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まず、既存の制度とかルールが、行きづらさだったり働きづらさ、様々な個々の事情を抱えてらっしゃる方が、ルールに合わせるとかじゃなくて、そのままのご自身の力を発揮できるような社会に対して提案していってらっしゃるようなね、そんな方がご紹介くださった本が、このマイノリティデザインと。
スピーカー 2
いう本でした。
僕は古市さんとは、ラジオの時は、私は担当じゃなくて、直接話はしてなくて、放送を聞いたっていう感じなんですよね。
スピーカー 1
その後、全然別のところでばったりとお会いする機会があって、そこでお話聞かせていただいてっていう、ラジオの話を話題に出してお話をした記憶があるんですけど。
実際にラジオ収録されたりょうこさんが、古市さんの話から、今回テーマとして取り上げる、テーマ本として取り上げるマイノリティデザインっていうのを紹介してくださった流れみたいなのって、どんなところにつながりがあるのかって覚えてらっしゃいますか。
スピーカー 2
その記憶をたどりながらなんですけども、その後、私は古市さんとはリアルでも何回かお会いしてたり、実際にお店だったり、いろんなイベントされてるので、そんなところで感じたことも含め、古市さんがこの本をすごくお勧めされてたのは、
一番はですね、確か、障害を持ってる方とか、その方々が抱えてらっしゃる課題っていうのは、これまでの社会のあり方だとですね、どちらかというと、健常者の方に合わせるというんですかね、障害を克服して、
あたかもその方が健常者と同じようになっていくことが正しいとある意味されていたモデルからですね、そうじゃないんじゃないかと、障害ということも広げて定義を考えてみると、
スピーカー 2
誰しもですね、いろんな形で、苦手なことだってできないことだったりっていうのは、少なからず持ってるわけで、そう思うと障害者の方と健常者の方の境目ってなんだろうみたいなところとか、
あとはその方、当事者に何か問題があるのではなくて、社会の方にその方が発揮できない仕組みになっちゃってるっていうですね、社会側の方をもう少し捉え直して、もっといろんな人が発揮できるあり方にデザインし直していきましょうっていうようなね、
なんかそんな思いで古市さんも活動されているので、まさにそのことを沢田さんというコピーライターの方がね、その福祉の世界に関わることになって見えてきた世界を書かれている本なんですけど、まさに古市さんもおそらく何というか多くの発想の刺激だとかを得ながら、
他の授業をされてるんじゃないかなっていうのをね、私も改めてこの本を読み直して、そのあたりのリンクを感じていたところでした。
マイノリティデザインっていう名前、本のタイトルもそうなんで、マイノリティっていうね、社会的弱者だったりとか障害者の方だったりとか、そういった方を中心というか起点にしたデザインっていうような意味にも取れるかなというふうに思いますし、
スピーカー 1
あとはこの本の表紙に書いてあるのが英語がね、「Weak is the new strong」というふうに書いてあって、りょうこさんが今お話しくださったようなところとすごくつながっていく話かなというふうに思うので、
なんかね、僕もあれなんですよね、沢田さん、この作者の沢田さんの本を何冊か読んだことがあって、結構最近私もお気に入りの作者の方なので、ただマイノリティデザインはね、読んだことがなくて、話を聞いてたけど読んだことがなかったんで、今回古市さんが紹介してくださった後に買って読んでみたという感じです。
りょうこさんはちなみに最初から持ってた?
