2026/8/15
きょうは、中東でNGOで人道支援をするというのはどういう仕事というお話をしました。
明日8月16日日曜日、日本時間午後4時頃からライブ配信しようかなー。
LISTENのライブ配信機能でやる予定です。よろしければ、質問とかをしにきてください。
もはやもう、なんの話をしたらよいのかわからなくなったので、他力本願です。
誰もきてくれなかったら本家TJAR のライブ配信をみながら、裏音声ライブをしてもよいか!
ところで、ここまで毎日話してみて、
・自分で決めて自分で進んでいくことと、コントロールを手放し、委ねてリラックスして楽しむことの、ほどよいミックスとバランスがわたしを導いてきたし、これからもその感覚を大切にしたい
・活動の資金源が誰か、何かということが近頃はよほど気になっているのだな。
という、よい気づきがありました。
感想
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サマリー
本日のTACR DAY6では、中東でのNGOによる人道支援の仕事内容に焦点を当てました。開発コンサルタントを辞め、ヨルダンのザータリ難民キャンプでの活動から始まったキャリアを振り返りつつ、NGOの資金源が日本政府であることによる制約や、日本人スタッフが現場の最前線に入れない現実を説明しました。また、シリアのような代理戦争下での政府資金の矛盾や、NGOが途上国政府の基本的な行政サービスを肩代わりする役割、国連との連携について詳しく解説。人道支援の現場は、一般的にイメージされるような危険な最前線ばかりではなく、コミュニティ診療所の運営支援や政府職員へのトレーニング提供など、多岐にわたる実務があることを強調しました。
TACR DAY6の開始とNGOへの転身
おはようございます。8月15日土曜日の朝の7時半です。
はい、TACR DAY6 第6日目のレビュー、ハイライトをやっていきます。
しかしながら、昨日の夜話したばかりなんで、またやるのかっていう感じをしていますが、
朝の散歩をしながら、挑戦したいと思います。ぐたぐたです。
TACR もう6日目にもなれば、なかなかにぐたぐたで、何のためにこれをやっているのかわからなくなりそうになっていますが、
はい、皆さんをね、1996年から2015、16年ぐらいまで、一応ご案内をしましたので、そこから2026年に至るところをね、お話ししていきたいと思います。
それを聞かないと、どうして今のお仕事をやっているんでしょうか、その動機を聞きたいというご要望にお答えできないと思うんでね、現在とつながらないと。
昨日お話ししたところ、ハイライトのハイライト、私は長く勤めた開発コンサルタント企業でのお仕事を辞めて、2015年に1年休暇をとって、
本当に自分がやりたいことってなんだったっけみたいなことの、ゆっくり考える機会を持ったりした上で、そして自分の原点となる景色、広々と広がる荒れ地、荒野にロマンを感じる、希望を感じるっていう、その原点に戻ったときに、
私はシリアに関する、シリア難民支援の仕事を探そうというふうに思いまして、2016年ですね、まず日本のNGO、ある日本のNGOに入りまして、すぐヨルダンのザータリ難民キャンプのお仕事に派遣されました。
ヨルダンのザータリ難民キャンプの仕事といっても、生活は安満、首都の安満で暮らしまして、朝毎日7時頃ですかね、7時半ぐらいかな、家を出て、1時間半ぐらいかけて車で通勤して北部のキャンプに通うという生活でしたね。
そんな感じなんで、引き続きNGOの職員になっても、生活はヨルダンの安満ですよ。皆さん知ってますか、ヨルダンの安満の暮らしがどれだけ快適かということを。
ヨルダンはね、中東に興味がある方だったら一番安心してお勧めできる国ですね。ペトラとか観光地も見たい趣味もあるし、ダイビングのライセンス取ったりもできるし、墓場で。
市会とかあるし、安満の治安は安定していて、物価ちょっと高いですけど、でもたくさん外国の人も暮らしている。おしゃれなレストランやカフェもいっぱいある。
ヨルダンの安満に1年半暮らし、ずらたりキャンプで仕事をしましたが、一言そこの話もした方がいいですよね。
NGOの資金源と現場への制約
まずNGO、NGOってノンガバメンタルオーガンゼーションの役なんですけど、私たちやっていたプロジェクト大きい資金源2つありまして、
