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こんばんは、石田衣良です。 こんばんは、石水沢です。 こんばんは、早川予兵衛です。
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ということで、おそらく梅雨も明けたであろう。 そうね、今日も暑いけどね。
そういえば、長岸は半分当たったね。 あっ、いちおうさん。
そう、昨日の夜発表があったんですけど、いちおうさんが単独受賞。 ツミデミック。
僕たちの予想は、いちおうさんとゆうずきさんの2作同時はあるかなって感じだったんで、
半分当たればいいんじゃないの?って感じかな。 そうですね。もう一言言うんであれば何かありますか?
もう一言言うんであればね、受賞作なしでもよかったような気もちょっとする。
そうね、今回はね。ですがね、受賞おめでとうございます。 また次回のナオキ賞も期待したいと思います。
さあ、ということで今回は。 さあ、久々ですね。
うちの番組では中国の問題を取り上げるとすごく反応がいいんだけど、
おやおやちょっと忘れている国がもう一つありませんか?という。 超大国。
そう、超大国。今回のテキストの大元は、モディ化するインド。
湊和樹さんっていうね、大学の先生ですね。
でね、サイズとしてはインド。もうこれ簡単にざらくって言うけど、面積は日本の10倍で人口が12倍。
今14億を超えて、中国を抜いて世界一の人口なんだよね。 だからまあなんて言ってもこの人口大国かな。
そうですね。
で、GDPは今3兆ドル。まあ450兆円強。
で、近々日本とドイツを抜いて世界3位になると。
ただ3位になると言ってすごいと思うでしょ? 現段階ではまだここなのよ。
一人2000ドル。これがどれぐらいの額かっていうのはもうみんな頭で計算するとわかると思うんだけど。
35万ぐらい?
35万から40万弱だね。
ちなみにこれ、年間ですよね?
年間ですよ。月給じゃないですよ。
すごいでしょ。年間40万だよ。
やっぱり人口が多いってそういうことなんですね。
多いから中身ですよね。3位ぐらい。
でも中国がこれいくらなのかわかる?
中国だとまだこれぐらいなのよ。
定金しちゃうと。地方とかもう全然ないから、まあ100万円ぐらいなの。
で、これがちょうど中心国の罠にどんびり下でハマってる。
で、バブル崩壊してやばいってなってるじゃん。
ただ方向としては中国は落ち目で、インドはここから上り目です。
それが世間の一般的な認識ですね。
そう、こんな感じかな。ここはどんだけわかってれば良くて。
で、ここのところでつくのが前回の最後で言ったインドといえば、
世界最大の民主主義。
そう、民主主義国。
これがでもどういう意味かっていうのはもうみんなわかるよね。
要は中国とロシアに対抗するために、
インドを欧米とか日本のトップの人たちはこっちに引きずり込みたいんだよね。
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だから民主主義国の仲間じゃないか。
ちゃんと選挙してるじゃないかって言って、こっちに引きずり込みたいっていう。
そのためのスローガンなんで、そんなに信じていいのかなってのがこのタイトルです。
インドは本当に大丈夫っていう。
でもなんか多大なるエクスキューズを含むんですけどね、選手いらさんに。
早川くんの噂はダメだよ、そのくらい知らないと。
特に早川くんって言われて。
その通りなんですけど、
でもやっぱり今回このテーマでこの本も読むと、
今の話でやっぱり世界最大の民主主義っていうのが出てこなかったっていうのはね、
言い訳も含むんですけど、やっぱり正しかったなって思いましたね。
情報ないなりに。
ああ、そうか。
だって中身を見たら、やっぱりその雰囲気偏ってない。
外から見ると、民主主義って言ってるけど実際はっていう話じゃないですか。
それは感じなかった、なんか読む前から。
っていうかやっぱりそれが、ちゃんと今のインドの発展を知らなかったっていうか、
そこまで到達してたっていうことさえも分からずに、
でもやっぱり結局蓋開けてみたらっていう。
やばかったっていうね。
ただ僕たちインド映画だけ見てたからさ。
ボリュウッドね。
そう、なかなかすごいじゃん。
映像技術もCGも。
制作金もふんだんだしさ。
日本の映画よりはるかに面白いじゃん。
それだけ見ててちょっと騙されたっていうのはあるよね。
でもそのボリュウッドの見せて騙されたっていう意味では、
まさに今日のモディーがやってるイメージ戦略とかなり重なりますよね。
ちなみにインドもすごく若い国で、独立はまだ本当に中国と一緒で、
第二次大戦後なのよ当然。
で、インドが独立したときに何があったかっていう。
何があった?
