1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. コミュニティの意義とは:エコ..
2024-09-12 29:18

コミュニティの意義とは:エコシステムの発展にコミュニティは必要なのか / コミュニティの進化とは

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スタートアップの成長と成功のためには、強固なコミュニティの存在が欠かせない。本セッションでは、多彩なキャリアを持つコミュニティ運営の実務家たちが集まり、スタートアップエコシステムにおけるコミュニティの役割とその進化について深掘りするとともに、成功事例や具体的な取り組みを通じて、未来を拓くためのヒントを共有する。

■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

このエピソードでは、スタートアップエコシステムの発展におけるコミュニティの役割と意義について考察されています。起業家同士のつながりや支援の重要性が強調され、成功事例や取り組みが紹介されています。さらに、コミュニティの意義やスタートアップエコシステムにおける役割について議論されており、問いを共有することや生まれるアイデア、熱量、メンバーのエンゲージメントがコミュニティの進化にどのように寄与するかが探求されています。最後に、コミュニティが生態系の発展に果たす重要な役割についても探求されており、特にコミュニティの設計やメンバーとのインタラクションがどのように促進されるかに焦点が当てられています。

00:00
杉本 美晴
はい、じゃあお時間になりましたので、始めさせていただければと思います。
はい、すごい、めっちゃ、奥の方まで声聞こえてますかね?
もし聞こえてなかったら、おっしゃってください。
ありがとうございます。
よし。
コミュニティの意義
杉本 美晴
はい、では今日はですね、コミュニティの意義とは、ということで、
スタートアップエコシステムの発展にコミュニティは必要なのか、
コミュニティの進化とは、ということで、
IVS自体もコミュニティだと私たち思ってるんですけれども、
コミュニティのセッションがここしかないということで、
ここで十分にスタートアップコミュニティについてですね、
語っていきたいなというふうに思っております。
では、自己紹介をまず最初にしていきたい、あれ?
はい、ということでフミハさんからお願いします。
ブランスクム 文葉
はい、ブランスクムフミハと申します。
ちょっと苗字が長いので、下の名前フミハで覚えていただけたらと思います。
今、フルリナリ株式会社という会社を5月に独立して立ち上げまして、
起業家の支援
ブランスクム 文葉
女性企業家の支援とかコミュニティのアドバイザーなどをしております。
前職はゼロワンブースターで女性企業家の育成支援事業と、
それからインキュベーション施設の運営などを行っておりました。
個々人の可能性が幅広く活躍できる環境づくりをしていきたいなと思っております。
小倉 一葉
今日はよろしくお願いいたします。
杉本 美晴
はい、ありがとうございます。では、小倉さんお願いします。
小倉 一葉
はい、みなさんこんにちは。
金株式会社の代表の小倉と申します。
私はコミュニティウーマでコミュニティ育ち、コミュニティテックのスタートアップを起業しております金株式会社をやっております。
金マネージャーというコミュニティのデータ分析サービスを開発をしてお客様にお届けしている状況なんですけれども、
私も起業するときはコミュニティの力にものすごく支えていただきます。
これはこの後またお話しさせていただきますけれども、アクセラレーションプラグラムもそうですし、
お客様のユーザーコミュニティもそうですし、あとは本当にエコシステムを一緒に作っていく、
そんな起業家の皆さんとのコミュニティも本当に日々心が折れそうなことがありながらも助けてもらっているなというふうに思っております。
本日起業家目線でそういったお話ができればなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
はい、ありがとうございます。では、黒田さんお願いします。
黒田 悠介
はい、黒田と申します。今はですね、コミューンというコミュニティサクセスプラットフォームをやっている会社があるんですが、
そちらでコミュニティ研究所、コミュニティラボというものをやっていて、そこの所長をやっている人間です。
