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2022-07-17 14:46

066. エジプトのオアシスに通勤する日々

カイロの南800kmにあるオアシスと大阪を月3回往復したときの思い出を語ってみました。

YouTubeはこちらから👉 https://youtu.be/pvf6wfB5a9g

サマリー

エジプトのオアシスに通勤する日々の思い出について話されます。

エジプトのオアシスに通勤する日々
おはようございます。
今朝は、少し雨模様の長崎から録音を収録したいと思っています。
また、全国的にコロナの感染者数が急増しているということで、
長崎も急増していますので、今回はマスクをしたまま収録をさせていただいています。
もし声がこもっていたら大変申し訳ないです。
いつもはこのYouTubeでは、毎週メールで送りしているニュースレター、
スティームニュースの振り返りをお届けしていますが、
今回はそこから離れて、エジプトの思い出についてお話をしていこうかなと思います。
というのも、前回のニュースレター87号だったのですが、
自作銃の作り方について少し書かせていただいているので、
あまりYouTubeで話す内容でもないかなと思いまして、
こちらのポッドキャストも同時配信しているのですが、
ポッドキャストの方は、大体何話しても大丈夫かなという気分ではいるのですが、
YouTubeの方は割といろんな年齢層の方に見られるので、
その話はやめておこうかなと思います。
どうしても興味のある方はニュースレターの方で読者限定なんですけれども、
無料で見ていただけるので読んでいただければなと思います。
あとTwitterのコミュニティの方でさらにもう少し踏み込んだ話題もしようかなと思っています。
そちらもコミュニティに参加した方しか読めない投稿にしようと思っています。
今日思い出としてお話したいエジプトの話なんですけれども、
エジプトって遺跡がものすごくたくさんあるんですよ。
ご存知の通りギザの3大ピラミッドをはじめ、
ピラミッドだけでも100以上あると言われていますし、
まだ見つかっていない遺跡もまだまだあると言われています。
僕今でこそギザの調査に関わらせていただいているのですが、
10年ぐらい前までですかね、日本語でさはらさばくと言いますけれども、
さはらは砂漠という意味なので、砂漠砂漠になっちゃうので、
さはらと呼ばせてもらったりとか、正しい名前は西方砂漠なので、
西方砂漠と呼んだりとかするんですが、そのさはらにオアシスがあるんですね。
この砂漠の真ん中にポツンとオアシスがあって、
その西方砂漠の中で最大のオアシスであるカルガオアシスというオアシスに、
長崎からエジプトへの通勤記
長い間調査に行っていました。
カルガオアシスの場所がなかなか大変なところにあって、
ギザは回路に隣接しているので、車で回路しないからでも30分ぐらいで、
渋滞がなければ30分ぐらいで行けたりとか、宿泊施設がギザにあったりとかするんですが、
カルガオアシス、これは回路からバスで8時間以上かかります。
基本的に夜行バスで一晩かかります。
夜行バスって言ったんですけれども、日本で走っているようなゴージャスな夜行バスではなくて、
路線バスのようなバスですね。普段通勤とか通学とかで乗られるようなバスがひたすら夜の砂漠を走るというバスがありまして、
それが8時間から9時間、ひょっとしたら10時間とか、
速度制限が厳しいので、きっちり速度を守って走ると10時間以上かかったような気がします。
とにかく夜の砂漠なので寒いんですよ。震えながら乗るということをやっていました。
昼間走ればいいじゃないかって思われるかもしれないんですけれども、
治安の問題で昼間はどうしても危ないということで、夜乗車するようにしていました。
思い出したのは、月に3回大阪からカルガオアシスに通ったことがあって、
どっちから通ったのかよく分からないんですけれども、カルガオアシスに1ヶ月滞在中に大阪3往復しています。
