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2023-02-10 24:47

#329 (週末版)【前編】DMMが「いまさら」サブスク動画に参入する理由

週末版ではゲストを招いて、脱力系ながらも本質をついた商売論・人生論を展開。NewsPicksではこのPodcastを元にした記事も配信しますので、ぜひそちらもご覧ください。聞き手は、音声プロデューサーの野村高文が務めます。

■NewsPicks掲載記事:

https://newspicks.com/news/8001048

■MC:

亀山 敬司(DMM.com 会長)

<SNS>
・Twitter:https://twitter.com/kameyama66
・Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100005127937437

<掲載メディア>
・NewsPicks記事 シーズン3(最新): https://newspicks.com/user/20009 /シーズン2:https://newspicks.com/user/9701 /シーズン1:https://newspicks.com/user/9314
・NewsPicks音声:シーズン2 https://newspicks.com/movie-series/30/
・NowVoice: https://voice.nowdo.net/
・Voicy: https://voicy.jp/channel/1616
・週刊文春オンライン: https://bunshun.jp/category/qa-kameyama

■サブMC:

野村 高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表)

・Twitter:https://twitter.com/nmrtkfm


#かめっち #かめっちの部屋

00:02
はいどうも、DMMの亀山です。亀っちの部屋週末版始まります。
音声プロデューサーの野村です。亀山さん、ご無沙汰しております。今日はどうぞよろしくお願いします。
久しぶりです。
はい。普段ですね、この亀っちの部屋週末版では、ゲストの方をお招きしたトークを展開しているんですけど、
ちょっとですね、諸事情ありまして。
ちょっと一人キャンセルになっちゃった。
そうですね。ある方の収録がちょっと流れてしまいまして。
はい。それでちょっと今日はですね、亀山さんのソロインタビューをお届けしたいなと思っております。どうぞよろしくお願いします。
はい、急遽。
そうですね、はい。行く急中なんですけど、私もちょっと今回は一時的に復帰させていただいて。
はい、じゃあやりましょうか。
よろしくお願いします。
はい、よろしくです。
で、話題としては、DMMTVについてぜひお伺いしたいなと思いまして。
はいはい。
で、ちょうどですね、DMMさんが12月ですね、昨年の12月にビデオオンデマンドサービスのDMMTVをスタートされました。
はい。
で、結構話題になりまして、結構その月額500円って言えばその価格帯もそうですし、
これだけいろいろと、例えばNetflixとかAmazonプライムとかいろんなビデオオンデマンドサービスがある中で、
なぜ今参入したのかっていうところもですね、結構世間は気になるかなと思いまして。
ちょっと今日はですね、その辺りの問いをですね、亀山さんにぜひぶつけさせていただきたいなと思いました。
はいはい。一番今時のネタかなと思いましたんで。
そうですね、はい。
はい。
よろしくお願いします。
で、ちょっと早速いきなり大きい質問になってしまうんですけど、今回なぜ始めたか、ちょっとその辺りから伺ってもよろしいですか。
えーとね、まあまあみんながたぶん一般的に思ってるのは、なんで今されやるのって。
そうですね、私もですね、リリース見た時にちょっと思ったんですよね、それ。
そうね、確かに遅すぎるだろうみたいな話があった。
まあそれで言うとね、まあみんなあんま覚えてないかもしれないんだけど、結構うちは昔からこの辺は結構トライはしてきて、