これはもうわかる人はパッとわかるんだけど。
絶対それ本に書いてありましたよね。
本に書いてあったし、これは歴史でも習ったし、
ちょっと関心がある人だったらみんなわかる。
ちょっとヒントください、糸口。
ガンジーは細かな国ばらばらたくさん作って、
インドを一つの国として独立しようとするんだ。
で、それが失敗して独立して、どうなったかっていう。
どうなったか、やべえ、わかんない。
パキスタンとか。
そうそうそう。
要するにここで。
分かれた。
ここです。
今のインドの宗教構成は、
ヒンドゥー教が80パーで、
イスラムが14パーなのよ。
残されてる。
そう。
で、インド、パキスタンだけ。
これって、宗教で分かれたって感じなんですか?
だからインドってこんな形してんじゃん。
ここにパキスタンがついて、
ここに、ここね、西パキスタン、東パキスタンだったの。
ああ、はいはいはい、そうだそうですよね。
で、この時に実はものすごく大きいハリケーンが来て、
20万人死んだの。
規模がまた違うな、亡くなる方の。
で、この時に西パキスタンは全然援助をしないで無視したの。
自分たちもそんな金ないしっていうね。
それで、こっちの東パキスタンの人たちはおごって、
じゃあ俺たちは新インドになるって言って、
ここイスラムね。
こちらもイスラムなんだけど、仲悪いの。
で、こっちは新インドにちょっとなってるっていう。
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で、パキスタンって名前はもう嫌だって言って、
できたのがバングラデシュ。
ここのところで一番この時に有名なのは、
独立してヒンズー教の国とイスラムの国になるっていう設定になったじゃない。
なので、ここら辺にはヒンズー教徒が、
こっち側にはイスラム教徒がたくさん住んでるんだけど、
出ていくもんだってお互い思っちゃったの。
で、その時に、もう本当に何日かのうちに1500万人が移動するんだよ。
で、この中で大虐殺とか、キキンとかが起きて、
この独立するときに100万人死ぬの。
これがちょっとインドの独立に詳しい人たちはみんなパッて思い浮かぶ、
あ、宗教対立があって、ものすごい大移動で人が死んだんだよな、
あの時はっていうことなんだよね。
だから、もうずっとインドっていう国が生まれたときから、
ヒンズー対イスラムの宗教対立がずっと根強くあるっていうところに、
モディーが出てくるんだね。
やっぱこの感覚って日本人にないですよね。
その宗教感で、人を殺すっていうことの感覚がね。
モディーは、でも民主主義の父みたいな感じだから、
違う、全然違う。
今、民主主義インドが頑張ってるから。
それをやったのはガンジーじゃん。
あ、ガンジー。
ネルーとかガンジーなんですけど、
でもほら、今民主主義へ人走ってるのは、現在モディーが頑張ってるっていう。
党のプロパガンダではね、党の宣伝ではそうだけど、
もっとも、この時に難しいのはさ、
ここで民主主義で行くぞって言った時に、
この時にガンジーとネルーがいて、
これがインドの国民会議派っていうのがつくんだよ。
この話は面白いですよね。
面白い。
この国民会議派で、このガンジーを殺したのが、
RSSっていう後にモディーが子供の頃から入った団体なの。
それがね、今もあるっていう。
そう。
で、これはヒンドゥー主義だから、逆にイスラムを叩きまくるっていうね、未だに。
民主主義の父の方はこの2人で、国民会議がずっと政権を取ってたんだけど、
だんだんとヒンドゥーのこっちが取り返して、
まあ実際おかしいよね。