事業上の数字とかほとんど追ってなくてですね、ひたすら研究してOKだということで、今コミュニティについて研究しておりまして、
今日はそういうコミュニティ研究家としてのお話ができたらなというふうに思っております。
それ以外の例で言うと、問いでつながるコミュニティということで、議論飯という名前のディスカッションするコミュニティをやっていたりとか、
あと日本で最大級のフリーランスの実名制コミュニティ、今9000人ほどいるんですが、フリーランスNOWというコミュニティをやっていたりとかしますので、
実践もしつつ研究もしつつという立場から今日はコミュニティの話ができたらなと思っております。皆さんよろしくお願いします。
杉本 美晴
はい、ありがとうございます。本日モデレーターをさせていただきます、インキベートファンドの杉本と申します。
今日モデレーター初なんで、ぜひ皆さんお手柔らかにお願いいたします。
私自身は独立系のベンチャーキャピタルのインキベートファンドというところで、もうすでに10年以上やっているファンドなんですけれども、
そちらで2021年からコミュニティマネージャーとして活動しております。主には投資先向けのコミュニティもやっているんですけれども、
それ以外にも女性起業家向けのコミュニティですとか、あとはハイキャリアの層が集まった起業家専材層に向けたコミュニティ、
あとはLPさんに向けてのコミュニティ作りとか、いろいろ幅広くやってますので、今日はそういったお話もいろいろできればなと思っています。よろしくお願いいたします。
はい、自己紹介が思ったより早く終わりましたので、たくさん喋れそうですね。
今日のセッションが30分しかないので、どういう場にしようかなと思ったんですけれども、結構知り合いの方がたくさんいらっしゃるかなと思うんですが、
私たちコミュニティは人生を変えると思っておりまして、このセッションを通じて皆さんが今後どんなコミュニティに関わっていったらいいのかなみたいな部分だったりとか、
もしくはご自身がコミュニティを作っていきたいとか、コミュニティを創出していきたいと思ったときに、どんなコミュニティを作っていったらいいんだろうみたいな、
そういったヒントを得られるようなきっかけにできるセッションが作れたらいいかなと思ってますので、
今日はVC、研究者、元支援者という形でいろんな視点でお話しできればと思いますので、よろしくお願いします。
テーマは1つか2つか用意しているんですけれども、まずコミュニティはスタートアップにとって何かというすごい大きいテーマでご用意させていただいたんですが、
それぞれキーワードで用意してもらいました。
すでにですね、さっきアクセラのプログラムについてセッションがあったので、何か出てきた言葉ももしかしたらあるかもしれないんですけれども、
皆さんもご存知のキーワードたくさんあるかなというふうに思っています。
ということで、ちょっと何かご自身の経験とか体験からスタートアップとコミュニティ、エコシステムどういうふうにつながっているのみたいな部分をぜひお話しいただきたいなと思ってまして、
早速ですが小倉さんの方からぜひお話しいただければと思います。
小倉 一葉
はい、ありがとうございます。私は3つ挙げさせていただいておりまして、コードリパブリックというプログラム、あとアプトユーメン、
フミハさんとご一緒させていただきましたので、ここはちょっと後ほどぜひ、あとホンダさんファミリーと書かせていただいております。
やはりスタートアップがチャレンジするにあたって、どうしても自分自身、ファウンダー自身やCXO、そして自社のスタートアップのメンバーですね、
すごく日々チャレンジするし過酷な状況にいると思うんですが、横のつながりを見ると同じステージでチャレンジされていらっしゃる企業家とのつながりってものすごく重要だと思っております。
私自身、2019年に合同会社を創業しているんですが、そこまでスタートアップになるまで、つまり外部から資金調達をするまで3年かかってるんです。
その3年間本当に苦しくて、自己資金でひたすら事業を作るためにいろいろアイディアを出してやってきたんですけれども、
その途中で出会えたのがコードリパブリックというプログラムと、あと東京都の女性起業家支援プログラムであるアプトユーメンですね。
本日アプトのメンバーも来ていらっしゃいますけれども、
文波さんに見つけていただいた側の人間だなと思っておりまして、
私はその当時、子どもが生まれる出産直後にアクセラレーションプログラムに応募して、
そこから自分自身が今までやってたコミュニティマネージャーとして事業をやってたんですが、
