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【第345回】推し活の学びか悪書か。朝井リョウ「イン・ザ・メガチャーチ」を語る
2026-09-02 35:08

【第345回】推し活の学びか悪書か。朝井リョウ「イン・ザ・メガチャーチ」を語る

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このポッドキャストは、Webニュース編集者のうすだと、ブロガー兼ライターのカイがITの話題から最近のお気に入り、個人的イチ推しなどを雑多に語る番組です。

第345回は、朝井リョウの作家15周年作品「イン・ザ・メガチャーチ」について語りました。

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取り上げた話

◇ イン・ザ・メガチャーチ

朝井リョウ作家15周年記念作品であり今回のテーマ。

『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ|日本経済新聞出版

◇ MBTI

個人を16の性格類型に分類するアンケート。最近はオーディションからデビューしたアーティストのプロフィールにもよく見られる。

性格タイプ | 16Personalities

◇ 誇張しすぎた古畑任三郎

お笑い芸人ハリウッドザコシショウの「誇張しすぎた」シリーズ代表作。

ハリウッドザコシショウの古畑任三郎漫談【第一話】【ハンマーカンマー】 - YouTube

◇ JO1とINI

オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」でデビューしたボーイズグループ。JO1が先にデビューしており、兄弟グループ的に語られることがある。

JO1 OFFICIAL SITE

INI OFFICIAL SITE

◇ 正欲

朝井リョウ作品。一般的にはメジャーではないものに欲望を抱えてしまう人達の物語。稲垣吾郎と新垣結衣で映画化。

試し読み | 『正欲』朝井リョウ | 新潮社

◇ 何者

就職活動をテーマにした朝井リョウの作品。こちらは佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之が出演する映画作品としても話題に。

『何者』 朝井リョウ | 新潮社

◇ 市ヶ谷のレコード会社

といえばソニー・ミュージックだったが2018年にビルを譲渡。とはいえ市ヶ谷の六番町ビルはいまでもソニー・ミュージック。

ソニー・ミュージック、乃木坂ビルと市ヶ谷ビルを譲渡。乃木坂スタジオは継続 - AV Watch

◇ t.a.t.u.

ロシア出身のお騒がせアーティスト。ミュージックステーションの出演を無断キャンセルして以降日本のテレビには出演できなくなる。

t.A.T.u. - Wikipedia

◇ スペードの3

朝井リョウ作品の1つ。こちらも推し活がテーマになっているので、イン・ザ・メガチャーチが面白かった人にお勧め。

『スペードの3』(朝井 リョウ)|講談社

編集後記

カイ

映画化期待してます。だれがBloomyやるのかなー。

うすだ

言い忘れたけど、お化粧久保田のシーン、澄華とお母さんが盛り上がったあと、別になにも展開しない、という残酷さが面白かったですね。

感想

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サマリー

今回のエピソードでは、作家の朝井リョウ氏の小説『イン・ザ・メガチャーチ』について深く掘り下げて語られています。この小説は、現代の「推し活」ブームをテーマに、音楽業界関係者、推し活に没頭する女子大生、そして亡くなった俳優のファンという3人の異なる立場の人物の物語が描かれています。特に、推し活のリアルな描写や、登場人物たちが抱える葛藤、そして朝井氏特有の「えぐられるような」心理描写が詳細に分析されています。また、小説のモチーフとなったとされる実在の人物や出来事についても触れられ、そのセンシティブさや巧みなストーリーテリングが話題に上がりました。さらに、この小説が映画化される可能性や、似たテーマを持つ他の作品についても言及されています。

