アースくんの訃報と子供への伝え方
おはようございます。加賀小町と申します。
このチャンネルは、あなたの悩みや困り事は易占で解消することができますよとお伝えしているチャンネルです。
今日の配信は、水族館や生き物と関わるお仕事をしていらっしゃる方、
そして大切な存在との別れを経験したことがある方に向けてお話をします。
8月3日、名古屋港水族館にいたシャチのアースくんが亡くなったと公式から発表がありました。
私は石川県に住んでおりまして、名古屋港水族館って車で3時間半くらいの距離なんですね。
だけども、年間パスポートを買って月に1回くらいのペースで通う、それほど思い入れのある場所なんですね。
シャチを飼育している水族館って、日本では3館しかないんですよね。
その中で、このアースくんはオスだったんですけども、
オスのシャチっていうのは、もう日本の水族館にはこれでいなくなったっていうことなんです。
名古屋港水族館にはアースくんの献花代、17日まで設けられるとのことなんですね。
私はこのことを県外にいるときに知ったんですね。
私の子供が3人おりまして、その末っ子がアースくんがすごく大好きなんですね。
言ってみればオシなんですよね。
その子供にどうやって知らせようかってことはすごく迷ったんですよね。
私が知らないとき、私がいないときにそのニュースを知ってしまったらものすごく傷つくだろうなと。
そう思って、家に戻って落ちついた場所で末っ子に話したんですよね。
アースくんがお亡くなりになったんだよと。
そのとき子供は黙って聞いていて、だけどもその後本当かどうか調べてみるって言って
自分でyoutubeを検索して、そこでアースくんの追悼動画をただ黙って何個か見ていて
そしてその後は他の水族館のシャツの動画を見ながら気持ちを落ち着けているように見えていました。
この子供を連れて最後に名古屋高水族館に行ったのは6月22日だったんです。
その日から本当に1ヶ月半でちょっとお別れになってしまったんですよね。
そこで私すごく思ったんですよね。
もっと水族館に連れて行くべきだったんじゃないかなって。
6月22日が最後だったってこと。
だけども実際に子供は行きたいとは本当にしょっちゅう言うんですよね。
そこで予定を作ればもう1回くらいは連れて行けたのかなって思ったりもしたんですけども
それがやっぱり私の中では正直気がかりとして残っていたんですね。
ただその後子供が言ったのは
私よりも飼育員さんたちの方が悲しいよねって
そういうことが思うようになったんだなっていうことが
ちょっとすごく私の中では驚きの一つではありました。
こんな時何て言えばよかったのかなっていう正しい答えっていうのは
もちろん私自身思ってないですし
ただ子供に伝える時に気をつけたのは
やっぱり自分にとって大切な存在がいなくなるってことは
すごく辛いことなんですよね。
その事実を受け止める時間
その時間というのはきちんと落ち着いた時間を確保したかったなってこと
そう思って時間を作ってお話したんですけども
子供に話したんですよね。
ちょっとすぐには難しいけれども
一緒に喧嘩台に行こうって
その時はそう話して
ただそこから少し時間が経った後
心の整理と感謝の気持ち
いきなり娘が静かに泣き出したんですよね。
それまでずっと静かに悲しいとも何も言わず受け止めていたんだけれども
いきなり静かに涙を流して
生きているアースくんに会いたいって
その言葉を聞いた時に
私はもう冷め冷めなく子供のそばにいることしかできなくて
小学3年生なんですよね、この娘は
この子にとって
祖父母との関わりとかもそんなにない子だったんですけれども
言ってみれば自分にとって身近な存在
大切な存在を失ったっていう
初めての経験だったんですよね。
失ったことに対しての
泣くこととか黙って過ごすとか
それもみんな人によって違うんですよね。
子供は子供なりに
やっぱり何か受け取るものがあったんだなと
そう感じまして
この配信を聞いてくださっているあなたも
もしかしたら大切な存在との別れを
経験したことがあるかもしれないです。
その時どう振る舞うとか
何を言うとか
答えってないんですよね。
なんか大事なことは
相手が事実を受け止められるだけの
心の居場所を作ること
正しさとか意見とか正直
今回は水族館の話ですので
水族館で飼育することに関しての
やっぱりいろんな意見があるんですけれども
反対派の方とかも
そういった意見をぶつけるのではなく
やはりどんな形にせよ
亡くなった命に対しての敬意というものは
守らなければいけないなと私は思っております。
私はこのアース君と関わった
全ての方、その方たちに
心から感謝しております。
ここまでお聞きくださいましてありがとうございました。
今日はちょっとこんな話をしてしまったんですけれども
どうしても私の中で
こんな話はしておきたかった話なんです。
そして結局娘を連れて
名古屋高水族館に行ったんですね。
その翌日に
やっぱりこれは
心の整理、子供自身の心の整理として
必要なことだなと思って
ちょっと急でもありましたが
言ってきました。
その話はまた改めてさせていただきたいなと思っております。
ここまで個人的なお話に付き合ってくださいまして
ありがとうございました。
川小町がお届けしました。
