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#17「誰も欲しがっていないものを欲しがっている人を私は尊敬している。」:インベカヲリ★『未整理な人類』
2025-01-27 39:58

#17「誰も欲しがっていないものを欲しがっている人を私は尊敬している。」:インベカヲリ★『未整理な人類』

担当わたるが持ってきたのは、2024年読んだ本ランキングトップ3にランクインしている、インベカヲリ★さんの『未整理な人類』。


犯罪として社会に露呈した行為に、そのひとの主張や訴えを読む本書。


インベさんの自論から、誰にも理解されないかもしれないけれども、抱えている自分や他人の欲望、願望との付き合い方を考えました。



★毎週月曜日 夕方5時に配信しています★


【メンバー】

わたる:発起人。テレビの制作会社ディレクター。テレビを見るより本が好き。


ひかる:わたるの大学からの友だち。会社員。道端に落ちているものを写真におさめたり、飼い犬を愛でるのが好き。


つかだ:ひかるの会社の先輩。ゆいこの塾の友だち。つかだくんと呼ばれているけど、みんなと仲がいいつもり。本が好き。


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IN YOU RADIO 引用ラジオ
小説や映画、ドラマや絵本など、日常で出会った言葉たち。 心に残った言葉に、その人だけの経験や普段考えていることが透けて見えてくる。
引用する言葉から、あなたの中に湧き上がる何かが垣間見えたら。 メンバーたちが持ち寄った言葉を取り上げながら、社会や生活を考え、雑談するポッドキャストです。
はい、よろしくお願いします。
キカレです。
鹿島です。
ヨイコです。
今日は、渡るが担当で引用を持ってきました。
よろしくお願いします。
あつかたくん、今回もお休みですね。
はい。
次回からかな。
もしかしたら。
もしかしたら。
えー、突然ですがみなさん。
この問い、ドキドキあるね。
出た出た。
出た出た。
突然ですがみなさん。
問いかけだ。
ドキドキあるね。
ドキドキ。
これなんか4回目とかにやってくんだよ。毎回。
キャストで聞いてたやつ。
チャレンジでやったところ。
すいません。失礼しました。取り乱しました。
人には理解されないけど、すごい大事にしている自分の欲求、やりたいと思うこと、やっちゃうことってどんなものはあります?
欲求。
欲求とか。
いや、ルールというよりはつい体が動いちゃう、衝動みたいな。
例えば。
例えば。
あたる君は?
私ですと、質問したのにすごい難しい。
でもね、本をめっちゃ買うっていう。
だからお金すごい使う。
本が物として欲しいみたいな。
あと、まあそういう人はいるけど、一般的にはそういうことをやる人少ないじゃん。
だからこの間本をお勧めしたら、アマゾンで調べてみますって。
あ、Kindleいないんだって言われたときがすごいショックだった。
人には理解されない。
理解されるかもしれないけど、納豆結構好きなんだけど。
わかる。俺も好き。
納豆を400回必ず回したいっていう。
400。
100、それで言うと。100必ず回す。
納豆って、納豆の菌の数が何回回したら一番増えるのかっていう。
03:02
何回回したときに一番体にいいのかっていう研究があって。
それ400回なの。
400回まで右肩上がりなんだけど、400回以上1000回まで回してもほぼ変わらない。
っていうのを見てから、もう絶対に400回回したい。
別に100回でもいいんだけど。
でもまだ伸びしろがあるもんね、300回分。
そういうのあって、必ず回したいとか、納豆を例えば朝回した方がいいとか言われたら
朝回したいとか。
なるほどね。
より良い。
そういうところで急に落ちることあるんだよね。
なんとなくわかる。
それまでの人生そうしなかったんだけど、これ一緒じゃないの。
ここから先何年間かだけ、絶対に400回回したいという気持ちがあって、
ここから先突然どうでもよくなるんだけど、そうしないと嫌だっていうのが今ある。
そんな強烈なエピソードないけど、
でも、できるだけ台所に立つ。
いいね。
外食しないね。
いいね。
コンビニで何かを選んで買うよりも、自炊する方が楽なんだよね。
言いたいことわかる。
おにぎりのコーナーとか。
食べたいもの。
やるくらいだったら家にダッシュで帰って、自分で握る。
コンビニって食いたいものなくない?
