▼今回の内容
・新規事業を巡る、経営者と幹部の対立
・"先行投資"という言葉は、間違ってはいない
・しかし、その言葉によって「見えなくなるもの」がある
・見えなくなる1つ目:投資の「中身」を語れているか
・見えなくなる2つ目:撤退の判断を思考しているか
・見えなくなる3つ目:現場への負荷を見られているか
・反対してくれる幹部に恵まれている、という事実
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サマリー
本エピソードでは、新規事業への投資を「先行投資」と捉える経営者と、慎重な意見を述べる幹部との間の静かな対立について掘り下げています。「先行投資」という言葉は間違いではありませんが、その使用によって投資の中身、撤退の判断基準、現場への負荷といった重要な要素が見えにくくなるリスクがあると指摘します。幹部からの反対意見は、事業の成功に向けた貴重な視点であり、経営者はこれらの意見に真摯に向き合い、チーム全体で事業を進めるための対話が重要であると結論付けています。
オープニングと近況報告
こんにちは、遠藤克樹です。 秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、前回、ポッドキャスター皆さんが日傘差し始めたよ、というご報告とご共有だけさせていただいたんですが、
なんかコメントしたそうでしたけど、時間がなくてね。
いやいやいや、そうです。いや、っていうかもう、なんかもう、なんか、日傘がだんだん、こう、
自分の身を守るためのアイテムっていう風に、もう、どんどんなってますね。
あ、危機感。
そうそう、そうそう。
そうだよね。
なんかこう、日焼けしたくないなとか、そういう話じゃなくて、
私は体力を削りたくないっていうところからあったんですけど、だんだん今はこう、危ないみたいなね。
ああ、いや、ほんとそうだよ。
いやー、っていうだけのことだったんですけど。
新規事業への投資と幹部の懸念
でもほんとどうでもいいんですけど、白石さんがね、この間、日傘を差しながらね、ウォーキングしてるって聞いて、さすがにそれは自己矛盾だろうと思って。
ちょっと待って、おかしいおかしい、面白い。
どっちなの?みたいな。
白川さん?
白石さん。
あ、白石さんでしょ。
今、白川さんって私言いました?
白石さんです。
いやー、それは逆に面白いな。
あと私、前回遠藤さんからその報告を受けたときにね、白川さんが指してると聞いたときに、やっぱほら、あの方私の中では。
白川さんは指してないですよ。
あ、白川さんは指してないの?
まだ確認取れてないです。
これ、前回白川さんみたいな。
白川さんと向井さんと久野先生と川上先生は取れてないですね。
了解しました。ちょっと白川さん、あ、私今週白川さん。
白川さん番組でいじったら大変なことになるんで、逆襲ありますよ、大丈夫ですか?
番組、いや、今度白川さんに会うので、聞いてみようかな。
いや、いいです。そんな余計な話はしなくて。
まあ、ということでね、早速質問に行きたいと思いますが、
今日はですね、質問だけのようなので、たぶん内容的には経営者の方かというふうに思います。
いきましょう。
新規事業を始めようと考えております。
既存事業は今のところ大きな問題はありませんが、
この先も今の事業だけで会社を維持していけるのか不安を感じています。
そこで以前から可能性を感じていた新しい事業に取り組みたいと幹部に伝えました。
しかし幹部からは、本当に顧客のニーズがあるのか、
今の会社に人や資金を投入する余力があるのか、
まずは既存事業をもっと強くするべきではないかと反対されています。
幹部の言っていることは私も理解できます。
現時点ではどれくらいの売上になるのか、
いつ利益が出るのか明確な見通しが立っているわけではありません。
それでも私は新規事業はすぐに利益を求めるものではなく、
会社の将来に向けた先行都市だと考えています。
確実に成功すると分かってから動くのでは遅い。
経営者がリスクを取って一歩を踏み出さなければ、
会社の新しい道は切り開けないのではないかという思いがあります。
幹部の意見を聞くと、もう少し慎重に考えるべきだと思う一方で、
慎重になりすぎれば結局何も始められない気もします。
新規事業を将来の先行都市と考えて進めることについて、
