1. Kanayafrica
  2. 069. 女性科学者リーゼ・マイ..
2022-08-28 08:30

069. 女性科学者リーゼ・マイトナー

ニュースレターはこちらから👉 https://steam.theletter.jp/

サマリー

19世紀後半に生まれ、20世紀前半に活躍した女性科学者が、性差別に苦しみながらも研究を進め、当時地位が低かった物理学の中で、核分裂の研究を行っていた。

00:01
いちです。こんにちは。
今日もですね、相変わらずではあるのですが、長崎水辺の森公園から、こちらのYouTube、そしてポッドキャストをね、収録していきたいと思っています。
ニュースレターの方、僕が毎週発行しているニュースレター、スティームニュースの方はね、毎週お届けしているんですが、
こちらの振り返りをお届けしているYouTube、そしてポッドキャストの方はね、どうしても不定期になってしまいますので、毎週はお送りできないのですが、またね、引き続き見ていただくとか、聞いていただくとかしていただければ嬉しいなと思っています。
ポッドキャストは主に2つ運営していまして、ニュースレターの音声版の方ですね、steam.fmの方はニュースレターと連動して毎週お届けをしています。
よかったらsteam.fmの方も、ポッドキャストアプリであるとか、Spotifyであるとか、Amazon Musicであるとか、Googleポッドキャストとかでね、登録していただければなと思います。
おかげさまで、先週ですね、エピソード92をお送りしたところなんですが、無事2万ダウンロードを超えまして、皆様に聞いていただけるということで嬉しく思っているところです。
スティームニュースなんですが、先週ですね、第93号をお送りしまして、そちらでは近道の技術というテーマでお届けをしました。
スイス出身の偉大な数学者、オイラー、そしてオランダ出身の計算機科学者、これはもう最近の方ですね、ダイクストラという方の偉業をですね、お伝えをしています。
特にオイラーが説いたケーニヒスベルクの橋という問題についてね、興味深い記事になっているかなと思いますので、よかったらニュースレターの方でもね、あるいはsteam.fmの方でね、読むなり聞くなりしていただければ嬉しいなというところなんですが、
リーゼ・マイトナーの活躍
今回のyoutubeポッドキャストの振り返りでは、その一つ前の92号の女性科学者、リーゼ・マイトナーの話をね、振り返ってみたいなと思っています。
リーゼ・マイトナー、生まれは19世紀後半なんですが、活躍されたのは20世紀前半ということになります。
19世紀の終わり頃なんですが、ヨーロッパではね、まだ女性が学校を出るということができなかった時代なんですね。
どういうことかというと、女性に教育は必要ないというふうに考えられていて、日本でも大体同じような道をたどってはいるんですが、中学校までしか、年齢的には中学校までしか卒業できなくて、
だから14歳で彼女は一旦教育の機会を奪われてしまって、男性に比べれば教育一回打ち切られてしまって、23だったと思うんですけれども、ようやく女性が高等教育、中等教育を受ける権利を得ることができて、
そこから一気に取り返していくんですね。女性科学者として羽ばたいていくわけなんですが、その中では非常に強い性差別というものも受けつつ研究をしていきます。
もう一つ研究所の障害となったのが、当時の20世紀初頭の方の科学者の記録、特に女性科学者の記録を読むと、20世紀初頭というのはまだ物理学の地位が低かったんですね。
今じゃ考えられないですけれども、物理学、まだ量子力学が生まれる前の物理学、物理学というのを天体の現象であるとか、おそらく中学校、高校前半で習うような力学というのが物理の中心的なテーマだったんですね。
20世紀、電磁気学という新しい現象というのはかなり改め進んでいってはいますが、それも含めて古典力学という分野になります。
古典力学というのは当時数学も整備されていたこともあって、当時の物理学者の中でも大体何が起こるか分かっていて、
それよりも未知の現象を見つけるとかそういうことよりも、それをいかに産業に応用するかというほうに注目が集まっていた時代なんですね。
オリシモ産業革命があり、蒸気機関が生まれ、熱から機械エネルギーを取り出すということができるようになって、物理学というのはそういった産業のためにあるものだというふうな考え方だったわけですね。
だからエンジニアリングが主導で、サイエンスなどに付随するもの。化学もそうですね、化学に関しても20世紀初頭、18世紀、19世紀から主にフランス、ギリスでドイツも含めて爆発的な進展があって、どちらかというと化学のほうが未知の現象が見つかるというので、
理工系でいうとまずエンジニアリングが一番その時代の最先端で、その次が化学で物理学というのは尻尾のほうに行ったというような時代なんですね。
当時まだ原始というものがあるのかないのか、理論はあるんだけども見たこともないしというような時代です。
やっぱりそこを決定的に変えたのは僕、アルベルト・アインシュタインの1905年の研究発表論文だと思うんですね。
彼がまず原始というものは実在するんだということの証拠を提示するわけですね。
そして考量子仮説という論文の中で近代物理学、量子力学というのの扉を開いたということですね。
当時新しく核分裂という現象も理論はなかったんです。理論はリーゼ・マイトナーが作ったので当時はなかったんですが、そういう現象があると。
これはマリー・キュリーたちの発見によってあるということが分かっていたということもあって、徐々に物理学の地位というものが上がっていった時代でもあったわけですね。
例えばマリー・キュリーとかもノーベル科学賞、化学のほうを取っていたりとか、当時としては化学のほうが最先端で、次々と未知の現象が見つかるという時代だったので、物理学者の地位が低かったというお話なんですね。
核分裂に関して言うと、メールの中でニュースレターの中でリーゼ・マイトナーが独自に築き上げたという書き方をさせていただいたんですが、ドイツの女性、これはもう化学者、女性化学者、化学のほうなんですけれども、イーダ・ノダックという方も構想は持っていたようです。
彼女は別の業績でも有名になっていて、核分裂に関しては名前をリーゼに譲ってはいるんですが、その発想自体はイーダの方が先に持っていたんじゃないかというようなことを今度は別冊と、そして第93号の後書きのほうでも書かせていただきました。
そちらもまたニュースレターのほうで読んでいただければなと思います。
というわけで、今日はこのぐらいにしておきましょうか。
はい、聞いていただいてありがとうございました。また次週、今週かな、スティームニュースをお送りする予定ですので、お楽しみにしていただければなと思っています。
では、市でした。
08:30

コメント

スクロール