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2022-03-15 11:23

#16 メキシコで哲学者になっちゃう編

亀っちの昔話編

■出演 亀山 敬司(DMM.com 会長)
長谷川 文二郎(42 Tokyo事務局長)

※音声プラットフォーム「NowVoice」にて過去に配信された音声を再編集し、公開したものです。
時事の話題にズレが生じる内容もございますことを、ご承知おき下さい。

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DMM.comの亀山敬司です。
DMM.comの文二郎敬司です。
前回は、ニューヨークをさまよう編でしたけど。
そうですね、長いアメリカ編が終わって、次はメキシコに。
しかも、理由はあんまり覚えてない。
理由は、何時に行ったかは覚えてないけど、なぜかにメキシコに行ったという。
メキシコに行ったことは覚えてるんですね?
いや、もちろん行ったことは覚えてない。
なぜ行ったかは覚えてないけど、メキシコに行こうとなったわけ。
ニューヨーク後に。
後半になってきたら、金もなるべく節約しようと思って。
結構、住む所も双方から、もうちょっとさらにヤバい。
ブランクスとかハーレムっていう、そっちの方に移ってたね。
ハーレムって僕でも聞く。
ヤバいとされてる。
最近は知らないけど、当時はハーレム、ブランクスといえば結構ヤバい時代で。
道中に盗まれた車が解体されたとか、散らばったままとかね。
コンビニのレジは鉄格子入ってるしね。
え?って書いてるの。
ここからお金を受けたしかできない。
っていうぐらいのヤバいし、
夜中には銃声も聞こえるしっていう。
結構ヤバい時代だけど、地下鉄も結構ヤバいんだけど。
でも、その緊張感はとてもすごい、俺新鮮で。
日本じゃ一番ヤバい。
歌舞伎町の5倍ぐらいヤバいよね。
日本で一番ヤバいとされた歌舞伎町だったわけよ。
当時、今もそうかもしれないけど。
っていうのよりも、もう一歩上手を行くヤバさがあって。
もうピリピリ感。
道歩いてて、いつ何か来るんだろうみたいな。
暗闇からこっちを睨んでる人がいたり、怪しい取り巻きがいたりとかね。
それがじゃあ当時は、それをちょっと追い求めにも。
その辺まで来ると、半分ちょっと刺激求めみたいな。
ヤバい危険な事態には何かがあるみたいな。
ちょっとそこをくぐり抜けて生きていくんだみたいな。
ハードボイド。
そう、ハードボイド。生と死の狭間で何かを見つけようみたいな。
そういうハードボイドにちょっと酔いしれる中二病みたいな。
その時期があった。
その時期はね、何か途中から育ってきたよね。
わずか2年で人は変わるもんだね。
それまで真面目な、水道橋と小岩と、
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ヒロのアリスカー公園の図書館しか知らなかった、俺が。
ここまで人は変わるのかと。
わずか2年ぐらいで。
ハーレンにいるという。
2年半ぐらい経ったのかな、その頃で。
見るものが全く変わってきたね、一気にね。
でもそういうのが結構楽しくなった中で、
楽しいというか、そういう中でも意外とドキドキしながら、
ビビりながらも、なんか結構好奇心が先行った。
じゃあ、そんな中でメキシコにも行ったりだろうって。
で、メキシコに行こうとなって、
何になってもないからとりあえず、
着いたらバスに乗って、
とりあえず適当なバスに乗った。
その頃に行くと、地球の在り方がないのよ、
メキシコはすでに持ってないわけ。
予定にないから。
だから、どこがどうやらわからんわけよ。
当たり前のこと言ってますね。
当てがないというか、
少なくとも安い宿に行くと、
そこのコミュニティに行ったら情報取れる。
地球の在り方は、本当に初心者にバイブルって言うんだけど、
行けば、そこ行ったら、
誰か日本人に会ったりとかできるから、
結構教えてもらえるね。
ここはいいよとか。
でも、本もないし、
インターネットもないじゃん、当時はね。
もちろん電話もなきゃ。
だから、着いたらとりあえず地図買って、みたいな。
地形ハークか。
地形だけど、地図買ってもわかんないからね。
いいホテルとは何だろう、乗ってませんからね。
とりあえずどうしようとなったから、
とりあえず目の前のバスに乗ろうって。
どこ行くかどうかもわかんない。
着いたら聞こうって話になって。
メキシコ地図があれば、着いたら、
で、適当に結構、
向こうはバスだろうけど、
バスで1日ぐらいずっと揺られて、
後ろとかで、
自分でも思ったら、どこでも寝れるね。
だって、結構メキシコでいうと、
当時のと言ったら、あんまり舗装もあれなんだよ。
舗装もあれだけど、