ない。あんなにものがあるのに何もない。
確かにコンビニ行くときはおにぎりしか食べないことにしてるんだけど、
炭水化物もしくはタンパク質を摂るためだけにあの場所に行くことにしてるから、
それで選ぶ。
おにぎりのこととか悩むのがめんどいから、それを軸にする。
ルールみたいになっちゃうんだよな。
例えば?
私、ベッドを聖地だと考えているので、
お風呂上がりコンビニに行きました。
そのまま寝たくないので。
足だけは絶対洗うとか。
わかるよ。
聖地ということか。クリーンな場所にしたい。
たまにデニムでベッドを座る人がいる。
嫌がる。
特にデニムなんて洗ってなかったりするから、
06:00
全然潔癖とかじゃないんだけど、ベッドだけそういうこだわりがある。
家の中で着る服で外に行きたくない。
外に行った服で家の中に居たくない。
必ず着替える。
高校の最後くらいから付き合ってた人が、
すごい良いお家の、お母さんが専業主婦で、
っていう人で、
お母さんが専業主婦?
特にそこら辺を見る人は、
すごい良いお家で、
家に帰ってきたら、
玄関の隣にある部屋に入って、
そこで部屋着に全部着替えてから、
廊下に入って、
無菌室的な部屋?
バイオハザードの無菌室があって、
徹底してるね。
良いお家だね。
それは良いお家。
自分の欲求があるとしたら、
新しい人に会うのがめちゃくちゃ好きで、
もっと深く知れる可能性があったら、
人見知り全くしないタイプだから、
ドーンと突っ込んでいっちゃう。
相手が嫌がるところまでいかないけど、
時間の限り話聞きたくなっちゃう。
非常に新しい人と会うのが好き。
人だけ全般好きだけど、
ですよね。
これだけでも結構楽しい時間になった。
今回引用したくて持ってきたのは、
星月のインベカオリさんが、
カメラマンの人なんですけど、
書いてる未成理な人類っていう本で、
この間まで滋賀にいたので知っておいて、
京都の成功社っていう小さい書店があって、
そこでたまたま見つけて買いました。
今年の2020年10月30日発売。
最近出版された本で、
最近だね。
インベカオリさんどんな人かというと、
写真家・ノンフィクション作家。
1980年、東京都生まれで、
独学で写真を始めて、
映像制作会社とか編集プロダクション勤務を経て、
2006年にフリーとして活動。
いろんな写真を撮ったり、
本、エッセイ書いてるんですけど、
死刑になりたくて他人を殺しました。
無差別殺人犯の倫理。
っていう本とか、
家族不適用殺。
新幹線無差別殺傷犯小島一郎の実像とか、
社会的に事件として扱われて、
事件の情報として扱われるようなものを
インタビューして深掘りして、
実際その関係者がどういう気持ちだったかっていうのを
09:02
丁寧に聞くような、
そういうノンフィクションを書いている方です。
この未成年な人類はどういう本かというと、
犯罪として処理されるものには、
芸術的なものを感じる。
伝えたいこととか言いたいこととか、
その人からあふれてしまう思いがあると思っている。
表現行為なんだと。
でもそれは、
被害者とか辛い思いをした人、
被害を受けてしまった人に対しての、
そういう人がいるのはもちろんだし、
それをないがしろにするわけではないけど、
ただ犯人として、
言ってしまえばおかしな人、
おかしくなってしまった人として、
見逃すだけでは取りこぼしてしまう、
人の心のきびみたいなものが、
深掘りしていたらあるんじゃないか、みたいな。
そこに想像を働かせる、みたいな本で。
めちゃくちゃ面白くて、
今年読んだ本の中で、
1位、2位、3位に入るみたいな。
すごい面白い本なんですけど、
すごい面白くて、
お地蔵さんを盗む事件について、
いろんな実験をやったりとか、
窃盗もそうだし、
壁に落書きする、
鉄柱とか、
鉄柱に落書きするのを鉄柱詩として、
詩手ポエムとして、
それを追っていったりとか、
結構アウトローみたいなことを、
次々と読んでいく。
どこか分かんなくなっちゃった。
単語帳ぐらいになってる。
単語帳にむっちゃ張ってるやつって、
だいたいあんま勉強できない。
偏見。
あれ?