それを全部サーズにしようという形でチャレンジをして、今ここにおります。
あとはホンダさんファミリーと書かせていただいているんですが、
このホンダさんはフリークアウトホールディングスのホンダさんから出資を受けているファミリーというふうに書かせていただいておりまして、
投資先コミュニティという形で、かなり温かくクローズドなコミュニティも築かれていらっしゃいますので、
そういった形で本当にお世話になっております。文波さんにもぜひ。
杉本 美晴
そうですね。実際に作っていた側として。
ブランスクム 文葉
ありがとうございます。私がコミュニティ運営を始めたのはSAIというインキュベーション施設からスタートしているんですけれども、
コンセプトが思いつきを形にっていうテーマなんですね。
企業家になりたい方のその一歩手前に思いつきの段階があって、
それをアイデアにしていく形にしていく段階ってすごく大変だと思うんですけれども、
皆さんマイノリティなんですよね。大手企業を辞めて企業をしてっていう段階の時に仲間がいない。
アイデアを誰かに伝えれば否定ばっかりされる。
そういう人たちが集まった時に、自分がこのままでいていいんだって思えるのがSAIという場所だったんじゃないかなと思うんです。
その延長線上で、ゼロワンブースターの女性企業家支援事業に関わらせていただいて、
今日何人かアプトのメンバーも来てくださってますけれども、
企業家の中でもさらにまたマイノリティな女性たちが集まることで、
育児、出産、それからキャリアを中断されたっていう方々が、またそこでも私と同じように頑張っている女性がいるんだということで、
心を開放して、お互いにセッサタクマし合える関係性を作れるっていうのが、
コミュニティの一番重要なところかなと思っていて、
私はとにかくスケールがどうとか資金調達がどうとかじゃなくて、
みんながやりたいことを実現できること、それが一番重要かなと思っているので、
そんな環境づくりをずっと続けてきています。
それを皆さんが感じてくださっているようで、今すごい嬉しいなというふうに思っています。
杉本 美晴
実際小倉さんはアプトとかに入って、かなりもともと一人で孤独だったみたいなお話があったと思うんですけど、
どういうふうにご自身の変化とかはあったりされましたか?
小倉 一葉
まずそもそも資金調達というものが初めてだったので、そこに対して、
男性の企業家の方々のお話はよく聞いたことあるんですけど、
女性として大型の調達、数十億調達されていた企業家の先輩方のお話は、
同じ姿を形した人間としてチャレンジしていいんだって思えたことは、
本当に背中を押していただけたなと思っていますし、
今でもふみはさんを見ると緊張してズームで話したことを思い出します。
杉本 美晴
ありがとうございます。そもそもコードリパブリックとかアプトって、
始まりの出会いのタイミングというかスタートアップコミュニティに接点を持つタイミングはどういう経緯で?
小倉 一葉
それが私コードリパブリックは国会図書館に行ってスタートアップって検索した本の中で発見したんですよ。
もっと多分アクセラとか世の中にネット上にたくさんあると思うんですけど、
あまりにも一回大企業に出てしまったがゆえに、
そのスタートアップのコミュニティが分からなくて見つからなかったんですね。
いいアクセラはあってもリズムが分からないから終わっちゃってたりとか、
募集終わっちゃってたりとかしてタイミングが合わなかったりしたんですけど、
そういった形でひたすら模索してようやくたどり着いたのが、
ZOVCさんとEast Venturesさんがやられていらっしゃるコードリパブリック。
ここから初めてプレシーズンの出資をしていただきましたね。
杉本 美晴
なるほど。結構今日も大企業で働いている方でいらっしゃっている方がいると思うんですけど、
割とスタートアップって村化していてコミュニティに入るハードルがかなり高いと思うんですよね。
逆にそれで見つかってしまったコードリパブリックさんすごいなって思うんですけど、
私たちがそういったハードルが高いラインを結構超えていきたいなっていうのが個人的にはすごい思いますね。
黒田さんからもぜひ一言いただきたいなと思うんですけど。
黒田 悠介
そうですね。もともとの問いがスタートアップにとってコミュニティは何なのかっていうところだったんですけど、
コミュニティの研究
黒田 悠介
そもそもコミュニティって何なのかって話を一瞬すると、
コミュニティって繋がりと感染、感じて染まるの感染ですね。