この本はね、実はね、多分2年、古市さんが紹介くださる前に、研究費で購入してたんです。私、来月で一旦区切りなんですけど、人権のね、私はビジネス人権という領域で実は研究をしているのがメインだったんですけど、
マイノリティの方だったり、その当事者性からその社会を考えるみたいなところって、広く言えば人権にもつながるのかなっていう、本当にあんまりね、詳しく中身をいい意味で知らないまま、毎年一定数購入してる本の購入規模にピッと出して、それで手に取ってましたっていう感じでした。
なんであれですね、ということは古市さんをゲストに招いて、古市さんが紹介させたことによって、ちょっと2人とも読んでみたと。
確かにそうですね、はい。ついね、やっぱり何か、本を手に取る瞬間っていろいろあると思うんですけど、仕事上、必要に迫られてとか、でもやっぱり人が紹介してくださった本って、よりググッと前のめりになって読めるなっていうのも、
本の読み方としての発見もありながら、一気に私は読ませていただきました。
スピーカー 1
そうなんですよね、私は本に呼ばれる時を待つって言ってるんですけど。
素敵な表現。
つんどくを肯定する。
なるほど、より抽出して。
スピーカー 1
外出しして本にしたものだと思うんですよね。
だからそこだけでも本になるっていうぐらいエッセンスが詰まってるんですよね。
そうなんですよね。
スピーカー 1
だからこれはマイノリティデザインみたいなものとか、障害者の方とか、
そういう方との協業に関心がある方だったりとか、
新しいアイディアみたいなものを求めている人にも楽しんでいただけるんですけど、
一方で自分の人生について考える機会とかですね。
どういうふうにこれからの人生を定めていったらいいのかとか、方向性を決めればいいのか、
ちょっと悩まれてる方とかでもすごくぴったりな本かなというふうに思いますね。
そう、だからすごく汎用性が高いというか、
誰しも共感しながら読み切れちゃう魅力がありましたね。
僕は読んでみてすごいたくさんの付箋を貼ってるんですけど、
それぞれここの部分気になったとかですね、この表現良かったとかですね、
そういうところをお互い1個ずつぐらい出して深掘りしていくっていうことをやってみようかなと思うんですけど、
スピーカー 1
りょうこさん多分選べないかもしれないけど。
そうなんですよ、私はですね、本の構成としては第5章、始め2と終わりの間が第1章から第5章まであるんですけど、
スピーカー 2
私各章に本当にヒントがそれぞれ1,2個ずつぐらいあるのでメモしてて、
どれをピックアップしようかなという感じなんですが、
スピーカー 2
ちょっと流れに沿ってというか、そもそもマイノリティデザインが生まれるプロセスはやっぱり皆さんも気になるかなと思いましたので、
まさに第1章の、第1章だけじゃないんですけど、その後の章にも出てくるんですけど、
沢田さん自身のその生き方というか、そこへのたどり着き方の1つターニングポイントだったのかなというのが、
ご本人の表現で言うと、群れからはぐれてみたっていうね、そういう転換点があったかなと思っています。
具体的には20代広告業界に入られて、結構トップコピーライターの特別指導を受けられる選抜された4人とかに選ばれるほど、本当に優秀なコピーライターさんだったと思うんですけど、
スピーカー 2
いろいろ大きな仕事とか、インパクトの大きい仕事とかどんどんされる中で経験は積まれていたのに、ある時にそろりと本流からずれてみたみたいなことが。
それがね、広告業界以外で、ある意味客観的にクリエイターの役割だったりとか、ひいてはその流れの中で実は福祉という世界でも出会われているので、
最初のアクションとしての、そのまま行けば出世街道ましぐらみたいなところから、いわしの大群から一匹外れてみたみたいな、そのアクションが一つ入り口だったのかなと思うので、
ちょっとそこについてまさにこの辺りはね、私たち界隈の最近の生き方のテーマでもあるのかなと思うので、
ふらふら人材自称のショウさんなんかはピンとくることが多いと思うんですけど。
スピーカー 1
そうですね。
僕、同じ箇所を読んだときに、
澤田さんは確かにコピーライターの部署にね、すごい人気の部署というか職種だけど、そこに頑張って配属され、試験通って配属されて。
スピーカー 2
2年目からですかね。
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
1年目は営業で。
ただ本人、実際はどうだったかわからないけど、本人は目が出なかったって書いてあったような気がしてて、
スピーカー 1
要はなかなか活躍の機会が、周りの人はどんどん大きい仕事を任されて活躍してるけど、なかなか自分にはそういう仕事が回ってこなかったってことが書いてあって、