分かんなくなっちゃったら、
勉強できるようになる。
他の普遍とか見て、
あれこれなんだっけ?ってなって、
めっちゃ読んじゃったりとかして、
引っ越しの途中みたいな。
今何してたんだっけ?ってなる。
あった。
いきます。
どういう意味なのかと言いますと、
誰も欲しがっていないものを欲しがっている人を、
私は尊敬している。
大抵はその逆だからだ。
ビトンのバッグが欲しい。
クリスマスにはチキンが食べたい。
書店にはいかないけれど、
村上春樹なら読みたい。
偏見。
などと思っているのは、
他の誰かがそれを欲しがっているから欲しいだけで、
真に心の奥底から出てきたオリジナルの欲望とは違う。
世間的な価値観など全く無視して、
己の欲望を探求するものなど、
12:01
稀ではないだろうか。
そもそも本当に欲しいものなど、
持っていない人がほとんどではなかろうか。
だから一般的に見て、
良いですねと言われるアイテムを手に入れて、
手っ取り早く空虚さを満たそうとするのだ。
その後に、
そのことを考えた時に思い出す事件がある。
として引用したのが、
2005年、川崎市の路上で、
通行人がつけているコンタクトレンズを脅し取った。
そうとして、建築技作業員の男29歳が逮捕された。
なぜかというと、
コンタクトレンズはつけていますかと、
路上で話しかけて、
メガネは持っていますかと聞いて、
つけていると分かった瞬間、
貸してくれという要求。
断られたために顔面をオーダーして、
その後被害男性を脅して、
住居に押し入り、
コンタクトレンズを外して、
俺につけろという要求。
使い捨てのコンタクトレンズを、
差し出されたが拒否し、
使い捨てのコンタクトレンズを差し出されたんだけど、
バック入りの。
使ってないやつね。
被害男性がつけていたコンタクトレンズ、
千円相当を自分の両目につけ、
着用させ、逃亡したと。
こういう事件が14件他に起きていて、
それで見つかったと。
同じ人が。
で、被害者男性の自宅から、
メガネ124点と、
コンタクトレンズ30組が見つかった。
え、何?気になる。
調べに対して男は、
中学の時に、
友人からメガネを貸してもらい、
よく見入れるようになったことが快感となり、
盗むようになったと供述している。
私は感動で震えたっていう。
読みたいその本。
めっちゃ面白いじゃん。
めっちゃ面白い。
でね、これ思ったのは、
まあ分かんない。
その人の経験の中で、
異常に記憶に残っちゃったりとか、
忘れられない思い出とか、
辛いこともあるかもしれないけど、
ついそれが気になってしまうこととか、
折れたとか例えば、
家の近くのあんまり行ってないのに、
あの道どうなってたっけみたいなのを、
寝る前にめっちゃ思い出しちゃって、
だから実家帰るたびにそこまで歩いてて、
あ、そうかこうなってたんだみたいなのを
確認しないと気持ち悪いみたいなのがあって、
この間も実家帰ってたからやって、
写真撮ったりとかしてて、
あ、いやこうなってたんだみたいなのを、
なんかそういう執着ってあるなーって思ってて、
そのことをすぐ書いてるんだよね。
お地蔵さん盗んじゃう人も、
手帳に落書きする人も、
なんかのフックが外れなくなっちゃったりとか、
必ずしもそれがその人の主体的に
そうしようと思ってるわけじゃなくても、
なんかこう引っかかっちゃってやらざるを得ないとか、
ついやってしまうみたいなことを
15:01
どうやって容認できるんだろうこの社会は?