挫折の歴史があるということで、
まあ今回早すぎても遅すぎてもダメというお話をしたいかと思います。
わかりました。
で、ちょっとその詳しい戦略は、あの次回というか後編で伺いたいと思うんですけど、
あの、今やっぱりこう参入しようと思った、まあ早すぎて遅すぎてもっていうことがさっきあったんですけど、
今、今かなっていうふうに思った理由っていうのはあるんですか。
今かなというか、まあ本当はもっと早い方が良かったのかもしれないんだけど、
まあ、じゃあちょっと後ろの歴史を軽く言わせてもらおうかなと。
はいはい、ぜひお願いします。
多分皆さん知らない人も多いだろうけどね。
で、うちはまあだいたいDMM始めたのが1998年くらいかな。
だからまあ25年くらい前になるんだけど、
そもそもまあ動画の配信をやりたいということで始めて、
で、スタートはまあみんなも知ってる通りアナウンスのサービスを配信始めたということで、
03:04
そこから始まったんだよね。
だから今いろんなことやってるけども、まずはそこの配信を始めたと。
はい。
月2,000円のサブスクで始めたのかな。
うん。
あ、それが当時はサブスクだったんですね。
うん、当時はサブスクでね。
で、そこから始めた中で、ただまあそれを始めてまあ、
だいたい1年後くらいにすぐに将来映画の配信も来るだろうと。
まあ当時は全く映画の配信とかはもう耐えられるような画像じゃなかったし、
ちっちゃいような。
うん。
で、ギリギリまあアダウトのみんなもまあ何とかお金払ってみようかっていうような感じの画像と、
あとダウンロードしてね。
10分との1時間くらいダウンロードして頑張って撮って見てるっていうような状況だったんだよね。
うん。
ただまあ将来的に言うとまあ、映画の配信の時代が来るかなと思って、
うん。
まあ翌年のだいたいね、1999年くらいに、実は映画仕様JPってサイトを立ち上げたのよ。
映画仕様JP。
ああ、はいはいはい。
っていうドメイン撮ってね。
ええ。
で、それは何をやったかっていうと、まあ当時は当然配信なんて無理だったわけなんだけど、
はい。
まあ将来的に多分動画のこの画像が良くなってきたら、
例えばWarnerとかソニーとかいろんな会社は本社から配信始めると思ったんだよね。
うん。
つまりアメリカから世界に向けて配信するとWarnerね。
はいはいはい。
ネコロンビアもそう、世界中にアメリカからやるとか。
はい。
ハリウッドとかもね。
うん。
って思った時に、まあ日本においたら何ができるかっていうと、
まあそれのまとめサイトみたいな、ポータルみたいな。
なんで、まあそういった映画会社がユーザー集めるために、
ポータルサイトから、ここからWarnerの映画見れますよ。
ここからGTに見れますよ、みたいな。
まあそんな風なものを作ろうかなと思って。
うん。
で、同時に知り合ったホリエモンと長谷さんっていう人と会った時に、
じゃあこういうのやりたいからちょっと協力してよと。
俺石川県で東海のことわかんないから、
コンテンツメーカーと交渉して、
こういうサイト作ってくれないみたいな話をしたのが、
まあそうだね、もう24、5年前の。
もうじゃあ99年からそういうお話をされていたんですね。
まあそれでもね、JPEGの写真とかね、パッケージの写真最後許可が出なかったわけよ、メーカーから。
あ、そうなんですか。
ポータルサイトに掲載するっていう許可がおりなかったんですか。
そうそう。あとはもちろん予告編とかね、
ああいったものも無理だし、
結局監督がとか作家がとか俳優がとか、
そういう許可がおりないと、
メーカーだけでは出せないと、パッケージさえ。
じゃあコンテンツの権利を持っている人たちがすごいいっぱいいたから、
その調整がめちゃめちゃ大変だったってことなんですかね。
後々結構楽だって、メーカーがオッケーで全部出せたんだけど、
その辺がすごく厳しくて、
作ってみたもののパッケージが全くなくて、タイトルだけになっちゃって。
06:01
全部ノーイメージみたいな感じですか。
そうそう、そんな感じ。
これじゃタイトルにならないなと思って、
まあ早々にね、半年くらいで終わっちゃったのよそれは。
そうなんですね。
そこで一旦そういったポータルを作っておけばいいなっていうのが
