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2017-11-10

Q.70【10月公開収録】これからの活動について

10月5日横浜で開催された公開収録のオープニングトーク第2弾


00:19
ここにいる皆さんは、僕なんかよっぽどファンだと思いますけど、やっぱり特に今のエンタメ業界がどんどんシュリンクしていく中で、
イラさんの、特にこの1年、まさに2年って、どんどんそういう二次利用というか、現実化されてると思うんですけど、それご自身でどう捉えてますか?
あのね、正直言って、いい原作がもうあんまり残ってないんですよ。
で、東方の人なんかと話をしてみても、ああいう少女漫画のやつあるじゃないですか、ストロボエッジとか、
名前の知らない一杯の漫画なんですけど、そういうのもうほとんど使っちゃったんで、もういいのがない。
新しいの出てきたら、とりあえず抑えるしかないみたいな感じになってるんで、そろそろやっぱりしんどくなってきてるのかもしれませんね。
そういう意味で今回ね、こう、その、池袋、僕も裏切りのホワイトカードが読ませていただきましたけど、あれは13作目ぐらい。
飯田さん、もうその意識があんまりない?
あんまりないですけど、たぶん13冊目。
これ皆さん正直に言ってください。
これ、読んだ方。
はい。
手を挙げてください。
ありがとうございます。
ぜひ買ってくださいね。
いやいやいや。
これから読んだ方にも、読んでない方にも、なんか。
え?
飯田さん、そういうの一番コメント嫌いでしょ。
そうなんです。あの、いろいろテレビに呼ばれるじゃないですか。何か告知はありませんかって言われるんですよ。そうするともう即です。ありません。
どんな読み方してほしいですかなんていうとね。
うん。
勝手に読んでって。
そうなんです。なので、一緒に出る人が嫌がります。
はい。
ここ、不死をしてるのになぜあなたは死ないんだみたいな顔をされます。
そうは言っても、こう、裏切りのホワイトカード、なんか今回のこれ、 皆さん、次のお話、やりたいことはないですかね。
あ、これですか。
はい。
大変だったかな。
大変だった。
あの、正直あの、ここでは前、話してると思うんですけど、
はい。
え、何年前、4年くらい前、
はい。
えっと、高血圧の発作を起こしてちょっと倒れて、仕事をずっと絞っていて、それをだんだん元に戻すという感じに今なっているとこなんですよ。
なのでそこの最後のところだったんで、急にちょっと仕事の量が増え始めて辛かったとこですね。
それはなんか体力的にって感じですか? うん、それとなんかずっと遊んでたので、なんか小説の書き方本当によく思ってなくて。
本当ですか? なので今月、超きついんですよ。
新潮社、講談社、修営社、文春とあって、毎日新聞の連載の頭を書かないといけないので、なんで10月の前半だけで5本も書くんだっていう。
死にそうです。っていうか、死んでいると思います。 そうか、毎日新聞の連載、戦争のですよね。
そうです。東京大空襲をちゃんと正面から書きたいなっていうのがあって。 それがもう11月から始まる?
そうなんです。だから10月の半ばにやらないと。
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でもね、どうなんですか?本当に羨ましいんですけど、そう見えないですよね。
ある意味殺人的って言うとあれですけど、忙しいはずだけど、そう見えない。
まあパニクらない方が仕事が進むので、
パニクっていないっていうことですよね。 焦ったらもう潰れちゃうので。
ちなみに毎日新聞の冊子を書いてくれるのは、あのドラゴンヘッドのね、望月美寧太郎さんなの。
これはね、ちょっと嬉しかった。 これ全何回なんですか?多分大体。
全半年以上で、あと長いのは別に構わない。 100回以上?
8ヶ月でも10ヶ月でもいいし、最低でも8ヶ月。 長いのは構わないって、そういう意味では決まってないんですか?
まあね、はい。 すごい、まあねってすごい。 いやでも、小説ってそういうもんなんで。
分かんないじゃないですか。 そこにその彼が毎回何かちょっと書いてくる。
それで望月さんが、絵がすごく遅いんですって、筆が。
それで書く方が遅くて、イラストレーターが遅いと、 新聞連載の担当は地獄になるんですよ。
やばいですよ。 やばいですね。僕もだいたい本当にストップ2日か3日しかないのが続くので、
本当に心配です。 撮りたい日々がね、編集者の人が始まると思いますけども、それは僕らがね、気にしてもしょうがない。
だから、あれがいいんじゃない? あれがいいんじゃない?