朝井リョウ作品と「イン・ザ・メガチャーチ」
うすだ
うすだです。
kai3
カイです。
このポッドキャストで何回か触れていた、いつか紹介しようと思っていた小説について、ようやくですね、語る回来たんですけど。
イン・ザ・メガチャーチ。これ何周年、レビュー何周年記念とかのやつじゃなかったっけ?朝井リョウの。
うすだ
そうでしたっけ。出たのだいぶ前ですよね。
kai3
出たのは2025年9月なので、まあまあ1年前ぐらい。
作家生活15周年記念ですね。朝井リョウ自体はもう有名な作家になっちゃいますけど、一番話題化されたのは「霧島、部活辞めるってよ」っていう。
あれがデビュー作だったのもすげえなと思うんですけど、あれで一気に話題になり映画化され、その後もいくつか本家ですけど。
僕結構朝井リョウの作品好きで、ちょこちょこ読んでるんですよ。
何者とか、正欲とか。だいたいあの人映画化されるんですよね。
うすだ
映画見てますね。
kai3
朝井リョウの作品ってなんかこういやらしいというか、ある程度そこにターゲットに近い存在を読むとなんかチクチクくるんですよね。
なんか自分のこと言われてるようなえぐられる感じがあって、そのいやらしさも込みで僕はすごい好きなんですけど。
そのいやらしさが最大限に出てたのが僕はイン・ザ・メガチャーチ。
特に僕の好きなジャンルだったっていうのもあるので、すごく興味深かったんですけど。
kai3
まずはちょっとね、イン・ザ・メガチャーチ、読んでない人向けにネタバレしない程度に作品の説明をしようとすると、
小説のあらすじと登場人物
kai3
これ世界観としてはいわゆる推し活ですよね。
まさにその2025年に出したのであればぴったりの世の中を席巻し、いまだに席巻し続けるその推し活というブームについて描かれた話で、
推し活を舞台に3人のそれぞれの登場人物がそれぞれの立場で推し活にかかる。
1人は推し活を仕掛ける側の音楽会社の人と、1人はもともとそういうのに興味がなかったんだけど、いつの間にか推し活にはまっていく女子大生と、
もう1人が推し活、別の俳優さんのファンを教えて推し活したんだけど、そのアーティストが亡くなってしまい、なぜ亡くなってしまったのってところからちょっと活動が過激化するみたいな、その3人の話なんですけど。
さっきも言った朝井リョウってえぐってくる感じがあるんですけど、今回のえぐり方はどことなく現実世界をモチーフにしてそうなところがよりえぐってくるんですよね。
うすだ
どことなくというか、まあまんまなところもありますよ。
kai3
あえてまんまとは言ってないところがね、あくまで架空の世界なんですけど。
立場的には、僕は多分これ全部立場わかるんですよ。
音楽会社、音楽事務所に働いている人も、世代的には47だったかなぐらいの男性で、その人のついつい推し活にはまっていく気持ちみたいなところもわかるし、
僕自身がまあまあいろんなアーティストとかアイドルチェックしてるので、普通に追っかけしてた、推し活してる女の子たちの気持ちもわかるし、
僕はもうね、いろんな視点で興味深いんですけど、逆にうすださんが興味深かったところを聞きたいんですけど、ポイントとして。
うすだ
僕は、アイドルグループ運営のやっぱり久保田さんの立場でやっぱり見ちゃう。
kai3
まあ基本そうです。この世代の男性が一番そこ来ますよね。
うすだ
そうですね。もうそこ目線でやっぱりわかるなっていうところと、やっぱり中間管理職的な窓際っぽくなったけど、再度ここで火を燃やしたいみたいになっていくその感じとか。
もうちょっとリアリティあるし、それで家族の悩みとかもちゃんとやらしく書かれていて。
kai3
久保田さんがとことん追い詰められた状況から始められるじゃないですか、精神的には。その絵描き方が本当にいやらしいんだよな。褒め言葉でのいやらしいなんだけど。
じゃあちょっと実際にネタに触れていきたいと思うんですけど。
うすだ
ここからはネタバレということですね。
久保田の物語と心理描写
kai3
ネタバレはもう、なのでネタバレ気になる人は一旦ストップして読み終わってから聞いていただきたいと思うんですけど。
久保田からいきましょうか。久保田っていうのがレコード会社で働いている人で、もともとは昔若い頃に一回ヒットさせてるんですよね。海外の。
もともと洋楽がすごい好きで、洋楽のアーティストをうまくヒットさせたんだけど、今は経理でしたっけ。別の部署にいるんですよね。
そんなような内勤の部署に移動していて。
もともと洋楽はすごい好きだったから、ちょっと今の邦楽ブーム、推し活みたいなのはちょっと距離を置いて見て
だけどある時、昔一緒に洋楽のブームを立ち上げた同僚が推し活ブームをすごい引っ張って牽引していて、ちょっと眩しく見えた後に、
kai3
