小宮山 利恵子
数年前から人間がやることによって意味が出てくるようなものに興味があって、
昨年から寿司職人を銀座小野寺で始めました。
アナログとかリアルな世界にすごく興味があって、
松尾先生がおっしゃるような、日々おっしゃるような極端なことをすることで
最適な戦略を取っていくということに意図をせず、今やっているという感じです。
次のページお願いします。
すみません、リクルートから来ているので、リクルートの宣伝モードを読みまして、
リクルートは2012年からスタリサプリというオンライン学習サービスを始めております。
次のページをお願いいたします。
もともとリングという新規事業提案コンテストから生まれたものでございまして、
次のページをお願いいたします。
今はその認知能力だけではなくて、非認知能力を養うために
高校生リングというのをやっております。
SAIなんですけれども、スタリサプリの中で演習作文などに今使っております。
よろしくお願いいたします。
宇都宮 聖子
ありがとうございます。
では、安部ジャーナーの岡田さんお願いします。
岡田陽介
はじめまして、皆さん。安部ジャーナーの岡田でございます。
私はもうずっと2012年からディープラーニングAIをやっていて、
ディープラーニング協会の松尾先生と一緒に作らせていただいたりしています。
ちょっと話が長くなり、飛ばし飛ばし飛ばしぐらいでお願いしていいですか。
スライドのほうもお願いします。
飛ばし飛ばし飛ばして大丈夫です。
これも飛ばして大丈夫です。
欲張りすぎた感があって、もう一個飛ばしてもらって大丈夫です。
ちょっと簡単にお伝えすると、我々結構珍しくて、
2017年にNVIDIAと提携して、2018年にGoogleと提携して、
そこからずっと生成をやっているんですね。
結構これが面白くてですね。
最近GNIACというのに、一応上場企業として唯一選んでいただいているので、
今日ここに呼ばれたのかなと思いながら、
今日お話をさせていただくという形でございます。
すみません、本日よろしくお願いいたします。
宇都宮 聖子
どうもありがとうございます。
はい、企業からそれから民間学と、
そうそうたるめんめんのパネルの方々なんですけれども、
たぶんGNIACってご存じない方もいらっしゃるかもしれないんですけれども、
ちょっと今日、これからお話しいただくトピック3つ準備してきました。
生成AIというのを考える上でですね、
日本における生成AIの価値筋とか、
そういったところからまずスタートしていければと思いますが、
今日は3つのトピックのうちの1つ目が、
今、アベジャーのCEOの岡野さんもおっしゃっていただきましたように、
生成AIのモデルを開発される方、
その開発される方を支援する計算省の中での仕組みの話を、
これから渡辺市長にもしていただくのかなと思いますけれども、
生成AIといってもモデルを開発する立場と、
多くの方はおそらくそれを使ってビジネスにどう活かすかという、
2つの重要な軸があるのかなと思いますけれども、
そこに参画されるプレーヤーはもちろん異なります。
じゃあ、日本はこの生成AIブームの中で、
どういう風にこのブームに乗って、
どういう戦略でやっていけばいいのかというのを、
まさに第一人者の方々のご意見を交えて、
これからスタートしていけばいいかなと思っています。
当初、自己紹介を10分とっていたんですけれども、
先生方がすごい巻いていただいたので、
ゆっくりディスカッションさせていただく時間があるので、
これから楽しみに皆さんのお話を聞いていきたいと思います。
モデルを開発する立場と活用する立場の、
先ほど陣役というモデル開発者の支援をする枠組みについて、
お話があったんですけれども、
よろしければマタービス市長の方から、
くちびを切っていただいてもよろしいでしょうか。
渡辺琢也
はい、私が今全部言っちゃうと、
ディスカッションにならないので、
G-200だけご紹介すると、
Generative AIのアクセラレーターチャレンジというので、
略してG-200と呼んでいます。
1年前に、生成AIが出てきて、
今後10年、15年、生成AIが来るだろうと、
みんな予言したわけですね。
それこそ松尾先生だとか、岡田さんとかに聞くと、
とにかくGPUが足りないと、
これがないと何にもできませんということを、
いろんな方が言ったんですね。