みたいなことをすごく思ってて、
なんかそれがアウトになっちゃう場合と、
いい趣味ですねって言われる場合、
まあ多分その後者の方は
みんながやってることを言えば
多分いい趣味ですねって言われるんだろうけど、
固有性が高まれば高まるほどとか、
レア度が高まれば高まるほど、
なんか犯罪に近づいちゃう気がしたりとか、
気持ち悪がられたりとか、
異常なものとして見えちゃったり。
その事例もすごいあるなと思って、
じゃあそこに何の差があるんだろう?みたいな。
自分の素直な欲望を表現したり、
それにアクセスすることと、
誰もが手にする、
羨ましがられるものを手にする欲望って、
そんな差があるんだろうか?みたいな。
ってことを言いたいんだろうと思って来ました。
あった?納豆以外に。
納豆以外にあった。
これは本当に欲望なんだけど、
去年くらいに突然、
東京に流れてる川の全貌を見たいっていう気持ちになって、
そこから一人でレンタサイクルとかを借りて、
神田川を頭から全部チャリで、
チャリで行けないところも引いて、
全部見てみるのを始めて。
映画かドラマになるんですかね。
マジでと何にもならない。
すごい疲れる。
城を手に入れた。
吉祥寺から、神田川って猪頭公園が原料だから、
猪頭公園の猪頭池から流れてるんだけど、
吉祥寺猪頭公園まで行って、
そこから歩きで近くのシェアサイクルを借りて、
ひたすら東に行き続けて、
中野とかにずっと行く。
飯田橋とか行って、
ずっと行くっていうのを、
これも未だにやってる。
冬とか夏ちょっと暑くて、できなくなったりするけど、
これを制覇したいんだよね。
制覇したことある人になりたいなと思って。
本当は徒歩がよかったんだけど、
ちょっとだいぶかかるから、
チャリって便利だなと思って。
シンプルな気づき。
空いた時間に家にいるとかが嫌だったから、
チャリに乗って移動してみる人をやり始めた。
動く水ってすごい良いんだよね、きっとね。
海しかり、川しかり、湖とか池とか。
なんか嬉しいかな。
水見るって結構嬉しいかなと思ってチャリに乗った。
あとチャリ、シェアサイクルの可能性について、
18:04
これも考えていて。
論文のタイトル。
ビジネスマン。
ビジネスマン。
これも一昨年くらいかな、
友達とシェアサイクルによって、
シェアモビリティーが生まれたことによって、
一生通る可能性がなかった道を、
ハプニング的に通ることのある瞬間みたいなのがあって、
一生行くことなかったかもしれない、
公園に行くとか。
最高だね。
あるよねみたいな。
だからすごい遠いところに、
お台場とか行って自転車乗るってないじゃん。
お台場とか行って歩くってあんまないじゃん。
自転車あったら急に結構、
通ることになった道みたいなのが生まれて、
それって楽しいよねみたいな。
それを遊びしようよみたいな。
遠くまで行ってチャリに乗るっていう遊びをしてた。
一昨年くらい。
ループで流行ってるじゃん。
で、ループ乗ってるんだけど、ルーパーなんですけど。
ルーパーっていうんだ。
ルーパールーパーなんですけど。
ではないんですけど。
ではないんですけど、
ループってさ、それこそ返す場所。
返却地点とか借りる場所が、
ジャングルかけ分けるように、
このマンションのこの、あったみたいな。
そこじゃないよな、ここにあるよね。
そこまで行かないと返却できなかったりするから、
マジで想像もしないところに連れてってくれるわけよ。
ベンタルモビリティって。
私じゃ、私だけだったら無理だったんだけど、
このモビリティの制限によって行くことになった道みたいな。
嬉しいんだよね。
マジでいいなと思って。
こうなってんの、ここはみたいな。
大神山の後ろこうなってんのか。
そうなんだよね。
とかさ、なんか、
いいよね。
なんか、水道橋とかで突然さ、
ここの駐輪場使ったことあるとか。
言いたいの、人に。
時間ある時、会社、途中の駅で降りて、
自転車で帰ったりとかして。
めっちゃいいな。
楽しいんだよね。
それでさ、
インベさんの本読んで思い出した本がもう一つあって、
小堀大一郎先生、
お医者さんなんですけど、
死を生きるっていう本。
小堀先生ってどういう先生かというと、
結構大きい大学病院で、
長年お医者さん勤められた後に、
定年退職した後に、
新座にある堀の内病院という、
地元の病院主催に赴任して、
訪問医として、訪問診療医として、
700人以上を見取ってきたっていう。
本人も1938年生まれだから、
21:05
90近い、80っていう人なんですよ。
