【本日の論文】
Ganna, A., Verweij, K. J. H., Nivard, M. G., Maier, R., Wedow, R., Busch, A. S., Abdellaoui, A., Guo, S., Sathirapongsasuti, J. F., 23andMe Research Team, Lichtenstein, P., Lundström, S., Långström, N., Auton, A., Harris, K. M., Beecham, G. W., Martin, E. R., Sanders, A. R., Perry, J. R. B., … Zietsch, B. P. (2019). Large-scale GWAS reveals insights into the genetic architecture of same-sex sexual behavior. Science, 365(6456), eaat7693. https://doi.org/10.1126/science.aat7693
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サマリー
本エピソードでは、同性との性行動の有無に関する大規模なゲノムワイド関連研究(GWAS)の結果を解説します。かつて話題になった「ゲイ遺伝子」の存在は否定され、X染色体には有意な差は見られませんでした。しかし、ゲノム上の5つの領域でわずかな差が検出され、これらが同性との性行動に影響を与える可能性が示唆されています。ただし、これらの遺伝的要因だけで個人の行動を予測することは不可能であり、その影響は全体の1%未満に留まります。生物学的な要因や環境要因については未解明な部分が多く、この曖昧さを受け入れることの重要性が語られています。