自民党の方からは、
とにかく早くやるぞという感じだったものですから、
これはまずGPUだと。
GPUさえとにかく確保しておけば、
まず最初のところは間違いないだろうということで、
経産省の方で、それこそハイパースケーラーの方、
NVIDIAさん、そういうところに掛け合って、
日本の一つのスタートアップでは、
なかなか確保できないようなGPU計算資源を、
ある種日本で一括調達するというところで、
まずこのインフラを整備して、
それでアベジャさんのようなプレイヤーに、
どんどん使ってもらおうと、
そういうプロジェクトで始めたものです。
宇都宮 聖子
どうもありがとうございます。
実際、今ご説明いただいたように、
日本のモデル開発者を支援する枠組みを、
いち早く国で提供するというお話をいただいたのですけれども、
実際にそこで開発をされる立場の方にも、
ちょっとお話を伺いたいんですけれども、
岡田さん、松尾先生もよろしければ。
松尾豊
今皆さんGPU使ってますか。
国内のデータセンターのGPU、すごい安いんですね。
外資のクラウド系、ビッグテックのクラウドも使いやすいし、
技術力高いのでいいんですけど、
国内のめちゃ安いです。
今急速に増えているので、ぜひ使ってください。
それは国がかなり支援して、
そこをやらないと産業が育っていかないということでやってます。
松尾県もいろいろとGPU使わせてもらって、
LLMの開発、特に松尾県の場合は人材育成をしてまして、
みんなでLLMを開発していこうというのをやってますし、
それからそういうGPUを使って、
日本語の性能の高いLLMを各社どんどん作ってますので、
これを作ると同時に使う両方をどんどん進めていけるといいんじゃないかなと思ってます。
平将明
そういう意見交換を松尾さんとかしている中で、
サム・アルトマンさんとかもZoomで会議をやったら、
日本に来たいというから、ぜひ来てくださいと、
岸田さんに会ってもらったり、
NVIDIAのファンCEOもぜひ日本に出てということで、
やっぱりありがたいのは、
このAIの世界のトップランナーの人たちというのは、
みんな日本が好きなんですよね、なぜか。
日本が好きなので、
すごいエコシステムを作りやすい。
さらにはヨーロッパとアメリカと日本は、
違う戦略を取っているので、
日本に注目が集まっている。
松尾豊
なるほど。
これすごい大事なんですけど、
AIのここまでの戦略、国の動きというのは、
ほぼベストです。
生成AIのGPTが出てから、
世界の流れが大きく変わったわけですけども、
これだけスピード感を持って取り組めてきたことは、
かつてないです。
そのぐらい適切な手をずっと打ち続けていると。
GPUを増やすというのも、
初手としてはどう考えてもそうなんですね。
それをやりました。
開発者を育てます。
利用を促進します。
これから法整備を進めていきます。
これ全部ほぼベストなことをやり続けている。
僕は過去20年間、
ITの世界で研究者をやってきましたけど、
悔しくて仕方なかったですね。
戦略で負けているんですよ。
新しい技術が出て、
これが世の中を変えるという時に、
日本の中で誰も動かない。
そのうちグローバルにどんどん仕組みが出てきて、
日本でブームになった時にはもう遅いんですね。
ということを何回も何回も見てきて、
昨年からAI戦略会議の座長をさせていただいて、
自分で言うのもなんですけど、
めちゃくちゃ向いているなと思っていまして、
戦略を考えるのも昔から好きだし、
僕一番嫌いなのが、
戦略で負けて戦術で勝つというのが一番嫌いなんですね。
とにかくやっぱり戦略レベルで勝たないと、
それを個々の奮闘に、
努力に押し付けるというのは一番ダメだと思っていまして、
その意味ではここまで1年半ぐらい、
本当にベストの手を差し続けている。
それによって取れる手が今どんどん広がっていまして、
こういうふうにスタートアップをどんどん盛り上げるというのもそうだし、
生成AIを大企業の中でどんどん活用していくというのを
皆さん結構やられていると思うんですけど、
そういうのもどんどん広がっていて、
今度グローバルにどう出ていこうかとか、
半導体とどう結びつけようかとか、
いろんな手が今度広がってきているんですよね。
ということなので、このままあと何年か順調にやっていけば、