それがなかなか大変だったんです。バスで一晩かかるでしょう。
ボロボロになってカイロのバスターミナルに着いて、そこから飛行機で直行便があればカイロから大阪に飛ぶ。
直行便がないときもあったので、そのときは例えばイスタンブールに飛んで、
イスタンブールから大阪に飛ぶであるとかしていたんですが、
最初はもともと1ヶ月滞在する予定だったんですが、緊急の呼び出しとかがあって、何度か日本に帰らないといけないことがありました。
緊急の呼び出しというのはなくはない話で、例えば調査隊のメンバーで高校学者の方とかで、
就職が決まりましたよとか、就職が決まればいいんですけど、面接が決まりましたよとか書類審査を通って、
面接が決まりましたよってこの日に来てくださいと言われると、その日に行かざるを得ないので、
そうすると発掘を他の人に任せて本人は日本で面接を受けるとか、たびたびそういうことはあったんですが、
僕も大学から呼び出されたりとかして、片道だから70何時間かかけて帰るわけですね。
日本に滞在して、帰りの便がないので1泊だけしてまた戻るというのをしたんですけれども、
それが2往復目ぐらいに、ただ帰るだけじゃもったいないなと思って、
日本でしか今しか見れない映画を見ようとか思って、
マイケル・ジャクソンのThis Is Itという、結局は実現しなかったコンサートツアーのリハーサルを収録した映画を見て感動したりとかもして、
次の日またエジプトに戻ってというのをしました。
一度、カルガオアシスからカイロに戻ったときに疲れすぎて、バス停のベンチで、
ちょうど今座っているようなベンチで、これポッドキャストの方は見れないですね。
公園なんかに置いてある3人掛けぐらいのベンチに座っているんですけれども、
ちょうどカイロのバス停のベンチでほぼ気絶というか、寝落ちでしょうかね。
荷物抱えて寝落ちしちゃったことがあったんですけど、親切なおばあちゃんが起こしてくれて、
アラビア語しかできなくて、僕はアラビア語も片言しかわからなくて、
ただすごく親切なおばあちゃんがね、あんた起きなさいって、
こんなとこ寝てたら危ないよみたいなことをね、言ってくれて、起こしてくれて。
親切なアラブのお兄さんが、君トイレはいかなくていいのかとかね、
空港に来たいならこっちだ、こっちのバス乗れとかね、親切に教えてくれて、
それで今無事にね、こうして何も盗まれることもなく、
何か持っているような風にも見えなかったと思うんですが、
非常にね、親切にしていただいて、日本とね、カルガオアシスと往復ができました。
その1回だけ、週に1回、回路、回路の回路国際空港ではなくて、
国内線ターミナルがあって、そことカルガオアシスとプロペラ機で飛ぶというね、
週1便があって、おそらく回路側の空港は軍と民間と共有している空港だったと思うんですが、
それに週1便あるので、乗っていいという風にチケットが取れて、
それで1回往復をさせてもらったこともあります。
あれは楽でしたね。夜中の8時間、9時間、10時間に比べると、
飛んでしまうと、そうですね、1時間半とか2時間とかぐらいですね、プロペラ機でしたけれども、
2時間ぐらいですかね、直線で800キロなので、東京・大阪がだいたい500何十キロかですから、
もう少し長い距離ぐらいですよね。
でも東京・長崎よりはちょっと短いぐらいかもしれない。
東京・長崎、直線で800キロぐらいですかね。
東京・長崎が2時間なので、プロペラだと同じぐらいですかね。
エジプトのオアシスに通勤する日々
そのぐらいの時間で移動ができて、バスに比べれば楽だったということです。
他にもオアシスの周辺、日本だけじゃなくてフランスの調査隊、ドイツの調査隊来ていました。
フランスの調査隊は王家の谷があるルクソウルっていう町がナイル川の上流にありまして、
そこから砂漠を200キロ突っ切るとやっぱりカルガオアシスに着くので、
ルクソウル経由で来ていたように思います。
一度、車でカルガオアシスから王家の谷までバスで走ったことがあるんですが、