その眩しく見えてきた同僚からちょっと一緒に新しいアイドルグループ売り出そうぜと声をかけられて、そこからね。
推し活のファン側じゃないですよね。この人はどちらかというとレコード会社の立場で、推し活を売り出す側から入ってきているんだけど、いつの間にかそれがね、ちょっと気持ちが入りすぎてしまうという。
いやー、これもう、さっきも追い込まれていましたけど、この人が今もう離婚して7年ぐらい経つのかな。
娘とは定期的にビデオ通話するけど、娘も興味もないような、ちょっと冷めた感じになっているので心移しもいないし、職場の若手はすごい自分を舐め切ったような態度をしていて、もう心を許す相手がいない。
あの頃よかったよな、若い頃楽しかったなって思い出から、まさに楽しかった頃の同僚本人から連絡が来るという。思わずやっぱりそこに熱量がこもるというね。
で、そのまま、本当は最初は運営としてアイドルグループを応援させていたんですけど、いつしかそのアイドルグループのメンバーと仲良くなって、ちょっと気持ちが入り込みすぎてしまい、仲良かったボーイズグループの子がちょっと体調不良で休んじゃうんですよね。
お休みのときに心配すぎて家に突撃してしまい、それでもう謹慎処分を喰らいプロジェクトが外されるという。だからもう家族にも職場にも友達がいなくて、でもこの若いボーイズグループの子と仲良くすることでちょっと心が通じた相手がやっとできたし、その子から年を取ったって化粧した方がいいと思いますよとか、
ビデオ会議のときにちゃんとライトを使った方がいいですみたいなことをして、ちょっとずつそういうことをし始めていくんですよね。そのおかげで現場の若手とも話せるようになってくる、職場の若手とも。職場の若手とも音楽の話で会うようになるから話ができるようになってくるということで、やっと心が通じ始めてきた。
kai3
ところで心が通じたはずの相手が病気で休んじゃうから、思わず心配して差し入れを持っていこうとしたんだけど、本来は知らないはずの相手の住所までアクセスして調べてしまうという。
うすだ
そんな終盤まで行っちゃう。
やっぱりこの久保田が面白かったですね。
娘とのビデオ通話のときにもちゃんとライトをつけるとか、アイドルの人にこれから化粧品買いに行きませんって言われて、最初はなんだよそんなの馬鹿みたいだろうみたいなこと言うけど、ちょっと間を置いてやっぱ行くってなるのもリアル。
kai3
絶妙にリアルですよね。
僕は正直この後の女子大生の話が一番面白かったんですけど、僕は気持ちはわかるというよりは気をつけなきゃいけないなって思ったというか、
やっぱり今時の40代50代の働き方って昔と時代が違うから何をやってもハラスメントと言われるとか、気を使いながらコミュニケーションするようになっているじゃないですか。
その中で若手と仲良い方がこれからの社会良いんだけど、仲良いを勘違いするとこうなってしまうんだというこの一線を超える怖さ。
本人は仲良くなれたと思っているだけじゃないですか、彼と。
でも彼からしたらそうではなかったという、彼は彼で実はすごい人見知りで人と喋るのを頑張っていろんな大人とも喋っていたのを勘違いして踏み込んでしまった。
これはむちゃくちゃ怖いなと思いましたね、立ち位置からすると。
あと僕が意外に面白かったのが、レコード会社でこの新しいグループを応援するときに、一人じゃないんですよ。
実は他にもいろんなメンバーがいてチームで取り掛かるんだけど、その中に国見っていう人がいて、この人がむちゃくちゃ名プロデューサーなんですよね。
うすだ
ソシャゲ会社から来た。
kai3
もともとソシャゲ会社が来たんで、そのソシャゲ的な気持ちの盛り上げ方っていうのをものすごい掴んでいて、それをうまくアイドルに持ってきて、確かにこの人の言うとおりに進んでいくんですよね。
具体的に言うとアイドルが何人かいるんだけど、今回我々を押すのは一番投票の低かった、ランキングで言うとギリギリ入れた子を一番押していきます、みたいな。
なぜかというと、その子のキャラクターが一番みんなから共感を持たれるからっていう。
なんだっけ、MBTI、今若者流行りの。
kai3
ちょっと内向的で、みんなと心を開けないみたいな、そういう子の方がむしろみんなから共感がいるんだみたいなので、戦略的にはむちゃくちゃすごいんですけど、でもこの人はストーリーを描けないんですよね。
それがむちゃくちゃ面白くて。
ストーリーを描く係として、この主人公の久保田が呼ばれるんです。
うすだ
久保田はもともと小説か何かを描きたい、脚本か何かを描きたいみたいなところがあって、そういう役割で入ったんですよ。
kai3
だから作戦は立てられるんだけど、でも人の心を打つシナリオはこの人には描けなくて、久保田を呼んできたっていうところが。
久保田はむしろそういう脚本を描けちゃうからこそハマるんですよね。
