1. LIFE UPDATE │ YOHEI HAYAKAWA
  2. #76:「生物はなぜ『生きるの..
2022-08-23 37:00

#76:「生物はなぜ『生きるのか』」 │ 小林武彦さん(東京大学定量生命科学研究所教授)

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【「生物はなぜ『生きるのか』」】
「生物はなぜ『死ぬのか』」の理由は簡単で生きているから。
では「生物はなぜ『生きるのか』」。

見えざる力(知られざる力)によって生物は作られた?
偶然はなぜ生まれるのか?

不確実性の中に見える法則性。
生と死をさまざまな角度からお話しいただきました。

【プロフィール】こばやし・たけひこ/1963年生まれ。神奈川県出身。九州大学大学院修了(理学博士)、基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所を経て、東京大学定量生命科学研究所教授(生命動態研究センター ゲノム再生研究分野)。前日本遺伝学会会長。現在、生物科学学会連合の代表も務める。生命の連続性を支えるゲノムの再生(若返り)機構を解き明かすべく日夜研究に励む。海と演劇をこよなく愛する。著書に『寿命はなぜ決まっているのか』(岩波ジュニア新書)、『DNAの98%は謎』(講談社ブルーバックス)など。

生物はなぜ死ぬのか』(小林武彦/講談社)

【小林武彦さんへのインタビュー】
Talk.1 死は個人の終わりではない 〈8月2日(火)公開〉
Talk.2 生物学的に考える「自殺」と「戦争」〈8月9日(火)公開〉
Talk.3 人類史上最高の創造物とは 〈8月16日(火)公開〉
Talk.4 「生物はなぜ『生きるのか』」 〈8月23日(火)公開〉
再生リスト

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▼【早川洋平プロフィール】
はやかわ・ようへい/新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、髙田賢三ら各界のトップランナーから市井の人々まで広くインタビュー。近年は欧州を中心に海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。公共機関・企業・作家などのメディアプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を数える。『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』『横浜美術館「ラジオ美術館」』などプロデュース多数。 近年はユニクロやP&GなどのCMのインタビュアーとしても活動している。
https://linktr.ee/yoh.haya

▼【ナビゲーター・堀真菜プロフィール】
ほり・まな/現在、早稲田大学4年生。
コロナウイルスの流行により、人と会いづらくなったことを機に、zoomを通して色々な人の話を聴くことを始める。1年間で200人以上にインタビューを行い、聴くことの魅力に目覚める。
現在、勉強を教えない塾福幸塾と提携し「思考と対話の技術」の提供をする他、学生・若者向け対話サービス『workin’ talkin'』を立ち上げるなど、
対話、インタビューを通じて様々な事業を展開している。プロインタビュアーとして実績を積むため現在奮闘中‼︎
https://koushiro123.wixsite.com/manaroom

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【目次】
OPトーク
小林武彦が考える史上最強の生物
生まれ変わるとしたら……
人生のベストバイ
最後の晩餐で食べたいもの
生物学者が考える「偶然」
死後の世界は存在する?
理論上「生き返り」は存在する?
「生物はなぜ”生きるのか”」
今後の活動について
死ぬまでに成し遂げたいこと
EDトーク

