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2019-09-20

Q.159 70歳の母が最近愚痴っぽくて困っています

会うたびに昔のことを蒸し返して愚痴を言ったりするネガティブな母に、どう接していけばいいでしょうか。

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世界は先が見えず、ネットには攻撃的で強い言葉ばかりはびこっています。
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00:11
こんにちは、早川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は159回です。皆さんよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
50歳女性の方からいただいています。実母70代が最近すごく愚痴っぽくて困っています。
子供の頃に私が嘘をついたこととか、私の態度に母が嫌な思いをしたことを蝕かえして責めてきたり、
母が自分の母からされた嫌な思いを私に愚痴ってきたり、会うたびに愚痴ってくるのでどう接してよいかわからず困惑しています。
母はもともとネガティブな人なんで、昔からそういったことはありましたが、最近特にひどくなっています。
私は母にどう接していけばよいでしょうか、ということです。
いやね、これはね、もうみんな勘違いしてるんですけど、
よく人間年をとる70代、80代とかになると悪くなるようなこと言いますけど、そんなことは全くないんですよね。
そうですね。要はちょうどいいおいしい煮物をですね、さらに3時間も4時間もぐつぐつ煮込んでしまって、
なんかおつゆがネットネットで野菜はコクコクでみたいな、大失敗の煮物があるじゃないですか。
人間で年をとるとそうなると思ってください。
あんまりよろしくないですね。
要は個性が煮詰まるんです。だから悪いところはうんと悪くなるし、ボケてるところはボケてしまうし、それでいいんですよ。
個性が煮詰まるって初めて聞きましたけど、なんともないですね。
そうなりますね。
そう、もうだからこれはね、もうどうしたらいいですかって簡単です。一切聞かない。
もうちゃんとはいはい、そうだよね、ごめんねとか言って流せばいいです。
もうだからネガティブなこういうのにいちいち付き合っててもしょうがないんで、
ただそう言いますけど、この人も絶対自分の子供とか旦那に同じことしてますよ。
やっぱそれはね、受け継いでるってことなんですか?
受け継いでるし、ネガティブアプローチ身についてると思いますよ。
なんでそう思ったんですか?
あの、不思議なんですけど、
嫌だなと思うことを人間ってやるもんなんですよね。
自分がやられて嫌なことを人にするものなんです。
とてもそうありたくないと思いますけどね。
ありたくないとは思うんですけど、それがやっぱり子育て、
っていうかその実例はそれしか見てないんで、他の手が思いつかないのかもね。
だから気をつけてね、これはお母さんが困ってどうなるってんじゃなくて、
あなたがこれから煮詰まってこうなる可能性があるんで、
自分のことは気をつけましょうねっていう人だと思います。
確かに。
あとは当然僕が言うまでも、
この方も多分分かってるんですけど、
やっぱりなんだろう、小さい時って当たり前ですけど、
まあ親のもちろん欠点も見えますけど、
親の庇護のもとだから親が、まあいろんな理由で絶対じゃないですか。
はいはい。
でもやっぱり30代40代50代になってくると、
やっぱ親も当たり前だけど完璧じゃないんだってどんどん見えてくるから、
なんか親の悪いとこから見えても、
イラさんおっしゃるように、
まあもう見ないというか、
そういうもん持っとかないと、
なんか関係性もより悪化しちゃいそうですよね。
だからね、これ考えてみたら、
愚痴ってるだけでまだそんな実害がないじゃないですか。
03:00
そうですね。
あのめちゃくちゃな買い物をしちゃうとか、
なんか知らない人に物をあげちゃうみたいな人もいっぱいいるんで、
やっぱちょっと言葉だけだったらうまく流していけばいいんじゃないかな。
それを吐き出さないと多分お母さん調子悪くなっちゃうと思うんだよね。
そうですね。
このメール見る限りだと同居はしてるかしてるか。
まあしてないでしょ。
してたらしてる。
距離は結構近そうではありますけどね。
そうだね。
会うたびにっていうので、
あの同居してないですね。
なのでそれだったら会うたびにちょっと心のガードを作って、
まあこういう人たちだんだんボケてるからしょうがないなぐらいでいいんじゃないですかね。
多分このままこの傾向は変わらないです。
70歳のおばあちゃんこれから悔い改めようといっても何も変わらないんで、
アジャストするしかないですよね。
そこをそうですね、それ止めていかないとまたこの方とお子さんとの関係とか、
遺伝とか引き継ぐじゃなくてやっぱりありますよね。
ありますあります。
親との関係が。
でもさ、
あの人って本当によく覚えていて、
あのグチグチ言うよね。
ここだけだと炎上しそうですけど。
だからなんか日韓関係もそうなんだけど、
やっぱ韓国も本当によく覚えていてくるじゃないですか。
まああれはいろいろやむを得ない理由もあるんですけど、
でもなんかちょっと似てるところがありますね。
ある種その恨みだったり傷ついたこと、
自分に対する傷がその生きる上の原動力になっていると逆に思えばいいんじゃないかな。
なるほどね。
だからそういう愚痴がお母さんにとっては生きるなんか、
ある種生き甲斐みたいなものも一つなんだよね。
だからそう思ってちょっと優しく見てあげたら、
この人しょうがないなって思いながら、
はいはいって言っておけばいいんじゃないですか。
変えることはできないでしょうし、
そこにエネルギーを割くのはね、
本当にそう思っている。
でも多くの男の人たちが女性って困るなって思っているのは、
あなたが今感じているそのもののことなんです。
そこをちょっとわかってほしいかな。
男性からするとそういうのがあるかもしれないですね。
多いよね。
じゃあちょっとお母さんとは無理に詰めずに解決をしようとせず。
それと、あれですよ。
これから病気とかしても同居だけは絶対してはいけません。
ですか。
施設に入れましょう。
それでいいです。
これまたここは賛否でそうですね。
だって自分で全部年を取った親の面倒を見るとか言ってたら、
自分が潰れちゃうんで、
介護とかそういうのは、
人に任せるのが一番。
もうお金で肩をつけるのが一番なんで、
施設に入れましょうね。
別にいい娘のふりとか一切する必要ないですからね。
はい。
さあ、この番組では皆様のご質問を募集しております。
また、オンラインサービスの世界フィクションできているの会員も引き続き募集しております。
いずれも皆さんの公式サイトをチェックしてみてください。
今日は159回お届けしました。
はい。
皆さんありがとうございました。
はい。ありがとうございました。

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