英語で言うとコネクション&インフェクションだと思うんですけど、
いろんな人と繋がることによってスタートアップにとってすごい大事なリソースに繋がることができる。
ここでしか会えない人とかここでしか知れない情報に触れることができて、それが事業に生きてくるとか。
あと感染っていうのは広がっていくとか染まっていくってことですけど、
自分の隣の起業家がめちゃめちゃ調達しているとか見ると、自分も頑張ろうかなってなったりとか、
あとその人たちがどういうアクションをしているのかとか、どういう発想で動いているのかみたいなところも触れられたりするんで、
そういうアクションとか発想とかみたいなところが得られるのがコミュニティの良いところだったりするなと思ってまして、
で、挙げたものはQ's Question 議論飯って名前の3つのコミュニティなんですけど、
これどれも実は問いのコミュニティで、誰かが問いを立ててそこに興味ある人が集まってディスカッションしたりとか、
お互いに応援し合うコミュニティをここに3つ挙げてます。
Q'sは渋谷にあるやつで、Questionは京都にあるやつで、
で、議論飯は私がやっているオンラインにあるやつっていう感じなんですが、
問いを通じたディスカッション
黒田 悠介
そうやって問いで、誰かが立てた問いって、多分フミハンさんが言ってた思いつきあったじゃないですか、
思いつきのもっと手前に問いがあるんですよ。
なんでこうなんだろうなとか、どうしたらこうやってできるかなっていう個人の問いをみんなで寄せ集めてディスカッションすることで、
それが思いつきになったりとか、授業になったりとかするんで、
そういうアイデアの段階のもっと手前に問いがあるっていうのをちょっとここでは言いたくて、
3つ問いにまつわるコミュニティを持ってきたっていう感じですね。
杉本 美晴
ありがとうございます。
なんか問いってすごい大事ですよね。
なんかコミュニティにおいても、問いとかきっかけとかってすごく大事だなっていうふうに思っていて、
コミュニティマネージャーとしてもそこをすごいいかに拾っていくかみたいなのはすごく大事にしてますね。
ふみはさんとかスタートアップエコシステムの中でずっとコミュニティとしてやってきましたけれども、
どういうところを結構大事にしてるとか、そういったポイントはありますか?
ブランスクム 文葉
まずは否定しない。
さっき言ったように本当にやりたいことを実現するためにどうしてあげるのがその人たちにとっていいのかなっていうのを考えるようにしていて、
なので専門領域ではないけれども、例えばディープテックでこんなこと考えてるんですって言われたら、
じゃあ私が知っているこの人に相談したら解決できるかもしれないって言って紹介をしたりとか、
少しでもその人たちが前に進めるように環境づくりをしたいなっていうのはいつも思っていることですね。
杉本 美晴
そうですね。今も結構そういう環境はできてきつつはあると思うんですけど、
まだ全然不足してるかなとは思ってるんで、そういった場所は私たちとしてもすごい作りたいなっていうふうには思いますね。
私の話も若干してもいいですか?
私もIFファミリーっていうふうに書かせていただいたんですけど、そこにもIFファミリーがいるんですけれども、
インキュベートファンドの中ではIFの投資先のことをIFファミリーっていうふうに言ってまして、
スタートアップエコシステムの中でもVCから調達を受けたっていうところに絞ったコミュニティになってます。
今その投資先メーカーのコミュニティをたくさん注力してらっしゃるVCさんとか、
あとアクセラプログラムさんすごくたくさんいらっしゃるかなと思ってるんですけど、
割とインキュベートファンドはその中でも熱量高くやれてるコミュニティだなと思っております。
やっぱりスタートアップエコシステムの発展にVCのコミュニティが認知されてきてるなっていうふうに思っている部分がすごくあって、
VCならではだと思うんですけど、VCに出資してくださってるLPさんが、
インキュベートファンドってコミュニティってどんな感じでやってるんですかっていうふうに、
ベンチャーキャピタルの評価の視点でコミュニティを見てくださることがすごく多いなっていうふうに思っていて、
コミュニティの評価とKPI設定
杉本 美晴
自分は今3年ぐらいやってきてますけれども、
インキュベートファンドのコミュニティがより社会に認められてきてるんだろうなっていうのはすごい感じているところでございます。
というような感じですね。
なんか今の皆さんの話で深掘りたいところとかありますか?