1個はユニセフ、1個はジャパンプラットフォームっていう日本の中間支援団体、日本のNGOを支援するNGOではありますが、
ジャパンプラットフォームって結局は資金源、日本政府です。ジャパンプラットフォーム支援の資金源大きいドナーは日本政府です。特に海外のものはね。
日本国内の地震の後の支援だと民間の方からの給付とか結構集まるかもしれないけど、海外への支援に民間からの給付なかなか集まらないですよね。
なんで、昨日言っていたこととの繋がりですけど、NGO、ノンガバメンタルオーガンゼーションと言いながら、引き続き政府の、日本政府のお金を使ったプロジェクトという中で働いていくことになります。
日本のNGOをその後もう一個転職しますが、そちらでもイラクの紛争後の国内避難民の人たちが暮らすキャンプとか、その人たちが帰るふるさとの水道の復興支援とか、イラクの北部でもやりましたが、それもジャパンプラットフォームでしたね、資金源。
昨日の話から何を言ってるか、なんで資金源が日本政府かってことを私はそんなに話すのか、多分そこがよく伝わってなかったと思うんで。
政府のお金を使ってやる以上は、そのお金を出している人の言うことを聞かないわけにはいきません。
もちろん民主主義国家の政府なので、そうやってお金を出しているからって言って何から何まで口を出すっていうことはないですが、日本政府の資金を使っているということでの制約があります。
その中で一番大きな制約は海外安全と、レベル0からレベル4まで危険レベル、海外安全レベル、そういうウェブサイトがあって、その国のどういう治安のリスクがあるかっていうことを地域ごとに分析してくれたりっていう情報を見ることができますが、
そこでね、レベル3、レベル4の地域に日本人スタッフは立ち入ることができません。レベル4が退避してくださいですね。
レベル3がこう中止してくださいか、行かないでください。レベル3、レベル4になっている場所には、これがまたね、トリッキーなのはその国のスタッフとか現地のスタッフとか、もしくは海外からスタッフを雇った場合、日本のNGOでも国際スタッフって言って、他のいろんな海外からスタッフを雇っている場合が、
あるんですけど、その理由は日本人スタッフが立ち入れない地域が結構あるからなんですよね。で、他の国のスタッフなら入ることができます。
まあ、なんかちょっとおかしな制度じゃないですか。日本人は入っちゃダメなのに、他の国の人だったらいいですっていうのは、ちょっとおかしいと思うんですけど、外務省が出している命令を聞かないわけにはいかないからということになると思います。
お金を出していただいている以上は。ということで、日本政府の資金を使って中東でプロジェクトをすると、またまた日本人はオフィスの安全な場所にある、
まあ、中東じゃないにせよ、ちょっと、なんていうんですかね、拠点として設けるような安全な場所にあるオフィスの中での業務管理をするというお仕事になりますね。現場に行けません。
はい、だからね、この現場っていう言葉もトリッキーですよ。はい、だから日本から見たらね、もう中東に行ってるっていうだけで十分に現場に行ってるって見えると思うんですよね。
でも実際にね、なかなか本当の災害の現場、本当に支援を届けたい人に支援を届けている、その一番先の手が届きたいところの現場、そこにはね、残念ながらなかなか行けないんですよね。
日本政府の資金だったら本当に行けないし、そうじゃなくても、今のヨーロッパの団体ですけど、日本に比べたらそういうあたりだいぶ、なんというか現実的ですが、
例えば今私はシリアに入っていること自体を隠す必要はないわけですが、でも団体内の判断として私を本当にフロントラインの危険のある現場に送らないですよ。
それはね、私に何かあったら、私のことだけが心配なわけではなくて支援が止まるからですね。
国際スタッフ、NGOのスタッフ、しかも海外から来ているスタッフが紛争などで怪我をした、命を失ったということになれば、その支援自体が止まってしまう可能性は本当に高いです。
そして、そこに移動する車だのなんだのっていうコストもかかるし、遠隔地だったりしたら距離が遠いわけですから、そこに移動するということが大変だし、国際スタッフ、言葉がよく通じるわけじゃないし、外国人が来たってなれば目立つし、
いろいろな理由で、政府がダメって言ってるからというだけではなくね、常識的に判断すると、外の人を本当に一番フロントラインの現場に送らないですよ。