ダメになったと。
そこからしばらく無理だなと思って、
他の分野で通販を始めたりとかね、
DVDのレンタルとか、そういうのを始めたりしてたんだけどね。
そこからどうかな、
2007年くらいかな。
その辺くらいから、そろそろいけんじゃないかってことで。
7,8年前にトライした、もう一回再チャレンジできるんじゃないかってことですね。
その頃は、今度はポータルっていうよりは
自分たちで配信をしようっていう方法に行ったわけよ。
っていうのは、各メーカーさんが
自分たちで俺配信すると思ってたら
意外とそれが別のとこに配信を任せるっていう方法を取り始めたわけよ。
それが今で言えばNetflixとか、
他にもいくつかサイトあったんだけど、
そういったところに下ろすみたいな感じになったんで、
じゃあこれならうちらにも下ろしてもらえるんじゃないかっていうので、
その頃から映画配信を始めようと思ったんだよね。
当時はサブスクじゃなくて、ペーパービューだったんだけどね。
1コンテンツあたり数百円とかで課金するってことですね。
そう、1本500円とかそういうのならいいよみたいな。
それでハリウッドのコンテンツとか買い付けに行ったりとかしてたわけよ。
ただ実際問題はやっぱり誰も見ない時代だったから、
例えばでも1本最低いくらくれとかいうわけよ、コンテンツっていうのはね。
例えば1億のミニマムギャランティっていうかな、最低支援料みたいな。
それを払っても年間売り円が100万円しか立たなかった。
すごい赤字ですね、それは。
だから超赤字だったんだよね。
それでも徐々に伸びるだろうっていうことで、
結構頑張っていろいろやってて。
当時はテレビでも見れるようにしようと思って、
セットトップボックスっていうSTBって言われるんだけど、
テレビでも見れるような機械も開発したりとかしたのよ。
例えば今でいうファイアースティックみたいな。
そうそう、グランブルーキャストとかああいう感じの。
それを自社開発されてたんですか。
自分たちで作って。
結構本格的にかなりの額を投資してやられたってことですか。
そうだね、結構頑張ってたんだけどね。
ただそもそもテレビがネットに繋がってない時代だったから、
どっちかというとプレステのが繋がってたね。
そうかもしれないですね、当時確かにそうだったかも。
だからプレステの仕組み使って配信するとかいう、
そういう仕組みを作ったりとか、
いろんなことやってたんだけど、
いかんせんやっぱり誰もテレビにネットが繋がってないからさ。
なかなかそれも復旧しなかったんだよね。
09:01
走行してる間に、ただ第一次ブームっていうか、
当時は今UNEXTやってるUNOさんとかがギャンとかも始めたりとか。
はいはいはい、優先が。
あとドコモとかね、あと他にもBTVとか。
はい、確かに。
教室の中で久々に名前聞きました。
なんかいろんなところが将来に意味をかけて、
みんなたぶん私かなりひどかったと思うんだけど、
頑張ってそういったことを始めるっていう時代が始まったんだよね。
やっぱりその辺の中で、何社かがみんな名乗り上げてくるから、
ハリウッド側のほうも、結局ドコモ大して売れないんだけど、
みんな勢いよく出すなら売ってあげるよみたいな感じで。
みんな先行投資しながら頑張って配信をしてたっていう感じがその頃かな。
2000年代後半あたりがそういう感じだった。
そっか、じゃあ本当にコンテンツを、
例えば1コンテンツ1億円とかで買い付けて、
日本の消費者に向けて数百円で売っていくっていうようなビジネスをされていたわけですね。
みんなそんな感じでやってたんじゃないかな。
途中でそうだね。
その頃になってきたら、アメリカのほうでは結局ネットフリックスが、
その頃はDVDを宅配してたんだけど、
それにおまけで配信をつけ始めたわけよ。
なのでうちもネットフリックスのDVDを配達するっていうモデルは真似をしてたんだけど、
だからそこにもうちも配信をつけたりとかしたわけよ。
もともとレンタルとか宅配のほうはやっていたってことですよね。
そうそう。
で、ネットフリックスもそこに動画配信をおまけにつけたんだよね。
今はもうDVDとかほとんどないのかもしれないけど、