今回は絵だけの回とか。 交互にね。 文だけの回が。
お互い持ち寄ってみたいですね。 そうそうそう。足りないところは助け合ってっていう。
メキシコの地震みたいにみんなで助け合えばいいんですよ。
ここにいる方はね、毎週読んどけ、そういう仕組み読んでいただけるといいですね。 はい、そうですね。
ですけど、ね、小谷さん、これからの池袋、これからの石田の20年、ここから21年目ということですけど、何か考えていることとか。
いや、あんまりないんですよね。
あの、確かにいろんな小説って、世界があっていろんなことを書けるんですけど、それぞれの作家は自分なりのもうベストを尽くしてそこにいるので、
実際に何かこれが当たったかどうか、今はこっちが流行っているからっていって、動いていってももう全然無理なので、
まあ自分のできることを、まあ自分でも楽しみながら、で読んでる人を楽しみながら続けるっていう以外は何もないんですよね。
じゃあ、あれでコツコツ地道にそんなに興奮せずに。 はい。
まあただ、あの、そこそこいい年になりましたから、今回のその東京大空襲みたいな、ある社会的な広がりになることを少し書いておきたいなとは思いますね。
あと、若い作家でも、まあ日本で書いている人、自分で書くから言うわけではないですけど、一生のうち一冊は戦争のことを書いていいんじゃないかなって思うんですけど。
やっぱそうですか。
ええ、あの、この世界の片隅でも素晴らしいアニメでしたしね。
ああ、そうですね。
はい。
そういうふうに思うようになったのって、戦争?これなんか、もちろんお参り新聞さんからオファーあったからなんでしょうけど。
はい。
そうでなくても、たぶん何か書いてください。
いや、東京大空襲のことは、母の影響もあって書きたかったんですよね。
はい。
うちの母は、あの、高校生の頃、えー、まあ下町の、えー、あれ何、第三高所、今で言う小松川高校っていう高校に行ってたんですけど、まあそこは大体あの卒業すると、えー、女の先生になるっていう学校なんですね。
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うん。
で、その時に空襲に遭っていて、本当にあの、その日の夜、まあ12時ぐらいから逃げ始めるんですが、最初のうちは死体を飛び越えられなかったって言ってましたね、その向こうに行くために。
で、毎回手を合わせていたけれど、もうその日、1時間もすると、見もしないようになるって言ってた、死体なんて。
そこに丸太が転がっているのをピョってまたぐぐらいの感じになってしまうんだって。
うん。
周りが死体だらけだから。
うん。
うん。
そういうのを聞いていると、あ、いつかちゃんと書いておかないといけないな、ついこの前のことだからって思うんですよね。
うん。
そう、そして毎日新聞で11月から始まるってことですね。
うん、そうですね。だから、何かあの、あんまり自分でやっていない新しいことを少しずつやりながら、池袋のようにね、あの、ちゃんと手持ちの札はちゃんと増やしていくっていうのでいいんじゃないかなって思います。
これ、ちょっと意地悪な質問ですけど。
はい。
こう、利害関係者の方も聞いているかもしれないですけど。
うん。
あの、池袋ってね、その出版社さんからしたらやっぱりすごいありがたいと思うんですよね。
はい。
ある程度ちゃんと見えるし。
そうなんです。だから文春は本当にやめさせてくれないですね。
文春の方ここにいないと思いますけど、今日は。
どうしたらいいんでしょうね。
あの、イラさんの中で、これちょっと正直なんですけど、今の話なんですけど、なんかもう、書きたくないとかなったことないんですか?
いや、あるある。10冊目終わったときに、これは長期休養にしようと思ったんです。
うん。
ほら、主人公を殺してしまうと本当に終わっちゃうんで、いつでも始められるように休みたいって言ったんですけど。
許されなかったと。
なんか次の年になったら、その次の年1年ぐらい休んだら、あれ、来年の春お願いしますとか言われて、あれ?休んでたんじゃないのかなって思ってたんですけど、まあしょうがないなっていう。
でもどうなんでしょう、こうイラさんの中でこうずーっと周りに定番で書いていくっていうのは、これは池袋に関してはなんかちょっとうまく言えないんですけど、どういう感情で書いてるんですか?
