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2020-11-05 10:56

「聴きやすさ」より大事なこと。読み上げられたコトバが伝わらない理由。

音声配信では「声の聴き取りやすさ」よりもっと重要な要素があることに気づいた話です。

先日、すごく時間をかけたコンテンツを作りました。
台本をちゃんと書いて、収録も何回か取り直したり、編集にも時間をかけました。

でも結果は「すごくつまらないコンテンツ」が出来上がってしまったんですね。

つまらない、いちばん大きな原因は「台本を読み上げた音声」で内容が伝わらなかったから。

今まで、音声配信によって一番重要なのは
「コトバの聞き取りやすさ」だと思っていたんですが、
もっと大事なことがあることに気づきました。
#音声配信 #読み上げ
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メタ音声配信ラジオ、今日もよろしくお願いします。この放送は、音声配信が好きな僕いわみが、毎日音声配信について何かしら喋っている、そんな番組です。今日もよろしくお願いします。
11月5日の木曜日。今日は良い天気ですね。お疲れ様です。いかがお過ごしでしょうか。
今日話してみたいことは、音声配信において聴きやすさより大事なことというテーマで話してみたいと思います。
言い換えると、読み上げられた言葉が伝わらないのはなぜかということでもあるんですが、
ここ最近の配信で何度か取り上げているんですけど、
先週末ぐらいに僕は自分の配信で作り込まれた音声を作ろうと思って、台本を作って、ちゃんとそれを大きな声で読み上げて、編集をたくさんしてというコンテンツを作ったんですが、
それが思いのほか失敗だったと。何が失敗だったかというと、聴いていて全然面白くないということなんですけど、その理由の一つとして、
読み上げた声が全然聴き手には届かないということが改めてわかったということで、
それを深掘りして考えてみたいと思うんですが、最初冒頭に言ったように、聴きやすさより大事なことというのがあると思うんですよね。
僕は今までは割と音声配信において、まず基本となるのは聴きやすさ、音質だとか音量がちゃんと聞こえていて、
言葉がちゃんと届けば話している内容ももちろん大事ですけど、それを伝えるためには聞き取りやすさというのが大事だと思っていた。
だから滑舌に気をつけたりとか、マイクからの距離に気をつけたりとか、そういうのがちゃんとできていれば、
作り込んだ、遂行を重ねたテキストを読み上げても、それは相手に伝わるんじゃないかと思っていて、何度かそれを試していたんですが、
どうやらそうじゃないなということがようやくわかってきたんですよね。
ちょっと長くなってしまいましたけど、聞き取りやすさより大事なことは何かというと、結論はライブ感だと思いました。
ライブ感ってなんだよって思うかもしれないので、これは言い方を変えてみると、話しての感情が見えること、話しての感情がちゃんと聞き手に届くことというふうに言い換えることもできるかなと思います。
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もちろんこういう音声のコンテンツですから、音質とか聞き取りやすさというのはもちろん大事なことではあるんですけど、
それが一番じゃないなっていう、それは二番目か三番目なんだなっていうことだと思うんですね、僕は。
一番は何かというと、話しての表情が見えることというか、感情が感じられること。
皆さんも音声配信を聞いていて、もしかしたら覚えがあるかもしれないんですけど、すごい雑音だらけで音も小さいけど、引き込まれてしまってついつい聞いてしまうっていう覚えはないですかね。
僕は何回かあるんですよね、電話の音声とか電話の対談とかでも、音質はすごく悪いんだけど、話してる内容がとても面白くてついつい最後まで聞いてしまったっていう経験は多くの人にあるんじゃないかなと思うんですが、それは何かというとやっぱり話しての熱意とかそういう感情だったりすると思うんですね。
僕はこういう音声配信だけじゃなくて、例えばKindle本の読み上げ機能とか使って本を読んだりすることも多いんですけど、その場合って機械の読み上げだから感情って入ってないじゃないですか。
でも僕はそれを本の内容が面白いけば最後まで聞くわけですよね。だから音声配信もそれと同じでテキスト的な内容が優れていれば、読み上げだろうが何だろうがちゃんと声が聞き取れれば人は聞いてくれるんじゃないかなと思ったけど、どうやらそうじゃないというか。
