現代人はですね、この公的自己意識、公社の方の他者から見た自分の意識が過度に高い傾向があるというふうにバスさんが活躍されている1924年以降ですよね。
この公的自己意識が高い傾向にあるということをおっしゃっていたりします。
面白いのはですね、自己意識の向き方で人間関係への興味の度合いみたいなことも違うというふうにバスさんおっしゃっていて、
私的自己意識イコール自分の内側に興味がある人は相対的に人間関係には興味が薄い。
自分自身に興味があるから外側っていうことじゃないっていうことですよね。
一方で公的自己意識が高い方は人間関係に敏感であると。
みんな僕のことどう思っているのかなっていうそういう意識が働くっていうことですかね。
皆さんはどちらのタイプでしょうか。
もう一個貴族という考え方をご紹介したいと思いますが、貴族ってどんな意味かというと、
出来事の原因が何であるかを求めようとすることを貴族と言います。
これもお察しの通り内的貴族と外的貴族2つのパターンがあって、
内的貴族っていうのは現状は自分の能力や努力によるものだっていうふうに現状のことを捉えるのに対して、
外的貴族を行う人は現状は外部の力や運によるものであるというふうに考える。
これどっちの意識が強いかっていうところなんですけども、どっちが良い悪いではなく。
例えば内的貴族を行う人は石につまずいて転んじゃった時に、
自分が不注意だったから転んだんだ、自分のせいとして捉える。
だから今度は気をつけようみたいな考え方になってくるわけですね。
一方で外的貴族を行う人はどうなるかというと、石につまずいた時に、
誰だこんなところに石を置いたのはっていうふうに怒り始めるわけですね。
そうすると全くどいつもこいつもっていうふうに怒りの感情が湧いて出てくるわけです。
これ良い悪いではないと言いましたけども、この貴族のパターンに対しては、
外的貴族はどちらかというと多石寄りの考え方であるというふうに一般的には言われるんじゃないかなと思いますが、
一方で内的貴族は自石の考え方。自石が強すぎても良くないわけですよね。
外部の影響に他の人から見るとどう考えてもそうなのに自分のせいというふうに捉えてしまうのも、
それはそれで良くないので、どちらが良い悪いではやっぱりないかなと思うんですけども、
これがどっちのタイプなのかなということは、自己理解を深める観点では見ておくと良いんじゃないかなと思います。
私はですね、完全に内側タイプですね。
自己意識の方で言うと主的自己意識、貴族の方で言うと内的貴族の方に当たるんじゃないかなと思います。
結構これ人によって、内側か外側かってどっちかに分かれるんじゃないかなと個人的には思っていて、
そうするとこう、自己意識の方が主的自己意識、自分の内側に目が向く方は貴族についても内的貴族をという考え方に至りがち。
一方で法的自己意識、外側に目が行くタイプの人はどっちかというと外的貴族、
現状は外部の力や運によるものっていうふうに考えがちなのかなぁなんていうことを思うんですが、
一方でこれ自己意識は法的なんだけども貴族は内的みたいな人ももしかしたらいるかもしれませんね。
4証言でこれをマトリックスにした時に自分はどの位置に入るのかっていうところで自己理解を深めてみてはいかがでしょうか。
そうすると何がいいかというと、例えばご結婚されている方だったら配偶者の方とか、
ご自身の親とかお子さんがどのタイプに当たるのかによって、
その方への声かけみたいなことで結構変わってくるのかなというふうに思っています。
例えばですね、私は結構内側に目が向きやすいのに対して妻はですね、
外側に結構目が向きやすいタイプかなと思っていて、
自己意識のところで言うと私が私的、妻が公的っていうところ結構違いがあるなと思うんですね。
そうすると私に対して周りの人はこういうふうに思っているよっていうフィードバックがあってもあんまり気にしないですけれども、
あなた自身はどう思っているのっていうフィードバックがあると結構思考が展開する。
一方で妻にあなた自身はっていう内的な質問をしてもあんまり響かないかもしれないけれども、
周りから見るとどうかなっていうところを話のテーマに持っていくと、
急に敏感に感じているというところがなんかあるんじゃないかなというふうに思います。
もちろんね、これゼロ100の人っていないと思うので、
私的自己意識が100%である、公的自己意識ゼロですみたいな人はいないので、
ある程度どちらの話題にも人はついていけると思うんですけれども、
どっちが響きやすいのかみたいなことは自己理解、他者理解されると、
自分とのコミュニケーション、他者とのコミュニケーションにまた違いが出てくるのかななんていうことを思いました。
少しでも皆さんの参考になればと思います。
今日はここまで聞いていただいてありがとうございました。
また次回の放送でお会いしましょう。さよなら。