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いせさきFM 高橋
まん中ぐんま元気情報、この時間は群馬県伊勢崎行政県税事務所の提供でお送りします
まん中ぐんま元気情報、この時間は群馬県の情報をお伝えします。
本日は、佐波伊勢崎地域の「始動人」をご紹介させてもらっております。
そして、今日お越しいただいているのは、玉村町で農業をやっております、
GGファーム株式会社代表の原典久さんです。よろしくお願いいたします。
GGファーム 原典久
よろしくお願いします。
いせさきFM 高橋
はい、よろしくお願いいたします。
農業をやっているというふうにご紹介しましたが、農業法人として、
GGファームさんをやられているということですよね。
ちなみに、このGGファームさん、どんな会社なのかご紹介お願いします。
GGファームの紹介・名前の由来
GGファーム 原典久
まず、GGファームと言います。
「G」っていうのは、もともと別会社で五常工業っていう会社を今も経営してるんですが、
その五常のGから取って、普通に五常ファームって言ったら普通だと思うんですよね。
なので、周りの人が目で見て聞いて、インパクト残るって思ったんで、
すべて頭文字を取って、まずG。
いせさきFM 高橋
はい、五常のGですね。
GGファーム 原典久
その後、もう一個Gはよくありがちなグリーンとか、緑ですみたいな、
そんなんだとちょっとつまんないんで、
いせさきFM 高橋
野菜のGじゃないよね。
GGファーム 原典久
そうなんですよね。
グローバルって勝手に言いました。
いせさきFM 高橋
なるほど。
GGファーム 原典久
そうすると、ロゴ文字読みですると、GGって言うじゃないですか。
はい、そうですね。
電話出た時に、「GGの原です」って言うと、お前若いだろって言われるじゃないですか。
まだ老人じゃないですよみたいな。
何でもいいから、その人とコミュニケーションを取るために、
その人の記憶に残る名前が欲しいなと。
で、よく言うのは、人によっては濁音つける会社って、
ちょっとやっぱり覚えてもらえないよって言われたんですよ。
作ってからですよ。
そんな今それ言われても困るなと思って、そういう意味で、
G.G.ファームという名前をつけました。
印象が残るっていうところですね。
で、やっと今7年と8年目かな。
もう8年目に入ってくるんですけど、
やっと人が例えば給食センターとかで電話すると、
つないでくれる時の言葉が、
G.G.から電話だよって言われるようになったんで、
G.G.ファームって言わなくても、G.G.って言ってくれるから、
もうインパクトに残ってるなって思うわけですよ。
いせさきFM 高橋
なるほど。
GGファーム 原典久
そんなんで、とりあえずはG.G.ファームってことで、
農家だよっていう会社なんですけど、
基本は長ネギをメインとした野菜をメインで作ってます。
だから、ただの野菜農家ではなくて、
味を追求する野菜を作るための会社です。
いせさきFM 高橋
わかりました。ありがとうございます。
そして、先ほど打ち合わせさせていただいた際なんですが、
もともとは農業法人、農業法人としてやってるのは7年目ということで、
農業をやろうと思ったキッカケ
いせさきFM 高橋
実はその前に普通にお仕事をなさってたということなんですよね。
ちなみになぜいきなり、全然関係ない職種だったということなんですけども、
農業をやろうかなっていう、そんなきっかけっていうのは何かあったんですか?
GGファーム 原典久
前職っていうか、その仕事が五条工業っていう設備屋です。
いせさきFM 高橋
はい、設備屋さん。
GGファーム 原典久
そこで、たまたまその当時に道の駅玉村宿っていう建設が始まって、
いせさきFM 高橋
はい、ありますね。国道354号沿いですね。
GGファーム 原典久
そうですね。そこで完成したときに、たまたまそこにいたJAの職員さんに、
どういうふうに野菜を売ればいいんですかって聞いたところ、
作ればいいんだよと。
そうかと思って、それがまず作るきっかけです。
いせさきFM 高橋
作ればいいんだよって言われて。
GGファーム 原典久
作ればいいんだと思って、始めたのが9月ぐらいなんで、できるとしたら人参なんですよ。
人参を1mのところに種を巻いて、人参ができたんですよ。
