【本日の論文】
Elce, V., Bontempi, G., Scarpelli, S., Pedreschi, B., Pietrini, P., De Gennaro, L., Bellesi, M., Bernardi, G., & Handjaras, G. (2026). Individual traits and experiences predict the content of dreams. Communications Psychology. https://doi.org/10.1038/s44271-026-00447-2
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おはようございます、心理学者のじんぺーです。 おはようございます、心理学者のじんぺーです。
この番組では心理学の研究の紹介や、心理学者の生活のお話をしています。 この番組では心理学の研究の紹介や、心理学者の生活のお話をしています。
今日も心理学の研究紹介をしていきます。 夢に関する論文を読みまして、なかなか面白いなと思ったので紹介させてください。
夢というのは、寝ている時に見る夢の方ですね。 なかなか難しいですよね。夢って言われると、心差しの夢を最初に思い浮かべる方もいるかもしれないんですけど、そっちじゃなくて、寝る時に見る夢の方ですね。
夢の研究ってなかなかロマンがあって、いいなと思うし、いろんな手法がありそうな気はするんですけど、ノウハウを測ったりとかね、あるんですけど、今回は心理学の研究なので、これまでの手法を踏襲しつつ、一方で手法的には新しい分析方法とかもあって、とても勉強になって面白かったです。
そのあたりの喜びも共有できたら嬉しいです。
どういうことをしているかというと、まずは人が夢についてどう思っているかということを聞く尺度があります。
夢への態度、尺度という尺度なんですけど、簡単に言うと、この得点が高いほど夢というものをポジティブに捉えているというふうに言えます。
例えば、「夢は自分の本当の感情を知るための良い方法である。」という文に対して、全く同意しない0点から完全に同意する4点までの点数5点満点でつけるということです。
これはポジティブの方ですね。
ネガティブの方もあって、「夢は脳から生じる無意味なデタラメである。」みたいな文があって、これは当てはまらないというのを答える。
この点数が高い方が夢をポジティブに思っている。夢って良いものだねって思っているということです。
これが夢の内容に影響するかということが一番知りたいことです。
なんか思想な感情をしますよね。
夢をどうやって測るんだというところが気になると思うんですけど、これは言語報告ですね。
もうすみません、心理学がそればっかりと言われればそうなんですけど、言語報告です。
参加者は、あとこれもちょっと後々ちょっとだけ触れるんですけど、200人ぐらいがコロナ禍以降にデータを取っていて、80人ぐらいだったかな。
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そうですね、80人がロックダウンの時のデータだったそうです。
ロックダウンしていない時のデータと、ロックダウンしている時のデータも比べるという、夢の内容が変わってきそうだよねという、
ああいうすごく大きな社会の変化みたいなことがあるというので、それも後々少しだけ話します。
夢をどうやって測るんだという話なんですけど、合計300人ぐらいですね。
300人ぐらいの人がいて、15日間、気象直後の体験をボイスレコーダーで記録します。
15日間気象直後の体験をボイスレコーダーで記録します。
なので、起きます。
言葉というか喉がまだ痛い。
でも自分とかも起きた後とかすごい喉がカラカラというかガラガラな感じなんですけど、今以上にね。
今夜ですから撮っているの。そういう声でみんな録音するわけですよ。
夢はこんなの見ましたとか、その時にどういう気持ちですとか、こんな記憶が今ありますとかっていうのを話す。
ということをしてもらいます。
あとは覚醒時にも報告してもらうみたいですね。
気象直後と覚醒時。
だからちゃんと記憶に残っているかどうかということなんだと思うんですけど、
あとは頭が冴えている状態って感じかな。
そういう感じで夢を報告するそうです。
300人ぐらいが15日間やるので、もちろん毎日できるわけではないと思うんですけど、
すごい豊富なデータになるわけですよね。
3300とか書いてたかなの報告が届くわけです。
ここからが最初に言った分析的に面白いというか新しいなと思う方法なんですけど、
AIを使いますと。
