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2024-08-16 16:10

第475回 フィードバックの「3つのフレームワーク」と「3つの要素」

第475回 フィードバックの「3つのフレームワーク」と「3つの要素」

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

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サマリー

このエピソードでは、個人型フィードバックの重要性とその人材育成に与える影響について論じています。注意とフィードバックの違いを理解し、効果的なフィードバック手法としてサンドイッチ型、SBI型、ペンドルトンを紹介しています。フィードバックの効果を高めるための「客観・主観・メッセージ」の3つの要素が挙げられ、プレゼンテーションの評価における具体的な方法論が提案されています。また、フィードバックを受けたくない人へのアプローチ方法についても触れられています。

フィードバックの基本概念
こんにちは、円道一樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日もインナーダイビングアカデミア7月のスーパーダイジェストということで、凝縮していきたいと思いますが、早速テーマお願いできますでしょうか。
今回は、個人型フィードバックの極意、人材育成との関係性ということで、テーマとしてはフィードバックを取り上げました。
フィードバックって、私勝手な感覚的には反応みたいなイメージなんですけど、どういうニュアンスなんですか。
そうですね。反応と、そしてその反応のための修正みたいな感じですかね。
反応のための修正。
反応と修正。つまり、例えば目標設置があったときに、そこにズレがありました。ズレがあった。目標とズレを測定して、そのズレを直すみたいなところが、含めてフィードバック制御っていう風なところから来てるそうですね。
システム工学的な背景か、言葉ってことですね。
例えば、自動操縦なんかそうなんでしょうね。目的地に向かって真っ直ぐ行くんだけども、飛行機とかで少し風に流されたら、ズレた部分を計算して戻すみたいなことは、きっとなんか行われてる気がするんですよね。
そういうとこなんですけども、さてこのビジネスにおいては、やっぱり部下の成長のためとかにフィードバックをしていきましょうというのがあるじゃないですか。
そのときに私たちが部下の成長のためにフィードバックを先についてやってしまうこととか、こんなことが起きちゃうよっていうのがあって、そこをテーマにしたんですね。
一つ目は、部下の成長を願って、これを言わなくちゃいけないと思ってるんだけど、なかなか言えないと。そうすると、これ本当は注意しなくちゃいけないのになっても、注意だと相手落ち込んじゃうからフィードバックにしておこうみたいなことって。
なるほど。使い分けってことだった。注意だとやばいことになりそうだから、フィードバックにしておこうっていう。
これはここで一つ大きな問題が生じていくわけです。
なるほど。確かにあるかも。めちゃくちゃあるかもしれないですね、その感じ。
例えば、会社の方針はこっちがあったのに、それに反する行動をしてると。それを言おうとすると、ずれてるよって言っちゃうと、なんで私にはそんなこと言うんですかとか、私たち一生懸命やってますとかって言われちゃいそうとかね。
一枚にハラスメントの最近の動向の恐れとかも合わさるとわけわからなくなって。
なんかそれってちょっと違う方向だったりしないかなみたいな。
そうするってことで、まず一つ目の問題は注意とフィードバックっていうのの違いっていうのを私たちはしっかり捉えて、注意すべきときは注意して、フィードバックするときはフィードバックしましょうっていう話をちゃんとしたんです。
注意とフィードバックの違い
なるほど。
じゃあ注意って何ですか、フィードバックって何ですかってその違いを私たちはわかってないから、不安になって全部フィードバックでごまかしちゃう。
うんうん。
っていうのが一個と、もう一つはじゃあフィードバックだと、この場面はフィードバックですと、そのときにフィードバックの押さ法じゃないけども、外しちゃいけない大原則があってそこを押さえていきましょうっていう話を今回はしました。
フィードバック押さえておくべき大原則。
うん。
何個あるんですか。
これまず一個ですね。一番大きいの大原則ですか。
うん。
まず注意のところを簡単にだけ説明しますね。
注意っていうのはまずそもそも私たちは怒ることとか怒鳴ることじゃなくて、字のごとく意を注ぐなので、英語で言うとpay attentionですね。望ましくない行動に対して是正するための指示という定義なんですって。
パフォーマンスを是正するための指示。
望ましくない行動とかパフォーマンスを修正するための指示。
だから怒ることではないんです。
例えば遅刻したと。
その遅刻したということに対して時間通りに来るとか、あとは遅れる場合は連絡をするということをしてくださいという指示を与えていくというのが注意。
