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#1048 BGMが流れているとモノの評価が変わる
2026-09-30 08:40

#1048 BGMが流れているとモノの評価が変わる

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【本日の論文】
Klein, K., Melnyk, V., & Völckner, F. (2021). Effects of background music on evaluations of visual images. Psychology & Marketing, 38(12), 2240–2246. https://doi.org/10.1002/mar.21588

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サマリー

背景音楽が絵画など視覚的なものの評価に与える影響を調べた研究を紹介する。画像と音楽という異なる感覚モダリティの組み合わせと、それぞれの複雑性が扱われている。絵画の好みは複雑性が中程度のときに高くなるが、音楽が流れていると、その頂点がよりシンプルな側へ移る結果になった。音楽そのものの複雑さよりも、音楽があるかどうかが重要で、聴覚情報が加わることで視覚の評価が調整されると解釈されている。

背景音楽と視覚評価の研究
おはようございます。心理学者のじんぺーです。 この番組では心理学の研究の紹介をしたりとか、心理学者の研究生活のお話をしたりしています。
今日は論文の紹介を、ちょっと久しぶりにやっていきたいと思っています。
今撮ってるのは2本なんですけど、おそらくこれを流しているのはドイツについているかどうかっていうぐらいのところだと思いますし、
実は10月の1日から今度アメリカに移動して仕事をするというのがありますので、どこにいるか正直わかんないんですけども、
ちょっとだけ取りためて、かつアメリカからも生配信をしたいと思うので、 また情報をキャッチしてもらえれば嬉しいなと思っていますが、今日の論文いきましょう。
今日はですね、背景音楽と視覚的なものの評価の関連を調べた研究を紹介してみたいと思います。
芸術とか、芸術じゃなくてもいいんですけど別に、ものとかことの感性的な評価の研究を私はしてるんですけど、
その中で絵画とか写真の研究が多いわけです。写真とか絵画がどういう風なものが美しいとか、何がその美しさの要因になっているかということを調べる研究とか、
あと音楽ですね、音楽の研究もすごく多くて、どんな音楽か、どんな和音が美しさ、または好みの評価を上げるかみたいな研究がたくさんあるんですけど、
この交互作用、組み合わせの効果を調べた研究で実はそんなに多くなくて、この研究はそれの最たるものの一つかなというふうに思っています。
その聴覚とか視覚とかってモダリティって言ったりするんですけど、そのモダリティが2つ以上とかね、重なっている時にクロスモダリティとかね、
クロスモーダルとかって言ったりするんですけど、それの研究になっているのかなと思います。
論文が載っているこの学術雑誌というのは、サイコロジー&マーケティングといって、心理学とマーケティングとか、ビジネスとか、
物を売るとかっていう時に考えられている学問との組み合わせになっているので、そのマーケティング的な要素もあります。
どういうことかというと、お店とか行くと、その物の見た目の評価とかたくさんするわけなんですけど、多くのお店とかでは音楽が鳴っていたりとか、
何か音とか、BGMみたいなのが流れているわけですよね。
だからそういったマーケティング的な意味においても、この研究はすごく重要であるということが背景としてはあります。
自分も実はこういったことを少しだけ研究していて、音楽じゃなかったんですけど、その時は匂いの研究をしていました。
匂いのある場所で芸術を見ると。その時は俳句だったので、俳句を鑑賞すると、どういう変化があるかみたいな研究をしたんですけど、
それにもちょっと近いかなと。クロスモーダリティ、クロスモーダルという点では結構近いかなと思っています。
私の場合はクロスモーダルが四角、言語はテキストなので、ちょっとそれは四角と言っていいか、やや微妙。
でもテキストを読むという意味では四角、それと九角というのがクロスモーダリティだったわけです。