▼関連キーワード
#小林武彦
#生物はなぜ死ぬのか
#講談社

Videographer/Editor : Kimi

00:01
インタビュー
こんにちは、HARIMONOです。
インタビュー、この番組はYoutubeとPodcast各プラットフォームよりお届けしています。
Youtubeのチャンネル登録、Podcastの各番組のフォロー、皆様よろしくお願いいたします。
そして、8月最後の放送です。早川さん、よろしくお願いいたします。
はい、お願いします。
世間は夏休みじゃないですか。
私、大学4年生なので、大学最後の夏休みなわけなんですよ。
よく、大学は人生の夏休みだとか言われますけど、
だから、きっと私は夏休みオブ夏休みをこれから過ごしていくというところで、
ぜひ、どんな風に楽しみたいなっていう風に思うので、
早川さんが大学4年生の時の夏休み、どんな風に過ごしてたんだろうっていうのを聞いて、
何かヒントを得たいなという風に思います。
夏休みそうしたかわかんないですけど、僕はとにかく旅ですね。
月並みですけど、やっぱり大学2年でアメリカ行って、
3年でタイ行って、4年でタイも行って、
でも最後は結構ベタに、やっぱり学生なんで金もなかったんで、
男どもたち3人で韓国に行って焼肉食べたりしたりみたいな感じだったんで、
やっぱり旅ですね。やっぱりそれは正しかったなと思って、
今もね、コロナでなかなかちょっと抑え気味ですけど、
後から振り返ってももっと行っとけばよかったなと思いましたし、
あの時の経験があるから、その後、飛行機表彰国ででも行くようになったかなと思いますので、
なんか旅じゃないですかね。
早川さんが一番オススメの海外はやっぱりイギリスですか?
ロンドンもいいですけど、最近またどっか行きたいなと思って、
結局巡り巡って、アイスランドですかね。
あ、なんかあれですよね、LU、LIFE UPDATE UNLIMITED。
あれ?
取り上げてますね。
温泉?
そうそう、ブルーラグンという世界最大の温泉がありまして、
ケイソかな、ちょっと忘れましたけど、白い感じですね。
ヨーロッパなんでね、水着で入るんですけども、
そこが非常にブルーラグンって有名で、オーロラもね、アイスランド見えますし、
ちょうどこれ流れの8月ですけど、結構9月がシーズン的には穴場でですね、
そんな超混んでるわけじゃないし、まだそこまで寒くないんだけど、
オーロラは結構見れたりするので、
マナさん今からね、間に合えば、今ヨーロッパ行くの結構めんどくさいですけど、
いろんなね、迂回とかするのかな、ロシアのことがあるかちょっとわかんないですけど、
03:02
まあでも、いろいろ都合がつくんであれば無理やりでも、
学生の時に行ったら最高じゃないかなというふうに思います。
人生変わると思います。
なんかどうしても国内は行っても、海外ってなるとちょっと怖さもありつつ、
わくわくもありつつっていうところなので、なんかあれします?
あの、飛行機検索します?早速これを。
いいと思う。レイキャビックというかケプラビック空港っていうところなんですけど、
やっぱり直行便は当然ないので、あの王子の主要都市から入れると思うので、
まあそういう意味ではね、自分の好きなところかな。
僕はまあロンドンとか好きだったんで、やっぱりその前も言ったかもしれないけど、
2年前に行ったときはロンドン入って、
あ、そうか、でもそれと別だな。
俺行ったのはもっと前だな。3年か4年前だったんで、
それはヘルシンキから行きました。
ヘルシンキからアイスランドエアで出てましたので、
だから、まあヘルシンキはね、たぶん成田か羽田が8時間ぐらいだから、
そこからどうだろう5時間ぐらいだから、
まあそんなしんどくなかったというか、まあ慣れちゃうとね、
まあおすすめですよ。
他にもこう、僕はブルーラグーンとオーロラ見ながら一つのホテルで原稿書いてたんで、
そういう意味ではね、そんな観光してないんですけど、
本当にアイスランドの国内にいろんな素晴らしいなんか、
もう調べてみ、YouTubeとかでアイスランドで、
すごい美しい、多分滝とかすごいのいっぱいあったから、
ぜひぜひ行ってきてください。
私の人生には海外のエッセンスが足りないので、
大学最後満喫したいなというふうに思います。
いいと思います。
ありがとうございます。
ということで、今回も本編に入ってまいりたいと思います。
今回は小林武彦先生のインタビューの最終回です。
早川さんいつもそのインタビューの最後に、
結構最近はベストバイ聞いてらっしゃるじゃないですか、
早川さんが聞く方聞く方、本当にベストバイない、
最近物欲がないっていうふうにおっしゃる方多いですよね。
早川さんもニュースレターの方に、
エッセンス先生で。
あれ、なんでなんですかね、単純に。
そうなんですね。
エッセンス先生のリンク貼っておくんで、
それもよかったら一緒に読んでいただければと思いますけどね。
小林先生はこの後聞いてもらえればと思いますし、
その前の藍坂さんもそうですけどね。
まずそもそもあんまり物欲がないというと、