で、実際にハマって、謹慎処分をも受けた後に、国見と久保田が喋るんですけど、久美が、「視野を狭めるって楽しいんですか?」っていうすごい冷淡な質問をするんだけど、
この人は、国見さんは詩を狭めること自体に全く興味が持てないし、バカにしてると思うのではなく、そういうことの感覚値がないから全然わからない。
ソシャゲの文脈で戦略は立てられるんだけど、心打つシナリオが描けない人。
kai3
で、それを描けるのはやっぱり別の人で、その人こそこういうストーリー、ハマってしまいやすいミイラというかミイラになるみたいな。
ここの使い分けはむちゃくちゃ面白かったですね。
ちなみにこの国見って男だと思います? 女だと思います?
うすだ
え、男なんじゃないの?
kai3
これね、インタビューにいるんですけど、あえてどっちかわからない表現してる。
うすだ
なるほど。
kai3
僕も男だと思ってるんですけど、確かに名前がわざとらしく国見まことで「まこと」平仮名なんですよ。
読み返して気づいたけど。
うすだ
そうなんだ。
kai3
で、化粧っ気のない顔とか、体型がわからない服装で、一見すると男女どちらかわからないみたいなのがご丁寧に書いてあって。
うすだ
なるほど。
kai3
これをまた男性向けか女性向けでまたちょっと違ってきて、またちょっと面白いんですけどね。
うすだ
それ今全然知らなかった。
kai3
仕込んでますね。
仕込みだらけなのが面白い。そういう意味では次の仕込みが一番仕込みがでかいと思うんですけど、
国見と久保田の役割分担
kai3
もう一人の女子大生の主人公。
この子はもともとアイドルが全然興味なかったんだけど、ちょっと大学で仲間とうまくいかなくなっちゃうんですよね、友達達と。
ちょっとしたボタンの掛け違いで。
それできっかけで自分でMBTIを調べた時に自分のMBTIと同じアイドルの子がちょうどたまたま番組になってて、
すごい自分と同じキャラクターになっているので、そこにものすごい共感してそこから一気に推し活にのめり込んでいくっていう子なんですけど、
これがね、久保田の娘だったっていうすごいオチなんですけど、
いやー僕はねここが一番熱かったです。
うすだ
本当ですか。
なぜかというとですね、めちゃくちゃリアルなんですよ。
kai3
この推し活にハマっていくというよりは、推し活する人の行動がリアルで。
要はCDを何枚買ってランキング何位に行かせましょうみたいな行動があるじゃないですか。
そのうちの一個が具体的に出てくるんですけど、好きなアーティストの音楽をひたすら聞くんだけど、
この時のちゃんとコツが書いてあって、音楽をただ聞くんじゃなくて、曲名かアーティスト名を検索して聞く。
音量は0じゃなくて50倍以上にしよう。
スキップはしない、リピートはしない、必ず別のアーティストを入れる。
終わる時、聞くのやめる時は別のアーティストで終わらせるみたいな。
これ本当かどうかわかんないんですけど、確かに言われてるんですよね。
うすだ
ちょっと前に言ったチャートハック的なやつ。
kai3
音量が0だとカウントされないみたいな話とか、
同じ曲をずっとリピートしてるとそれは連続の再生数でカウントされないみたいな話があって、
そういうところまですごい丁寧に取材してるんですよね。
これがすごい恐ろしいなと思った。
kai3
この子はもともとこのグループ自体がオーディションから出てきてる。
投票型のオーディション。ファンが投票して上位何人がデビューできるっていうオーディションで、
それを応援せた友達に勧められて知ったんですよね、このグループをね。
一方で勧めてきた友達はもう次のグループを見てる。
その子は別にそのグループが好きじゃなくてオーディション番組が好きだったってこれまたリアルでこれもあるんですよね。
オーディション番組がすごい好きで淡々といろいろオーディション見ていくタイプと
一個のオーディションにガッツリハマってそのグループだけ追っかけてみればめちゃめちゃリアルだなと思う。
とはいえリアルを描いてるだけですごい誇張表現がすごいわけですよ。
誇張しすぎた古畑任三郎みたいになってるわけですよ。
なのでその誇張が現場感がある人からするとちょっとイラつくというかそんなことないでしょみたいな。
ごく一部の人はこうかもしれないけどみんなをこう見ないでみたいな。
まあそこはね架空なんでこれでいいと思うんですけど。
そこのねでもね僕からするといやこのぐらいの温度感が一番伝わるというか。
確かにこういう世界だよなあと思いながらめちゃくちゃ面白かったですね。
うすだ
これもちゃんとブックマークしていて再生回数とかもちろん毎回検索から動画にたどり着くこと。
再生リストの自動ループは使わず手動で繰り返し見ること。
音量は50%以上保つこと。
うすだ
720p以上の画質で再生すること。
一時停止はせずに広告も含めて全部見ること。