AIを使ってその3000何百という声のデータ、
多分それぞれが何十秒で終わるのもあれば何分かかるのもあると思うんですけど、
大変なわけですよね。
人が3000もそれを聞いて、これは何の話をしている、これは何の話をしているというのは難しい。
時間がかかりすぎてしょうがないのでAIを使うということだそうです。
これも2つやっていて、1つが16の主要次元、
トップダウン的にこれを測りますというのを最初決めて測るということのようです。
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各報告をいくつかの観点で1から9の9段階で評定してもらうと。
例えば奇妙さ、この文字起こしとか何とかしてインプットすると思うんですけど、
入れてこの発話はどれくらい奇妙ですかというのを1点から9点でAIがつけていくということです。
奇妙さだけじゃなくて情動の強さ、どれくらい興奮度が高いかとかね、
あとはポジティブかネガティブかとか、どれくらい空間が広いかどうかとかそういうのを聞きます。
AIが答えるということです。
もうこんなことをしていいのかと思うんですけど、できるんですね。
できるはできるけど、方法論的に妥当性いけるのかと思っちゃう。
数年前から心理学をやっている身からすると、時代の変わり目は感じていますけど。
もう1個がデータ駆動型なので、ボトムアップに出てきた発話から32のドメインに分けたそうです。
あとは大きいマクロカテゴリもあって、その3つが環境関連、コミュニティ関連、個人関連という3つに分けて、
それらに小さいカテゴリ、ドメインがあると。
例えば環境関連で言うと自然とか場所とか建物みたいな話とか、
あとコミュニティ関連で言うと仕事ですよ、これがよく出てくるみたいですけど、仕事。
あと教育の話とか、個人関連だと恐怖をどれくらい感じたかとか、空想をどれくらいあったかみたいな話をカテゴリ化したそうです。
種明かしじゃないですけど、AIに全部任せていいのかという話は疑問なんですが、
そこはやっぱりちゃんと守備を、ディフェンスを用意してて、この研究者たちもちゃんと人間もやりましたよと。
人間も全部はやらないですよ、その3000で厳しいので、その中の一部を人間もやると。
しかも4人強化、標定者がいると言ってましたね。
その4人とAIの回答がどれくらい一致しているかというのを計算すると、そうしたところは結構高い確率で一致していた。
相関の係数、統計好きな方向けにお話すると、0.6から0.9とか、0.9何歩とかもほぼ一致しているぐらいの相関が出るときもあったみたいで、
なかなかこれは良い方法なんじゃないかということです。
良い方法というか、このAIの標定値は人間が標定するのとおおよそ似てそうだということが分かったので使えるという判断の仕方です。
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これ人間がつけたとしても、例えば2人コーディングする人がいて、なかなか一致しないですからね。
0.6とか0.7とか結構難しいので、そうやったらAIでもいいなと個人的には思っちゃうかも。
僕はリベラル寄りな考えだと思うので、この辺りは保守的な考えの人にはそんなの無理だと言われるかもしれないですけど、
こういう先行研究があると試してみたいなという気持ちに個人的になってきます。
ちょっと研究の裏のところが長くなっちゃったんですけど、結果に移りたいと思います。
主要な結果、まずは夢の態度の話をしました。夢をポジティブに捉えている人というのは、夢の内容がより情緒的に激しくなりやすい。
奇妙になりやすい。 あとは空間的、視覚的に詳細になりやすい。
それと自然界について言及する、森とか、山とか海とか、自然、あとは気化学模様の言及が増える。面白いですね。
なんでなんだろう、気化学模様の言及が増えるという結果だったそうです。
これちょっと考察全部は紹介できないけど、後でちょっとだけ触れるところは触れたいと思います。
あと、さっき言ってなかったんですけど、マインドワンダリングと言って、マインドワンダリングというのは気が散りやすいというか、マインドフルネスの逆ですね。
どんな項目を使っていたかというと、
例えば考えにふけたり、空想にふけたりする時間があるとか、あえて作ることがあるみたいなこととか、
あとは何かに集中しようとしているときに、いつの間にか関係のないことを考えてしまうという。
1個目のが意図的な空想、2つ目のが意図しない、勝手に湧き上がる空想みたいな感じで、マインドワンダリングにも種類があるんですけど、
このマインドワンダリングの敬語が強い人というのは、夢の奇妙さが増していると。