地元の人を雇って、地元の人で、地元というのは本当にその場にいる人たちで支援をするのが、それが本当に現場にあったやり方だし、そこに本部とかからサポートというかマネジメントの人が入るとしても、そこの国の地域のことをよく分かっている人、言葉がよく通じる人を送ったほうがいいから、
その国の現地スタッフの中でマネジメントの役割を担っている人を送ることになりますね。
どういうようなことも、こういうことも一旦来ないとわからないですよね。そんなに最先端の現場まで行けないとしても、ヨルダンのアンマンぐらいの感じの現場だったとしても、中間管理店としての現場だったとしても、そういうところに暮らしていると他のNGOの人もいっぱいいるし、
状況がよくわかるので、こういった情報もわかるようになります。
ということで、NGOに入ったからといって本当の現場に行けるわけではないという、再びこの現実に直面することになります。
しかも日本のNGOだったら全然、イラク、シリアも全部真っ赤っ赤ですよ。日本の危険度レベルではレベル4です。イラク全土、シリア全土。それもあって私は自分のいる場所を冒頭で言わないんですが、
イラクのドホークはアメリカとイランの戦争が始まるまではレベル2だったので、私は安心してイラクで何食べたなんて言って、ドホークにいますなんて言って、自分のいる場所を小絵日記で話せていたわけなんですが、今やドホークもレベル4になってしまった今、私はイラクのドホークにいますって無邪気に小絵日記で話すことがもうできません。
今は日本政府の資金を使っているプロジェクトをやっているわけじゃないから、言っても大きな問題にはならないかもしれないが、団体に、自分の所属団体に迷惑をかけることはないんだが、ただ、大使館の人から電話がかかってきたりするのはあまり好まないので、
まだいるんですか、退避してくださいね、なんて言われたら、はいわかりましたって言わざるを得ない感じもあるので、そんなこともあって、NGOに入っても現場にはいけない。外国人は、日本人は、というこの現実というものに直面します。
紛争地における政府資金の矛盾
そのいけないということ以外にも、政府の資金を使っているということのおかしさ、特に、地震とかだったらいいと思うんですよ。自然災害の復興支援だったら、別に資金源が政府であろうと、民間であろうと、取る行動は同じなんじゃないかな。
ただ、このシリアのような代理戦争と言われるような紛争があった場所で、また代理戦争ってなんやねんという話ですよね。代理戦争っていうのは、地元の武装勢力を、他の外からの大国が、いろんな国がバックアップをすることによって、シリアの中で戦争は起こっているんだけども、
実はそれは、シリアの状況だったら、ロシアとアメリカがシリアの兵士を使って戦っているみたいな現実があったとか、アフガニスタンあたりも本当にそうですよね。今の紛争っていうのは本当にそういうふうに、代理戦争みたいなふうになりがちなんですけど、
資金源、武器の提供、トレーニング、兵士のそういったいろんなことを先進国の国がバックについて、でも戦争が起こっている場所はシリア国内だし、命をかけて戦っている人はシリア人の兵士ということが起こります。それが代理戦争ですけど。
こういう代理戦争が起こったような場所に、これはこの国だけはもう国の名前をどんどん言って批判していこう。
アメリカの政府というのはシリア戦争の中でだいぶ、特に冒頭はアサド政権を倒すぞっていう時に反政府側に資金を提供して、軍事力を提供してきた国ですけれども、
同時にアメリカがシリア国内の人道支援の役割も大きい役割をアメリカ政府のお金で行われてきた人道支援というのは本当に大きかったんです。
ついこの間のトランプショックまでは、トランプショックの話します。これはちょっと話さなくても、2025年1月にUSAID解体と言われるやつですね。
またこれ詳しく話したら長くなるので話さないですけど、要するにアメリカ第一だ、アメリカの税金はアメリカ国民のために使う海外の支援はやめますと言わなかったけど大幅に見直しますと言って、
USAIDというアメリカでいうところのJICAを解体しましたね。トランプ大統領が。それがあった時に私たちの団体もシリア北東部でアメリカの資金を使った支援をしてきたんですけれども、