その動画を単体で繰り返し見るのではなく合間に全く関係のない動画を挟むこと。
定期的に再生利益を削除すること。
kai3
すごいんですよ。
うすだ
面白い。
こういうのをちゃんといれてくるから変なリアリティがすごい刺さるんですよね。
kai3
さらに言うとタイミング的にこれがねたぶんそのもしかしたら一部のそういう推し活している人からすると
ちょっとイラッとさせる部分かもしれないですけど
これテーマとなっているグループ「Bloome」というグループはオーディションの2回目でデビューする子たちで
その前にWAPというグループがいての弟グループで
かつ両方ともオーディションの人気投票で上がってくるというグループなんですよね。
このご時世からいくとこれはもう状況的にどう見ても JO1とINIだと思っちゃうわけですよ。
kai3
他にボーイズグループで出てきてその投票型のアイドルってこの時点ではそこまでいなかったし
しかも弟グループみたいな。BMSGも同じことやってたけどBMSGはどっちかというとプロデューサーが決めるタイプで
なのでこれたぶん一部のINIとかのファンからするとちょっとどう見てもそう見えちゃうから
kai3
あくまでそれをテーマにした架空の話なんだけど
そう見えすぎちゃうところが結構ねあるんだろうなっていう
さらに言うとこのこれもちょっとどこまでかわかんないんですけど
いわゆるメンカラっていうのがありましてメンバーカラーですね
今のアイドルみんなあるんですけどだいたいメンバーごとに色が決まっているんですよね
その色のグッズとかがあったりするという中で
この女子大生すみかちゃんが好きになるアーティストは紫色なんですけど
ここからちょっとねセンシティブな話なんであんまり深掘りせずに行くんですけど
とあるグループの熱量高すぎて事件を起こした追っかけの人が
界隈で紫色で呼ばれてました
紫と紫でそこは朝井リョウがわざとやってるのかわからないですけど
こんだけ調べてるんだったら多分そのトラブルメーカーと
カラーが紫ってのを多分知ってそうだからそこもつなげてるのかなっていう
それも含めてわりと界隈から結構センシティブなその話って
そういうのを含めて突っ込んでくるなっていうところも恐ろしいなと思いましたね
僕はこの女子大生すみかちゃんの話が気持ちも分かるし
女子大生すみかの推し活
kai3
そのにプラスリアルな推し活がどういうことを知れるのかっていう
とこまで描いている点ではむちゃくちゃ面白い
さらにお父さんとのつながり
最後の最後までドキドキしちゃいましたもんね
お父さんが気づきそうになるわけじゃないですか
でも上手いことやるんだけどその表現は
そこはもうめちゃくちゃページめくるスピード早かったんですよ
どうなのどうなのって言われちゃった
で3人目これはこっちはだいぶ過激ですよね3人目の
うすだ
こっちいるかっていうところが若干
kai3
こっちは若干ネタに振ったと思うんですけど
こちらはとある俳優がすごい好きで推してたんだけど
ある日自殺したんですよね
でそれがすごいショックでそんなの嘘だって言ってたら
ある時別の全然それまでその俳優を応援してたじゃなかった人が
実はあの人は死んでないんだ
政府にうまく隠されているんだみたいな陰謀論を吹き込まれ
で応援したのが倫太郎さんっていうんだけど
倫太郎と会えるっていう人に紹介され
イタコみたいな人に話を聞き倫太郎の声を聞いて
やっぱり倫太郎は生きていたと思い込み
kai3
生きていないかもしれないこの世界では
だから真実はわからないけど
なので世の中のものはだいたい嘘なんだ
kai3
真実は隠されているっていう
本来は俳優のファンだったのに
そっちの活動に今日熱心になっちゃうっていう
これがもう恐ろしいですね
これがまたやらしいんだけど
先ほどの女子大生の応援してたグループは
Bloome、花が咲くのBloomからBloomeなんだけど
この世の中には真実隠されている
隠蔽されているっていうグループが
ブルームマイセルフ、またブルームがかかってるんですよね
っていうちょっとずつつなげていく
kai3
で女子大生の子も
こっちの陰謀論とかにはまっちゃう女性も
どっちもあれなんですよね
今まではそうじゃなかったけど
陰謀論だったら自分の好きなアイドルに対して
全てを捧げていく
自分の給料とか貯金とかもどんどん使い果たして
こっちの女子大生のほうは
お父さんに留学の準備って嘘をついて
お金をせしめてみたいなところで
どんどん自分を犠牲にして
どんどんどんどん活動にお金を財していくんですけど
一回だけこの話って全部
名前で見出しが始まっている
久保田だったら久保田
女子大生は武藤澄香みたいなのが始まってるんだけど
一回だけすみちゃんになるんですよね
すみちゃんっていう回になる
陰謀論にハマるファン