その中でも何個かね、大きな仕事ができるようになっていくっていうところがあって。
スピーカー 2
その時期の行動でしたかね。
スピーカー 1
だから、なんか僕は本人がめちゃくちゃこのコピーライターという職種の中で成功していくっていうイメージよりも、なんか思い悩む機会があって、
そんな中で、ちょっとずれてみようとかいう発想になったのかなっていうところ。
一方で、このめちゃくちゃ予算を使って、ある一定期間だけ大量に広告を流して、誰が見てるかよくわからない広告を作るっていうことへの違和感を感じてるって書いてあったんで、
その2つがずれてみるっていうところにつながったのかなとか、思いますね。
例えば、ずれてみるって、R25って僕も読んでたけど、リクルートが出してるフリーマガジンかな、フリーペーパーかな。
スピーカー 1
そこへの連載漫画をコピーライターが書くっていうことをやったりとか、あとは、広告ってチームで作っていくものって書いてあったけど、本人は1人で自分の好きなファミレスに営業しに行って、
コピー作らせてもらえませんかって言って、コピー作ったとかですね。
多分、一般的な広告代理店の動き方とは違うことをやってみたって。
越境してみたっていうこととか、組織を離れてフラフラしてみたっていうところにつながるのかなと思うんですけど。
この辺は、沢田さんは最初のほうからやられてたんだなっていう、こういう読み方を感じましたね。
スピーカー 2
結局、そこが、はぐれてみたからこそね、気づかれたことっていうことのほうが、その後の沢田さんのベースになっていってるんじゃないかなっていうのを感じたので、
まずはきっかけとしてのそこが、フィールドをスライドするみたいな言葉でも表現されてましたけどね。
そうですね。
スピーカー 2
だから、その後に続くね、やっぱり私もすごく共感したのがですね、やはりマスを相手に、そういう、いわゆる予算規模の多い仕事だと、
何かこう、いるのかいないのかもわからない、架空のターゲットとか、なんかペルソナみたいなものを設定して、30代都心に住んでるバリキャリーの女性向けのCMを作るみたいなね、そういう世界だったんですけど、
なんかだんだんそうじゃない、架空のターゲットじゃなくて、なんかその血の通った、なんか目の前の誰か一人の困りごとのために提案してみるみたいな、そういう仕事のこう、作り方がね、その後にどんどんつながっていってらっしゃると思うんですけど、
だからそのあたりもすごく、なんていうかな、私もそういう方が、私もなんていうかな、いい仕事ができたなと思うときは、結構やっぱり顔が見えるときなので、そのあたりもね、共感につながっていきました。
スピーカー 1
なるほどね。だから多分、その広告打つときに、そのターゲットとなる人は何人いるのかっていう、まさにその規模、規模で決める。
スピーカー 2
そうそう、なんか評価もそれでされてるって書いてありましたよね。
スピーカー 1
規模で決めるし、あと実際何人が見たかとかね、何人に届いたかみたいな、要は大きさとか数みたいなところで、その広告を作るときもそうだし、作った後の評価っていうのが決まるというところから、
でも、そういうようなペルソナの人って本当にいるのかっていう疑問があって、それよりも目の前に困っている誰かのために作ったコピーだったりとか、CMの方が、実際は尖った、鋭く響くものになって、
スピーカー 1
そこから波及していくっていう。
そうなんですよね。
スピーカー 2
一瞬で消費されるような大型広告みたいなものではなくて、ご本人の言葉ですが、小さなアイデアを少しずつ育てることで大きなうねりを作っていくみたいな。
かつね、やっぱりマイノリティの方の抱えていらっしゃることっていうのが、やっぱりマスからは見えないじゃないですか。見えないというか、こぼれ落ちてしまっている。
スピーカー 2
ふむふむという感じで。それが、さはださんのすごく発想の転換力がすごいじゃないですか。価値の。そこを捉えて、新しい価値として提案するんだみたいな。そこの発想につながっていったのかなと思いましたね。
そうなんですよね。だから、発想の転換というか目線を変えてみるというかね。
そうそう。
まさにずらしてみるみたいなところがすごく上手で、それは新しいビジネスを考えるとか、新しい事業を考えるっていうところにもすごくつながっていくという感じなんですよね。
そのままもうちょっとだけ言いますとね、それが結局私が一番ハッとさせられたのはですね、弱み。誰しもが持っている弱みって、そのまま自分だけで抱えてしまっていると、それはいつまで経ってもつらい課題として残り続けているんですけど、