うん。
だけど怒鳴るとか怒るみたいなイメージだと怒れなくなっちゃうんですよね。
はいはいはい。
じゃあその注意をするときはやっぱり注意のおさほがあって、そこのステップはちゃんと取りましょうねという話をしました。
うん。
フィードバックは、例えばパフォーマンスを向上とか成長を促すための情報提供とかアドバイスというのがビジネスの中では言われています。
向上や成長を促すことですね。
のためのアドバイスとか情報提供でしょうかね。
注意が是正することであって、フィードバックは成長とか向上。
そうですね。
方向が違うんですね。
そうですね。だからまた注意に関してまたある機会にお接待したいと思いますが、そのフィードバックのときによくこう種類、フィードバックの仕方の種類って一般的なものがあって、結構Googleと大きく3つできますね。
効果的なフィードバック手法
3つ。
うん。
フィードバックの種類。
やり方。
ステップ。
1つはサンドイッチ型。
これ皆さん絶対聞いたことありますよ。
最初に良かった点を言って、改善点を言って、良かった点を言うってやつ。
あー、なんかもう昔に新人研修とかで、なんだっけ、板で挟むみたいな。
そうそう。
だからサンドイッチ。
そのままでしたね。
いやー、なんかやったことあるかも。
うん。
はいはいはい。ありましたね。
あとSBI型っていうのがあって、これも割と一般的なんですけども、S、シチュエーション、BでBehaviour、Iでインパクト。こういうシチュエーションだったよね、と。
そこであなたはこういう行動を取ったよね。そのことで主にこういうインパクトを与えたので、ここを改善していこうぜ、みたいなSBI型ですね。
いろいろ仕組みあるんですね。
フォーマットみたいな感じでしょうね。
もう1個何て言いましたっけ。
これはペンドルトンって言うんですけども。
ペンドルトン。
要するに対話をしていくってことなんですよ。
最近のアウトドアのブランドじゃないですか。
そうなんですよ。全然アウトドアらしくないんだけど。
ペンドルトン。
要するにテーマ設定。このことについて話しましょうね。テーマを設定して、じゃあまずプレゼンのフィードバックしようみたいな。
じゃあまず君から良かった点はどこだと思う?って喋らせて、そのあと上司の僕から見て良かった点はここだよって。
次にやってみて自分の改善点はどこだと思う?
あ、そっか。確かにそうだね。僕から見たら改善点はここだよ。
じゃあそういうことでどうやっていく?みたいな。
良かった点、悪かった点に対して改善点に対して対話をしながら質問型でやっていくみたいな形ですね。
何なのかね、ペンドルトンって。その話は放り下げない範囲ですね。
例えばフィードバックをしようときに、サンドウィッチ型にしましょうか。
サンドウィッチをやりましたと。
例えば部下がプレゼンをして、残念なことに契約に至らなかった。
フィードバックをしましょうというときに、例えばですよ。よし、サンドウィッチ型かとか言って。
あ、じゃあ今からフィードバックしよう。プレゼンお疲れ様でした。
今回は残念なことに契約まで行かなかったけど、まず資料の使いが分かりやすくて良かったですよ。
良いこと言わなくちゃ。
次に改善点があるとするならば、人々が応答に答えるときには結論から話すとすごく良くなると思うよ。
また最後に良いとこ。
とはいえ声も聞きやすかったのでとても良いプレゼンでした。
次回を期待します。みたいな形になると。
なんか型でそういうふうに言われると疎く聞こえますね。
あんまり型ハマりすぎて。
良かった点、改善点良かった点じゃないですか。
そうですね。
そうすると型の違和感もあるものの、結局何を注意されたかついてか何をフィードバックされたか分からないと。
ここでフィードバックの大原則というのがあって客観的分析、主観的意見、そしてメッセージというこの3セットを必ず入れていくということです。
今のサンドイッチ型には結果的に客観的主観的メッセージというその3セットになっているんですか。
いなかったんですね。
だから微妙だったんですか。
言いたかったのは3つありましたと。
1つ目は資料の使いが分かりやすくて良かったとか1つ言いたかった。
2つ目は質疑応答に答えるときは結論から話すと良かったですと言いたかった。
最後は声が聞きやすかったので良かったってこの3つがあるんだけどもこの3つそれぞれに対して客観的な分析と主観的意見とメッセージを入れてほしいんですよ全部。
メッセージって何ですか。
こうしようっていう。
提案に近いということですね。
今後こうしたほうがいいよね。
例えば資料の使いが分かりやすくて良かったですけど何が良かったか分からないじゃないですか。
フィードバックの3つの要素
客観的に例えばフォントの大きさ、隙間の開き方が非常に良かったですと。
だから見やすかった。見やすかったって主観ですよね。
例えばじゃあもう1個良い点のさっきの声が良かったみたいな話があったじゃないですか。
声が何が良かったのかそれがどういう影響を与えたのか全く語ってくれないからポーンとしちゃってるので。