でも腐敗もあるんですもんね。
そう。ガンジーとかネルーの子供たちばっかりがどんどん首相になるんだから。
それ自体が戻らない。
安倍さんの子供、孫とかが首相になるようなもんだからさ。
安倍さんの子供いないけど。
なんとかガンディーとかばっかり。
そうそう。なんとかネルーとか、こんなのばっかりなので。
で、とうとう国民に愛想をつかされて、
こっちのRSSを母体にしたBJPっていう、
今のインドの与党が政権を取るんだよね。
いや面白い。すごかったな。
なんか改めてインドのこと勉強して、
こいつはちょっと人質の味はいかないヤバい国だなって思ったよね。
そうか。だからちょっと一言で言わなきゃでも、
なんか今の話がかかってると、やっぱりこの本の中にもありましたけど、
選挙に勝つのがもう絶対じゃないですか。
だからそのためにモディ洗えることをしてるみたいな。
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だからそういう意味では民主主義に再現してますよ。
中国とかロシアでは与党がいて、野党もいるんだけど、
野党の党首とかが負けるんだよ選挙に。
プーチンが勝つじゃん。習近平と共産党が。
今回は世界にロシアが民主主義であるということを証明できて、
その助けになれて、プーチンのために手助けができてよかったですって野党の党首が言うわけ。
対立感は全くないわけ。
それは中国もロシアも形だけの民主主義。
選挙はあるけど嘘だらけっていうのはそこなんだよ。
ただマイルズなのにロシア、中国感はありますよね。
あるけど、実際にこの国民会派とこのBJPは、
いまだにすごい選挙戦をやっていて、対立関係にあるから、
そういう点ではちゃんと担保されてる。
事情作用みたいに働いてますよね。
6月逆にちょっと国民会議が戻してますよね。
そうなんです。実はそれも後でやるところなんだけど、
今年2024年に選挙があるんだよね。
2020年の選挙その前までは、
550人の定数のうち300人を超えるぐらい圧勝してたんだけど、
今回は60人落ちてるの。
だからちょっとBJPの勢いが落ちてきてるかなっていうのが今のところかな。
この本を読んでて、自分がインド国民だったらって考えたときに、
どっちに入れてもどっちもどっちっていうか、
何を基準で選んでいいのかわからないなっていうことで、
そうなるとアピールが上手いというか、プロモーションの上手いBJPに入れざるを得ないっていう。
それとやっぱりインドって指揮自立がまだ75%。
4人に1人ぐらい字が読めないみたいなレベルなので、
その推薦トイレの普及率って20%ぐらいなのよ。
だからそうなると、もう先祖代々ヒンズーの神様を信じてる、
カーストは信じてるみたいな人はこっちに入れるしかないわけ、実は。
そっか、こっちだったら自分たちは守られます。
こっちは日本で言えば改革派、ちょっとオシャレなインテリリベラルになるわけだから、
理想だけだとね。
そう、こういうことだね。
リベラル、これはガチガチの保守。
共和党みたいなのか。
こっちが保守になるんだよね。
もちろんもちろん。
だってこれBJPって基本的に市場主義だからね。
イスラム市場主義ってものすごい悪いイメージじゃん。
めっちゃ悪いイメージ。
若者をくどいて爆弾を背負わせて突っ込ませる、自爆テロやる。
ちょっと近いとこあるよね、インドの市場主義なので。
面白かったね、モディって。
で、僕この人の伝記を読んでて、一番近いの誰かなと思ったら習近平だったな。
えぇ〜。
それは出る最初からとかも含めてですか?