小倉 一葉
めちゃくちゃ頑張ってコミュニティ予算を取られてるって聞いてます。
杉本 美晴
そうですね。コミュニティ予算めちゃめちゃ取ってます。
ブランスクム 文葉
それは本当にすごいことで、コミュニティって無形資産なんで、訂正評価しかないんですよ。
そこにKPI設定し始めるとコミュニティ崩れていくんで、
そこに予算つけてくれるって経営者として結構な意思決定と覚悟がないとできないことなんで、
それをやってるのは素晴らしいことだと思います。
杉本 美晴
そうですね。うちの代表人がすごい予算をつけて、私も戦ってる部分はあるんですけれども、
やっぱりスタートアップコミュニティ関係なくコミュニティやるときに、
コミュニティマネージャー、私たちみたいなものが熱量を持ってやることはすごく大事なんですけど、
実際にやる側、お願いしてる側ですね、オーナー、
例えば自治体のコミュニティコワーキングスペースであれば自治体の皆様とか、
会社のコミュニティであれば会社のオーナー、つまり社長の皆さんが
どれくらいコミュニティに熱量を持ってくださってるかによって、
コミュニティマネージャーはその熱量をいかに具現化するかっていうことを考えていきますし、
それがコミュニティ、スタートエコシステムに結構関わってくるかなというふうには思います。
ブランスクム 文葉
あの黒田さんにね、前コミュニティのカンファレンスのときに、
コミュマネが定点評価だけじゃなくて定量評価するの難しいから、
なんかうまい方法ないですかみたいなディスカッションした記憶があるんですけど、
黒田 悠介
でもそれ本当に、でも最近私の中ではこれかなって思ってるものがあって、
コミュニティを図る上で重要なことって2つで、
1つが熱量とかメンバーのエンゲージメント、ちゃんと盛り上がってるコミュニティ作れてますかっていうのが1つで、
もう1つがそのコミュニティを通じて得たい成果得られてますかっていうそのコンバージョンというか、
成果に直結してるかどうかっていうところで、これ両立させないと多分意味がない。
なんか熱量だけ高めても成果につながってないし、成果出そうとしてもなんか熱量なければ何も起きないって感じなんで、
熱量の指標と成果の指標を同時に叶えるってことがすごい大事だって最近すごい思ってます。
ブランスクム 文葉
本当あのコミュニティにもステークホルダーがいるんでね。
黒田 悠介
説得しないといけないから、KPI大事ですね。
小倉 一葉
まさに。
杉本 美晴
スタートアップエコシステムにおけるKPI設定ってめちゃめちゃ難しいなってすごい改めて思います。
今その話を聞いて。
小倉 一葉
投資的なソーシングとかにまさにコミュニティ扱われてるわけですよね。
杉本 美晴
使ってはいるんですけど、とはいえなんか投資家、実際に投資する側の方針と結構変わって、
KPIを設定すると逆に自分を苦しめるっていうのがあるんで、
スタートアップエコシステムを作ってるコミュニティマネージャーにはKPIを立てない方がいいよってめちゃめちゃ伝えてますね。
小倉 一葉
なんかそのKPIの立て方も、なんて言えばいいでしょう、目標数値と一緒のKPIっていうだけではなくて、
現状がどうなってるのかを見るために数値って私はすごく重要だなと思っていて、
何名の方がこのコミュニティに来られたのかとか、それこそその行動量だったりっていうところはぜひ可視化していくことによって、
そのコミュニティの熱量っていうものをフワッとしたものじゃなく、みんなで共通のものにできるんじゃないかなとは思っております。
杉本 美晴
黒田さん。
黒田 悠介
今のすごいいい話だなと思っていて、プラスアルファで言うとKPIをいくつか設定するんだけど、
この5個のうちの、例えば5個のうちの3個達成できたらいいよとかにするといいなと思っていて、
ブランスクム 文葉
それいいですね。
黒田 悠介
人間の成長と一緒で、体が成長する時と心が成長する時と脳が成長する時期って違うんですよ、人間って。
と同じで、スタートアップもトラクションが出る時期と組織が成長する時期とってちょっとずれてたりするんで。
小倉 一葉
プロダクトの成長も違いますよね。
黒田 悠介
そうですよね。なんでコミュニティも全く一緒で、人が増える時期と熱量が上がる時期と別の成果につながる時期ってちょっとずれてたりするんで。
わかります。
そのKPI5つぐらいある中で、そのうち3つぐらいできてたらいいんじゃないっていう風に緩めておくといいかなって気がします。
ブランスクム 文葉
ちなみに、オンラインのコミュニティだとそういうデータ取りやすいんですよね。
何らかトラクションとか出入りがあれ取れるんで。
リアルの場だとやっぱすごい難しくて、もうね、バードウォッチングみたいに野鳥の会みたいな感じで。
小倉 一葉
カチカチカチ。
ブランスクム 文葉
もう一時期コミマネに、今日繋いだ人の数とヒアリングした数と時間みたいなのを一定期間、半年とか1年とか、毎日データを。
すごい。
日誌のように書いて。
杉本 美晴
マジですごすぎる。
ブランスクム 文葉
でもそれを1回やってデータが見えると、上に報告した時に、
あ、こんだけやってるんだったら他の施設と比べてできてるかもしれないねって納得材料になるんで、
次から言われなくなるんですよね。
ちょっとね、苦労する時期は必要かもしれない。
杉本 美晴
なんか青倉さん話そうとしてました?