だいぶ盛り返してくるんじゃないかなという手応えはあります。
宇都宮 聖子
なるほど。ありがとうございます。
まさに戦略の部分で、今平先生がおっしゃったみたいに、
日本にプラットフォームが作りやすいという環境の中で、
ただ日本としての勝ち筋というのを、
わかりやすく今のお話での活用の前の、
まず日本のプレイヤー開発で、
どういうところに勝ち筋があると思って、
今環境整備した、データ整備した環境があって、
日本の勝ち筋のモデルというところとかというのは、
どういうふうに考えられていらっしゃいますか。
渡辺琢也
今先ほどご紹介したG-200は、
安部さんもそうですけれども、
基本的にはオープンデータ、つまりインターネット上のデータ、
あるいは皆さんがアクセスできるようなデータを集めてきて、
計算資源とデータと、人でAIは作れるので、
オープンデータで取り組んでいるんですよね。
実は最初2月に始めたときに、夏ぐらいにGPT3.5ぐらい、
日本語性能ぐらいでGPT3.5ぐらい目指せるといいなと思って始めたんですね。
だけど蓋を開けてみると、10社支援させてもらってますけど、
松尾豊
GPT4ぐらいの日本語性能ではそれぐらいのレベルのものが、
渡辺琢也
この8月には複数の組織からリリースされる形になってます。
ただ先ほども申し上げたように、
このままオープンデータだけで日本が勝ち続けられるかというと、
それはさすがにないだろうなというふうに思ってますので、
やっぱり大企業とか、要するにまだインターネットにないデータなんて山ほどあるんですよね。
このデータをどうやって使っていくのかというのが、すごい鍵だというふうに思います。
平将明
やっぱり英語で勉強しているので、ラージランゲージモデルはですね、
本質的な考え方が欧米の考え方なんですよ。
日本の考え方とはちょっと違うんですよね。
だからこれはやっぱりもっと大きな文化とか精神性みたいなところから考えるべきで、
なんかアメリカの始め、ほとんどアメリカしかいませんけど、
すっげえ頭のいい巨大なAIを生み出そうとしていると。
あたかも一神教のようなAIを生み出そうとしているんだけど、
うちはやをよろぞむの神的な価値観なんで、
いろんなAIがいて、それが個々の一人一人に寄り添うみたいな、
例えばスマホに一人一人AIになっていて、
セクレタリーとかサポートをしてくれる分散型のAIみたいなのが多分日本で一つあって、
これが正しいというよりはいろんなオプションを出してくれるAIというのは一つあるんだろうというふうに思います。
で、なんだろうな、やっぱりそういう大きな文化とか価値観の違いというのを考えるべきで、
最初はですね、チャットGPTが出てきたときに何が起きたかというと、
バイアス問題というのはすごい深刻だったんですね。
画像を作らせる日本のジーンといってもネパールのジーンみたいなのが出てきちゃうとか、
あとは英語で聞くとものすごい頭いいんだけど、日本語で聞くとそうでもない。
でも実は大手は今何をやっているかというと、
平将明
オープンAIとかGoogleとかとすごい話をしているので、
オープンAIもGoogleも英語以外で唯一フューチャーしている言語は日本語なんですよ。
なので彼らの方もものすごい日本語の精度とか日本語の画像生成の精度は高まっているので、
実はそこが勝負じゃないかもしれない。
こっちは巨大なモデルの昔の燃費の悪いでかいアメシャみたいだったら、
こっちは日本はシビックみたいな壊れなくて燃費のいいAIのモデルというのもあるかもしれないし、
戦略を立てるときに目先の何が優位か不利かも大事だけど、
大きな伝統とか文化とか価値観の文脈からいくと、
意外とヨーロッパの人たちとかアメリカの人たちは納得をするみたいなところがあるような気がします。
松尾豊
そうですね。
いろんなユースケースがあると思うので、
例えば金融に適応しましょうとか製造業に適応しましょう、
医療に適応しましょうとか教育に適応しましょうとか相当いろんな切り口があると思うんですよね。
教育に適応しましょうといったときに今平先生がおっしゃったような、
これ英語のベースが英語のモデルでいいのかっていうのがあり、
じゃあもう少し日本のデータに入れた方がいいよねとかなるかもしれませんし、
製造業に適応しようってなったら、
これ細かい設計の小さいところがめちゃくちゃ重要なわけじゃないですか。
