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第125回「走って、負けて、愛されて。初夏に思い出すハルウララ」
2026-06-05 19:34

第125回「走って、負けて、愛されて。初夏に思い出すハルウララ」

五月病 / 【本】走って、負けて、愛されて。ハルウララ物語

について話しました。

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競馬けんぶんろく

競馬の「歴史・文化・物語」をカジュアルに語るポッドキャスト。
競馬を知らない人にもわかる言葉で、競馬の世界の入口をひらきます。

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ダルマー競馬場

ダービースタリオン PS版をプレイしたことをきっかけに実際の競馬を見始め、毎週土日だけでは足りず、 お年玉を貯めて作った自作PCで国内外の競馬動画を見まくる生活を開始。同時期に血統へ関心を深め、 山野浩一 著『伝説の名馬』に出会ってからはサラブレッドと競馬の歴史を知りたくなり、古本屋や Amazonを徘徊しては競馬本を収集・読破。馬券を除いた “競馬学” をこよなく愛し、マイフェイバリットは山本一生。

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BGM : MusMus

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サマリー

このエピソードでは、新年度や連休明けに訪れる「5月病」のような気分の落ち込みに触れ、そんな時に読むのに適した本として『走って、負けて、愛されて。ハルウララ物語』を紹介しています。著者の茂松清氏が、連敗で知られる競走馬ハルウララと、彼女を取り巻く人々、そして高知競馬への深い愛情を描いたこの本について、写真の多さや当時の空気感、そして勝つことだけが全てではないというメッセージ性が、人生に挫折を経験したことのある多くの人に寄り添う力を持つと語っています。特に、無理に励ますのではなく、そっと肩を叩いてくれるような温かさが、ハルウララという馬の魅力と重なるところが強調されています。

