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こんにちは、建築どAIのマスコットです。 1級建築士として設計の仕事をしながら、建築業界とAI、そしてポッドキャストの可能性について話しています。
この番組は、AI時代の建築の歩き方を目指しています。 よろしくお願いします。
前回は、「建築家って○○だよね?」というようなときに、そもそも建築家という、建築家の中にもいろんな建築家がいて、たくさん検討する人もいれば、ほとんど検討しないでパズルのように組み合わせてふくるような人もいる、という一つの角度から見ての例ですけど、
そこからも言えるように、建築家は本当にピンキーだから、そもそも建築家って○○だよね?という話が成立しないなというふうに思っていて、だから僕が話すときは、僕が思う建築家は、というような表現で、これから話していきたいという話をしました。
あとは、主語がでかいとだいたい間違えるっていう当然の話なんですが、よく男性は○○だとか女性は○○だとか、そういう話とか主語が大きいですよね。日本は○○だとか、長野県の人は○○だとかっていうのは、大抵そういう人もいれば、そうじゃない人もいて、
統計でね、8割の人がこう言っていたとかだったら、○○の日本人は○○だっていうふうにある程度説得力があるんですけども、ほとんどがそういうことでもないので、そういう話ってあんまり鵜呑みにするのもアレだし、自分自身がするのも避けたほうがいいんじゃないのかな、みたいなことも話をしました。
今のは雑談なんですが、ここから今回はですね、建築家ってお世辞さんのクライアントの要望をそのまま形にする仕事ですよねっていうふうにね、これね言われたことがあるんですよね、実際に僕、ある方に。
で、その時に、いや、僕は違いますけどね、っていうふうに思いました。
で、今話すのは僕が思う建築家の話なんで、正直建築家の中にもですね、当然建築家はお客さんの要望をそのまま形にするのが、その理想を形にするのが建築家の役割なんだっていうふうにね、思われる方もいらっしゃると思います。
でも僕はそういうふうには思いません。
で、なぜそういうふうに思わないかという話を今日はしていこうというふうに思っています。
例えばですね、お客さんがですね、リビングは広く、キッチンはアイランド型にして、北欧風でっていうようなことをですね、ヒアリングというか話をして打ち合わせのときとかにね、おっしゃられることがあるんですよね。
で、別にそれ自体のね、言っちゃいけないとか、そんな意味がないよとかって僕は思うわけじゃないんですけど、
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じゃあお客さんがそういうふうに言ったことを、そのまま形にしますよねっていうことが僕は、それってすごく理想的なものになるかというとそうじゃないっていうふうに思っています。
それこそ今はですね、ピンタレストっていう、ピンタレストほとんどの方ご存知っていうか知っている方は多いと思うんですけども、
理想的な自分が検索して、例えば縁側とか、何でもいいんですがとかって検索するとたくさんの縁側が出てきて、日本だけじゃなく世界中のそういった事例が出てきて、
とても素敵な写真が並べられて、実際に建築家の方が設計したものとかも流れてきたりするので、
本当にかっこいいなとか綺麗なとか可愛いなみたいなね、そういった写真がたくさん出てくるわけですよね。
そこから、ちょっとこれすごい自分の家でも家作りをしようってなった時に、建築家の人にもし依頼をしたとかっていうふうな想定でですね、
その時にそのお客さんが、これいいな、じゃあこれの感じにしてもらえませんかっていうふうな、これによく言われること実際にあるんですよ。
で、その時に、それを全規定はもちろん僕はしないですけども、冷静に考えることが僕は重要だと思っています。
なぜかというと、じゃあキッチンはこの感じにして、リビングはこのPinterestのこの写真の感じにして、みたいにやっていくとですね、
テイストとかがですね、わかりやすく言えばここは北欧風にしてとか、ここはアジアンテイストで、みたいなところがあって、
ほぼないですけど、そういうようなね、ごちゃごちゃになってしまうんですよね。
で、これ部分の想像は建築を勉強していない方でもしやすいですよね。
Pinterestとかを見れば想像できるので、それはその通りなんですけども、
全体としての整合性とかっていうのはを取ることができるのが僕は建築家だというふうに思ってるんですよ。
だからそのまんまじゃあここは北欧テイストのこれで、ここはアジアンテイストのこれでっていうふうにしてしまうと、
整合性が取れないで、実際にじゃあその通りにお客さんが言う通りにね、それを作ったとしたら、あれ?なんかここ変じゃない?みたいな。
なんか、キッチンとダイニングとリビングのところ、なんかそれぞれ単体で見るといい感じなんだけど、
全体で見るとなんか変な感じしない?みたいな絶対になるんですよね。
で、あとですね、なおかつ僕が思ってる、前から話していますが、○○風みたいなことをするとですね、
それこそ和風ならまあいいのかもしれないんですが、○○風っていうので他の流行りとかっていうものに乗ってしまうと、
10年後とかっていう長い未来で見たときに、いやもう別にこのテイスト好きじゃないんだけどなとか、
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流行りとかに乗っかっている場合っていうのは流行ですね。乗っかっている場合はそういうふうにもなりやすい。
つまり時間軸を長くした状態で考えるってことは結構難しいので、そういった部分でも整合性が取れずに、
なんか違うんだよなという違和感を残した状態になってしまうんですよね。
僕はだからそういったこともあるし、建築家っていうのは、僕が思う建築家っていうのはですね、