それが一番大きい50%ぐらいを占める資金権だったんですけど、そのプロジェクト急に止まるって言い出して、一旦止めたらやっぱり再開するって言い出して、その後数ヶ月はやりましたが、結局残り数ヶ月ぐらいで終わって、
今は現時点ではアメリカ政府の資金権のプロジェクトは一個もやってないです。そしてうちの団体の中ではもう本当にアメリカ政府の資金を取る努力っていうのはもうやめましょうと。ヨーロッパの団体ですから。
信頼できる資金パートナーと仕事をしましょう。アメリカ政府の資金なんて、そんなものはもう誰が使うかという風なムードになっています。そうじゃない人もいて、今後どうなるかわからないけど。
中東でアメリカの存在っていうのは非常に影響力を持っていますね。結局は。なので、私は本当は今いるこの団体の就職を探した時の選ぶ基準が、アメリカ政府資金は使いたくない。
アメリカ政府資金からお給料はもらいたくないと思って、ヨーロッパの団体を選んだんですよね。
2023年12月に私、今いる団体で働き始めたんです。約3年前ね。その時にアメリカの団体で働いてもいいけど、アメリカ政府資金だけはそこからお給料はもらいたくないって思ってたのに。
残念ながらね、結局は今いる団体に入ってもだいぶの期間、アメリカ政府資金から半分ぐらいはお給料もらってましたよ。それでそれを2025年の1月に私は本当に後悔しましたね。
やっぱりこうなるじゃないかと。アメリカ政府の資金っていうのはやっぱりはっきりノーって言うべきだった。こうなる前から分かってたじゃないかって。
右手で攻撃して左手で支援するとかっていう人のこと信頼できないですよね。右手でその国を破壊し、左手でその国の人を支援する。
結局は政府を攻撃、政府というかその軍や攻撃対象が民間人じゃないから、攻撃をした時にその影響を受けてしまう民間人を支援しますって言ってるのは、ある意味責任を最低限の国家としての責任を果たしているような、
気もするが、でも結局はやっぱり信頼はできない。
はい、ということで、何の話をしたかっていうと、NGOもやっぱり政府のお金を使ってしまうことになるんだなっていうね、人道支援でも。
NGOの役割:行政サービスの代行
人道支援だったら一層ということかもしれませんよ。NGOの人道支援でやることって本当だったらその国の行政がやることを代わりにやるんですよ。
例えば水、例えば医療、例えば教育、どんな国でも行政サービスとして基本的人権の一環として、こういうことは政府が支援するべきですよねって思うようなことをほとんど先進国と言われるようなヨーロッパやアメリカや日本の政府だったらそれを、
なんだかんだ文句は言われつつも問題はありつつも自分の国の政府っていうのが税金を使ってやっているすべての行政サービスについて、
途上国の政府はまず手が回ってないし、普段から手が回ってない場合が多いですね。
十分なサービスができない、十分な行政サービスができない、特に首都あたりではできても遠隔地ではできないとか、農村地域に手が回らないとか、普段の状況から手が回ってないということがまず一個ありますね。
子どもの赤ちゃんのワクチン接種とか、そういうことも、母子保険とか、そういうの普段から手を回ってないっていうところを支援しているのがユニセフみたいな団体ですね。
その開発支援と呼ばれるものです。人道支援の中でも開発支援的なものがありますね。
別に災害があったわけでも、紛争があったわけでもなくても、国連とかの中で、国の最低限の行政サービスが最低限のことができるように、赤ちゃんの死亡率が下がったりできるように支援します。保険の分野なんかでは本当にそうですね。
私たちのNGOが関わるような人道支援というのは、普段から困っているというところまで手はあまり伸ばせない。
普段から困っている国なんてわんさかいっぱいあるから、普通の状況でも人々が困っている国っていうのは全部いっぱいあって、それを日本政府の資金で手を出そうとしたりはしないです。
日本のNGOとか多くの場合、NGOが関わるのは、そういう普段から困っているところで、紛争がありました。災害がありました。
とてもじゃないけど、その国の政府はもともと手が回ってなくて、対応しきれないのに、人々が紛争や災害の中で、本当に明日の生活もどうするんだという状況に追いやられた時です。
だからNGOの活動も、日本とかでNPOとかの活動をしているイメージと違うから、これも海外に出てくるまで私気づかなかったかもしれないです。NGO業界に入るまであんまり気づいてなかったかもしれない。