言ってみれば当たり前なのかもしれませんけど、こういった人が喋る音声コンテンツっていうのは聞き手にとってはKindleの読み上げとは違うんですよね。
いくらテキストが優れていても、その場合聞き手が一番重要に思っていることは、多分これは無意識だと思うんですけど、話し手の表情とかこの人はどんな人なんだろうっていう、そういう情報を同時に読み取ろうとしてるわけですね。
それが読み上げたテキストだと、テキストを読み上げた言葉だとそれが感じられなくなってしまうから、だから情報量っていうのが圧倒的に少なくなってしまう。
逆の言い方をすると、拙い喋り方でもテキスト的にあまりまとまっていない情報を喋っていても、別の情報が含まれていると人は聞いちゃうと思うんですよね。
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例えばなんかすごい変わったイントネーションだったりとか、イントネーションは聞きたいかどうかわからないんですけど、何かしらその聞き手の興味のある情報が音声に含まれていると相手は聞きたくなると。
読み上げてしまうとそういう情報が全て、全てというか大半がそげ落ちてしまうということなのかなと思いました。
それなら音声配信において台本を作ったりするのはしない方がいいのかって言うとですね、僕はそうじゃないなと思っています。
特にこうやって毎日配信を続けて少しでもその内容の精度を上げていきたいと僕は思っているんですけど、そういう場合はやっぱりテキスト的な要素っていうのもとても重要になってくると思うので、
やっぱりまとまった内容を話せるためにテキストの原稿ではないにしても準備することはあるに越したことはないなと思います。
それでその時に気をつけたいのはですね、読み上げないことが重要だなと思いました。
レジュメとなるテキストを用意してそれを読み上げないためにはどうすればいいかというと、
内容を頭の中に入れてから喋るということですよね。
だからテキストをパパッと書いてそれを読み上げると声に感情が乗らなくてペラッペラな音声になってしまうと思うんですけど、
ある程度それを頭の中に入れてからテキストは参考程度に見るか、もしくは全く見ずに音声配信に臨むと自然と自分の頭で考えながら喋ることができるので、
そうするとやっぱり考えというか思いが声に乗るんじゃないかなと思うんですよね。
読み上げたテキストをすごく魅力的に読める人っていうのもいるんですよね。
それは要はアナウンサー的なというか俳優的なとか演者的とかアナウンサー的な要素を持っているというか、それが魅力になる喋りの場合もあるんですけど、
フリートークみたいな音声配信の喋りというのを磨きたい場合は多分目指すべきはそこじゃないと思うんですね。
フリートークのスキルを磨きたいのであればテキスト的なものを用意はするけど、それを頭の中に入れて基本的には空っぽの状態で喋る。
もしくは空っぽな状態のように見せかけて喋るっていう。
この辺の線引きっていうのは割と微妙なところではあると思うんですが、
だから上手いプレゼンをする人とか演説をする人っていうのはこの辺の、実は用意されたものを読んでいるけど今考えたように喋ることができるっていう。
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政治家とか上手い人はそういうのいるのかなと思いますけど、それはそれで一つの訓練をされて出来上がったスキルなのかなと思いました。
軽くまとめてみると音声配信とかこういう人の声で喋るコンテンツにおいて一番重要なのは引き取りやすさよりもライブ感、つまりその喋り手の感情が相手に届くこと。
なぜ大事なのかというとそれは引き手に相手の表情みたいなのを想像させるから、それはテキスト以外の情報が声にこもっているからっていうことだと思います。
それを表現するというか発していくにはテキストの準備はしてもいいけど、それを目で見ながらすると声の力っていうのは何倍も下がってしまうので、テキストを用意するんじゃなくてもそれは頭の中に入れてですね、それを喋った方がより喋ることに集中できるかなと思いました。
音声配信を始めてもうすぐ1年なんですけど、1年経ってようやくそれに気づいたという、これが早いのか遅いのかわかりませんけど、喋りというのは奥が深いものだと思いました。
そんな感じで終わりにしたいと思います。最後まで聞いていただいてありがとうございました。それではさよなら、また明日。
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