kai3
すみちゃんっていうのは
女子大生が武藤澄香ですみちゃんと呼ばれてるんだけど
もう一人ここに出てくる
陰謀論にハマっちゃう子は
苗字が隅川なんですよね
すみちゃんって章が一個だけあって
すみちゃんの章は
二人とも当てはまるように書かれてるんですよ
バイトが大変で
毎日バイトで体力が大変
お金もない
でも活動のために一生懸命お金を
活動して捧げてるみたいな話になって
kai3
行く先のための活動は同じとこにいるんだみたいな
その描き方はまた絶妙にやらしいんですよね
こっちはちょっと陰謀論めいているところもあり
若干ちょっと距離感はあるものの
こっちは怖さでしたね
本来この俳優のファンじゃない人が
途中から入ってきてたじゃないですか
いかにも絶対その倫太郎は死んでないよ
隠されてるんだよって言って仲良く見せかけていて
ある日突然こういうことだけじゃないんだ
世の中はいろんなことが隠されてるんだよって
自分を引き寄せるっていう
このテクニックも実にリアリティがあって
恐ろしいなと思いましたね
うすだ
でもモチーフが分かりやすすぎないですか?
小説のテーマと朝井リョウらしさ
kai3
何ですかこれモチーフ
うすだ
三浦春馬
これちょっとひどいなと思ったんだよね
ちょっと引いたかなこれは
kai3
ちょっとね
これもさっきのJO1、INIみたいな話で言うと
おそらく三浦春馬だろうなって誰も思ってた
亡くなってしまい
いや亡くなっていないはずですっていうことが
騒ぎになったっていうのはやっぱり
テーマとしてはそこを切り取っているんだろうから
それもあってちょっとよりえぐみがすごかったですね
この話
うすだ
ちょっと気持ち悪かった
kai3
でもこうやって巧妙に騙されていくんだなっていう
でずっと声を聞いて
イタコみたいな人がこの倫太郎の声を代わりにやって
絶対これは倫太郎しゃべり方もそうだし
全部そうだよって言って
ずっと信じてたんだけどある日
もうこれ以上はお話できませんって言って
最終回にされちゃうんだけど
こっそり録音したんですよね
その録音証拠だと思って
みんなの前にこれが証拠です
倫太郎が声を聞いた瞬間に
あれ違うかもって思っちゃう
あの現実感すごくないですか
多分気持ちが入りすぎてて
全然違う人の声でも
多分言葉遣いとか練習したんだと思うんですよ
いろんな動画とかを見て
言葉遣いを頑張って練習して
それを本人と思い込んでたんだけど
いざこうみんなの前でそれを聞いた時に
しゃべってる方はこれがその声ですんだけど
この主人公の子は
あれなんか違うって思っちゃう
我に帰る感じ
この子はちょこちょこ我に帰りたいっていう描写があるんですよね
誰か止めてほしいっていう描写がどこかにずっとあって
それが最後の最後でドーンと出ちゃうっていうね
これはね
推し活的なものに興味があるかどうかで
全然見方が違ってくるなと思っていて
ちょっとでも推し活的なことをやってる
狭義の推し活ですね
アイドル応援とかしてる
アイドルのためにグッズ買ったり
頑張って再生をしてるみたいなことを
あった人からすると
まあまあグサグサくるんですよね
たださっき言ったみたいに
ちょっと特定のアーティストみたいなのを思い越させる
描写が多すぎるので
でもそれはリアルじゃないでしょって言いたくなってしまう
本当のファンからすると
うすだ
日経新聞で連載したもので
やっぱおじさんから見て
おじさんから見て推し活ってこういうもんだよって
理解されるのがちょっと気持ち悪いじゃないかみたいな
朝井リョウ視点の推し活として整理されるのは
ちょっと気持ち悪いみたいな意見が
なんかどこかで見て
それはなんかわかるなって
kai3
それはすごいわかりますね
これはなんか推し活っていう
めちゃくちゃメジャーな領域に来たから
そう思っちゃうんですけど
例えばこの前に書いた正欲っていう話知ってます?
読みました?浅井リョウの正欲
浅井亮の正欲は正しい欲と書くんですけど
正しい欲という言葉と裏腹に
普通の人が欲望を持たないようなものを好きになってしまう
ちょっと偏った偏愛の人たちの話なんですよ
それは偏ってるからセーフなんだけど
これある意味偏ってない
王道の偏りじゃないですか
だから余計にそう見られたくないが出ちゃうんだろうなと思って
やってることは多分今までといっつもと一緒なんですよ
何者もそうだし
何者も就職活動とかしてるちょっと若い子の
すごい偏ったアングラの世界なんだけど
それを描いちゃってるのを
これだけメジャーな舞台に来るとやっぱりこういう
ハレーションが起きるなってちょっと思いましたね
僕的にはこの通りだなと思ったし
作品の魅力と読後感
kai3
あとタイトルのこのイン・ザ・メガチャーチっていうのが
アメリカとかでいうチャーチマーケティング
今時もう宗教の教会のミサとか誰も来てくれないから