うちがDVDが中心で、おまけでちょっと配信見れますよみたいな。
で、うちらもDVDでレンタルやってたから、そこに配信をちょっとつけましょうとかもやったりしたんですよ。
ただうちらの場合は月額でつけるっていうとそんなコンテンツ代が払えないわけよ、なかなか。
はいはいはい。
っていう中で苦労の連続だったし、どんどん毎年の赤字が結構あったわけよ。
そうだったんですね。
ちなみに規模感でいうと毎年どれくらい赤字を出してたんですか?
当時とも何千億かは出たんじゃないかな、それでも。
結構大きい赤字が出てたわけですね。
そうやってて、結局配信とかっていうので、
でもやっぱりその辺が早すぎたっていうのはあるのかもしれないけど、
結構どこも苦労してたと思うんだけど、
当時ギャガさんとかも郵政がやってたんだよね、投資をしてたんだろうけど、
やっぱりその辺の負担が大きかったんだと思うんだけど、
12:02
それで郵政自体が業績が多分悪くなったんじゃないかな、そういうのも含めて。
っていう中でギャガとかギャオを売るって話になったわけよ。
で、毎週売却するみたいな話があったんで、
それが2009年くらいかな。
その頃やっぱりみんな赤字、うちよりも多分そっちの方が投資してたんだよ、
うち一番、その辺の宇野さん系が入ってたから。
そうですね、確かにソフト邪魔いたれというか、
キャッシュもどんどん出てきてしまったってことですね。
やっぱり郵政のモデルから新しいモデルに転換しようと思った時期だと思います。
ただ資金的にしんどくなったこともあるかもしれないけど、
うちもそれを買えないかって一応手を挙げたんだけど。
そうだったんですか。
ただうちらその頃っていうのは、本当にまだ大して有名な企業ともなく非常上で、
ある意味怪しい会社っぽかったから。
そうですよ、確か。
キャリアン出る前の神山さんって非実在説とかもありましたもんね、確か。
そういうのも含めて、名乗りを挙げてお願いには行ったんだよね。
その時初めて宇野さんに会ったんだけどね。
でも銀行とかいろんな反対もあったらしいんだけど、
入札に参加もできなかったという。
そうでしたか。
じゃあ入り口の時点で弾かれてしまったんですね。
結局ギャガはヤフーに行って、ギャオはまた別の人に売却って話になったのかな。
その辺の中でコンテンツを抱え込まないと難しいなとか、
いろんなことも含めてギャガとかギャオっていうのに価値はあったんだけど、
結局そこも無理だったというゴストだったんだよね。
いろいろやっていく中で、当時資金のマイナスもつらかったし、
やっぱり会員数も伸びも少なかったんで、
その当時はいろいろいった映画会社さん、東映さんとか日刊さんとかもいろいろ出してて、
まだハリウッドは出してくれたけど、
やっぱりテレビ局とか日本の映画会社もコンテンツを出すのはちょっと前向きでもなかった。
むしろハリウッドよりも日本の放画の方がなかなか放映権が取れなかったってことですか?
うん、そうだね。その辺は前向きには考えてもらえなかった時代だった。
やっぱり権利関係が難しかったらしくて、
配慮許可を取るとかいろいろあったんだろうね。
結構そこで一旦その壁にぶつかってしまいまして、
2007年くらいから始めたものは一回撤退することになったんですか?
そうだね。2010年くらいにはもう撤退の方向になったかな、それで。
あー、そうなんですね。
だからその辺でいうと、どれだけ後ろ向くかっていうと、
例えば映画を共同で作ったとしたらどうなりますかと。
当時って映画で公開したら半年くらいか1年経ったら、
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DVDのレンタルしたりとか販売したりとかしてたわけよ。
だとしたらうちも映画に投資するから、
映画館でDVDの販売用DVDは先に出せませんかと。
例えば1年経ったらレンタルとセールって一緒だったんでね。
販売用のやつが3000円で売る、
レンタル用のやつはレンタル店で300円で買ってみたいな。
だとしたらDVD自体を映画館で、
もう映画見た後に買えるようにしちゃダメですかと。
そしたらそこで1800円で映画見ても、
3000円のDVDがもう一回売れるじゃないですか。