いや、あのね、なんか、昔の友達に会いに行く感じですね。同窓会みたいな。
ええ。
で、そこのところで、でも同窓会に行けば、例えば、
今だったら総選挙なしとかするじゃないですか。
うん。
まったく、阿部さんはなーみたいなことを言う。そんな感じにちょっと近いですね。それはまあ小説でやるわけですけど。
やっぱ他の作品を書くのとは全然違う感じなんですか?
あのー、楽ですね、ひとつは。
やっぱり。
あの、キャラクターとか世界は全部出来上がっているんで、テーマさえ決まれば書き出しことはできるんですよね。書き終えるまでは大変なんですけど。
そうか。
うん。
これ当然もう次も決まってるんですよね。
次はですね、ここだけでネタバレですけれど。
うん。
じゃあ、始めようと思います。今、ロシアとかで流行っている殺人ゲームみたいなネットのやつあるじゃないですか。
最初のうちは簡単なんです。ハンバーグを2個食べて、それをアップしろ。じゃあ、例えば2階から飛び降りろ、みたいなことをどんどんやっていって、薬を使えとか何かを盗めとかっていう。
でもそこに何千人も大きな輪があって、みんなからいいねがもらえるんで、若い子たちは夢中になっちゃうんですよ。自分の勇気を示したくて。
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うん。
で、最後に待っているのは、ジムは自分が住んでいるマンションの屋上から飛び降りるのか、っていう。
マンションの屋上から飛び降りるみたいなことで、もう何十人も死んでるの。なので、それを日本でやろうかなって思ってます。
へぇー。その着想はどっから来たんですか?
えーと、今、いろんなことが世界で起きてますけど、これが面白いとか使えるなっていうのは、必ずストックするようにしているんで。
へぇー。でもストックすれば、イラさんのことからメモとかじゃなくて、もう頭にメモしてるんですよね。
でも本当に、今みたいな面白い話って、今聞いたら忘れないですよね。
うん。
だって、10代の子供がゲームで褒められたいために死んでいくなんて聞いて、
うん。
そしたら、それは何とかしたいなって思うじゃないですか。
そうですね。
うん。
ということでね。
はい。
これからも変わらず、イラさんね。石平も池袋も。
いやでも、気をつけないといけないですね。特に体力です。
やっぱりそうですか。
それを使って、ずーっと机に座ってるんで、
はい。
同じ姿勢でずーっといるって、すごく体力使うじゃないですか。
はい。
なので、そのためになんか運動をしないといけないな、大嫌いな運動を。
そうですね。僕、いつもここで収録、イラさんと毎月してるんですけど、その後にね、海を見ながらランニングしようとか、
ロングブレスの本も中古で買ってもらったんですけどね、まだやってないんですけど。
そう、ロングブレスの本はね、普段は本を必ず新刊で買うんですけど、ロングブレスの本を新刊で買うの嫌だったんだよね。
でもね、やっぱりここ5年続けてて、お腹がちゃんと割れるんですよって話したら、やっぱ興味はあるんですよね。
あのね、これ本当に効きます。僕は家でこまめにやるんじゃないんですけど、散歩の時、ロングブレスをしながら音楽を聴いて歩いていると、次の日ね、腹筋が痛いの。
あ、それはちゃんとやってるんだ。
やってるんですよ。
そうですね。
私も自宅の方から、目黒駅の先の方までずっと歩いてたんですけど、次の日笑うとお腹が痛かったんです。これ聞きますよ。
これ今頃なんで5年くらい経ってこんな僕ら宣伝してるのわかんない。
そうなんだよね。
ぜひ三木亮介さんにこの番組スコンサートしてもらいたいんですけど、まあそれは冗談なんですけど。
はい、ということでですね、恋と仕事と社会の旧なんで、今回は公開収録特別編ということで、特別ミニ対談をお届けしました。
皆さんありがとうございました。
はい、ありがとうございました。

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