バスも汚いし、ぎゅうぎゅう詰めみたいな感じなんだけど、
とりあえずどっかソファとかで寝れたりとかする。
向こうはすごいよね。
とにかく、今は知らないけど、
物を食べたりとかするって、
全部窓貸してるからね。
いやいや、
ジュース飲んで、飲んで、
食べたら、窓の外ゴミ箱だよ。
ポイってこう。
ポイって捨てるから、
道の両脇ゴミだらけ。
豪快だな。
豪快だよ。
これが文化だと思った。俺も捨てるけど。
なんかちょっとかっこいいなと思いながらね。
みんな迷わず、おばちゃんもおじちゃんもみんな捨ててるから。
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労略なんよ。
だからポイ捨てる。
ルールになったよね。
バスの外はゴミ箱みんな。
道ができてる。
バスからは何してもいいっていう理屈があったらしい。
でも広大だから、
少々ゴミがあったら大丈夫だよ。
それで半日とか寄られて、
行くとどっか着くわけよ、街とか。
着いたとこがどこかも。
着いたら一応街だから、
ホテルもあるとかメッシャーもあるわけだから。
じゃあここでいいやってなって着いてから地図出して、
どこだって聞くと。
それでどんどん進めてた。
なんか楽しいな、それをされて。
で、メキシコって物価下がったから、
結構それは意外と安く着くわよ。
ホテル代。アメリカと違って何かと安い。
で、流れ流れたらいつの間にか、
タスコ?タコス?タスコ?どっちかな。
タスコか。そういう街があった。
で、そこは銀とかトルク石とか、
そういうのが産地なのかな。
原産というか。
原産というか、行ったらアクセサリーが山ほどある。
多分そこは名物みたいな感じ。
で、こうやって見たらいろんなトルク石があるわけよ。
これ日本で見たことあるやつもあってね。
それほら、お菓子町で売られてる。
あの石だ。
お菓子町で売ってるパーツだみたいな。
こんなのあった、あったって。
お菓子町で仮に、
俺が仕入れたら500円くらいするやつが、
100円くらいだったかな。
むちゃくちゃ安いっすね。
100円くらいだったかな。
安みたいな。
これお菓子町で500円するのに、
これ100円じゃんみたいな。
これお土産でも小売なら、
いや、もっと安くなるんじゃない?みたいな。
一般の人たちが売ってるところでも安いわけよ。
で、それで、
これ商売になるかなって思い出した。
それまで俺も全く仕事のこと考えなくて、
旅人で哲学者になってた。
生と死の狭間、ハードボイルド。
ハードボイルド。
そこには何があるんだとか、
真理とは何だみたいな。
幸せって何?
働くって何?みたいな。
それで放浪を重ねて、
行く先の当てのない旅を続ける。
いろんなことを見て、
アメリカの貧富の差とか、
外々とか騙されたり、
優しくされたりとか、
いろんな人生経験が結構密な、
09:00
露天自体が含めた2年くらい、
結構いろいろあったわけだよ。
いろいろとそれを旅先で、
ずっと一人だから、
もう会話する奴いないじゃん。
もう空見ながら考えてた。
窓の外から、
メキシコのバスの中で、
外を見ながら、ぼーっと考えてた。
やっぱり人間そういうときって、
哲学者になるね。
だって、読むもメディアもないし、
横の奴、メキシコもしかできない。
英語とか喋れる。
喋る相手いないし。
情報が一気に遮断されていって。
これは、情報遮断されるってことは、
本当孤独なんだけど、
自分に向き合うしかないんだよね。
なんで結構その辺から、
俺は一気に自分と向き合って、
哲学を始めたわけよ。
そんなようなことをいろいろ考えて、
っていうときになったのに、
いきなりバスの100円の値段を見たときに、
儲かるかも、みたいな。
もう目が覚めたわけ?
そう、目が覚めた。
哲学者からチャリーンって目が円幕になって。
カチャって。
どれ幕か分からないけどね。
で、なって、これはもう、
え、これもしかして日本持ってったら
儲かるんじゃね?
っていう感じで、
哲学者から商売人に戻りますと。
なるほど。
面白い。
そこで次回に続く。
すごいですね。
これ脚本通りみたいな感じ。
人生はこう、そうだね。
いろんな波を経て、
あのままあれに出会わなかったら、
俺はもう出家してたかもしれない。
そうですね。
なんかね、
このままだと南に行くから、
ペルーかどっかの山でね、
出家してたりする。
ありそうだね。
よかった。
目が覚めて、次回。
また商売人の世界に戻ろうとするという。
面白い。
というので、また
揺れ動く青春ですね。
ちょっと。
じゃあこう起きたいというところ。
じゃあ次回に続く。
ありがとうございます。
11:23

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