そこで音楽とかバンド活動をやってそこに来させる
これでも本当にそうで
僕が十数年前にLiveShellっていう
ライブ配信機器売った時に
この時はアメリカじゃなかったんですけど
韓国がそうで
韓国って今もそうなんだと思うんですけど
教会とかがやっぱライブやってるんですよね
いわゆる音楽とか
kai3
そのためにライブ配信
でも別に教会来なくてもいい
遠くから見るだけでもいいみたいなね
ライブ配信の機械とかいっぱい買ってくれたんですけど
これもすごいわかる
そういうちょっとお祭り的にすることで
客を寄せてくるチャーチマーケティングを舞台に
それの一番巨大なのがイン・ザ・メガチャーチっていう名前での
この推し活の舞台にしてるんですけど
うすだ
このタイトルめちゃくちゃかっこいいね
kai3
めちゃくちゃかっこいいですね
うすだ
これすげえセンスいいなと思って
kai3
この始まりのセンスがすごい
うすだ
すごいね
kai3
これ読む人は
全然こういう推し活に興味ない人は
多分これがすべてって思うのも
すごく偏ってるんですよ
めちゃくちゃ偏った
推し活の部分を描いてるのであって
とはいえ
推し活がどんな感じかは
ちょっとわかるはわかるんで
ここの温度感が難しいですね
うすだ
やっぱり推していて
クボタがハマってしまう道哉のコメントも
すごいいいんですよね
kai3
絶妙ですね
うすだ
おばちゃんみたいな会話をしたいみたいなのとか
働き詰めの人たちをくすぐるような言葉が数々
なんで主婦は楽しそうなんだろうみたいな話
なんで久保田はそういう話ができないんだろうみたいな
問いかけにうろたえていく久保田を見ていくのが
すごい楽しくて
その辺がやっぱ
うすだ
朝井リョウが日経読者をいじりに来たなっていうのが
たまんないですよね
kai3
日経読者をターゲットにしているのは久保田ですよね
レコード会社もね
うすだ
完全にいじりに来てるのが
自分もいじられるし
それは楽しいですよね
kai3
ちなみにこれもレコード会社も
場所が市ヶ谷にあるらしいんですよ
そこにはないけどっていう
割と露骨なキーワードの選び方のセンスも素晴らしいですよね
僕さらに言うと
kai3
この久保田が前に流行らせた
ストーリー付きの洋楽の女の子
kai3
あいにくその後はすぐに引退しちゃったけどみたいなのは
僕はなんとなくt.a.t.u.なんじゃないかなと思ったんですけど
わかんない
ソロではないんだけど
ストーリーをもっとやってきたみたいなところで言うと
t.a.t.u.の場合はいろいろあって
別の理由でいなくなってるんだけど
洋楽のアーティストでいきなり日本に出てきて
ストーリーで現れたっていうのがt.a.t.u.っぽいかな
っていう気はちょっとしたんだけどね
kai3
海外では流行ってないのに来てるじゃないですか
うすだ
でもt.a.t.u.はユニバーサルミュージックですよ
kai3
そこぐらいは別に適当でしょ
それ以来さら別にね
INIとかJO1とかだと全然話がってこない
というわけでめちゃくちゃ面白いんだけど
全く推し活読んでない人がこれを全部推し活だと思っても
ちょっと偏っている
偏った面白さっていうところで見てもらえるとバランスはいいんですけど
うすだ
僕ね一番好きなシーンが
印象的なシーンと結末
うすだ
久保田が道哉に踊らされて
ちょっと乗っかって化粧してライト焚いて
でこの娘なんだっけ
kai3
澄香ちゃんね
うすだ
喋るシーンがあるじゃないですか
喋った後にお母さんと澄香が喋って
めちゃくちゃバカにするやつ
kai3
キモい化粧なんかしてるよって
うすだ
お母さんがあそこに私も呼んでほしいみたいな
めっちゃ笑うみたいなシーンが一番好きです
kai3
いやでもしんどくなかったですね
面白いんだけどかわいそうに
せめて僕はあのストーリー読んでる時に
化粧とかして部署の若手とはそういう仕掛けたじゃないですか
で道哉ともそれで仲良くなったから
娘も受け入れてくれるっていう方向かと思ったのに
娘からバッサリ切られるっていう
それが性格の悪さですごい良いなと思いました
kai3
恐ろしいっすね
うすだ
ひどいなって遊んでるなっていう感じと
グサグサ刺さる感じが良かったですね
kai3
久保田がプロデュースしたアイドルで
一番ハマってるのが結局娘の澄香で
娘はハンドルネームで化粧してるから
娘とか気づけないんですよね
kai3
でも明らかにこの子が熱量高いっていうのは
久保太が見てるのも分かり
ネットの中継で顔は見えないけど
明らかにこのハンドルレーム
ちゃみするちゃんっていう名前なんです
ちゃみするちゃんがきっとこの子なんだろうな
みたいなことを思いつつ
こんなに熱量高いの大変なんで
ちょっと距離を置いちゃうわけじゃないですか
キャラクターとしては