そもそもお客さんが言葉にできないものとかを聞き出したりとか、なんとなくこうだっていう感じとかを曖昧なイメージの奥にある、
本当に求めているものを見つける作業も建築家の仕事っていうか、建築家の人たちの能力の一つだというふうに思っているんですよね。
だからこそ対話が必要で、時間も必要で、なおかつこの信頼関係が必要になるっていう仕事だというふうにも思うんですよね。
あと僕はこれずっと思っているんですが、建築家って他のクリエイティブな仕事っていうふうに言われるんですけども、
衣装系の建築家の仕事っていうのはそういうふうに言われるんですけども、どう違うんだろうっていうのを僕考えたことがあって、
建築家ってすごく独特なポジションにいて、例えば絵画とかそういったアート作品っていうのと建築を比べてみると面白いなって僕は思っていて、
アートとかはもちろん社会性とかコンセプトとかっていうのがあるんですけども、そこに別に機能性的なものっていうのは必要ないんですよね。
だけど建築っていうのはこのアートというかデザインとかそういった美しさとかそういった美的な感覚が必要でありながらも、機能性が絶対に必要なんですよね。
そもそも家って人を外の危ないような環境から守るためにできたものなんで、昔のマンモスとかを取ってたような、
そういった地域とかってこのホラーなっていうか洞窟で過ごしていたじゃないですか、あれってそもそも外敵というか周りの危険なものから人間を守るために
そこで生活してたわけなんで、根本的には一番の建物の理由というか建築の理由っていうのはそういった人を外の危ない状態から守るっていうそういった機能性の部分なので、
絶対に避けては通れないわけですよね。全然雨晒しになってて別に外と一体なんですよって本当に言って、窓とかもなくていいですよとかっていうわけにいかないじゃないですか。
だから生活するっていう長い時間を過ごす場所だからこそ、この2つの状態を満たさなきゃいけないんですよね。
機能性的な部分と衣装的なそういった美しさとか格好良さとかそういった部分ですね。
だからこそ難しいし、だからこそ僕は専門性が必要なものだと思うんですよね。
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で、あとはですね、もう一つ僕は建築家の役割があると思っていて、それはね、場所性という話をして、これも多分ずっとしていくと思うんですがっていう話があるんですよね。
この場所ならではの形っていうふうな考え方が一番わかりやすいと思うんですけれども、
この場所にどういうふうな立ち方というか、現れ方というかな、風景のなじみ方みたいなのが必要かっていうのは僕は考える必要があると思っていて、
もちろんお金を出すのはお施主さんなんでね、そんなの知ったことじゃないよっていう人もいるかもしれないんですが、建物って立った瞬間にですね、
その街の風景の一部になるんですよね。
で、だからそうするとその前を歩いているとか、通勤とか通学で歩く人に対しても、
どういうふうな影響をね、実際にどれぐらい与えているかっていう数値的なものでは測れないんですけれども、僕は確実に影響を与えていると思っています。
だからこそ、この風景に対しても建物を建てるっていうことは応えるべきだっていうふうに思うんですよね。
だからそこら辺はね、最優先にしてしまうと、いや、施主とかお客さんである人の意見を全く聞かないで、
いや、この場所にはこの形しかありえないからこうなんですっていうような説明の仕方は違うと僕も思いますけれども、
それも要素の一つとして考えていくっていうのを、いう責務が僕は、責務というかそういう責任が建築家にはあるんじゃないかなというふうに思っています。
エゴだなって思う人もいると思いますが、正直今の話はね。僕はそれはすごく重要だったというふうに思っています。
今長々といろんな話をしていきましたけれども、だから僕はお客さんの言う通りにしますっていうのが正しいとは思わないんですよね。
要望をそのまま形にしてくれるのが本当に親切だなって思う人が本当にいると思いますし、その価値観も僕は否定するつもりはありません。
ただ僕が思うのは建築家というのはそうじゃなくて、そうじゃないんじゃないかなという話を今していきました。
今回したこういった話っていうのは、僕が思う建築家の人たちはかなり共感してもらえるんじゃないかなというふうに思っています。
今最後というか話をしていった、長い時間全体としてトータルで考えるとか、本当の要望を引き出すとか、
あと場所性に対して答えるとか、あと長い時間軸で想像するとかっていうのを1つの4つ、今話をしましたけど、
1つの要素であって、1つというかそのいくつかの要素であって、これ以外の要素ももちろんありますし、他の要素を大切にしている方、建築家の方もいらっしゃるとは思うんですけれども、
今の4つっていうのは僕が思う建築家の人たちはかなり共感してもらえる意見じゃないのかなというふうに思います。
建築関係じゃない人はですね、そういう考え方もあるんだよっていうふうに思っていただけるととても嬉しいなというふうに思っています。
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次回はですね、建築家に頼んだら設計費が実質、タダになったっていう話をしていこうと思います。
すごいフックがね、強い、なんか刺激的なタイトルにちょっとなってますけども、
本当にそういった経験から話をするので、1つの事例でしかないっていうのはそうだけど、結構あるんじゃないかなと思うことを話していこうと思うので、
ぜひ興味のある方はですね、フォローとかいいねとかね、あと意見とか言っていただけるととても励みになるのでよろしくお願いします。
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