手は回らないんですよ。結局お金も回らないし、手も回らないので、そんなに貧困があればそれを全て支援するなんてことを誰もしようとはしません。
それぞれの状況の中で、いろんな国の中で人々はそれぞれの状況の中で生活をしている。毎日の生活をしている。
でも、その中で災害があった、地震があったとか洪水があった、干ばつというような自然災害が起こって、たくさんの人の命が危うくなるような状況が起こった時や、
こういった武力紛争、シリアやガザやウクライナやいろんな国で今起こっているような武力の紛争があって、武力の紛争ということが起こっている時に、
人々は誰を頼ったらいいのか、誰が自分たちを攻撃してくる相手で、誰が自分たちを保護してくれる相手なのかということを難しくなりますからね。
シリアのような状況では本当にそうです。内戦でしたから。
自国の政府が自分たちを爆撃してくるような状況が起こっている時に、では誰に保護を求めて、誰が子どもの教育を、誰が基本的な医療を見てくれるか、頼ったらいいのか、最低限の生活を頼ったらいいのか、
ってなった時に、国連の出番であり、そしてNGOの出番なわけです。
人道支援の具体的な活動と現場の現実
海外のね、でも海外のって言っても私も中東の話ぐらいにしておきますかね。
中東の人道支援の現場ではNGOはほとんど国連とだいぶ足並みを揃えて動きます。
国連との各分野ごとの調整会議っていうのが毎月一回あります。
その中で仕事の地域ごとの分担を決めたり、あと、例えば冬になったから物を配りましょうと物資を、寒さを耐えて冬を乗り切るための物資を配りましょう、毛布とかストーブとかってなった時も、各NGOで勝手に配るんじゃなくて、
じゃあ例えば国連が基本的アイテムのリストなんていうのを作ったりもしますね。
これぐらいの感じのものをパッケージにして配ることにしましょうと。
だからNGOがどの資金を、自分たちの資金を使って支援をするとしても、これが標準アイテムだってことを参考にしてくださいなんて。
国連じゃなくてもそのコーディネーション、国連が決めるというよりは国連が旗を振っている各分野ごとの調整会議の中で、そういったことを合意した上でやっていきます。
地域ごとに分担したり、同じ地域に他の2つの団体が支援しちゃったりすると都合が悪いので、すごく調整をします、NGOは。
それは行政サービスの肩代わりをしているからなんですね。
意外とこの部分が、行政サービスの肩代わりをしているっていう部分が伝わってない場合が多い気がする。
っていうのは、もしかしたら紛争地のNGOとかで、皆さんが映像とかで見ているものは、比較的その紛争の最中にある医療の支援とか、そういうもののイメージを持っているかもしれない。
そうなってくると、地震の直後とか紛争の最中で傷ついた人の支援をするみたいな、そういったNGOももちろんあったりしますよ。
医療、国境なき医師団とかね、日本でもピースウィーンズジャパンなんかはそういう支援もしますね。
紛争のっていうか、地震の後、怪我をした人を助ける。
そういう支援のイメージが強いと、すごい大変なことをなさっているんですね、なんて私に言ってくれる人はそういうイメージを持っているからなんじゃないかなって思っているんですけど、
自分の身も飢饉にさらして、夜眠りもせずに、みたいなお仕事ではあんまりないんですよ、私がやっているお仕事は。
私の団体がやっているようなお仕事というのは、例えば具体例を挙げるなら、国内避難民キャンプの中で2年も3年も暮らしている人たちがいて、
そのキャンプの中にコミュニティ診療所というのがありますと、コミュニティ診療所にお薬を届けて、コミュニティ診療所の中で医療が毎日行われるようにしたり、
そこでちょっと重症の人がいたら、市の中核的な病院に患者さんを紹介して、そちらに救急車で運んだりということが必要になるので、その救急車の管理をするための支援とかね。
紛争後の政府が手が回っていない基本的な行政サービスを回していくための支援をしています。
シリアの多くのNGOは、振興中の紛争地域ではちょっと違うかもしれないが、ほとんど9割ぐらいは復興の支援をしていますので、多かれ少なかれ、私たちと同じように、
政府自体が新しいし、行政サービス自体が資金源もないし、今新しい制度や仕組みを作りつつあるという中で、政府の基本的行政サービスの手が全然回っていないという中で、