季節の変わり目と心の状態
こんにちは、ダルマー競馬場です。
いやー、暑い。暑いと思ったら涼しい、涼しいと思ったら台風来たみたいな、もうなんかね、世紀末みたいな、なんか天候でしたけどね、ここ最近ね。
まだ6月なんですけどね、なんかもう暑かったり寒かったりね、なんかよくわかんない感じになってるんですよね。
もはやなんか、6月イコール梅雨みたいなのって、なんかもう昔のことみたいな感じになってきてますよね。
梅雨っていう梅雨なんて、もうほんと1週間、2週間ぐらいで終わっちゃって、はい夏です、みたいな感じなのが、もうここ数年続いてるみたいな感じでございますけど、
皆さんお元気でしたか?というところでございます。私はもう全然元気じゃなかったでございますよ、というところでね。
元気じゃなかったんかい?みたいな感じですけどね。
もうさ、春がさ、過ぎてゴールデンウィークで梅雨が来て、で夏が来て、みたいな感じじゃないですか。
春といえば新生活。バタバタとね、一瞬で過ぎ去ったかと思えばGWが来て、GWが終わったと思ったら5月日起きて、5月日起きたと思ったら梅雨ですぐ夏みたいな。
えーやばくない?みたいな。いつダービー終わった?みたいな。もう終わったのダービー?みたいな感じでございますけどね。
ずっと言ってますけど、やっぱダービー終わるとPOGの季節でございますからね。もうここはやっぱりダービーに終わりダービーで始まるという新たな気持ちで、新版を見ていこうじゃないかというところでございますけどね。
まあまあまあまあ、てか皆さん5月病ってなります?っていう急に急になんですけど。
5月病ってその言葉が正しいかどうかはちょっとわかんないですけど、連休明けとかさ、やっぱり新年度が始まってちょっと経った頃って、なんかちょっと心も体も重たいみたいな感じのことあるじゃないですか。
なんだけどもやらなきゃいけないことあるし、でもなんかちょっと動きづらいなって。なんか気持ち乗ってこないなみたいな感じのことってあるじゃないですか。
別に嫌なわけじゃないですけど、ちょっとなみたいな。そういう時あると思うんですけど、そういう時ってなんかちょっと読む本探しちゃったりするんですよね。
もしくは読まなかったりとか、どういう本読もうかなみたいな。普通の状態だったらどんな本でも結構受け止め切れるというか、どんな話であれその内容をしっかりと読み込むことってできるんですけど、
そういうちょっと自分の中の気持ち、余裕がなかったりすると、ちょっとこれ読みたくねえなとかちょっと重てえなみたいな感じになって別の本開いちゃったりとかね、する時とかあるんですけども、
そのやっぱ本のセレクトっていうのはちょっと難しいんですよね。めちゃくちゃ元気出せって言われても、いやちょっとごめんなさいちょっとそんな感じじゃないんですよねみたいなとか、
もうはい頑張りましょうぜ、明日に向かって頑張っていこうみたいな背中ドーン押すみたいな。そんな感じで言われても、いやちょっとその一歩がね重たいんですよねみたいな感じになるじゃないですか。
別にこっちはさ、気持ちは重たいけども、ちょっと今すぐ人生変えたいっすとかいう感じじゃないですよね。ちょっと深呼吸したいっすぐらいな。
ちょっとあの、もういいですよ信号で止まってるぐらいでちょうどいいんですけど、ちょっと前向きたいなぐらい。そんな感じなんですよね。
そんな感じの時に、ちょうどいい本あるなと思って。今日はね、そんな本の話でございますよというところで。
もう五月病なんかとっくに終わったよみたいな感じのね、うわーっていう話が聞こえてきそうですけど、
なんかちょっとね、こういう感じで導入うまくいったななんかちょっと思ってるんですけどねというところで。
書籍紹介:ハルウララ物語
で、今回は久々の本の紹介でございますよというところで、今日はですね。
走って負けて愛されて春うらら物語でございます。著者はご存知。
直木賞作家の茂松清さんでございます。もうね、ダルマを流したらね日本で一番かもしれない茂松さんの作品でございますけどもね、
一番好きなのそうですね。私はステップかな。ステップが一番好きでございます。そんなね、茂松さんが書いたこの春うらら物語でございます。
春うららっていう名前はですね、競馬を知らない人であっても、聞いたことがあるかもしれないですね。
連敗して有名になった、高知競馬にいた馬なんですけども、負け続けて有名になったみたいなね。
春うららといえばそんなイメージがあるかと思うんですけども、この負け続けた馬っていうところから、もちろん物語っていうのは語られるんですけどもね。
それはそうなんです。負け続けた馬なんで。そうなんですけども、この本を読んでると、もちろん勝てなかったんだけども、そこだけを切り取るのはちょっと違うなと思ったんですよね。
どういうことかっていうと、それだけ春うららっていうのは愛されていたというようなね、そういうことが伝わってくるような本でございました。
で、あともう一つこの春うららに携わる人たち、周りの人たちにね、話を聞いて、しげますさんがインタビューしていって、春うららっていうのはこういう馬だったんだよっていうのを残してくれた作品なんですけども、
周りにいる人たちはやっぱり春うららを愛してる。それはもちろんなんですけども、それと同じぐらい競馬を愛していて、高知競馬を愛している人たちなんだなっていうことがわかったんですよね。ここがすごい。
うーん、よかったっすね。で、この本はね、プロローグとエピローグを入れて全部でね、8編で構成されているんですよ。で、書かれているのは、あの春うららの96選目から100選目まであたりの話なんですね。