ゆっくりしっかりとした声を出せていたね。これが客観、主観。
だからお客、顧客は安心して聞けたと思うよ。
主観。
この2点はあなたの武器なのでこれからも自信を持ってやってくださいっていうのはメッセージなんです。
なるほどということですね。だからこう変えたほうがいいよっていう改善みたいな話になることもあるし。
そうそうそうそう。
もっとこのまま続けていこうっていうメッセージもそこは時によると。
必ずメッセージまで言わないとダメなんです。
単純に言うとだから良かった点についてのメッセージは自信を持ってとか伸ばしていってメッセージ必ずなってくるし、改善点についてはここはこう変えていったほうがいいよってメッセージになる。
例えば質疑応答のときに結論最後に言ってた先に持っていくといいよねって言われても何がそれがまずかったのかわからない。
とにかくポイントとしては客観主観メッセージっていうこの3点セットをしっかりとふんだんに織り込みながら伝えようってことですか。
そうです。ですからこれ慣れてない方はまずフィードバックをする前に一つの事象に対して客観主観メッセージと書き出すんです。
何か資料良かったなぁ資料どこ良かったのかなポイントと隙間良かった何が良かったのだから見やすかったとかゆっくり声聞きたかった良かった良かったなくてどう話したのか。
ありますね。なんかちょっとコンサルティックな感じに近い人たちだと客観とメッセージというか指摘みたいな感じでのフィードバックだけとかやったら主観でいやお前の思い込みだろうみたいな上でさらにもっとこのままでいいと思いますって言われてもいや全然不安なんですけどみたいなフィードバックとか。
ですからやっぱり先にこの自分が抑えたポイントここでいうとプレゼンで言うと資料が見やすい声がしっかり出ているそれから質疑応答の時に結論最後に言ってたというこの3つに対して客観主観メッセージというのはまず自分の中で整理した。
そうしたらもうこれはサンドイッチ型で良かった点改善点良かった点って挟み込むのか。
sbi のようにこういうシチュエーションで君はこういう行動を取ったそれが相手にこういうインパクトを与えたので良かったよこういうインパクト与えたので改善していこうねっていう風に当てはめちゃえば。
だから方としてはサンドイッチ型であっても sbi でもいいんですけどもその前にそのフィードバックする側がしっかりと客観主観メッセージっていうのを自分の中で言語化していくっていうのがもうフィードバックの最大のポイントになっています。
なるほどサンドイッチとか sbi とかペンドルトンっていうのはあくまでもフレームワークでその中に入れるコンテンツである言葉はちゃんと主観客観メッセージの要素を入れてソフトの面とセットでお伝えしましょうということですね。
そういうことはそのフィードバックができてないとか効果がないってことはフィードバックする側がですよ。何をフィードバックしたいかっていうのを言語概念化ができてなかったっていうのが割と多いですね。
あと特性としてやっぱり主観がすごいちゃんと入れられない傾向があるとか自分が寄りすぎるとかなんかすごいありそうですね。あと相手方でやっぱりこの人には主観を多めに入れてあげないと伝わらない人とかその辺はすごくおっしゃるとおっしゃるとです。
ですからこれ主観だけでさっきのフィードバックってあそこがあったでしょ。今回のプレゼンは見やすくってそして安心感を与えてと思うとでもだから不安を与えたかと思うと何を言ってるか分からなくなっちゃうし。
フィードバックを受けたくない人へのアプローチ
ですから今後は遠藤さんが言ってくれたように相手がどっちの情報を思い向きを置くかっていうのを見ていくとより効果的なフィードバックができますね。
なるほど。
いうところですか。これそうなってきた時にいろいろ今日はここで一旦終わりかと思うんですけどフィードバックをそもそものとして受けたくない人っていうのがいると思うんですけどそういった場合とかっていうのは手法あるんですね。
手法というかアプローチのステップがあると思います。そのアプローチそれこそコーチング的かもしれませんけどもその人今どういう状態で次はここのためのフィードバックをしてあげようその次はこのフィードバックをしてあげようとステップを踏むことによってそのフィードバックを受けたいなっていう状態に持っていくというかそういう流れを作るというやり方がありますね。
なるほど。
次回ちょっとそこをフィードバック延長戦。アカデミアとはまた文脈が変わりますけれども具体的な事象としてちょっとやっていきましょうか。
そうですね。フィードバックを受けたくない方に対してどうアプローチするのか。
アプローチするのか。
はい。
ということでフィードバックちょっと続きになりますけれども来週も楽しみにしていただけたらと思います。終わりましょう。ありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
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