あとちょっと10分ぐらいなんで、2つ目のテーマに行こうかなと思ってまして。
ちょっと締めっぽい感じなんですけれども、
もうあと10分ぐらいしかないんでね。
あなたにとってコミュニティとはということで、
ちょっとこちらもですね、いくつか皆さんに一言ずつ入れてもらいました。
愛にあふれてるワードかなと思うんですけれども、
じゃあちょっと文波さんの方からちょっと簡単に報告していただければと思います。
ブランスクム 文葉
はい。私は2つ、愛と可能性が開花する場っていうのを書いたんですけど、
私自身もコミュニティの中で成長させてもらったし、
他者との関わりとかを勉強させてもらったので、
自分自身もすごくスキルが開花した場所だなと思ってるんですね。
一方でやっぱり関わる人に対する愛がないとやりきれない、
疲弊していくっていうことも現状あるんで、
とにかくみんなのいい面を見て伸ばしてあげるっていう、
母のような気持ちでですね、もしくは学校の先生のような気持ちで、
みんなを包み込むような大きい愛を持っていたいなっていうのを感じています。
小倉 一葉
まさにそういう体験をさせていただきました。
杉本 美晴
まさにそうだと思います。
ありがとうございます。
本当に文波さんは母の存在かなと、
私も母のような存在になれるように頑張りたいと思います。
ということで黒田さん、
愛と可能性が開花する場とちょっとつながってくるかなっていうところで。
黒田 悠介
そうですね、集合天才。
元々はトーマス・エジソンを表する言葉として生まれたんですけど、
実はトーマス・エジソンの最大の発明ってコミュニティなんですよ。
彼めちゃめちゃ発明してるんですけど、
実はトーマス・エジソンの研究所を作って、
そこのコミュニティの中でみんなで発明して、
その発明をエジソンの名前で論文化して出してる。
ブランスクム 文葉
さすが、コントから使うそれ。
杉本 美晴
それ私も使います。
黒田 悠介
なので、エジソンの最大の発明はコミュニティであると。
それによっていろんな発明が生まれていったってことがあって、
コミュニティも多様な人が集まって、
いろんなディスカッションしたりとか支え合ったりしながら
イノベーションを起こしていくみたいなことが起きるんで、
集合天才、コレクティブジーニアスの場所だなっていうふうにすごい思っている。
そんな感じです。
杉本 美晴
めちゃめちゃいいワードですね。
ありがとうございます。
じゃあ大倉さん。
小倉 一葉
私は本音で話せればっていうところと、
見えないドアがあるって2つ書かせていただきました。
まずそのコミュニティっていう場は、
結局取り繕えないなと思っていて、
本音で話して、本音で手当たりした人が成果を得たり、
欲しい情報だったりとか、
お互いをギブし合える関係に最終的になるような場だと思うので、
本当にそのままの自分でいられる場所として
コミュニティを活用する、活用というか、
コミュニティに生息すると、
よりいい結果が出てくるんじゃないかなと思っております。
あと冒頭で話した通り、見えないドアがあるって
スタートアップのコミュニティもそうですけれども、
本当に自分が気づかないドアってすごくたくさんあって、
それをこうしゃに構えて、
恥ずかしがっていたら、
そのチャンスは絶対に受け取れられないなと思っています。
さっきのホンダさんファミリーの件もそうなんですけど、
今日お越しいただいております、
元イベントレジストのCOOの小笹さんとかも、
本当はコミュニティの私の大先輩なんですが、
投資をしていただくっていうところの、
選びの時とかもすごくいろんなご相談に、
このクローズドなコミュニティでもすごくお世話になりまして、
本当そういった場を早く企業家や、
スタートアップでチャレンジする方が、
メンターというような方を探せる場としても、