そうですよね。客単価がすごく上がりそうですよね。
そういうふうにして映画撮れませんかって言っても、
それもダメだって言われて。
結構新しいビジネスに対して厳しいですね。
なかなかその辺が映画の監修みたいなのがあって、
新しいビジネスモデルこういうふうにできませんって言っても、
その辺はやっぱりちょっと難しいねっていう。
前ABEXさんあたりが一番柔らかい感じの考え方をしてたんだけど、
シンコキングだったせいもあったのかな。
そういった中で言うと、
映画業界っていう中でも結構これ難しいなっていうのも理解して、
あとは最終的に撤退した一番の大きい要因っていうのは、
やっぱりこんなふうなスピード感でやってても、
結局大手のほうがスタヤさんとかドコモさんが配信始めたんじゃない。
なのでこのままやってても、
うちがどんな頑張っても5%から多くても10%も取れないなと思ったね。
配信の史上ね。
当時アダルトの配信もやってたおかげで、
会員数は結構いたんだけど、
それでもコンテンツを明かし出しながらやっても、
やっぱりライバルっていう人たちも結構大手だったわけ。
そういうことですね。
っていうのを含めたら、
これどう見ても5%しか取れなかった時にどうなるかっていうと、
結局コンテンツっていうのが強くなるから、
一生これ儲からないなと思ったわけ。
そうですね。
スタヤさんとかゲオさんのレンタルってあるじゃない。
もともと俺はレンタルがこういった世界の配信に変わると思ってたわけよ。
でもスタヤさんとかゲオさんみたいに3割ぐらいの資料を取れるなら、
結構発言権が出るわけよ。
レンタルの中でってことですか。
レンタルの中でというよりも、
会員メーカーに対して、
うちが3割取ってるよとかって言うと、
大事にしてくれてる。
確かにそうですね。
コンテンツをスタヤさんやゲオさんがこういうふうに配信したいって言った時に、
結構柔軟に聞いてくれるってことですかね。
レンタル店の時の3割とか4割取ってたら。
でも配信で例えば5%しか取ってなかったら、
誰でもいいかと言うと、
いや5%ならそんなこと言うなら他流すからよ。
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下ろさないよって言われちゃうじゃない。
そうですね確かに。
あんまり交渉力がないですよね。
これはどの分野でもそうなんだけど、
例えば出版業界で言うと、
日本東版っていうのが一番強いから。
取材さんでそうですね。
それは本屋さんよりも出版社さんよりも強いわけよ。
つまりそれはその2つで多くの市場を取ってるから。
私も余談ですけど、
頭を下げに行ったことはありますね、出版社自体。
そういうやっぱり市場にシェア取ったのが、
本屋だろうが、ショップだろうが、
メーカーだろうが、
そこがやっぱりビジネスのインシアチブを取るっていう感じが、
どこの業界でもあるわけよ。
今回みたいな中で言った配信をいくらしても、
たぶんこれずっと利益でない分野になるなと思ったんでね。
そういうことも含めて、
これは無理かなと思って、
これも撤退と。
そうなんですね。
その3年間、頑張って、
3年ぐらいですかね、
頑張ってトライはしたんですけど、
やっぱりちょっと見込みがないかなっていう結論になったわけですね。
その後に、
さらにYouTubeみたいなのが出てきたわけよ。
2000年代半ばぐらいからできましたね、YouTubeは。
それでそこからさっき、
YouTubeとかニコニコみたいな、ニコニコ動画みたいな、
投稿型っていうYouTubeサイトが出てきたじゃない。
その辺っていうのは、
今度新しい、
次の時代の別のモデルだったわけよ。
要は今まで出してた映画と違う世界だったんじゃない。
その頃っていうのはとてもちょっと、
当時のYouTubeって、
著作権無視みたいなのもあって、
危ない状態があったわけよ。
みんなどうなるんだと思ってたけど、
結局2013年ぐらいにGoogleに買収されたわけよ。
そこから一気に流れが変わったというか、
市民権を得たわけよね。
だから、これはいけるみたいな話になった。
YouTubeってどうなるかと思った時代があったのが、
Googleに買われた段階でそうなったっていうのはあるわけよ。