NHKのドキュメンタリーで撮り上げられたりとか、
映画化したりとかしてて、
森鴎外の孫なんですよ。
だから大同士が。
かっこいいだろうと思って。
著作が何冊かあって、
僕が最初に読んだのは、
死を生きた人々、訪問診療医と、
355人の患者っていう本で。
同じタイトルだね、ほぼ。
その続編みたいなのが死を生きる、
訪問診療医がいても709人の人。
増えてる。
やっぱ増えてるんですよ。
何年か経てて。
細かくどんな方が、
どういう形で亡くなったか、自宅で。
その遺族はどう思ってたかとか、
細かく書かれてて。
時代が経てるから、
いろんな介護のあり方の変化とかもあるし、
小堀先生の中の変化もあるんですよ。
そのうちの一つが、
カルミネーションっていう概念というか言葉。
現代って死を忌避して、
いかに生き延びるかとか、
いかに長寿になるかみたいなものを目指して、
健康が大事とかされてきたけれども、
医療が果たす役割というのは、
それだけではなくて、
生かす医療から、
救命、根治、完全な治療、
延命というひたすら生かす医療から、
在宅でカルミネーションを実現させる医療への
パラダイムシフトが大事なんじゃないかと。
カルミネーションって何かというと、
辞書には最高点、頂点、
前世、完成みたいな。
単独で使われるように、
ナチュラルカルミネーションといった表現で使われる。
その人の到達点みたいな。
それは何かというと、
自分のやりたいことをやり切る。
やり切って死ぬ。
いろんな繊維をかけて、
3人ともマスク繋いで、
サウンド繋いで、
点滴やって、
ただただこの、
あと1秒、2秒生き延びる
っていうことじゃなくて、
緩和ケアしながら、
最後にやりたいことをやり続けて、
亡くなるのが理想なんじゃないか、
みたいなことをおっしゃった。
その中で、
引用しますが、
タバコがすごい大好きな、
生活を補充給されてた、
独協の、独協一人住んでいる72歳男性の話で、
脳出血による右半身麻痺で、
これのうち病院に入院してたんだけど、
自宅退院を強く希望して、
リハビリもあまり行わないまま、
退院したと。
タバコが吸いたいというのが一番の理由。
もうヘビースモーカーだから、
タバコが吸いたいと。
24:01
じゃあそれなら、
タバコを吸いたいなら、
自宅から300メートル離れた
タバコ自動販売機まで歩くのを
リハビリにしようと、
小森先生が提案して、
始めたと。
往復600メートル、300メートルの
戸外歩行が可能となるまでに
1年間を用意したが、
その間の時よりタバコを差し入れを
小森先生が行ってたと。
火の不始末が問題であったので、
1本吸い終わるまでに部屋にいて、
小森先生が部屋にずっと見てて、
残りのタバコは持ち帰るようにしていたと。
ある日、もう1本吸いたいという
強い申し出があった。
次の往復を心患者の時間があることを
理由に断った際の、
彼の怨さの眼差し、
恨むような眼差しが印象的で、
手近にかものがあれば刺さるとは
もう不思議ではない。
自力でタバコ自販機まで往復できるようになった
ある初夏のことであった。
新潟警察署からの電話で、
彼が路上で死亡していたことを知らされた。
私と彼が対面したのは警察署であったので、
彼の手に新しいタバコの箱が握られていたかは
否かは不明であるが、
現場は正しく自販機への道であったと。
なかった現場は。
それから10年以上が経過した頃、
彼を担当した理学養蜂誌から
あの時の患者との出会いに
自分の職業的原点があると言われた。
患者と私の間に心の通い合いは全くなかったが、
ヘビースモーカーに残した遺産と言えなくもない。
この死の間際まで、
やりたいことをやらせてあげる医療はどうあるべきか
みたいなことを考えていた。
それを小堀先生、
60年くらい医者をやられた方が、
自分の欲望を阻害しない形で
頂点を向かいさせてあげるのが
医療だと思ったというのは
すごい深いなと思った。
それぐらい自分の欲望とか、
それが習慣から出てきた欲望であるなんであれ、
その人が自分が良い状態でいられるのであれば、
それは医学的じゃなくて
気持ちの面で良い状態であるのであれば、
それをどう実現できるかとか、
どうしたら他者が傷ついたりとか、
社会を傷つけることなく可能になるのか
みたいなことは考えていく必要があるのかなと思って。
それがこれで結びついた。
小堀先生のことも結びついて。
それが犯罪として発露してしまうことが
悲劇なのであって、
ということもあるんだよね。
みんな自分の欲望が悪いものとして思ってない?