コミュニティを自分で見つけられたらいいなって、
本当に願っております。
杉本 美晴
そうですね、結構今日IBSに来ている方は、
スタートアップ界隈初めて来ましたっていう方も
すごい多いと思うんですけど、
まさに見えないドアを探すためには、
どうしたらいいと思いますか、皆さんに。
小倉 一葉
でもまずここに来たことが素晴らしいんじゃないですか。
間違いないです。
コミュニティの設計とメンバーとの交流
杉本 美晴
このIBSコミュニティに来たことが素晴らしいですね。
小倉 一葉
さらにこの中でも見えないドアがめちゃくちゃあると思うので、
ぜひサイドイベントだったりですとか、
お隣にいらっしゃる方々との自己紹介みたいなのをしながら、
どんどんご自身に合う、
そしてご自身がチャレンジしたいと思うことを、
一番まずはそのゴールを、
近くの方にお伝えしていただければなと思っています。
そうすると本音、本気だと、
本音本気の人が多分見つかるんじゃないかなと思っております。
杉本 美晴
ありがとうございます。
コミュニティ作る側としても、
見えないドアを作りたくないですね。
小倉 一葉
そうなんですよね。
杉本 美晴
逆に支援者側とかコミュニティ作る側として、
見えないドアってどうやって作らないというか、
このハードルを下げるためにはどうしたらいいんだろうな、
というのはすごい考えたりしますね。
ブランスクム 文葉
私も見えないドアの垣根は取り払っていきたいんですけど、
誰でも彼でも入れると、
コミュニティが生態系で、
生態系を綺麗にビオトープの水を整え、
草花を入れ替えっていうのも、
コミュマネとしての重要な役割ではあると思うので、
時に厳しい視点も必要かなとは思いますね。
小倉 一葉
こういう人に来てほしい、
この目的があるからそこに集まるっていう。
ブランスクム 文葉
あと、あなたそういうことをやったらダメよっていう。
杉本 美晴
その辺のコミュニティのスキルは黒田さんが一番詳しい。
黒田 悠介
そうですね。
そういうふうにして、
メンバーを守るためにいけないアクションをしちゃった人を、
排除じゃないですけど、
水を綺麗にしていくっていうのはすごい大事な話だと思いますし、
入り口の設計でもあると思うんですよね。
誰でもウェルカムですよ、だと本当にいろんな人が来るので、
ではなくて、こういう人に特に来てほしいですとか、
紹介性であるとか、
そういう入り口の設計のところも結構重要そうではと思います。
杉本 美晴
そうですね。まさにIBSとかすごい間口が広くはなってはいると思うんですけども、
そこからじゃあ別のコミュニティになると、
ちゃんと自分の入り口どうしたらいいかとか、
自分が設計したいコミュニティに合わせて入り口どうしたらいいかっていうのは
考えていったほうが良さそうですね。
小倉 一葉
みはるさんはひなべと書かれておりますが、
私みはるさんとひなべってながら。
杉本 美晴
今スルーしようと思ってました。
時間ないからひなべどうしようかなって。
小倉 一葉
いやいやいや、ぜひぜひ最後言ってください。
杉本 美晴
そうですね。
本当の言葉はサードブレイスだって自分はずっと思ってるんですけれども、
コミュニティはまさにひなべだなって思っていまして、
ひなべって一応私ひなべがすごい大好きなんですよね。
月に3,4回ひなべに行ってるので、
もしお好きな方は声かけてほしいなって思うんですけれども、
好きなだけじゃなくて本当にまさにひなべってコミュニティだなと思っていて、
ひなべっていろんな美味しい具材を美味しいスープの中に入れて
混ぜていくと思うんですけれども、
辛いスープの中に入れることによって、
本来の美味しさがより引き立つなってすごい思うんですよね。
かつひなべってみんなで囲んで食べるものなので、
ぜったいひなべを食べると全員仲良くなって帰るんですよ。