私はどのように判断すればよいでしょうか。
はい。
「先行投資」という言葉の落とし穴
これの問題についていろんな切り口があると思うんですが、
今日はですね、先行都市という言葉、経営者が使う言葉によって、
どういうことが起きるかみたいな切り口でお話ししたいと思いました。
これ、いわゆる行動経済学とか心理学でいうと、
フレーミング効果みたいなところに関係しているんですけれども、
要するに使う言葉によって枠組みが設定されていくということなんですね。
それもちょっと踏まえながらなんですけれども、
つまり新規事業を先行都市と考えること自体はめちゃめちゃ間違っていない。
当然新しい事業は始めた瞬間から利益が出るとは限らない。むしろ出ない。
だからその事業を育てていくというためには、
時間もお金も必要だから、そういった意味で先行都市になっていく。
はい。
その一方ですね、その先行都市という言葉を
自分で使う、それから部下に使うことによって見えなくなるものがあるというところがあるので、
そこを見ましょうというのがまず一つ目のお話ですね。
なるほど。
いくつかの中で大きく、いくつかの中で先行都市という言葉を使うと何が見えなくなるか。
一つ目はですね、その投資が本当に将来の結果につながる投資なのかというところが
合間になってくる場合があるんですね。
どういう意味ですか?
先行投資という言葉を使っても、
その人はですね、何に投資をしているのか、それによってどのような価値が生まれるのか、
それによってどういう顧客とか売り上げにつながるのかというところを言語化しないで
とにかく先行投資という風に考えてしまう場合があるんですよ、人によってはなんですけど。
それは要はやりたい、やる前提で先行投資という言葉で
具体的な中身を具体化せずに曖昧な状態でやる理由にしちゃうという意味ですね。
よくありますよね、これはね。
だからこの方がそうかどうかを置いておいて、先行投資というのは全然悪いことじゃないので、
じゃあ今言った僕は何に投資したのか、それによってどういう価値が生まれると考えているのか、
どういう顧客が喜ぶのか、どういう問題を解決するのかということを
語れているかどうかをチェックするということ。
もし語れているならばそこは見てますよねって話ですよね。
利益を出すのは最終的には取りに行くんでしょうけど、利益以外のことを求めてらっしゃるんですかね、このパターン、この方は。
一方ででも利益の話しか出てないから、もし利益を求めてるんであれば、逆に言うと利益はいつ出るのかは逆に欲しいですよね。
利益目標なんであれば、もっと違った意味での業界変革としてのこういった意図があるみたいな、
大きな10年20年スパンでの問題解決みたいなのがあった先行投資っていう大きなビジョンだったらわかるじゃないですか。
今ここで開始はしないよっていう意味は。
まさにその最終的な一つの見方を遠藤さんが言ってくれたように、
先行投資という言葉を使って、本来言語化しなくちゃいけないとか考えとかなくちゃいけないという言葉を言語化しないで先に進んでしまうという事例がとても多いんですよ。
経営者は肌感覚でやりたくなっちゃう生き物ですからね。
その気持ちはめちゃめちゃ重要じゃないですか。
だからこそ先行投資でいくんだって時に、自分はこれは何のためにするんだとか利益を取るためなのか、
未来に対してこういう事業をやっていきたいからそのまでの投資なんだっていうことをまず語れるかどうかってのを見てほしい。
ぐらぐら語らないで、どうせ損切る算段もついてるから一旦やってみなきゃわかんないですからみたいな感じの意見もあるんでしょうね。
ここはね、その経営者の立場に立つと。
逆に損切りするって決めてるっていう人もいれば、損切りするって全く考えたくないっていう人もいるんですよ。
やってみないとわからないでしょっていう言葉で片付けてしまう。
やってみないとわからないでしょって言われちゃうともうどうしようもなくて。
そうじゃなくて、やっぱり経営を見た場合、今どうなったらこの事業を止めるのか、やめるのかっていうところも思考しなくちゃいけませんっていう。
自分が言葉を使うことによって繰り返しになりますが、考えなくちゃいけないことを省いてないかっていうところを見ていくところがすごい重要になってくると思います。