その答えがね、ベストバイとかっていうのが結局、
そのものよりもそこに紐づく思い出だったりね、
人だったりが出てくるので、
なんか今の答えでいくと2つあるんじゃないですか。
やっぱある程度何がしかは極めた人とか、
トップランナーになってくと、
そのそっちの方に興味が行くから、
あんまり物そのものの欲がない。
そういう人は多いですよね。
っていうことが一つと、
本当のベストバイっていうのは、
06:00
今先に答えちゃいましたけど、
ベストバイなんですが、
哲学的ですけど、
物を聞いてるんですか、物じゃない。
だからその2つなんじゃないですか。
僕はそのね、
その方たちには投稿呼びませんけど、
でもやっぱりなんか、
あんまり物って出てこないよね。
藍坂さんのベストバイ聞いたときも、
なんか紹介していただいた、
オーディオですか、前聞いた。
いいけど別になくても、
人生困るじゃないですか。
そんなにガツガツしてる感じがないから、
これがトップランナーなのかって思う。
僕はトップランナーじゃなくて、
僕のベストバイ今思いついたのは、
先々週のエンディングで盛り上がりした
メキャベツの、
冷凍版じゃなくてですね、
ロンドンのスーパーで買って、
前も言いましたけど、
メキャベツの枝ごとみたいな、
メキャベツ、
それなかなか写真で誰か検索してもらえたりするけど、
メキャベツが手で持って、
茎みたいになって、
そこに50個ぐらいになってるみたいなね。
見ましたよ。
あと検索しました。
あった?
顔大きいマサリみたいな、
あの感じのフォームに丸いのが。
そうそうそう。
せっかく今交渉のいい話だったんですけど、
最後継続の話になっちゃいましたけど。
ここがトップランナーと、
トップランナーじゃない人の境目ということです。
トップランナーになるように精進したいなと思うところなんですけど、
今回のインタビューでは、
小林先生のパーソナルな部分に関するお話なども出てきているので、
ぜひ皆さまそちらの方も楽しんでいただければなと思っております。
ということで、
早川さんと小林先生のインタビュー最終回をお聞きください。
先生さっき昆虫お好きってありましたけど、
今日やっぱり個人的には伺いたかったんですけど、
小林卓彦先生が今日現在考えうる史上最強の生物は何でしょう?
定義は自由です。
今生き残っている生物は、
全て最強なんですよ。
要するにずっと生きているから。
さっきの話でいくと。
弱い強いは生物学者的にはなくて、
全て進化の頂点。
もう最高に進化したものが、
見た目はかなり違っていてもそうなんですよ。
ウニにしたって、
ヒトデにしても、
足からああいう形の生き物はいるんですけども、
内部的にはかなりバージョンアップしているかもしれない。
最高峰なわけですよね。
そうなんですよ。
我々と同等なわけですね。
あえて自分の好みも含めて、
こういう生き物っていうのは、
例えば何があっても生き残っているかなと思うのはやっぱり昆虫ですね。
やっぱりそこなんですね。
環境の変化に強い。
会社もそうですよね。
要するに変化してもそれに対応できるっていう会社が強いじゃないですか。
それと同じで、
昆虫もスーパー能力を備えていますので、
水の中にもいるし、
飛ぶし、
寒いところにもいるし、
暑いところにもいる。
かたがったり。
そういうような、
いろんなスーパー能力を持っているということでは、
昆虫が最強かなと思ったりもしますね。
ただ、昆虫の弱点があって、
09:01
これがある意味、
長所でもあったんだけど、
でかくなれないね、あんまりね。
昆虫っていうのは基本的に。
そうですね。
仕組みの関係で、
おそらくは、
ここも専門家がいたらツッコミ入れるところなんで。
たぶんそんな間違ってないですけども、
血管系が違うんですよね。
開放血管系っていうのが昆虫で、
僕らは閉鎖血管系っていうのかな。
要するに血管を血が流れるか、
体のところをザーッと血が流れるかの違いで、
例えばキリンって首がすごく長くて、
頭のてっぺんまで血を送るのって大変だと。
確かに。
でしょ。
でも血管があるおかげで、
ちょっとやればシューッと行くわけですよ。
血管があるから。
だから割とでかくなれるんですよ。
脊椎動物、われわれの仲間。
ただ昆虫のような節足動物っていうのかな。
周りが硬いやつが。
周りが硬い生き物っていうのは、
開放血管系で、
血管というよりも体液がジュワーッと浸透していって
流れていくような恵みなんですよ。
違いますね。
遠くのほうまで体液を送るっていうのは、
トンボのハエなんかは血管みたいな感じになってて
送れるんだけども、
全体的には昆虫っていうのは
大きくなるのはちょっと生理的な理由で
難しいのかなと思いますね。
大昔でも地球の歴史見ても、
例えば1メートルあるカブトムシはいないわけなんです。
多くても、
こんだけ多様な生き物がいる世界でも
一番でかいのがヘラクレスオオカブトムシ。
このぐらいですよね。
そういうのでものすごく大きくはならないんだけども
彼らはいろんな環境に適応しながら生きていくってことでは
早川さんのご質問の答えとしては