画像と音楽の複雑性
この研究でのポイントとしては、その2つあるというのの他に複雑性というものも扱っています。
これ2種類あって、四角の複雑性と音楽の複雑性がどっちもあります。
四角の複雑性というのは、見た人が、実験に参加した人がどれくらい複雑だと思ったかという意味での複雑さがあります。
画像が10枚あって、そのうちの中には要素が少なくて複雑性を低く感じられるものもあれば、
例えば何でしょうね、みんながパッと思い浮かぶ、思い浮かばないですね。
村上隆さんとかの作品は結構複雑性は低いのかなと、四角的な、四角的な感じられる複雑性は低いのかなと思うんですけど、
複雑性が高い時って何を思い浮かびますか。
細かく人がたくさん描かれた、レンブラントの作品とかそうなんじゃないかな。
レンブラントの自画像とか多いからな、ちょっとわかんないや。
なんとなくわかりますか、複雑性高い低い。
音楽にもこれがあって、シンプルめのミュージックと複雑な音楽なので、最近の音楽はより複雑なんですかね、印象的には。
そういった音楽も複雑性が二種類に分かれていて、どういった組み合わせでどういう評価があるかということが調べられています。
一般的な心理学の理論だと複雑性っていうのは高すぎても低すぎてもそんなに良くなくて、
逆U字カーブを描くってね、グラフを描くと逆U字になると。
つまりはちょうどいい塩梅の複雑さの時に一番その逆U字の頂点が高くなると。
好みとかね、美しさの評価が高くなりやすいと。
その時はプレジャーかな、快楽とかっていうことだと思うんですけど、快が高くなりやすいという本当に有名な理論があって、
これを背景としては使っています。
なので、画像の評価をさせた時に、今回何て書いてたかな、絵画か、絵画10点なんで、
絵画の評価をさせた時に複雑さが高すぎないし低すぎない、絵画が一番評価が高くなるよねっていう関係性があるんだけども、
これが音楽の影響をどう受けるかということを調べているわけです。
ちょっと長くなったんですけど、結果をここから聞いてもらったらいいぐらいなんですが、
音楽が絵画の好みに与える影響
どういう結果になったかというと、その複雑さと好みの関係性が音楽によってちょっと変わるという結果でございました。
つまりは、音楽が鳴っているとシンプル側の方にその頂点が来やすいということですね。
シンプル側に頂点が、どっちも逆有事なんだけども、音楽があろうがなかろうが逆有事の関係、
つまりは複雑性が中くらいの時に一番評価が良いってなるんだけども、
どれくらいが中くらいかって思うのがちょっとシンプル側にずれるということなんで、
よりシンプル目の丁度良い塩梅っていうのが音楽が鳴っている時はいいよねっていう風になるということでございます。
これが一番大事な結果。音楽の複雑さはそんなに重要じゃないと書かれていました。
音楽あるかないかということの方が重要であるという風に結果が出ています。
研究結果の解釈
なんでこういう結果になるかというと、調整するわけですね。
聴覚と視覚っていう二つのマダラリティがあるんですけど、それが調整すると、
つまりは音楽が鳴っているってことはある程度複雑さが上がるわけですけど、
そうなるとよりシンプルな方に視覚の方は好みの評価が調整されるというような解釈がされていて、
それはそうだよねと思う。脳は視覚や聴覚がありますけど、脳というところが処理しているという点では似ていて、
その処理要領というのはそれぞれ決まっていたりとか、無限ではないわけなんで、
聴覚が増えるというところで視覚はよりシンプルな方に好みの最大値が来やすいというようなことがありますよね。
なんとなく想像できると思うんですけど、そういった想像通りの結果になっていたなというところかなという風に思います。
息子がちょっと泣いているので想像いきたいと思うんですけど、そういう風な言及を紹介させていただきました。
引き続き今日紹介したような論文が一番自分の研究テーマとか専門にも近いし関心にも近いので紹介していく所存でございます。
引き続き聞いていただけたら嬉しいです。最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
陣平でした。心を込めて。
08:40

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