00:12
みなさんこんばんは。大葉です。 ゆいまるさんが夜のゆいろくの中で
ルパン三世カリオストロの城を今日おしゃべりするというふうなツイートを見ましたので、
勝手にコラボ企画でこちらの方でもカリオストロについて少しお話してみたいと思います。
とはいえ、作品の中身については
おそらくゆいまるさんが非常に面白く興味深い話をしてくれると思いますので、
自分は作品の少し外側の部分を話してみたいと思います。 このカリオストロの城を公開されたのが1979年、昭和54年の12月。
前年の第1作がかなりのヒットをしたので、シリーズ第2弾ということでお正月映画として公開されました。
えっと1作目がですね、確かアガサクリスティ原作の ナエル殺人事件との同時上映。
そして本作が ミスター・ブーとの同時上映だったと記憶しています。
そしてですね、この1979年というのはかなり アニメ的には重要な年で、
まずテレビシリーズの方でいくと、なんといってもこの年の4月から放送が始まった 機動戦士ガンダム。
いわゆるファーストガンダムですね。 つい最近も先行のハサウェイが公開されましたけれども、
未だに続くガンダムシリーズがここから始まったわけなんですが、 当時は視聴率が良くなくて、翌年の1月いっぱいで放送打ち切り。
それが未だに続いているということを誰もこの時は想像できなかったですよね。
そしてですね、この年の7月にフジテレビ系列で 2時間スペシャルで放映されたのが
宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち。 これもですね、現在宇宙戦艦ヤマト2205
新たなる旅立ちという作品が公開されてますけれども、 まあこの元ネタですね。
ヤマトもね、リメイクという形でありながらも今も続いているという、 本当に息が長い作品になっています。
そして劇場版としては、やはりこの年の8月に公開された 銀河鉄道39。
原作もテレビシリーズもどちらも継続中だったのに、 劇場版で先にダストを公開してしまうという、
03:06
当時本当にこれは画期的な内容で、自分ももちろん映画館で見たんですけれども、 本当に驚きましたし、
何よりあの後醍醐の主題が大ヒットしましたよね。 そしてこの年の9月にはですね、
エースを狙いの劇場版が公開されました。 この前に2度テレビシリーズが作られたんですが、
劇場版は再編集とかではなくて、改めて一から作り直しているんですけれども、 物語の冒頭から、主人公の岡博美が先輩でありライバルである
お長婦人を試合で破り、 そしてアメリカ遠征に旅立って、その日の夜、
室畑コーチが、岡、エースを狙えと。 有名なシーンなんですけれども、ここまでの内容をたった88分でまとめあげたという、
この物語の構成、シナリオの巧みさ、演出、作画、 本当にあのすごい映画ですね。
後に押井守監督が、 映画作品を作る時に、このエースを狙いを何度も何度も繰り返してみたと、
いうことを言ってましたけれども、 劇場用映画というのはこうあるべきだという見本のような作品ですね。
まあそういった作品が次から次に放映あるいは公開された 1979年の年末に、このカリオストロの城は公開されました。
ただし当時はですね、一作目のヒットには及ばず、 そんなに良い評判も聞かなかったと記憶しています。
ぱっと見、まあ絵柄がちょっとこう古めかしいというかですね。 もっと言ってしまうと、このカリオストロの城における、
宮崎駿、大塚康生コンビによる NHKで放映された未来少年コナン。
これも大傑作なんですが、 自分の友達がですね、カリオストロのポスターを見て、デルパンの顔を見て、
これってコナンの顔じゃんと、いった一言を自分は未だに忘れられません。 まあ当たり前ですよね。監督も作画監督も同じコンビがカリオストロやってるんですから、見るのは当然なんですけれども、
まあさほどアニメに詳しくない人間からすれば、 まあそう見えるのかなと。
実際この2人はルパン三世のファーストシリーズにも関わっているので、 その流れからしても
今度の映画を担当するのおかしくはないんですが、まあテレビシリーズから7年ぐらい経ってましたんで、 絵柄も変わってしまっているというところは多少ありました。
で、この映画の評価がかなりガーッと上がったのが、 公開から1年後に日本テレビ系列で放映された時ですね。
06:03
これは今の金曜ロードショーの、 前の確か水曜ロードショーの時代に放映されたんじゃなかったかと思うんですけれども、
ノーカットではなく一部10分ぐらい切られたバージョンだったんですけれども、 これで一気に評判がガーッと上がりましたね。
急にアニメ雑誌とかが特集を組んだり、 あちらこちらでこれはすごいという記事を読んだ記憶がありますね。
まあこの後ですね、繰り返し何度もテレビ放映されて、 ソフト化もされて、配信もされて、 つい最近も4K版での最上映とかですね、されてて本当に日本アニメ史上に残る傑作となった
カリオストロの城なんですが、 本当に初公開時は周りにすごい傑作アニメが次から次に出てくる中で、
代表的にはとんでもなく素晴らしいけれども、 当時はいまいちそんなにすごいという評判を、 特に自分なんか地方にいたからですね、仕方がないと思うんですけれども、
あまり好評価を効かなかったということを未だに覚えております。 まあただもう公開当時のことなんかね、覚えている人は少ないでしょうし、
もう今や宮崎駿監督の代表作であり、 なおかつルパン三世という作品の中での代表作の一本でもありますので、
これからも何度も何度も放映されたり上映されたりすると思いますし、 また新たなるファンをどんどん増やしていく作品じゃないかなと思っています。
ちなみにですね、このカリオストロの城に続く劇場版の第3作目を 押井守監督が撮る予定になってまして、準備作業も進んで、
当時アニメーションだったかな、アニメ誌で 宮崎駿、大塚康生、押井守三人の座談会が載ってたのを読んだ記憶があります。
それぞれが持っているルパン三世の魅力というものを語ってた 座談会だったんですけれども、
まあ初版の事情によりこれが途中で企画が流れてしまったというのが未だに残念ですね。 ただし驚いたことに今月から放映が始まりました
ルパン三世 part 6 こちらでなんと押井守が
脚本として参加すると まあただ押井守が脚本家として参加すると
だいたいメインストーリーとは関係のない とんでもない脚本を書きますので
まあきっとですね圧倒驚くルパンが見られるんじゃないかなと思います まあルパンと次元が
延々と立ち食いそば食べてるとか なんかそういう絵が浮かびますけれども果たしてどうなりますか
はいそういったわけで今回は ルパン三世カリオストロの城
09:04
まあその公開当時の思い出話などを多少させていただきました それではまた