ってなるとそこをデータで補強しないといけないよねとかですね。
そうすると社内に持っているデータっていう大企業さんが持っているデータを活用しないといけないよねとかですね。
そういう話になっていくので、
いろんな領域にどんどん適応していくっていうのがすごい大事だと思います。
宇都宮 聖子
今そういう手がどんどん増えてきているっていうことですよね。
ありがとうございます。
本当に去年から生成愛のお話がバッと盛り上がって、
長期間で活用の話がバッと手が広がるって前代未聞のことですよね。
松尾豊
本当にこれは何回も言いますけど、
日本めちゃくちゃ早いんです。
平先生とか渡辺市長とかめちゃくちゃ黄金の配置になっていて、
こんなことないですよっていうぐらい本当にうまくいってる。
うまくいってるっていうのは結局どういうことかっていうと、
やりたいことをやろうとしたときに障壁がないってことなんですね。
皆さんもスタートアップで生成愛活用していろいろやろうとされていると思いますけど、
ビジネスうまくいくかどうかっていうのはしょうがないんだけど、
何かやろうとしたときに止められるとかですね、
リソースがないとかそういうことってあんまり感じてないと思うんですよね。
そうであってほしいんですけど、
それが大事で僕は人も組織も基本的には成長する力を持っている。
指数関数的に成長する力を持っていると勝手に思ってるんですけど、
それに阻害要因があるから止まるんだということで、
一番大事なことはこの自然に成長していくっていうのを止めない、
そういう制約をちゃんと排除していって、先回りして排除していって、
人も組織もちゃんと伸びれるようにしていくっていうのがすごい大事だと思ってですね。
そういう意味では今の生成愛っていうのは必要なことを順番にちゃんとできていて、
ぜひ皆さんの中から本当にグローバルに大きくなって、
ビッグテックに対抗できるようなところがですね、
一社二社ぜひ出てきてほしいなってそんなふうに思いますね。
小宮山 利恵子
いいですか、一つ。
皆さんに質問なんですけど、
活用とか開発がかなり早いスピードで進んでいるということだったんですが、
日本の教育現場をですね、開闢にはどうしたらいいですかね。
そのギガスクールが入って一人一台PCが配られて、
かなりテクノロジーには皆さん触れられる機会が増えたと思うんですけども、
やっぱりOECDのレポートを見ると活用の部分がまだまだだっていうレポートがあって、
生成愛となるとどういうふうに現場に下ろしたらいいと思いますか。
皆さんのお話を伺いたいです。
平将明
せっかく振っていただいたので、
私政治家になって成長戦略とかデジタルとかやってるんですけど、
平将明
心がけてきたことは文部科学省と厚労省には触らないってずっと心がけてやってきて、
面倒くさいからなんですけど、
ただ一方でせっかくギガスクールで端末配ってるわけですよね。
それっていうのは生徒の進捗に合わせて教科書の方が変わっていく世界観だと思ったら、
全然できてないです。
それは問題は文科省なのかもしれないし、
自民党の文科属っていう属議員が全くテクノロジー分からない問題かもしれないけども、
これからやっていくのは1端末あるんで、
今AIも最新のGPT-4Oとかジェミナイの最新のやつなんかは、
本当にスムースに会話ができるので、
ちゃんとガードレール引いた上で、
1端末、1AI家庭教師みたいなものをですね、やるべきで、
私の仲良しの伊藤上一さんなんかは、
今の先端のAIはスタンフォード大学の大学院生くらいの能力があると。
スタンフォードの大学院生がどのくらい能力があるのか僕は知らないけども、
それが24時間隣にいて何でも聞ける生徒さんと、
いやいやAI危ないから触るのはよせって言われてる生徒さんでは、
ものすごいそのポテンシャルの開花が違うと思うし、
しかも今マルチモーダルだから、
テキストで入れてテキストで書いてくるだけじゃなくて、
今の気分を音楽にしたらこんな感じとか、
今のこの楽しい気分をイラストにしたらこんな感じっていうところまで、
AIはサポートしてくれるので、
それはぜひですね、もうそろそろ総裁選があるので、
自民党の全候補に入れちゃえば、
インプットしちゃえば国の政策になるので、
そういうのを進めていきたいなとは思います。
宇都宮 聖子
ありがとうございます。
平将明
経産省的には文科省どう見えてますか?