ひなべ自体もコミュニティをすごい表してるなって思いますし、
ひなべは辛いものが好きな人ってだけで集まってやる回なんですけど、
それだけでみんなすごい仲良くなって帰っていく。
初めましての人たちだけでも、
何の辛いお店が好きなんですか?とかそういう会話で盛り上がる。
なのでコミュニティのきっかけ作りとして、
ひなべはすごい良いんだろうなっていう意味で
ひなべを書いたっていう経緯なんですけど。
コミュニティ参加の呼びかけ
ブランスクム 文葉
杉尾ちゃんXでひなべの回やりますとか、何年代の回やりますとか、
インキュメイトファンドのコミュニティだけじゃなくて、
自分で小さいつながりいっぱい作ってるじゃないですか。
だからここの中で居場所がないって思う方、
まず杉尾ちゃんのXをフォローするっていうのが一番いいんじゃないかなと。
ひなべから始めていくといいですね。
杉本 美晴
まずはひなべから始めて、
ひなべと餃子は得意ですので、
ぜひ声かけていただければなと思ってます。
ここにいる全員SNSとかやってますし、
SNS見ていただくと、
どういう風にコミュニティについて考えてるのかっていうのが、
結構皆さん発信してると思います。
結構学びにつながるかなっていう風には思います。
はい、ということで残りが2分ぐらいになってきたんですけど、
皆さんこれだけ話したいみたいなポイントはありますか?黒田さんとか。
黒田 悠介
え、なんだろう。
一瞬宣伝になっちゃうんですけど、
新しく本を出しまして、
7月20日にコミュニティシフトっていう本で出しますんで、
検索するともうAmazonで出てくるんで、
そちらにいろいろ書いてます。
杉本 美晴
じゃあ宣伝どうぞ。
ブランスクム 文葉
今予約する。
黒田 悠介
ぜひぜひ。
杉本 美晴
宣伝コメントなんかもしあれば?小倉さん。
小倉 一葉
ありがとうございます。
我々KEENは、KEENマネージャーというコミュニティのデータ分析のサービスを
ご提案させていただいております。
スタートアップの方から、あとは外資系企業含めた大企業様含めた
コミュニティに使っていただいております。
今、iOSにお越しの皆さんに無償トライアル6ヶ月以上
ご提案させていただいておりますので、
ぜひ弊社のメンバーにお声掛けいただければと思います。
コミュニティの中で熱量高い人を発掘するのが一番近道だと思うんです。
熱量高い人を発掘して、そこからコミュニティを広げるということを
我々KEENにお手伝いさせてください。よろしくお願いします。
杉本 美晴
ありがとうございます。
ブランスクム 文葉
ヘミヤさん、最後に締めの一言をぜひお願いします。
私が関わっているコミュニティ3つあって、1つがベンチャーカフェ。
本当にアイデアでこれからどうしようかなという方は
ベンチャーカフェのコミュニティキャンパスに入ると仲間ができます。
少し形になってきたらサイに行って、
もうちょっと企業家のステージに進んだ方と関わっていただいて、
さらに女性企業家の方はアプトビュメンに入っていただいて、
7月中旬から募集開始しますので。
関わってくれたら大きな愛で皆さんを支援したいと思うので、
ぜひつながってください。
杉本 美晴
ありがとうございます。コミュニティは愛ということですね。
ありがとうございます。
残り30秒になりましたので、以上でセッションを終了させていただきます。
ぜひ続き、もう30分で時間足りないので、
もし続き話したい、コミュニティについて話したいという方がいらっしゃれば、
どこかに我々いると思うので、ぜひお声掛けください。
今日はありがとうございました。
小倉 一葉
ありがとうございました。
29:18

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