途中、軍の検問とかも多くて、そんな毎日走れるようなルートではないなという感じはしたんですが、
夜とかですとね、もう上空がものすごく綺麗で、星が綺麗で、曇ってもいないですし、
砂漠ですから湿気がないのですごく綺麗な夜空でした。
そうなんですよね、あれ大変でした。
行き来するたびにカルガオアシス、お米はあるんですよ。
ジャポニカ米が手に入るのでご飯は炊けるんですが、
ふりかけ持ってきてとかね、鮭フレーク持ってきてとかね、
そのたびに日本で買い込んで運んでいました。
あとね、追加の機材持ってきてって頼まれることもあって、
一度40キロの鉄の塊、カウンターウェイトを日本から運んだことがあったんですけれども、
回路空港を着いて、バス停まで行くのにこの40キロの塊どうしようと思って、
空港からカートでゴロゴロゴロと出てきて、カートを返して絶望していたら、
ぼったくりタクシーのお兄ちゃんがワーッとやってきて、
当時は規制されていなかったので空港の中までタクシードライバーが入ってきて、
荷物を奪うように持ってくれてホテルまで送ってやるって言って、
タクシードライクラーってね、ちょっとぼったくられるケースが多かったんですけれども、
その時はぼったくりタクシーのお兄ちゃんが神に見えてですね、
お兄ちゃんよく来てくれた、これ持ってくれって指差してたタクシーのお兄ちゃんが、
持ち上げようとするのに持ち上がらないんですよ、40キロありますからね。
無理やり持ち上げてしまったって顔してるんですけども、
お前持ち上げたから、金は払うから絶対持てって言って、
お兄ちゃん頑張ってタクシーまで運んでくれて、
バス停まで連れてってくれって言ってバス停まで行って、
結構荷物の手待ちも込みでチップは弾みました。
バス代が800キロ走る割には信じられないくらい安くて、
今思えば当時のレートにもよるんでしょうけど、
日本円で1000円とか1200円とかぐらいでした。
カウンターウェイトは手荷物量を取らせてくれって言われて、
それが2000円ぐらい取られました。
人間よりも荷物の方が高かったです。
確かすごい寒いので、夏だったんですけどね、
砂漠の夜は寒いので、荷物も砂漠に置いてたので、
できるだけ軽くして抱き枕1個で行きました。
着込んでもどうせ寒いと思って、
枕抱っこして行ったら暖かいんじゃないかと思って、
抱き枕だけ日本から持って行ったんですが、これ正解でしたね。
寝れますしね、飛行機の中でもこうやって枕抱っこして眠れますし、
バスの中でもバス揺れても頭打たなくて済みますし、
抱き枕は長距離移動は正解ですね。
なんてことを思ったエジプト3往復でした。
なんか取り留めもない話で、すみません。
また今度こういうのも文章にしたほうがいいんでしょうかね。
白い涙事件とかも文章にしてますから、
こういったディスイズイット事件じゃないな、なんでしょうね。
車の移動と荷物の運搬
そういう往復の話も書いてみたいと思います。
というわけで、最後までご視聴ありがとうございました。
また次回の動画、そしてポッドキャストで。
ポッドキャストで言えば、僕ポッドキャスト他にもやっていて、
steam.fmというメインのほうと、
それからたまーにお送りする無理難題っていうポッドキャストもやっています。
steam.fmのほうにおかげさまで、
毎月10日は科学系ポッドキャストの日っていうアップルのキャンペーンで
紹介していただいて、再生数も伸びています。
ポッドキャストランキングの上位にも入ってくるようになりました。
ぜひsteam.fmのほうも、
こちらはニュースデータの音声版なので、
聞くだけで全部完結するポッドキャストになっていますので、
お聞きいただければと思います。
こちらも金曜日毎週、
配信をしています。
というわけで、改めて今週も聞いてくださって、
見てくださってありがとうございました。
また次回の動画、ポッドキャストでお会いできればと思います。
市でした。では。
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