その前っていうのは、
YouTubeとかニコニコっていうのは、
メーカーからすると敵みたいな感じになってたんだよね。
当時うちもYouTubeみたいなことやりたいとか言ってたんだけど、
メーカーさんとの付き合いもあったから、
役員がやっとどこどこのテレビ局がコンテンツ出してくれっていうのに、
そんなサイトやったら怒られちゃいますよと。
確かに既存の付き合いとはすごくバッティングしそうですね。
っていうのもあって、
ニコニコがやってるのを横目で見ながら打ちたら、
これできないなと思って。
そういう時代もあったんですね。
検討したけどやっぱりちょっと、
今のビジネス的に厳しいなっていう時代もあったわけですね。
一方でそのうち、
21:00
その頃はNetflixはアメリカだけだったんだけど、
日本にも来るだろうし、
Amazonとかもその後やってくるとか、
いろいろ考えた中で、
結局はこの動画はもう未来ないなと。
YouTubeとかAmazonとかNetflixにはどう見ても勝てないし、
あと俺が当初思ってた、
メーカー自体が配信始めるみたいなことも全然進みそうな気がすると思ってたのもあったしね。
実際最近はディズニーとかが自分たちで始めたじゃないですか。
ここはもうやっぱりダメかなという感じで、
じゃあもう撤退と。ここの分野は無理だと。
ちょっと動画配信は厳しいと。
その分の資金はそこに入れないで、
そこから体力発展とか、
ネット証券とか、
ゲームとかそういった方向に行くっていうのが、
俺の時代の流れかなと。
そうなんですね。
すごい、亀山さんのビデオオンデマンドとの戦い25年史を今聞かせていただいたような感じがしたんですけど。
色々やって、現実問題はうちらも資金的にも持たないし、
効率も悪いし、だったら他の分野に行こうということで、
そういった違う分野に行ったというのが過去の歴史ということでございます。
そうなんですね。ありがとうございます。
確かに当時そういう風な時代背景だったかも。
私は完全にまだ消費者として関わっていただけなんですけど、
そうだ、そういう配信サイトあった、そういう時代だったっていうのを思い出しながら、
裏ではこんな風になってたなっていう風に楽しく聞かせていただきました。
動画の歴史を語らせたら俺が詳しいよ。ずっと見てるから。
本当にそうですね。
まさに当事者としてそれに取り組まれていたわけなんですね。
そうだね。それの大変さも分かるし、
今頑張っている人たちの苦労も分かるんだよね。
今さらうちが遅いかどうか早いかどうだったかっていう話だと言うと、
当時は自分たちの体力も含めて早すぎたなっていうのが思いだけど、
現実問題はお金もなかったからしょうがないよねっていうので、
そこの判断は間違ってなかったかもしれないんだけど、
あえて反省するとするなら、少なくともコロナ前にやっとけばよかったなと。
すごもり需要がすごくコロナ禍で増えましたもんね。
これはコロナっていうのは俺も予想できなかったのもあったんだけど、
当時のコロナの前ぐらいに始めた事業で言うと、
水族館とか農業とかホテルに人材派遣するビジネスとか、
そういったことに行ったんだよね。
リアルの方ですね。
リアルの方。
コロナになってリアルになったので、その辺が全部失敗したわけよ。
しょうがないというか予測できなかったことですもんね。
だから今言えばコロナ前ぐらいから考えとけばよかったかなっていうのは、
今更思うのがあるけど、
24:00
現実これは言ってもしょうがないんで、
じゃあどうしようかと思った時に、
ギリギリやるなら今かなと。
なるほど。
分かりました。
じゃあちょっとギリギリやるなら今かなっていう言葉が最後にありましたけど、
じゃあここから一体どういう風にして、
ビデオオンデマンド市場で勝ち抜いていこうとしているかっていう話を、
次週の後編で伺えればと思います。
今更なぜ厳しい動画業界に入る気になったかという。
そうですね。めちゃめちゃ気になりますね。
じゃあ次回に続くということで。
ではまた次回よろしくお願いします。
24:47

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