渡辺琢也
私も小学生の子供がいますけど、
やっぱり私がパソコンを当たり前のように使うじゃないですか、
そうすると、例えばベネッセさんとかね、
結構やっぱり小学校向けの、
しかも生成AIを使った教育コンテンツとかも出してくれてますよね。
ああいうのを結構やっぱり楽しんで使ってますよね、見てたら。
だから、そういうのに期待してます。
小宮山 利恵子
我が社リクルートなんですが、完全に競合の話をされましたけど。
平将明
関与ってすごいでしょ、リクルートという人に。
渡辺琢也
すいません、僕正直者なんで、子供はベネッセ使ってます。
平将明
だからそういう教育コンテンツがどんどん出てくると、
渡辺琢也
学校だけじゃなくて、そういう子供たちが成長するんじゃないかと。
小宮山 利恵子
私自身もともとベネッセにおりましたので、よくわかります。ありがとうございます。
松尾先生いかがですか、教育現場で。
松尾豊
僕は生成AIを教育に活用するというのはどんどんやった方がいいと思うんですけど、
一番やった方がいいのが、今の教育システムで伸ばしきれていない子供。
そういう子供を伸ばしたいなというふうに思うんですよね。
これちょっと話すと長くなるんですけど、今の教育システムで伸びる子供っていうのは、
褒められると嬉しい、叱られると悲しいっていう、そういう子なんですよね。
それってAI風に言うと強化学習が効く子なんですよ。
そうすると褒められると嬉しいから、自分は興味ないんだけどやろうという子が、
小学校、中学校と成績が良くて活躍するんですね。
ところが僕の推定では、約半分の子供は褒められようが叱られようが、
自分が興味があることは興味あるし、興味ないことは興味ないっていうタイプなんですよ。
そういう子はやっぱり今の教育システムの中で置いていかれるんですね。
うまく引き出してあげられる先生がたまたまいると伸びるんだけど、
そういうラッキーが起こらない限り、その子の興味に紐付けていろんなことを教えるっていうのができないので、
才能を伸ばしてあげることができないというふうになっていて、
僕はだからそういう意味では大雑把に言うと半分の才能を失っていると、
伸ばしきれてあげていないと思っているんですね。
そういうのに生成AIをうまく活用するっていうのができるといいんじゃないかと思います。
宇都宮 聖子
ありがとうございます。すごく興味深い話ですね。
私も小さい子供もいるんですけれど、生成AIネイティブ世代だなと思っていて、
技術がそこにあると使おうっていうふうに思うんですけど、
今の先生の話ですと、そういう興味を持つんじゃなくて興味を持たないっていうときの、
そこの機会を生成AIで作っていく。
松尾豊
自分の興味と紐付けて教えてあげるんですね。
その子が興味を持つことってあるじゃないですか。
それと今勉強しないといけないことがどういうふうに関連しているかっていうのを
いちいち教えてあげるんですよ。
そうすると自分の興味があることだからどんどん入っていけるみたいな、
平将明
目指そう、っていう風にやっているので、
し何かやろうと思ったらまず日本でやってみようという流れが今できつつある だからちゃんとこの流れを止めずにやり続けるってこと
宇都宮 聖子
ありがとうございますまさにその流れを作ってらっしゃる中核にいらっしゃる皆さんだと思います けれどもまあ今回あのテーマが3間額ということでその国でそういう流れをもういち早く
作ってそれから教育 人材の教育というところで松尾先生はじめリードされていて一方で企業も変わらなきゃいけない
というところがあったと思うんですけどその企業のスタートアップ企業と広大企業 という立場であのこのテーマで3間額の連携というところであの何かコメント
岡田陽介
あそうですねなんかそういうためのスタートアップは多分も松尾先生おっしゃる通りでも変化 するのがもう当たり前
逆に変化しないといやー下潰れるかもしれないぞっていう時なので当たり前だと思うんですよ ね結構今課題だなと思ってるのがですね
なんか松尾先生最近こう日本のAI戦略生成愛戦略は最前提を打ち続けてるっていう ふうにおっしゃってると思うんですけど
意外とですねなんか日本ってなんか生成はうまくいってないよね雰囲気みたいなものが なぜかあるんですよねでなんでうまくいってないと思われるんですかって質問すると答えは
ないんですよ なんとなくうまくいってないっていうふうに勝手に思い込んでるんですよねそれはなんか過去からの
なんか話かもしれないんですけどなんかその風潮を変えないと なんか結構大企業はごろっと変革するのがやっぱり難しいだろうなと思っているので
あの今日まさに聞いていらっしゃると400人ぐらいいるのかなと思ってるんですけど その人たちがや生成愛めちゃくちゃうまくいってますよね日本みたいな空気感を出して
宇都宮 聖子
いただくとあのオセロがパラパラパラパラッと変わっていくんだろうなっていうのをすごい スタートアップ側としては思ってますので皆さん頑張りましょう