俺はこんなアイドルと向き合ってるくらいだったら
本来は娘とちゃんと向かうべきだった
娘に会いたいって思って
最後の最後でそこは描かれないけど
そこのハンドルネームちゃみするちゃんが
実は自分の娘だったと分かっちゃう
ってあのうちね
いやーあれもなんかすごいわ
最後まで誰も救われないですよね結局ね
いやー恐ろしい
すごいのがこの推し活の世界を描きつつ
この三者三様の人間関係をうまく結びつけつつ
kai3
さらにちょっと人の心をぐいぐいえぐってくる感じの
絶妙な朝井リョウらしさ
これ朝井リョウ嫌いな人は本当は多いでしょうね
他の作品と映画化の可能性
kai3
ザ・朝井リョウな感じがしてる
それであの15周年作家生活の記念書ってのは
すげーわかるんですけど
うすだ
終わらせ方よくなかったですか?
kai3
いやーすばらしかった
うすだ
これしかないよなっていう感じ
kai3
うんすばらしい終わらせ方ですよ
いやーでもちょっと僕はあの後ページめくっちゃいましたもん
あれないの?続きないの?ってちょっと見ちゃったぐらい
すげーいい終わり方だったんですけど
いやーあのこれですよね
ごん狐じゃないけど
描かないことによるストーリー
描かないことによってその後むちゃくちゃ想像しちゃうじゃないですか
あれは素晴らしかった
うすだ
さっき描けなさそうだしな
kai3
やっぱり描いたらちょっともっとよくないですよね
うん陳腐になっちゃうというか
そんな気しますよね
kai3
なので朝井リョウの話が今まで読んだことがあって
嫌いでなければすごいハマるだろうし
あと推し活のなんか熱量みたいなのを感じるには面白い
ただやっぱりすごい誇張してるので
これだけを全てと思わない程度にしていただきたいというのは
僕だけの考えですけどね
うすだ
別にもう話題作ですかね見ておいて
kai3
まあね
うすだ
いいんじゃないですかね
kai3
いやーこれも多分映画化されるんじゃないですかそのうち
うすだ
映画化されるだけで微妙にさまた状況が変わってたりして
難しそうですよね
kai3
でもなんか本質は変わってない気がするんですよ
だってそれでいったらその
亡くなってしまった俳優みたいなのがもし三浦春馬だったら
そもそもすごい前なんですよね
でいまだにボーイズグループのオーディションとかも続いているので
投票制のやつっていうのは
多分少なくとももうすでにクランクインとかしてたら
全然時間的には間に合う気がしますけどね
いやーなるんじゃないかな今までだって
映画化してない作品がないぐらい
それ言い過ぎだけどちょっと大物のはだいたいなってますもんね
桐島が映画化されて何者もなっているし
正欲もなっているし
ちなみにですね
これが面白かった人にですねおすすめなのがですね
浅井リョウがですねスペードの3っていう小説を出してまして
これも若干推し活なんですよ
これはミュージカルを舞台にして
kai3
ミュージカルで応援するファンクラブを仕切っている女性と
実際に応援される舞台女優と
ファンクラブの中でゴタゴタみたいな話があるんですけど
これもちょっとね推し活文脈というか
ストーリーは何の接点もないんですけど
描いている世界観的には近いものがあるので
イン・ザ・メガチャーチ読んで面白かったのはスペードの3
スペードのスリーどっちか分からないですけど
これも結構面白かったですね
これもちょっと推し活的な話なので
僕も読んでいて
どっちかというとファンコミュニティの話ですね
こっちはそんなに描かれていないけど
イン・ザ・メガチャーチではあまり描かれていない
一人の有名人に対して好きなファンコミュニティができて
ファンコミュニティなのかなその人間関係とかそういう話
kai3
これもまた面白いので番外のテーマにはおすすめですね
イン・ザ・メガチャーチ映画化されたら僕は間違いなく見に行きますね
誰を配役するのかも含めて楽しみですけど
ちなみにあれですね
レコード会社の下りで
マーケティングのコンセプトで
政党の話もしれっと出てくるんですよね
最近の政党はこういう
チャーチマーケティングみたいなところで盛り上げてみたいな話も出て
そういう時世の話も入っていて非常に勉強にもなるし
推し活が全てが全てこうやってコントロールされているわけではないんですけど
現実問題こういう部分はやっぱりあるんです
スキル的にちょっとみんなを盛り上げるたびには
こういう演出がいいよねっていうのは僕は見ていても現実にあるんで
話半分くらいで読んでいただくとちょうどいいのではないでしょうか
かいだん
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kai3
バイバイ
35:08

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