みたいなことも思って、
人と合わせることが良いこととか、
そのコミュニティを維持、
コミュニティを不安にさせないとか、
不安にさせないように
合わせることが大事とかって
つい考えちゃうんだけど、
もっと自分が欲しいもの、楽しいこと、
27:01
楽しいと思うこととかを開示できたらいいし、
それを健全な形で他者と共有して、
発露できたらいいなって思うみたいな。
という感じです。
面白そうな本だね。
小堀先生の方も面白いから、
ぜひ見ていただきたいんですけど。
個人の欲望の矛先が
一人で完結できるないしは、
合法的な形で入手できないものであった場合に、
やっぱりすごい難しいよね。
さっきのメガネの人もさ、
他人から奪わないとダメだったみたいなね。
新品のコンタクトでは満足できなかった。
恋人同士だからとか、
すごい親しい友人だからこそ成り立つ
コミュニケーションってあるじゃん。
あえて傷つけるみたいな、
ちょっと小堀さんのみたいなものもあるけど、
例があんまうまくも見つからないけど、
水を口移しで飲ませることに関係ない。
そうだね。
恋人同士とか親密な他者同士でしか存在しない
コミュニケーションとかやりとりがあるなって思うと、
親密な他者がいれば回避できたのかもなとかって思う。
確かに。
そういうノリとしてできるというか。
そういうのが文化として成り立つ地域とかはあるのかもしれないしね。
例えば、種族を変えればじゃない。
鳥とかはさ、親鳥が噛んだものをそのまま子供の雛鳥にあげるみたいなのが
普通のこととして起きてる。
全然違うレベルの話だけど。
でも、そういうことのように
フレーミングすることで、他の人から見て異常だと思われることかもしれないことが
その中だけで穏やかに済むことはありそうだよね。
そうなんだよね。
自然にこういうことをやりたいとか、いろんな欲望が生まれてきたときに
ある特定のフレームの中だけだから、異常なこととされてるだけっていう場合もあるなとか。
別に何でもいいとは思わないし、傷つけてもいいとは思わないけど
でも禁止されるのはフレームがあるからだということもあるなと確かに思う。
その法律とか国家っていうことが。
豚を食べていい。
されてる国だったら豚を食べたいと思うことは自然なのに
30:00
食べちゃいけないっていう収拾の法律的な決まりがあるから
その気持ちさえダメなものとして抑えつけられるみたいなこともあるだろうし。
欲望が向く先が良くないものだったときに
カニカマみたいにうまくすり替えれればいいのにね。
確かにね。
カニは食べれないけどカニカマならみたいな。
みんなが求めてるものを欲しくなっちゃうっていうのと
誰にも理解されない欲望ってのはちょっと別なんだけど
みんなが持っているものを欲しがる。でもそれで犯罪を犯したい人もいるからな。
それを別の形の何かに置き換える。そのエネルギーをこっちにみたいな。
それで大量に買い物してる人もいるんだろうなと思ったんだけど
似たようなバッグとか
こっちは買えないけどこっちなら10枚買えるみたいな。
それで満たすみたいな。
質を量で補っているパターン。
もっと自分の欲望には素直に大切にしてあげた方がいいなっていうのと
それを見せちゃいけない。誰にも知られちゃいけないとか
悪いものだって押さえつけるから変な風に溢れちゃう。
ビューって出てきちゃうような気もする。ちょっとわかんないけど。
もしかしたら素直に話したらどうでもよくなるかもしれないし
その執着が。
自分を凌駕するくらいさらに欲望が強い人に会ったら
自分そうでもないですねってなってしぼんだりとかね。
なんかこう、他者の健全に自分の欲望にも健全に生きられる社会って
どうやったらできるんだろうなとか
どうやったら生きられるんだろう、そういう生き方ってなんだろうみたいな
考えたいテーマですね。
難しいなあ。
難しい。その答えはないし
明確なこれで全部解決するっていう答えは絶対ないからこそ
もっといろんな人に話を聞きたいなと思うし
どんな欲望があるんだろうなとか
ユイ子は川をさ、チャリで下ってって
なんかこうさ、解放される気持ちもあっただろうし
33:04
いやあ、本当に全然期待した感じじゃないんだなって思って
逆にね。
これなんかさ、好きな漫画で
今日自分の足で自分の力で海を見に行かなきゃいけない
みたいなシーンがあって
ナギのおいたものなんだけど
自転車に乗って海を見に行く