小宮山 利恵子
そもそも勝てますか日本 そもそも勝てます
松尾豊
勝てるとしたらどこですか勝てるとしたら えっとですねあのまずですねまあデジタルなんで基本的に負けなんですね
でまずそこからスタートしてんですよ で
ところが まあ何が違うかっていうとですね例えばインターネットの時
インターネットも僕ちょっとまあリクルートさんに文句がありまして あの
僕ねインターネットってが少なくとも検索エンジンは日本からビッグテックが出てもおかしく なかった
それの筆頭候補はリクルートなんですよ何してたんですかみたいな ごめんなさいごめんなさい感じでじゃあまあ
こういう場なんでじゃあリクルートさんをあげつらうとですね あの検索エンジンの勝負が起こったのは1990年代後半から2000年代
初頭にかけてますね でそこでまあグーグルとかヤフーとかあって日本もですね ntt のグーとかですね
あのわせたのセンリガンとかですねなんかあったんですよ懐かしいですけど で
ところが日本がグー検索エンジンが重要だって気づいたのは まあ2000年代2010年頃ですかね
もう勝負がついてからリクルートさんがじゃあデジタル ai にシフトしたのは2010年代 に入ってですよね
なのでもうねその時点で10年ぐらい遅れてるんですよ スマホも同じでスマホが出たのは
iphone の初代が出た時僕シリコンバレーたんですねスマホといたんですね で初代が出た時もシリコンバレーの中の人が熱狂してて1ヶ月誰にあっても
iphone の話しかしないぐらいですねめちゃくちゃ熱狂してたんですよ なんだけど日本に帰ってくると誰も話してないです
でスマホ元年とか言ってたのが2011年ぐらいですよ もうね4年ぐらい遅れてんですね
その時点でもう決着ついてますとアンドロイドも出てるしもうねもうエコシステム 出来上がってますって感じですね
それに比べて今回の生成 ai はチャット gpt が一昨年の11月30日に出て でそっからですね
宇都宮 聖子
めちゃくちゃ早い動きで今やってるんですよねでまずこういう風なですね 話が世界と同じ同期してできてるって事自体がめちゃくちゃすごいんですよ
松尾豊
でしかも動きが早すぎて若干手待ちになってまして あの日本の方が動きが早すぎてですね
で eu とかアメリカの動きを見てるみたいな感じになっててこんなことかつてあり ましたかっていう感じですね
なのでまずすごくうまくいってるというか少なくとも今までが酷くてそこに比べると 相当マシだっていうのはですね
平将明
まあやっぱりよく理解したほうがいいしそこは自信持って行ったほうがいいと思います あのようはおととしの11月23日に松尾さんのセッションを聞いてたというのも
セレンディピティなんですよ本当にでその後にまあそう やってきましたよ例えばねなんで日本が ai 行けてるかの一つの事例として
シェングーが何で日本にいるのかって話なんですよシェングーさんというのはオープン a 社で ちゃんと gpt 作った人ですよね
それでシェングーは今日本にいますよね最近の彼の x 見たら俺は日本に拠点を置いてやるんだと でなんで魚 ai がシリコンバレーじゃなくて日本で起業してるんですか
これがまず一つ証明ですよねさらにレギュレーションの話で言うと だいたいその頭の生じっかいい奴は eu はこんなに方法整備が進んでるとか
本の議論が進んでるとか言ってるけどなんかちょっと日本自虐的だなぁと思ってて 別にヨーロッパヨーロッパの議員と話したってアメリカの議員と話したって
我々自民党 apt ほど a 分かってるやつがほとんどいないんですよ それでヨーロッパすごいかわいそうなくにかわいそうかわいそうでちょっと言い方気をつけ
なきゃいけないけどいろんなステークホルダーの国がいるから その法律を作ることは決まりました
実装2年後なんですよ2年後しかもその間に指数関数的に a が進化していくから その法律は時代遅れになるんですよ
でもいいはそれをやらざるを得ないんです我々は今すごいアジャイルでできてるので しかもそんな規制する気ないです
既存の法律でやるどうしてもやらなきゃいけない a のリスクのところだけハードロー 法律である
あとはガイドラインでアジャイルでやる微妙に緩くして日本に投資と人材集めるっていう戦略なので eu は真似したくても真似できないんですよね
でアメリカは大統領令去年出ましたけどアメリカも結構時間かかるんですよ だからそういった意味では本当に今あの日本はですね
あのいいとこにでサイトを繰り返したけど課題があるので向こうが実装できなくても日本が 実装するそれができなかったんですよ
平将明
もう軽団連企業がすぐなんてのあのレギュレーションが追いつかないグレーゾーン コンプライアンスフリーズみたいになってやってこなかったところも今そうやって
