1. 気づくと変わる心理学 〜心のリスキリング〜
  2. #88 時間差で変わる、つながる..
2025-11-11 09:53

#88 時間差で変わる、つながるコミュニケーション。

今回は、『時間差で変わる、つながるコミュニケーション。』のお話です。


お伝えしている心理学ですが、

皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。

その見方・活かし方を、ご紹介します。


今回は、「時間差で変わる、つながるコミュニケーション」について。

コミュニケーションがつながっているように見えても、微妙にズレる、つながることがある。そのポイントを知ることで、どんな意味があるのか、どうすれば良いのか。気づくヒントが得られます。


第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」

第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」

第8回目「承認欲求を満たし合う、コミュニケーション3つの法則。」

ともリンクするお話です。


まだ聞いた事がない方も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、

気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?


<今回テーマ理論とつながる、特別回>

⁠⁠#76-SP4 コミュニケーション3つの法則と、3つのドア。振り返りと、まとめ。⁠⁠

※#1~#72の内、各SP回ごとでは、18エピソードが対象です。

※Spotifyリンクです。他のアプリでお聴きの方は、番組名とエピソード番号で検索してください。


<参考図書>

TA TODAY:最新・交流分析入門 第2版

ヴァン・ジョインズ&イアン・スチュワート(著)実務教育出版 2022年9月

※TA・交流分析の教科書とも言える本です。

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いい人間関係が面白いほどできる本

繁田千恵(著) 中経出版 2004年3月

※基本理論がシンプルでわかりやすく表現されています。

 絶版らしく、古書での入手になるかと。

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サマリー

時間差で変わるコミュニケーションの重要性について説明し、心理学を通じて日常生活でのコミュニケーションの質を向上させるアプローチを提案しています。また、コミュニケーションの法則を理解することで、時間を置くことで関係性が改善される可能性について議論しています。

時間差で変わるコミュニケーションの重要性
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています、遠藤美保です。この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマは、こちら。
『時間差で変わる、つながるコミュニケーション。』
今回は、「時間差で変わる、つながるコミュニケーション。」のお話です。
お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも、自然とつながっています。その見方、活かし方をご紹介します。
今回は、『時間差で変わる、つながるコミュニケーション。』について。
コミュニケーションがつながっているようでも、実はズレていて、後からつながることがある。
そのポイントを知ることで、どんな意味があるのか、どうすれば良いのか、気づくヒントが得られます。
第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」
第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」
第8回目「承認欲求を満たし合う、コミュニケーション3つの法則。」とも、リンクするお話です。
皆さま、こんな経験はありますか?
最初はうまくいかなかった相手と、後で仲良くなった。とか。あまりうまくいっていなかったことが、後からうまくいくようになった。とか。
時間が経つにつれて、変わった、つながった。そんなコミュニケーション。
ある時、私にはこんなことがありました。
ちょうど、すっきりとした部屋を目指していた時期。
捨てるのが苦手なもので、増やさないことが肝心。
『これは欲しいもの?
必要なもの?」
そう自分に問いかけて、取捨選択。それを家族にも、伝えていました。
そんなある日のこと。
あるものが不意に届き、持ってみると、ずっしり。重い。
『何だろう?」
開けて、びっくり。
『えっ?何これ?圧力鍋?
なぜ?」
送ってくれた家族に、さっそく電話。
『あの〜、圧力鍋が届いたんだけど。」
『あっ、届いた?
圧力鍋、便利みたいだから。うちも買ったんだよ。」
「今、私、物を増やさない。って、この間も言ったよね。」
「そうだけど、すごく良いみたいだから。」
「えっ?信じられない。
それに危ないんじゃないの?」
「早くできるんだって。」
「えっ、そうなの?
まあそうかもしれないけど。」
「いらないなら、良いよ。欲しい人にあげるから。
そう言えば、ちょうど欲しいって、言ってたし。送り返して。」
「わかった。」
その後、電話は切ったものの、頭の中では「欲しい人にあげる、って」と気になり、圧力鍋について、念のため、ちょっと検索。
「うーん、何か便利みたい。
えー、こうやって使うのか。
ふーん。」
注意点を守れば、うまく使えそう。
そんなことをしている内に、何だか、にわかに興味が湧き、そして、だんだん送り返すのが惜しくなり。
結局、「あっ、もしもし?やっぱり、このままいただきます。送ってくれて、ありがとう。」
「えっ?欲しいって言ってた人に、もう電話しちゃったのに。」
「そうなの?ごめんね。ありがたく、使わせていただきます。」
我ながら、失礼でちゃっかりしている。家族への甘えもあるわけですが。
ちなみに、欲しいと言っていた人には、どうやら別の圧力鍋を買って、送ったとか。とんだ散財をさせてしまいました。
そして、我が家の圧力鍋。
注意点はしっかり押さえつつ、使ってみたら、本当に便利。
すっかり定着して、日常的に大活躍。
なお、後日談としては、送ってくれた家族、その時欲しがっていて送られた人は、あまり相性が良くなかったのか、時折使う程度だとか。
なんだかんだで、私が一番愛用。
コミュニケーションの法則
今となっては、笑い話の一つ。
圧力鍋が話題に出るたびに、この時のやりとりをいじっては、盛り上がっています。
さて、今回のお話。コミュニケーションの法則から、考えてみます。
改めて、コミュニケーションの法則について。
誰もが心の中に持つ、「親・成人・子ども」の部分。
コミュニケーションは、その「親・成人・子ども」によって行われるやりとり。
そして、そこには3つの法則がある。というものです。
第1法則は、誰もが心の中に持つ、「親・成人・子ども」の内、狙い狙われたところから反応するやりとり。
第2法則は、違うところから反応。一時停止するやりとり。
第3法則は、表面上の社交的なやりとりと、心理的なやりとりが、別に繰り広げられるもの。
今回のお話、家族は心の中の「親」から、私の心の中の「子ども」に向けて、喜ぶだろうと圧力鍋を送ってくれました。
それに対し、期待していた反応とは違うものの、私の心の中の「子ども」から、家族の心の中の「親」に向けて、「え?何これ?」
ひとまず「親」と「子ども」、狙い狙われたところからは反応、やりとりが続いています。
ある意味、第1法則。いつまでも続く可能性のある交流、「相補交流」とも呼ばれるやりとり。相互に補うと書いて、「相補交流」。
ただ、内容は、期待していた喜びの反応とは違う。どうも、うまく続いているとは思えない。
それが、時間を置くことで変化。あれこれ調べたり、想像したり。最初は全く頭になかった、圧力鍋情報。ついとっさに反応してしまったものの、落ち着いて考えてみると、良いかも。
いや、かなり良い。うん、良い。ありがたく、いただくことにしよう。
それぞれの心の中の「親・成人・子ども」、狙い、狙われたところから反応する、コミュニケーション。
とは言え、同じ「親・成人・子ども」でも、同じじゃない。
とっさに出てくるものもあれば、時間やタイミングによって変わるものもある。
それによって、つながるコミュニケーション。一度の反応だけで決めてしまわない、そんな時間差も意識してみたいところです。
では、今回覚えていただきたいポイントは、「時間差で変わる、つながるコミュニケーション。」
今うまくいかないことも、いったん時間を置くことで、うまくいくかも。
まずは、気づくこと。そして、いつもと違う変化を味わってみませんか?
ここまで聞いていただき、ありがとうございます。
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お相手は、遠藤美保でした。
ありがとうございました。
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