これで道の駅に行けると思って行ったんですね。
いせさきFM 高橋
売れるということで。
GGファーム 原典久
数が数えられる程度の人参しかできなかったんで、1週間もたないわけですよ。
いせさきFM 高橋
もう売れて、もうなくなっちゃったみたいな。
GGファーム 原典久
そうですよ。ちょっとバカな話なんですけど、これをどうに売るかって言ったら、
もっと作るしかないってなるじゃないですか。
そうですね。
最初300坪の畑でやったけど、人参とか多品目、当時は多品目作ればいろいろいけるよって言ったけど、
冒頭に話したように、玉ねぎにしたって、人参にしたって、みんな時期が違うから。
いせさきFM 高橋
はい、さっき言ってましたね。
GGファーム 原典久
そうしたら、これをうまく作るにはどうするかっていう話になって、
で、営農センターに相談したら、まずは農業を勉強しなさいって言われたんですね。
いせさきFM 高橋
本当にもう何も知らない。
GGファーム 原典久
何も知らない。素人が何やってるんだって話なんですけど、
そうなっちゃったんで、じゃあどうするかって言ったら、またそれも運が良かったんですよね。
農林大学校の募集要項の締め切りが、あとわずかっていうところで気づいたんで、
とりあえず、何で農業をやりたいかっていう説明もちょっと分からないけど、
まあ、儲かるだろうっていう気持ちで入ったわけですよ。
そしたら、面接まで行って、最終的には熱意で合格できたんですよ。農林大学校に。
で、それから4月1日の入学式。
よし、俺はもう社会人だと。
で、行ったと思ったら、子供からインフルエンザをいただきまして、入学式を休みました。
で、そこからこいつ大丈夫かって周りから思ってたんですけど、
何だかんだそれで通って、農業で食っていくためにはどうするかって、
イロハを学校の方で教えていただいて、
ようやく今7年、何とかやってこれたなっていう感じで、
やっと売り物が作れるようになったと。
それまでは皆さんはね、農業やると儲かるよって言ったんで、
儲かるんだなって夢見ていたんですけど、なかなか現実はそうじゃなかったっていう。
いせさきFM 高橋
結構テレビなんかでもね、なんかやられてますもんね。
なるほど、実際になんかこう体験して。
ちなみにちょっとお聞きしたかったのが、農業法人は先に作ったんですか?
それともその学校行った後ですか?
GGファーム 原典久
学校行ってる在学中に作りました。
いせさきFM 高橋
在学中に、農業法人をじゃあ！もう本当にやるぞと。
そういうふうに思いつつ、やったと。
GGファームの農業活動
GGファーム 原典久
そうですそうです。
いせさきFM 高橋
なるほどね。
GGファーム 原典久
僕は非農家なんで、畑借りることもできないわけですよ。
はいはいはい。
で、畑を。
畑なかったってことですか?
いせさきFM 高橋
そうですよ、ないんですよ。
で、畑ないのに野菜を作って、玉村の道の駅で売りたいぞと。
GGファーム 原典久
そうですそうです。
いせさきFM 高橋
そこからがスタートだと。
GGファーム 原典久
そこからスタートですね。
いせさきFM 高橋
なるほどね。
それでじゃあ農業法人を作っていって、皆さんにこう覚えてもらいやすいようにっていうことで、
GGファーム 原典久
そうですね。
いせさきFM 高橋
というところでGGファームさんを作られたということですね。
そうですそうです。
そこまで至って今7年目ということなんですが、
ちなみにホームページとかいろんなの拝見させていただきまして、
その中でGGファームさん、減農薬栽培で化成肥料を使わず野菜を栽培してると。
そこを結構特徴として言ってらっしゃると思うんですね。
その中で野菜と対話してると。
GGファーム 原典久
そうですね。
いせさきFM 高橋
ベジタリアン語ができると。
そうですね。
書いてあったんですけど。
GGファーム 原典久
野菜語って書いても多分誰もわかんないと思うんで、
ベジタリアン語って書いてあるんですけど、
やっぱり人間それぞれ顔見れば顔色が悪いって言うんですけど、
やっぱ野菜も、私はネギが主体だからですけどネギとっても、
例えば虫に農薬の回数が少ないんで、
虫に食われるんですよね。
いせさきFM 高橋
ちょっとあれですか、野菜の顔色というか表情みたいなのがわかるって感じですか?