アジャイルにやってるからチャレンジできて様々な課題で多分いろんな失敗も 積み重ねるんだけど g 7の他国よりも早く着手ができるので日本が有利
渡辺琢也
ということ さっきのあのちょっと岡田さんの話で一言あの言いたいんですけどあの
結構ですねあのうちの幹部もそうなんですけど 生成 ai っていうのはすごいのがあるって聞いたと
だけどドラえもんはすぐできないじゃないかとかですねよしそのなんて言うんですかね その生成 i の今の技術をそこそこ正しくみんな理解することが結構大事で
松尾豊
それは当然中大きな期待とまあ減滅ってのは繰り返すわけですけども そこで何か何か
渡辺琢也
何かのメディアを見て思ったほど大したことないだから生成 i 大したことない 日本は全然できてないとかなんかそう思っちゃってんじゃないかと私結構思ってて
だから今の生成 i ができることっていうのを正しく理解してそれそれを自分の業務 フローにどう入れることができるのかってやっぱみんながその
受動的じゃなくてですねあのアクティブに今の技術をどう取り入れるのかっていうそういう マインドがすごい大事なんじゃないかなと思います
宇都宮 聖子
なるほどなるほどなんかあの今の話を伺っていてまあ松尾先生もその 生成 i に関してはグローバルと比較です日本はもう全然あの遅れてないというかむしろ
あの待ってるというような環境がすごくこう整っているという話と一方でこう生成 i っていうところを正しく理解するのに若干の
タイムラグがあるのでや日本うまくいってないんじゃないかっていう中 両方混在しているような印象があってちょっと私会場の皆様に
今2択で手を挙げていただきたいなとちょっと思ったのですが 生成 i において日本はうまくいってると思う人言ってないと思う人っていうちょっとなんか
アンケートを取ってみたいと思うんですけどいいでしょうか あの日本はグローバルに比べ比べるのがいいかわからないですけど日本の生成
松尾豊
愛うまくいっている感覚があるという方 よろしければ
宇都宮 聖子
を ありがとうございます
もっと頑張らないとという感覚の方
松尾豊
ありがとうございます校舎の方が多い感じですねこのギャップをちょっとこう 理解しつつみたいなところをお話いただければと思うのですがあのじゃあですね
あのまずですね今あの平先生も先ほどありましたけど結構日本が あのグローバルにあの ai の分野で注目されていて
で ai の用心が昨年1年間でも相当たくさん来たんですよ でこれ何かって言って3つ理由がありまして一つは
あの ai に対してまあポジティブな人が多い国全体が非常にポジティブで
チャット gpt の使用率とかもすごい高いですし まあだからあのそういうふうなですね国全体であの使っていこうという雰囲気があると
それが2つ目が今円安で まあこれあんまりいいことでもないんですけど安いので日本にデータセンターを置くとか
日本の人を雇うとかめっちゃやりやすいですね 3つ目がですねえっと dx の余地が大きいってことでこれ僕がの図を作ってあるんですけど
渡辺琢也
日本とアメリカって gdp 比で言うと日本アメリカの16%くらいです
平将明
ありがとうございますその生成を活用してその日本の伸びしろでビジネスをどんどん伸ばしていく っていうあとねあのに政府はデジタルカバメントカバメントクラウドまで来たので政府
a を入れようと思っていて手続き系問い合わせ系はもうほぼ部 ai にやらせようと思ってます なので次の政権になったらそういうピッチやりますので皆さん準備をしておいて
くださいということとあとはそのいわゆる認知症の対応 会話をすることによって認知症の悪化を防ぐとか改善させるなんていうのも
日本はすごい実装の余地があるのであとさらに言えば教育もやることいっぱいあって本当は私 国会議員辞めてスタートアップやりたいぐらい
岡田陽介
いいなチャンスが溢れていると思いますよね 山まさにおっしゃる通りかなと思ってましてあの
わかんないですけども正直仕事が何ですかねありすぎてちょっと困っちゃうよねみたいなレベル かになってるんですよね
あんまりと怒られるんですけどあのそれぐらいですねやっぱりニーズは恐ろしく高い ただ結局大企業さんに入れるときにやっぱりこうスタートアップがめんどくさい乗ってよく分かっている人
たちはそうだよねそうだよねで一瞬で話が進む一方でそれをこうよくわからない人たちに 説明するコストっていうのが発生するのでですね
平将明
あのまさに全学校平先生だったらもうめちゃくちゃ早く進むんですけれども 二階さんとかあそうさに説明する構想ですね
岡田陽介
あの具体的な私の口から何も申し上げられないんですけれども まさに多分そういうこと代表の中で起きていると思いますのでなんかそういったものも
含めてまさにこういうセッションでや違うよねっていうところが何かこう ドミノ倒しが起きる場のオセロがどんどん変わっていくみたいのがやっぱりすごい重要な
ポイントだなっていうのはあの実際に入れていくっていう中で非常に思っているところ ですねはい