私たちは教育の支援をしましょうとか、女性の保護みたいな活動をしましょうとか、水衛生の分野の水道を作ったり、学校のトイレを修復したり、そういうことをしましょうとか、
私たちの団体みたいにコミュニティレベルの診療所を運営していくための支援をしましょうとか、そういった行政のサービス、日常的に継続していく行政のサービスを回していくことを、政府の肩代わりをしてやっています。
それから、最近新しい政府になってからは、ここ2年ぐらいは、その政府の人たちにトレーニングを提供したり、ということ申しますね、保健所、保健局の人たちと一緒にガイドラインみたいなものを作ったり、そこの人たちにトレーニングをしたり、
もしくは、政府の人たちがお給料が全然受け取れてないってなったら、お給料の一部をインセンティブって呼んだりするんですけど、給料としては払わないけれども、少なくとも政府の職員の人たちが、給料がもらえないからといってやめてしまうことのないように、最低限の最低限のインセンティブという手当を、
NGOの資金の中から払ったり、といったことをします。
これ、皆さんがイメージしている人道支援と違うんじゃないですかね。
というか、全然イメージして、そもそもイメージできませんっていう話かもしれませんね。
こういうのもね、イメージするの難しいですよね。話したからって言って、こうやって話したからって言って、じゃあイメージできるかって言うと、なかなかできないと思う。
やっぱり、一旦来て見てみないと、まずどういう暮らしを営んでいるのか、どういうところで生活しているのかっていうこともわからないし、
一般の人がどういう暮らしをしているかわからなければ、その中で特に困っている人っていう人たちがどういう人たちなのかもわからないし、
どういうサービスは政府が提供できていて、どういうサービスはできていないのか、それが地域ごとにどういうぐらいの違いがあるのかっていうこともわからないですよね。
なかなかね、私も800キロ、昨日一昨日、800キロ移動してよかったですよ。やっぱりね、首都とのえらい違いがある。
遠隔地に、遠隔地で首都と生活レベルが、もう車窓から景色を見ただけでわかります。生活レベルが違うということは。
農村地、遠隔地というものが、いかに手が回っていないのか、いかに忘れられて見捨てられているのかということは、窓から景色を眺めているだけですごく実感するので、
首都だけにいないで、やっぱり時々、特にね、旅をしないとダメだなというふうに思いました。
本日の振り返りと最終回ライブ配信の告知
はい、さあ、今日の朝のお散歩、どれぐらい散歩しましたかね。
はい、これトランス秋光キャリアレビューなんだか、キャリアレビューというよりは、今日は解説的になりすぎました。
まあでも、なんとなくこういう感じのことを話さないと、私のキャリアの話もできない。
NGOの人道支援って、どんな仕事を中東のNGOで人道支援をしているといったときに、私たちは一体何をしているのかということが、そこの共通理解がないと、
私のキャリアの変換点の、どんな意思やどんな背景があるのか、どんな気持ちになったのかということも伝わらないと思うので、
だから仕方ないんですかね、長くなってもね。
はい、解説入りました。今日はね、トランス秋光キャリアの話というよりは、中東で人道支援をする、NGOに勤めて人道支援をするということはどういうことなのかというお話が中心になりましたね。
はい、でも今日はこれでよかったかな。これで完走できるのかな。あと一回すれば、TACR完走ですって言えるだろうか。
これあれですかね、ライブ配信しますか、明日あたり。質問とかしてくれないとやっぱり難しいかも。
ライブ配信したら質問してくれますかね、日曜日、日本の午後。ちょっと考えてみます。
トランス秋光キャリアレビュー、最終回はライブ配信です。
こうやって思いついたことをね、決めたって言って、決めるのは良いのか悪いのか。
でもちょうど良かったですよ、明日私お休みですから。音声が、ネットがどうかなって思うけど、やってみたいと思います。
はい、じゃあそういうことで明日お会いできる方はお会いしましょう。後でアナウンスしておきます。
はい、ありがとうございました。ではまた今度。また明日。
38:59
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