かつ場面転換が頻繁に起こる傾向がある。面白いですね。
そういう結果だったそうです。
それと睡眠の質も別で聞いていて、睡眠の質が低い人というのは物質的なものと外見に関する言及が増えたそうです。
あとは空間の記憶能力みたいなのも上がっていて、これが高い人というのは夢の中で物体、オブジェクトへの言及が多い、みたいな認知能力との関連も見られたそうです。
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これ面白いからいろいろ言いたくなっちゃうな。
それではもう最後にしますけど、年齢に関しては若い参加者ほど夢の中で仕事に関連する詳細を報告する頻度が高いそうです。
面白いね、これも。若い人は夢の中で仕事の話が多いんだって。
なんかちょっと辛い気もするけどね。
コロナの話もしたのでそれも言っておくと、2020年のロックダウン中の夢というのは、その後の4年間と比較して自由の制限に関する言及が多かったそうです。
面白いですね、もう現実を反映してそうな感じがします。
あとはネガティブ、激しい感情が多かった、あとはより不安なトーンが含まれていたそうです。
それと仕事に関する話、幻想的な情報の要素の増加があったそうです。
みたいなところで社会状態とか環境も夢に作用してそうだなというのを感じます。
だいぶ長くなってしまっているんですけど、個人的に面白いなと思った考察で言うと、
マインドワンダリングの話をしたんですけど、マインドワンダリングって脳のデフォルトモードネットワークと言って、
何もしていないときとか、あとは自分のことを考えているとき、自己内省的な思考をしているときに活性化する脳のネットワークと言われているんですけど、
これが日中にぼんやりと空想に吹けるときの脳の仕組みなわけですよね、マインドワンダリングって。
その脳の仕組みが夜に見る夢を作り出す仕組みと、実続きであると考えられなくもないと書かれていて、
そもそも夢をどうやって見るんだって、なんで見るんだって話は、おそらくそこまではちゃんと分かっていないんですけど、おそらくいろんな議論があると思うんですよね。
その中の一つとして、このデフォルトモードネットワークっていう、普段日常から物思いに吹けてしまうというか、空想に吹けてしまうというのとすごい関連しているのかなっていうのが、
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このマインドワンダリングの高い人が奇妙で、かつ場面転換の多い夢を見るという結果と少し似ているというか、裏付けの一つになるんじゃないかということが書かれていたりするのが結構面白いなと思って読んでいました。
いろいろ限界点もあって、結局はその人の言語化力とかにも依存するし、記憶力とかにも依存するしとかっていうのもあるので、
なかなか夢の研究は難しいなというふうには思うんですけど、こういうやり方があるのかというのが伝えられたらそれでいいんじゃないかなと思います。
何かあったかな、ちょっと面白いと思ったのを言い逃している気がするけど。
映画とか物語的であったということですね。
没入感のある物語構造を持っている。
夢を見ている人は能動的な主体というよりは観客のような立場になることが多いというふうに述べられていますとかね。面白いね。
夢は日常の単なるリプレイではなく、過去の出来事や未来への期待を超連合的、ハイパーアソシエイティブに再解釈している。
一見無関係な要素を物語により混ぜるプロセスであると考えられる。面白いですね。
あとは進化的な話もあって、もう終わると言ってから長いな。
夢の内容が激しかったという話をしたんですけど、情動的に激しいと。
これが脅威シミュレーション理論というのと一致している。裏付けるものだというふうに考察されていて。
脅威シミュレーション理論というのは、すごく簡単に言うと、夢というのはこれから起こる危険とかを予行演習しているんだという理論ですけど、
情動的に激しいというのは、そういうシミュレーションにはすごく良い、予行演習にはすごく良いというので、確かにこういう解釈も面白いなと思ったりとか、いろいろとあります。
論文はいつも通り概要欄に貼っていますので、これはオープンアクセスで誰でも読めますので、英語ですけど、ちょっと気になるところだけでも読んでみてください。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。
新平でした。心を込めて。
17:35
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