第二言語習得論ラスト回。「アラビア語話者は数直線が逆になる」「スペイン語だと解けるのにスウェーデン語だと解けない問題」「自販機で買い物する度に敗北感を覚える豆知識」など、おもしろ小話でいっぱいです。
【目次】
オープニング。言語を学ぶと何ができるようになる?
研究者あるある「数」を〇〇と読む
利き手より言語によって反応速度が早くなる
時間を表すとき空間的表現を使いがち
時間を量で表す言語、長さで表す言語
マルチリンガルになれば言語学の実験を破壊できそう
このシリーズが気に入った人は原著を読もう
参考文献多すぎるから別リンクにする
福田先生はテスト0点でも単位くれそう?
エラーとミステイクはプログラミング学習にもありそう
すごく素敵な話。でもたとえに失敗してない?
エンディング。出てくれる学者様がいたら是非連絡を!
【福田先生より、参考文献や補足情報のリンク】
https://note.com/fukuta_j/n/ne232b914fc6f
※福田先生がnoteに補足情報や参考文献をまとめてくれました。ガチの出典を知りたい方はどうぞ!
【参考文献のリンク】
○はじめての第二言語習得論講義
一番最初に読んだ本。第二言語習得論の概観をつかむのにぴったり。
○外国語学習に潜む意識と無意識
福田先生の著書。言語学だけでなく認知科学、哲学の知見をミックスさせながら、「第二言語を学ぶと話者の意識・無意識にどのような影響を与えるのか」に迫る。
○英語教師のための第二言語習得論入門
ターゲットを英語教師に絞った第二言語習得論の入門本。『はじめての第二言語習得論講義』よりも薄くライト。日本語教師をされている方にもオススメです。
○英語習得の「常識」「非常識」
巷に流れる英語学習の俗説を、第二言語習得論の実験、研究を元にバシバシ切っていく本。
○第2言語ユーザのことばと心
「第二言語習得論×サピア=ウォーフ仮説」みたいなコンセプト。外国語話者のオモシロ事例がいっぱい出てくるので、うんちく的な興味から入ってもすんなり読めちゃう良書。
○ことばの発達の謎を解く
認知心理学者の今井むつみ先生による、赤ちゃんの母語習得に関する本。「そもそも言語習得ってどうやってるの?」が気になった方はまずこちらへ。
○ことばと思考
こちらは今井先生による、ことばと思考の関わり合い(いわゆるサピア=ウォーフ仮説的な話)についての本。今井先生の本はわかりやすさと面白さがめっちゃ高度な次元でミックスされてて本当にスゴい。好著。
○もし「右」や「左」がなかったら
こちらも、ことばと思考の関わり合いについて記した本。
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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
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noteマガジン→https://note.com/kenhori2/m/m125fc4524aca
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【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
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