全部で確か113選したんだと思ったんですけど、間違えたらごめんなさい。心配な方、今すぐ、クロームとかサファリとか開いて、春うららって検索して、ウィキペディアでご教えくださいね。
で、あの確か113選だったと思うんですけど、春うららのデビューから引退までを全部追ったっていうような作品ではないんですよ。もっと限られた時間を切り取ってるんですけども、この100選っていう数字が近づいてきてる頃の春うららの話なんですね。
で、その時に周りにいた人たちの話であったりとか、その場の空気、そういうものを一つ一つ見ていくような、そんな本なんですね。で、この本を読んでいて思ったのは、さっきも言いましたけど、やっぱりね、みんなね、愛にあふれている、もうラブ&ピースでございますね。
ピースなんですけど、ラブなんですよ。すごいラブにあふれてるんですね。で、春うららに対する愛情もそうですし、競馬に対する愛情、コーチ競馬に対する愛情っていうのがもうすごいんですよ。この文章の中でも、どんどんどんどんこれを読んでいくにつれて伝わってくるみたいな感じなんですよね。
だから、春うららの話だと思って読んで、ただ負け続けた馬の話っていうのを読んでいる感じじゃないんですよね。春うららっていう馬を通して、コーチ競馬という場所に関わっている人たちの気持ちがね、なんか見える感じがするんですよね。
あとね、この本すごい良かったのは、写真がめちゃくちゃ多いんですよ。なので、ちょっとこれ前の作品、もう20年近く前の作品なんですけども、その当時の写真があることによって、その当時の空気感っていうのはね、文章と一緒に感じやすいんですよね。
やっぱりどうしても20年ぐらい時代が経っていると、今の感覚、自分の読んでいる読者の感覚にデフォルメされがちだし、もちろん20年前はスマートフォンなんていうのもなかったんですから。
ガラケー前世紀だったと思うんで、もちろんすぐウィキペディアみたいなところを調べるみたいなのもないんですよね。
なので、空気感っていうのがすごいどんなもんかっていうのが正直、なかなか知りづらいところではあるんですけど、こうやって写真がいっぱいあることによって、それも感じられると。
ということで、もちろんね、文章だけで想像するのもいいですけども、そこにいた馬とか、人とか空気みたいなのにもやっぱりね、写真があっていいなっていうふうに思いましたね。
本当にその当時の高知競馬を知らなくても、ハル・ウララっていう名前だけを知っている状態で、もうすぐそこにタイムスリップできる感じですね。
ハルウララと周囲の人々の愛情
本当にこのハル・ウララっていうのは負けるために走ってるんじゃないんですよ。
これが周りの人たちの話を聞いてわかったこと。
もちろんね、競争馬なんで負けるために走ってる馬なんていうのはいないんですよ。
勝とうとしてる。でも残念ながら負けてしまうんですよ。
ここなんですよ。ここが人の心に届くところなんですよね。
ただ本当に負けているだけ、連敗を重ねているだけだったら、人の心には絶対、絶対って言っちゃあれですけども、あんまり多くの人の心には残らないというふうに思うんですけども、
勝とうとしてるけど勝てない、この姿を見て人は何かを感じるんですよ。
やっぱね、こういう時ってね、自分のことに重ねちゃったりするわけですよ。
上手くいかなかったこととかさ、あったりとか、頑張ったけど届かなかったことがあったりとか、あとは勝ちたかったけど勝てなかったことね、やっぱりあると思うんですよ。
そういう自分の思いをこの馬の走る姿を見て、重ねてしまうところがね、やっぱりあるんですよね。
で、競馬ってやっぱり勝ち負けがはっきりしているじゃないですか。1着がいて2着がいて3着がいて。
で、勝った馬がいて負けた馬がいる。すごくわかりやすいんですよ。だからこそ勝った馬っていうのがやっぱり語られやすいんですよね。
記録を残した馬であったりとか、あとはもうこれだけすごい馬だったんだっていうのが語られる。
それはもうね、当然なんですよね。競馬は勝負の世界なんで。強い馬が競争はたるゆえんみたいな。
強い馬を作るために人たちも、周りの人たちも頑張っているし、馬たちも頑張って走っているという世界なんですけども、
でもこの本を読んでると、勝つことだけが競馬の味方ではないというふうに思わされるんですよね。
勝つことだけが全てではない競馬
もちろん勝ち負けでいうと負けないほうが絶対いいじゃないですか。勝てるなら勝ったほうがいいですよね。
それはこれは競争馬だけじゃなくて人間でもそうだと思うんですけど、勝たなくてもいいっていう話でもないんですよね。
でも勝ちたきゃいいって言っちゃあれですね。勝てたほうがそりゃいいんですけども、勝てなくてもいいっていうわけでもないというか。
負けちゃいけないんだよ。絶対頑張ろうぜっていうわけでもないんですよ。ここなんですよね。
やっぱり勝ち負けがある世界ってゼロか100じゃないですか。間のグレーゾーンっていうのはどうしても見つけづらくて、
どうしてもこのぐらいでいいかなとかって言って、結構僕とかもそうなんですけど、
グレーゾーンというか80点から40点ぐらいのゾーンをなかなか見つけづらいですよね。
ここを示してくれるのがこの本なんですよ。
そういうこのちょうどいいところがあるんですよっていうところを教えてくれるっていうわけではなくて、
負けちゃいけないわけじゃないけども、負けないほうがいいけども絶対に勝たなきゃいけないかと言われるとそうでもないよねっていう
この感じがハルウララになるわけですよ。
本当にこの本は競馬の話、競争馬の話でありながら、こういうところって人間の話でもあると思うんですよね。
