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2022-10-29 54:29

言語学者2人が本気で論文紹介する回【ガチ言語学ラジオ】#172

今回は共著論文をかかれた監修者の先生ふたりをお呼びして、論文の内容について3段階で解説していただきました。「みんな持ってる"個体をとって事象を返す関数"」「周知の論文"Sadakane and Koizumi(1995)"」「Langackerの提案した"トラジェクターとランドマーク"」などお二方の研究の一端に触れられます。


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【今回でてきた論文はこちら】

○共同研究の論文

https://www.ls-japan.org/modules/documents/LSJpapers/meeting/164/handouts/c/C-4_164.pdf

○Sadakane and Koizumi の論文

https://tohoku.pure.elsevier.com/ja/publications/on-the-nature-of-the-dative-particle-ni-in-japanese


【「いんよう!」3段階の論文紹介をする回はこちら】

https://anchor.fm/inntoyoh/episodes/122-emg9r9/a-a3rlkr0


【生成文法シリーズの補足記事はこちら】

https://note.com/yurugengo


【嶋村先生のHP】

https://kojilinguist.com/


【目次】

言語学者が集結。今回はガチ言語学ラジオ

共同研究の話を段階的に聞いていこう

研究者向けの説明にどこまでついていける?

得られたインサイト「置き去りにされた」

水野向けの少し優しい説明

インサイト「ひとりぼっちで寂しい」

置き去りにされた堀元への説明

三段階の説明の振り返り


【VALUE BOOKSさんの参考文献のリンク】

https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/35630d5c289e6ff


【初学者向けのオススメ本by嶋村先生】

◯言語のレシピ(岩波書店)

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→この本は、生成文法の研究で特にアメリカ先住民族の言語などを含め様々な言語の研究で有名なMark Bakerが書いた『The Atoms of Lanaguage』の日本語版です。ですので、あまり日本人には馴染みのない言語、例えばナヴァホ語などが出てきます。英語、日本語、ナヴァホ語がどうしてこんなに違って見えるのか考察しつつ、実はその裏にある普遍性に迫ります。生成文法シリーズ第4回で出てくる原理とパラメータのアプローチをとてもわかりやすく説明しています。

内容は読み進めると難しいですが、比較的一般向けに書かれています。いろんな言語が出てきて楽しいですよ。


【参考文献】

◯チョムスキーと言語脳科学 (インターナショナル新書)

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◯The Minimalist Program

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◯Semantics in Generative Grammar

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◯教養(インテリ)悪口本

https://amzn.to/3EURvBw


【ゆる言語学ラジオ流行語スタンプはこちら】

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【フランチャイズプロジェクト:ゆる学徒ハウス】

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【堀元見プロフィール】

慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。

Twitter→https://twitter.com/kenhori2

noteマガジン→https://note.com/kenhori2/m/m125fc4524aca

個人YouTube→https://www.youtube.com/channel/UCYJ335HO_qLZDr7TywpI0Gg


【水野太貴プロフィール】

名古屋大学文学部卒。専門は言語学。

某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。


【BGM提供】

・フリーBGM・音楽素材MusMus様 https://musmus.main.jp

・OtoLogic様 https://otologic.jp/

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