宇都宮 聖子
本当に多分この部分ですごく岡田さんとかお忙しいんだと思うんですけれども はいありがとうございますあの
すごく盛り上がっていて残り時間があと7分となってきたんですけれども 多分一言ずつお伺いしていて終わるかなと思いつつあの今日
あのいろいろなお話があってやっぱり日本の伸びしろとか日本に医療の問題とか製造業 とか日本固有のあの強みっていうのを生かしながらビジネスの伸びしろがたくさんあるというお話で
まあ今回その ibs でスタートアップ企業の皆様に向けたスタートアップの分野に向けて あのというところでこう今後の生成愛の発展と絡めて期待することっていうのをあの
岡田陽介
岡田さんから順番にあの最後松尾先生であの閉めたいと思います はいそうですねあの私からはですねあのぜひあの生成愛めちゃくちゃあの非常上スタートアップ向いて
ると思うんですよね 結構大型の資金を投下すれば結構成果が出やすい分野っていうところなので逆に上場し
ちゃうとですね開示しなきゃいけなくて面倒くさいなと思ってたりしてるんですけれども あのまさに非常上のスタートアップさんがこう調達してバンとそこにお金を使って
伸ばすことができるすごいフィールドだなというふうに思ってますのであのここはですね あのスタートアップの方々が一番活躍できるのかなっていうのを勝手に思っております私から
小宮山 利恵子
以上ですありがとうございます2つありまして一つは先ほど平先生もおっしゃいましたけども 日本は課題先進国なのでやりがいがすごくあると思うんですよねどんどんチャレンジしてほしいなっていうのが
一つともう一つは今日は個人の話にはなりませんでしたけども それぞれ一人一人がどう生成愛に向き合うかっていうのを考えていただく機会になればなという
渡辺琢也
ふうに思いましたありがとうございますはいあの まあ政府としてですねあの ai フレンドリーな雰囲気をずっと維持したいと思ってますし
まさにそうこういう変化の時にはスタートアップはもう成長エンジンですから あの僕らとしてですねそれをしっかりと応援していきたいなというふうに思ってます
平将明
ありがとうございますあの実はもう自民党は自民党 ai ってのをすでに作ってあってで私あの東京トレンの 政調会長なんで都知事選の政策を自民党 ai に作らせたんですね
結構なかなかなもん作ってくるんですただとはいえですねまあ私が作る政策とはやっぱり 差があるんでだからこれは何が言いたいかというともう
a ができるものしかできない人は別銀でもいい もういらないですよねっていう話で a はフルに使った上でそのさらに高クオリティの高い
もしくはなんてクリエイティブなものを出せるかってまたそういうことにそのなんて 人生の時間を集中して使っていける時代が来てるんだというふうに思いますので
まああの a にができることは永遠にやらせればいいだろうというふうに思いますし 皆さんは皆さんのその感性とかクリエイティビティを爆発させることに時間を集中できる
松尾豊
まあ時代が来たんだろうなと思います はいえーっとですねあの今日まあお話ししましたようにまあ日本のその ai はあの本当に
うまくここまでやってきたと思いますけど まあただまあだから安心して言うというわけじゃないですし
まあやっぱりそのスタートアップをやられる立場としては日本の大企業っていうのはまあ ポテンシャルの市場がめちゃくちゃ大きいですからぜひ連携していろいろやって欲しい
それから海外にぜひ行ってほしいと特に東南アジアはですね あの非常に大きなマーケットだと思いますし出ていきやすいと思いますのでぜひ
あのそういうグローバルにですねあの授業を伸ばしていってほしいなというふうに思ってます であとですねあの
まああの今日の話で出たので言うとあの テクノロジーだけじゃなくて変化するっていうことを日本中に広げていかないといけないので
その意味でもですねこのスタートアップのあの コミュニティっていうのはすごい重要で周りにですねそういう変化することの重要性みたいですね
あの影響をどんどん与えていってほしいなと思います あと1点だけあの今ですねえっと結構国でスタートアップ政策って相当やってて
仕組みがどんどん良くなってるんですね で一個だけあげるとその ma 減税でしたっけあの
ma をより奨励するようなあの 税の制度とかできていてあれとか僕めちゃくちゃいいと思うんですけど
多分皆さんあんまり知らないですね で今本当に国がスタートアップ盛り上げようといろんな体あの仕組みを作っていてそれに対して
ぜひ皆さんもっとコメントをしてほしい もっと高校やってこうやったらいいんじゃないかとかですね
あのどんどん多分言っていただくともっともっと良くなりますし あのスタートアップの活動もですね投資ももっとやりやすくなると思うんでぜひそう
いうですね フィードバックを国に対してしてもらえるといいんじゃないかなというふうに思います