うん、もちろん習近平はいいうちの子だけど、
でもこれ次のところで言った方がいいね。
モディの生まれとかが絡んでくれて長いんですよ、あたしが。
これ、ちなみに今のデータ的な補足で言えば、やっぱりそういう意味でもと思ったのは、
僕個人的に一番意外だったのは、いろんなGDPを抜いて中身どうなんかなってみた時に、
母栽培難に占める栄養不良の割合。
これが低身長、低体重ともにもう3割超えてるから、やっぱりまだ全然なんだな。
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それと、そのカーストの最下層の人たち。
死尿の処理とか、ゴミ掃除とかをやる人たちなんだけど、
その人たちはさ、全人口の2割いるっていうのよ。
2割ってすごいでしょ。
14億人の2割だから、3億人近くいるの。
3億人近くが誰からもバカにされて、
しかもほとんどの男の人はアルチューで死ぬんだって。
誰と言われてしまったらもうやってられない。
こっからも抜け出せられないから、
酒に酔っ払って死ぬぐらいの方がまだいいっていう感じで。
なんていうのを聞くと、
おいおい、本当に大丈夫なの?って思うよね。
で、ものすごい二枚舌を使うじゃん。
基本的にインドの軍隊の軍の装備は、ほぼロシアから安く買ってるから、関係が深いのね。
で、しかも天然ガスとか石油もロシアから安く買ってるんで、
絶対にアメリカ側、西欧側に着くとは言わないんだよね。
二枚舌でいつもこっちに上手いこと言って、あっちにも上手いこと言って、やり続けるんで。
本当にその民主主義、世界最大の民主主義だからインドは信用できるっていうふうに言っちゃっていいのかね?
これ大事なの?この国っていうのが、実は今のモディのインドの状態なんだよね。
しかもこのモディっていう人物が、ものすごい問題あるよね。
そうですね。
これ後で話すんですけど、びっくりするからヤバい人なの。
インドとモディを解き明かしていきたいと思います。
ここでご質問お便りお願いします。
まずお便りからです。
マジで語る人口減少社会日本。
2045年人口8000万人の国で楽しく生きるには?のYouTubeの方にコメントをいただきました。
2014年に出た増田博也さんの地方消滅という本の刊末に、自民党の小泉慎二郎との対談が載っているのですが、
人口減少への理解が正しすぎることに逆にびっくりしました。
ここまで正しく理解しているのに、10年近く何も対策をやっていないことにです。
でも実際、正直言って、人口減少を止める方法って世界中でほぼないっていうことが証明されちゃったんだよね。
何もやってもできないし、無駄。
だからここの場合の結論は、減っていく人口の中でどう楽しく暮らすか、日本を何にサステナブルにしていくかっていうのがテーマだったもんね、僕たちが。
減らさない対策じゃなくて、減ることの前提で何するかってことですよね。
だから今一番単なるのは、僕そこだなって思うんだよね。
ちょっと考え方を変えていかなきゃいけないのかもしれないね。
だって減っちゃうからね、ほっといても。
はい、じゃあ次質問です。20代の女性からいただいています。
2027年までにインドのGDPが日本のそれを超えるというニュースを見ました。
そうなると世界や日本では何が起きるのでしょうか?詳しく教えていただきたいです。
GDPの順番が変わったって言っても、大きなことはないです。
要するにインドが今の中国みたいな経済大国になれば、ものすごい発言力になるけど、
今の段階で日本をちょっと超えた、ドイツを超えたぐらいでは、そんなにまだインパクトはないよね。
ただ少なくともインドの人たちは自信を持つだろうね。
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またこう大々的にプロモーションというか、日本を超えましたって。
BJPが経済を導いたみたいな、俺たちが成長させたって言うと思うけど、
ただこれの問題の大きいところは、日本人って世界2位になった時も別に大して喜ばなかったけど、
3位に4位に行って降りた時には何となくものすごい沈むじゃん。
だから登るのはいいけど、自然でいいんだけど、落ちる時は辛いよっていうのはあるよね。
確かにそうですね。頑張っても頑張っても上がらないGDPっていう切ないですね。
はい、ということでこの後本編に入っていきたいと思いますが、続きは4通りご視聴があります。
YouTubeメンバーシップ、アップル、ポッドキャスト、サブスクリプション、そしてaudiobook.jp、そしてニコニコ動画なんですが、
引き続きですね、サイバー攻撃を受けてその復旧のため、この収録時点はまだ復旧していないので、
長いよね。もうかなり大変だ。
7月いっぱいでもどうかっていうところもあるので、引き続きご迷惑おかけしますが、
ニコ動でご覧になってた方はその他のプラットフォームも含めてご検討いただけたらというふうに思います。
ということでこの後インドについてはたっぷり本編で解き明かしたいと思います。
それでは。
