どういうふうな形にするかというのは人によって違いますが、
そこで路線変更というかそういったものをせざるを得ないような状況にあります。
今日話したこういった話というのは、このまま今は正直それがどんどん
加速しているような感じもありますね。
本当に建築家になりたいという人の数が少なくなっているというのは
実際によく聞く話で、それは少子化とかそういった問題ももちろんあるんですけども、
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そもそも今今日話したような構造的な理由として、
それは建築家になりたいと思う人は少なくなってしまうよなという話が
たくさんあるので、そういったものになっています。
そうするとやっぱり業界全体のレベルが下がっていってしまって、
レベルっていうとあれですけどね、そういったものになっていくと
まさまさ選ばれなくなってしまうわけですよね。
このサイクルはまさに負のスパイラルみたいなのがずっと続いていて、
だから本当に建築業界というか建築家という職業自体が
衰退していってしまっていると正直思います。
だから僕はこの番組でこの建築家の皆さんが報われる世界にしたい
っていう話をしているのはそういった理由があるからですね。
こういった流れになってしまっているけれども、
やっぱりどこかで構造を変えないといけないと僕は思いますし、
その方法が実際にこうすればいいっていう答えがね、
具体的な答えがあるわけではないんですけども。
だからまずはですね、こういった問題とか構造的に
こうなってしまっているよということを建築が好きな方とかですね、
興味がある方に知ってもらって、あとは建築学生にもですね、
僕正直ですね、自分がそうだったからというのもあるんですが、
独立とかそういったことの建築マーケティング学とか
そういったものがもう学生の時からあったらよかったのにな
って思う部分もあるんですよね。
それは別にそういうマーケティング学がなくても、
本とかいろんな知識を得ることができたので、
言い訳に過ぎないんですけども、
でも実際にそういった構造的なというか、
建築家は儲かりにくい仕組みになってしまっていて、
それをなかなか脱出することができないよっていう状況になっている
ということはちゃんと理解すべきだったし、
そうだとしたらどういう働き方をすべきかということも
考えるべきだったのに、
そういうことにまず気づいてもなかったですし、
独立してからそういったことに気づいていったというか、
本当に何も考えていないでやっちゃってたんだな
というのはあるんですけど。
でもそういった、今日話した話とか、
以前から話している話っていうのは建築学生の皆さんにも
絶対に知っておくべきだと思うんですよね。
僕はそれでだから悲観的に、
じゃあ建築家ってやっぱりなるのも大変ですし、
なってからも別にお金に金銭的な余裕ができるわけでもないし、
それだったらなというふうに思ってしまう方も
多いと思うんですけども、
でも僕建築家の人たちをめちゃくちゃリスペクトしているし、
本当にすごい仕事をしているなというか、
すごい仕事だと思うし、すごいなというか尊敬しているんですよね、実際。
で、やっぱり日本の建築家って世界的に見ても
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すごく優れている方多いので、評価も高いんですよ、世界からも。
そういった産業というかな、そういう日本の建築界っていう、
僕がね、日本の建築界を語れるほどの人間ではないんですけども、
でも実際にそういう部分があるからこそ、
やっぱりこのままこの構造を見てみぬふりをしているっていうのも、
やっぱり僕はなかなかできないというか、
いやそれをもし変えることができるなら変えたいし、
そのために何かなるならと思って話している部分が大きいので、
そうなんですよね。
だから前回も話したんですけど、
僕が仕事を増えればいいよとかみたいな個人のそういった理由で
こういったポッドキャストをやっていたり発信をやっているわけではなくて、
建築家全体がそういうふうにね、
僕がしょへる問題じゃないけど、もう一回言いますか、
問題ではそういったような小さな、
僕一人でできるようなことではもちろんないんですけども、
でも僕がこうやって発信することで知っていただける方がいれば、
そこで何かまた変わるきっかけにもなるかもしれないし、
そういうことも思っているので、
だからそういった話をしています。
だから悲観的に思わないで欲しくて、
これを聞いてじゃあどう変えようか、
僕もその変える方法を今模索している部分があるので、
そういった話もね、
次回はですね、じゃあどうすればいいのかっていう話の入り口としてですね、
建築家の発信について話していきたいというふうに思います。
だから僕自身正確な答えを出せるわけじゃないけど、
ヒントは僕は出せると思っているので、
なぜなら僕は建築家でありながら、
ちょっと建築業界の中から一歩引いて、
マーケティングの知識とか最新の技術とか、
そういったものを知識として取り入れているからこそ、
だからこそ喋れるというか、
語れる部分があると思っているので、
それが何かヒントになればいいなと思って話していきたいというふうに思っています。
本日の建築堂AIいかがだったでしょうか。
感想はXで。
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ここまでのお相手はマスコットでした。
ありがとうございました。