海に着いてみたらむっちゃ普通っていうみたいな
むっちゃ普通だし帰り道だるみたいな
もうマジでそういう感じで
普通にあんなに川見たいと思ってたのにめちゃくちゃ飽きるし
めっちゃ飽きるなーとか
今日中野まで行くって決めたけど
もう行くか、仕方ないって
決めたから行かざるを得ないみたいな
中野着いたら何飲もうかなみたいな
なんだけど
だから全然思ってた風に解放はされないんだけど
もうなんか
決めた手前必ずやらなきゃならないみたいな
気持ちでやってる、今も
自閉的になるのがすごい俺は怖いなと思ってて
それがうちにしか向かえなくなるというか
内部反響がどんどん大きくなっていくと
自分も求めてないところに行っちゃったりとかする
適度にアクセスして実行していくみたいな
ことも大事だろうなとか思ったり
刑犯罪について書かれてるから
刑犯罪じゃなくて時代を揺るがす事件についても書かれてる本いっぱいあるよね
気になるね
気になるこれ
自分以外全員他人っていう当たり前みたいな
俺大好きなんだけど
賞取ったんだよね文学賞
すごい好きで
マッサージ師でよくあるチェーン店のマッサージ師でマッサージやってる人が
鬱病でとにかく辛い
自転車に乗ったらすごい爽快だったみたいなシーンがあって
そういうのがいいなと思って
他者には取るに足らないことでも
実行して風邪を切るだけで
違うフェーズにちょっと生きるみたいな
結局それがきっかけで暴力しちゃって警察に捕まるみたいなオチがある
アクセスする
外に出てくるとか自閉的にならないことで
少し空気の入れ替えができるみたいな
36:01
人のそういう手助けはしたいなと思ったんだよね
ちょっと一緒に連れ出してみるとか
一旦外出ようよみたいな
一旦レンタサイクルして伊豆大島一周しようよみたいな
したーい
そうやって人と関わりたいなと思ったんだよね
そんなに深刻なことじゃないよ抱えてることってみたいな
だいぶ反響が大きすぎてうるさく聞こえてるけど
ちょっと一緒に話してみるだけでもかかるかもしれないし
俺もそうしたいなと思ったし
自分の危ないかもしれない欲望みたいな思わずに
さっきそういうこと思っちゃってみたいな
確かにすごい近しい人間がいることによって救われる何かって多分あるもん
時々思うんだけど
自分の気がおかしくなってしまったらどうしようという
おかしくならないという保証ってない
何か言ったっけ
突然もし自分が善良で叫んだりしちゃったらどうしようっていう不安が自分の中に
そうしたいと思ってるわけじゃなくて
それは突飛な具体例だけど
例えばめっちゃ酔っぱらっちゃった自分が善良で公園で寝ちゃってたらどうしようみたいな
それめっちゃ怖い
もしくは突然それこそ善良になりたいという要求が現れた場合
どうしようっていう
どこで発散できるっていうのを
思い詰めたら夜中の公園とかしかなくなっちゃうからってなる
そうなんだよね
それを友達とかに言ったら
いいよ一緒にやろうぜみたいな
夜中の海とか一緒に行くみたいな
してくれるかもしれないし
ちょっと人いないとこ行ってみようぜみたいになるかもしれない
いざやってみたら全然だったみたいになるかもしれないみたいな
そういうのはあるよね
試してみることで得られる世界の摩擦みたいなのがあるじゃん
それが大したことないとしても
実感が大事ってすごい思うっていうかな
手を使う
とにかくバーチャルとかオンラインとかインターネットの空間で
擬似体験と称したものができるからこそ
もっと世界と触れ合えてほしいなとか
自分の表出を気軽にした方がいいなとか
そんな感じですかね
今回渡るが引用したのが
誰も欲しがっていないものを欲しがっている人を私は尊敬している
39:02
大抵はその逆だからだ
ビトンのバッグが欲しい
クリスマスにはチキンが食べたい
書店にはいかないけれど村上春樹なら読みたい
などと思っているのは
他の誰かがそれを欲しがっているから欲しいだけで
真に心の奥底から出てきたオリジナルの欲望とは違う
世間的な価値観など全く無視して
己の欲望を探求するものなど稀ではないだろうか
そもそも本当に欲しいものなど持っていない人がほとんどではなかろうか
だから一般的に見て良いですねと言われるアイテムを手に入れて
手っ取り早く空極さを満たそうとしているのだ
本日もありがとうございました
39:58

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