挫折したことがない人ってほとんどいないわけで、これまで一度も失敗したことがない人もいないと思いますし、
これから先何も失敗せずにいける人も多分いないと思うんですよ。
どこがうまくいかないことがあるし、思ったようにいかないことがあったりするし、頑張ったけども届かないみたいなところがあると思うんですよね。
そういった時に、いや負けちゃダメ。失敗しちゃいけないと。
ちゃんと勝たなきゃダメなんだって言われると結構しんどいじゃないですか。
でもこの本はそういう言い方してこないんですよ。
ハルウララが与える静かな勇気
一歩踏み出させてくれるような本家と言われるとちょっと大げさかもしれないんです。
勇気をくれるとか人生を変えてくれるとかそういうタイプの本でもないんですけど、
もうちょっと静かに横でいてくれてそっと肩に手をポンって置いてくれるような本でございます。
もう無理に背中を押してくれるわけでもないですし、頑張れって大声で言ってくれるわけでもないです。
肩にポンって手を置いてくれる人がいるだけで、あれなんだろうと思ってこの手の感覚だけでちょっと前見たり横見たり後ろ見たり。
顔は上がるじゃないですか、絶対。
そういうことをさせてくれるような本なんですよね。
この感じがまたやっぱりちょっとハル・ウララらしいな。
たぶんこのハル・ウララらしい馬っていうのは勝てとか強くあれとかそういうところがまた違う人の心に届いた馬だと思うんですよね。
もちろん関わっている人たちは勝ってほしいと思っていたはずですし、勝ってほしいというふうに思っているっていうのを明確に書いてあります。
勝たせてあげたいとも思っていると書いてあります。
応援している人たちも勝ってほしいっていうふうに思っていたと思います。
でも勝てない、それでも見に行く、それでも応援するんですよ。
それでも名前を叫ぶと。
それがハル・ウララという馬の周りにあった空気なんじゃないかなというふうに思うんですよね。
それをこの本を読んでて思いました。
この本のすごいところっていうのはやっぱりハル・ウララをかわいそうな馬というか、勝てなかった馬として書いてるんじゃなくて、
勝てない厳しさはもちろんあるけども、それだけじゃないんだぜと。
ちゃんと走る馬がいて、それを見てる人がいて、支えてる人がいて、応援してる人がいて。
だからハル・ウララっていうのは愛された。
負けたから愛されたというよりかは、勝とうとして一生懸命やってたから愛してもらえたんだと。
その姿を見ていた人たちが競馬を、高知競馬をちゃんと愛していたからこそこのハル・ウララっていうのが全国に広がったんですよね。
書籍の魅力と読後感
でやっぱね、この話、写真もいっぱいあるので、この本の文章量、マジでちょうどいいっす。
本当ね、小1時間ぐらいで読めますね、文章自体は。
重すぎないし、写真集みたいに写真ばっかりでもないから、
本当にね、パーッとめくっていって、1時間、2時間ぐらいで読めちゃいますね。
で、文章もしっかりしてるから、読み終わった後もちゃんと残ってるんですよ。
ハル・ウララっていう名前だけを知っている人でもいいと思いますし、
競馬を知らない人こそ、多分読みやすい本だと思います。
で、競馬ファンにとっては、当時の高知競馬であったりとか、
あとは本当その場所の空気感、ハル・ウララの周りを取り巻く人たちの視線みたいなのを感じられる本だと思いますね。
でやっぱね、最初にちょっと無理やり5月病の話したじゃないですか。
5月病ってやっぱ辛いじゃないですか。なんかもう気持ち重かったりとか、いつの間にか無くなったりするもんだと思うんですけど、
新年度が始まってちょっと疲れが出てきて、
5月の連休終わって、5月乗り越えたなと思ったらもう6月なんですけど、今。
6月って祝日ないじゃないですか。
でやっぱりね、なかなか疲れ溜まってくるんすよね、こんな時に。
で、自分だけちょっと、なかなか何ですかね、頑張れてないような感じがしちゃったりするんですよね。
周りは進んでいるように見えるんですけど、自分だけ止まっているような感じするんですよ。
なんかちょっと上手くいってないなみたいな感じの時って、この6月とかって感じやすかったりするんですよ。
まあ気候的な部分もありますしね。
で、そういう時にやっぱね、強い言葉だったりとか、後はもうね、背中をドンって押すような励ましっていうのはちょっとね、やっぱしんどいんですよ。
だからね、分かってるんだよ、そんなこと言われなくてもみたいな。
その一歩が重かったり、なんかちょっとやる気にならないんだよなっていう時に、この本を手に取っていただくと、本当にちょうどいいです。
頑張れとは言ってくれないし、勝てとも言わないです。
でも負けちゃいけないわけじゃないし、
そういうふうに思わせてくれるのが、すごいちょうどいい作品だったっすね。
走って負けて愛されてのハルーララ物語でございます。
もうね、お手に取る機会がありましたら、ぜひご一読おすすめでございますというところでね。
まとめとリスナーへのメッセージ
もうね、久々のね、本の紹介だったんですけどいかがでしょうかと。
あ、ダルマ本の紹介し始めたってことは、ちょっと時間に余裕が出てきたのかなみたいな感じでね、思っていただけたらね、いいかなというふうに思っておりますし、
皆さんもね、本が読めるぐらいのちょっと心の余裕がね、出てくればなというふうに思っておりますので、
今回も最後までご拝聴いただきありがとうございます。
また次回の競馬見聞録でお会いしましょう。
さよなら。
19:34

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