もう一つがやっぱり現場の方にとってこれが多分重要になってくると思うんですけども、
先行投資、新規事業をすることによって会社とか現場にどういう負担がかかるのかということについてやっぱり話し合っていく。
やっぱり現場サイドでは、社長それやるのはすごい良いと思いますと。
ただ自分たちがどういう負担がかかるのかっていうことを全く見てくれてない気がするんじゃないかとかね。
社長によってはそこを考えている方もいるので、そういうことをやっぱり幹部の方と話し合っていくというのがやっぱり一つ必要な場面もあると思いますね。
この辺は聞かなきゃわからないってことですよね。
そうなんですよ。ですから先行投資という言葉を使って見えなくなるものっていうのは、
どんな価値を生むものなのかということを言語化しなかったり、どういう状況になったら撤退するのかという見切りの判断を考えたくないとかね。
あとは現場に対する負荷は自分でわかってる。自分でわかってるって言って現場の方の意見を吸い取らない。
すべて一言、いやこれは先行投資は大切だろ。やってみないとわからないじゃんっていう言葉で自分自身が片付けてしまうんではないかというリスクは見てほしいってことです。
幹部の意見の重要性と向き合い方
見なきゃいけない実態は、幹部の方々がしっかりと反対してくれてるという実態があるんですよね。
これは一つ大きなところだと思います。
俺の言葉の背景、井上先生的かもしれないけど、今の会社に引き取りや資金を投入する余力があるのか。ないと思ってるのかな。
既存事業をもっと強くするべきだと思ってるのかな。本当に顧客のニーズがあるのか。
っていう不安感というかニーズ把握が仕切れてない感があるのかな。
すでにここ詰めてきゃいいじゃんぐらい、すごいいい指摘をしてくださってるメンバーに囲まれてる感じですよね。
どうやって説得して先行投資を進めるかの前に、この意見にどう付き合っていくのかはすごくテーマとして一個また別の視点でありそうだなという感じがしましたね。
この意見に向き合いたくないので先行投資が大切でしょとか、やってみないとわからないでしょというところで、
逃げてるわけじゃないけども、その言葉を認識の見果たじゃないけども、それを使って相手を黙らそうとしてしまう。
気持ちめちゃめちゃわかるんですね。やりたいって。
で、なってしまっていませんか?ってことですよね。ちょっとわかんないんでね。
ですから今日のところはその先行投資という言葉を使うことによって、実は自分自身が多分直感で感じたものですよ。
何を見ようとしてないのかっていうところをやっぱりあえて言葉にしていくっていうことがすごく重要だし、
その先行投資という言葉を使って幹部の意見を見ないようにしてるんではないかっていうところをさえ気づけば、
逆にそこを見ていくと、この事業に対してチーム全員でね、会社全員でどういうふうに取り組んでいけばいいかっていうのが見えてくると思います。
でもなんかすごいですよね。普通大体こういうのって社長がもうやるって言ったら、また何か新しいことすんだなーっていうので、
社長の顔色見ながらうまいことイエスマンで実行に徹するっていうのが大体だと思いますけど。
そうですね。あとは分かりました。社長がやりたいんだったらまあいいんじゃないですかみたいなところが多いかもしれませんね。
それをしっかりと言ってくれる幹部に囲まれている中でどうするのかというのは、逆に言うとなかなかない、この方の持っているものなんですかね。
幹部にはそういうことを言ってもらえるという関係はできているという視点はやっぱり持っていたかもしれないですね。
本当そんな感じがします。
結論と今後の展望
ということで今日の秋山先生の回答としては、先行投資という言葉で幹部たちから指摘してられてくれるこの後ろ側背景、
いろんなものにもうちょっと見るべきものがあるかもしれないものを、
全部曖昧にして豪雨にしちゃってないかっていうところの注意があったのかなというふうに思いますのでね。
ぜひ一度見てみていただけたらということで、今日のところ終わりたいと思います。
秋山先生ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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