GGファーム 原典久
そうですね。
あー食われてるなと。
そこに虫が中に入ってると。
うんうん。
やっぱ人間でも異物が入ると嫌じゃないですか。
いせさきFM 高橋
嫌ですね。
GGファーム 原典久
多分痛いだろうなと思って取り除いてあげたいんですけど、
なかなかすぐ農薬をかけるっていうよりか、
農業の魅力（ベジタリアン語）
いせさきFM 高橋
その野菜自体が強く、やっぱ日頃から液体肥料で強くさせているんで。
GGファーム 原典久
そうですね。
痛いよねって話しかけられるんですよ。
痛いよねって。
でも大丈夫、あなたなら平気よ、頑張れって言って。
いせさきFM 高橋
なるほど。
GGファーム 原典久
応援し続けることが大事で、
天候が勝負の農業だから、
念じることも本当に、
大丈夫かこの人はって思われるかもしれないんですけど、
本当に手を合わせて頑張って！ってお祈りすれば、
多分自分の脳がそれを察知して、
その野菜が頑張れるような行動にどんどんしていくんでしょうね。
やっぱりお祈りすることはいいんだなって。
自分に念じてるっていうことなんですけど、
だからそういうので、
ちょっと病気っぽいなって。
でも病気だからってすぐ薬くれたら、
冬に農薬栽培と一緒だしなって思って、
頑張れって。
身の回りがちょっと痒いよねって、
雑草いいよね、ごめんねって言いながら雑草取ってあげたりとか、
いせさきFM 高橋
なるほどね。
GGファーム 原典久
そういう感じで対話しながら。
いせさきFM 高橋
でもやっぱりお話聞くと、
すごい野菜愛って言いますかね。
そうですね。
すごく感じますね。
玉村への招待（農業するなら玉村に来い！）
いせさきFM 高橋
ありがとうございます。
そしてここまでいろんなお話をお伺いさせていただきましたが、
最後にPR、何かございますでしょうか。
GGファーム 原典久
原：農業の視点からいけば、
今後農業をやってみたいという人も、
いっぱいいると思うんですよね。
いせさきFM 高橋
高：今お話聞いて、
そういう状況もあるんだなとか、
今すごく勉強になりました。
GGファーム 原典久
農業をやる人に向けての発信になっちゃうんですけど、
私は本当に非農家で始めた感じで農業をやってるんですけど、
やっぱり誰かのとこに師匠がいて、
そういうのを聞いてやれる環境であれば、
早く失敗もせずに成長できたんだと思うんですけど、
学校出てから結構独学でやってたんで、
なかなか芽が出るまで時間かかったんですけど、
玉村でいっぱい畑空いてるんで、
是非、玉村に来て農業をやっていただければ、
玉村の町民の人も結構みんな、
若いものを取り入れたいんで、
みんなが師匠になってくれると思うんで、
また住みやすい町、「玉村」。
よく言う群馬においでよ草津温泉って言いますけど、
温泉はないですけど、
玉村はベッドタウンとして利用されてるんで、
住みやすい町ともなるんで、
是非農業をやりたいっていう人がいれば、
農業をやりに群馬玉村に来ていただきたいですね。
いせさきFM 高橋
なんか新しい切り込み方ですね。
農業をやりたいんだったら玉村来いって！
GGファーム 原典久
そうですね。畑も空いてるし、
やっぱりどの業種、
高齢化が進んでるんで、
みんな後継者がいなくなってると。
おいしい料理屋さんが絶滅飯ってよく言ってるじゃないですか。
いせさきFM 高橋
絶メシとかやってますね。
GGファーム 原典久
あれみんな多分どの業種一緒なんで、
そういうのを防ぐのと、
あとはやっぱり今、玉村がコロナ明けてから、
いろんなイベントやって、
いろんな人を呼び込もうっていうことでやってくれてるんで、
やっぱり町政の役場の人っていう感じじゃなくて、
役場の人もみんなが過ごしやすいように、
例えば私のイベントなんかも、
役場の人みんな出てきてくれるんですよ。
みんなで一丸ってなって、
この玉村町、
ゆくゆく群馬県を明るくっていう風にしたいんで、
そういうとこで農業やりたいって人がいれば、
来てください。
僕は農業の目標として、
ランボルギーニのトラクターを買うのが夢なんですけど、
ランボルギーニのトラクターもあるんですか?
あるんですよ。3000万するんですよ。
ベンツは買えなくても、
ランボルギーニのトラクターを買うのを夢で始めたんで。
いせさきFM 高橋
なるほど。ゆくゆくはもしかしたら、
玉村の町の畑に、
あれ?ランボルギーニのマークが付いてるぞと。
GGファーム 原典久
そしたらこいつは成功したなと思ってもらえば、
いせさきFM 高橋
間違いなく原さんかな?と…
GGファーム 原典久
そうですね。
群馬県だと昭和村に3台あるらしいんで、
いせさきFM 高橋
そうなんですか?
GGファーム 原典久
そうなんですよ。
だからそれを僕も実現できるように、
これから農業をやる人、
そういう人が始めるきっかけに。
何でもいいんですけど、
本当、農業は90%苦痛を伴う仕事なんで。
いせさきFM 高橋
苦痛？90%苦痛とは？！
GGファーム 原典久
苦痛。やっぱり寒い日だったり、
いせさきFM 高橋
暑くてもやらなくちゃいけない。雨が降ったりとか。
休みもなかなかない日もありますね。
GGファーム 原典久
ただ私は一応土日は休んでます。
一応オンとオフをしっかりとって、
オフの時は玉村の街のために、
何かないかなっていうことで、
いろんなイベントに参加したりとか。
ぜひ楽しんで、玉村町は
通過点じゃないですからね。
寄り道もできるところなんで、
よろしくお願いしたいと思います。
いせさきFM 高橋
分かりました。ありがとうございます。
というわけで本日は、
GGファーム株式会社 代表の原典久さんにお話を伺いました。
本日は貴重なお話ありがとうございました。
GGファーム 原典久
ありがとうございました。