自分の趣味も含めて昆虫かなと。
特に先生のピンポイントはみんなわかんないかもしれないですけど
特にこの昆虫って挙げるとすると
先生が好きな昆虫になっちゃうかもしれない。
ピンポイントに名前を挙げるとしたら何ですか?
私はやっぱり変態っていうんですかね。
要するに卵から幼虫になってささぎになって
成虫になるような生き物が好きなんですよ。
好みのものね。
カブトムシとかクワガタとかね。
ああいうのがすごくドラマティックに変わるでしょ。
が好きなんですよね。
でも生き残るのはやっぱりゴキブリ。
すごいんですね。
ですね。ゴキブリは昔から似たような感じの生き物がいるし
人が増えても人と完璧に共存してる。
共存してるって言っちゃどうなのかわからないですけども
彼らは人の生活にもしっかり入り込んでいきますよね。
殺虫剤作ってもすぐ耐性になってくるやつが出てくるし。
すごいですね。
12:01
でも最強だから僕ら基本的には嫌いな人圧倒的に多いと思うんですけど
何か感じてるんですかね人間。
やられるぞみたいな。
彼らに支配される。
やられるはずないですけど、嫌いですよね基本。
でもやられてますよ。
食べ物についてたらもうちょっと食べたくなるでしょ。
ああって感じでしょ。
絶望感がありますよね。
極美保育館もおるともせず出てきちゃうやつもいますから。
すごい最高ですね。
ああいったようなたくましい生き物を
逆に見習わなきゃいけないですね。
極美る的な。
そうですね。
どのいかなる環境でも人工的な人が作った環境でも
全然ハッピーかどうかわからないけども繁殖してるわけじゃないですか。
そうですね。ビクともしてない感じがありますよね。
先生もし生まれ変わるとしたら何がいいですか?一つ。
人が一番いいんですけど。
人はなしです。
人以外をするとね、よく憧れるのは鳥ですね。
鳥。
飛べるっていうのと、何ていうかな。
なんか平和じゃないですか。鳥見てると。
平和。
平和。要するに木に止まって鳴いているとかさ。
大空で羽広げてふわふわと。
飛んでいるというか浮かんでいるようなのを見ると
なんとなく高みの見物みたいな感じでやってるしね。
すごくリスペクトしてます。
全ての生物をリスペクトして尊敬してますけども
鳥は特に見ててきちんとしてるなと思います。いろんな意味で。
結構大きな話してきましたけど、超文字通り物的な話ですけど
先生の人生のベストバイ一つあげるとしたら何でしょう。
別に高いものじゃなくても全然いいですよ。
基本的に私物は買わないんですが、好きなのはアウトドアなので。
要するに山登ったり海で泳いだりするのが好きなので。
釣り材を買うぐらいですよね。
ベストバイじゃないんだけど、前もさっきお話してたような
私もずいぶん前に母親が亡くなったんですよ。3年4年前かな。
87歳でそれなりの年だったからそんなに悔いはないって言ったらおかしいですけども
しょうがないかなっていう年齢だと思うんですけども。
最後死ぬ時に入院してたんですよ。
もうちょっとなかなか厳しいかな、退院するのは厳しいかなって言った時に
人って人だけじゃなくて、大型の動物って食べられない分
自分が食べられなくなると弱るんですよね。
要するに食事が取れなくなっていくと弱っちゃうし
最後は食べられなくなってなくなるっていうパターン。
これは人間だけじゃなくて他の生き物もそうなんですけども。
動物には食べるやつと食べられるやつがいて
15:00
食べる方は自分自身が食べられなくなってなくなってしまうんですよね。
ちょっと食欲がなくなって
私の通勤の途中に病院があったんで
毎日様子見に夕方に行くんですよ。
もう食べられないなって思ったんだけど
その時商店街の途中に病院に行くまでの駅からあって
たまたまうなぎ弁当が売ってたんですよね。
美味しそうな2000円くらいするのかな。
でもこんなの食べれないんだけど、食べれなかったら自分で食べればいいから
でもなんとなくうなぎ弁当を買いたくなっちゃった。
美味しそうだったから。母親も好きだったから。
買って病院に行って、お母さんご飯食べたって言ったら
まだまだって言って
でもいつもあんまり食べないんで
うなぎがあったから買ってきたんだよねって言ったら
美味しそうねって言って
ちょっと食べてみるって
ちょっとだけ食べてみようかなって
ほぼ半分くらい食べたんですよ。
うなぎって美味しいねって言って食べてて
久しぶりに食べてくれたなみたいな感じで
ご縁もしないでね。年取ってご縁すると
ガーンってなっちゃうんだけど
それもしないですごく美味しそうに食べてくれて
ほとんどそれが最後の食事になっちゃったんだけど
うなぎ買ってよかったなって思いますね。
うなぎ買ったそれがベストバイだね。
先生の人生の大事な瞬間と結びつくものがそうかもしれないですよね。
いろんなもの買うけども
人に感謝されて自分も買ったことで
すごく嬉しかったっていうのがそれですからね。
先生、今食べ物の話出てきましたけど
先生もいつか最後の日が来るわけで
最後の晩餐何が食べたいですか?
言ったみたいに最後が近くなった時には食べれないと思うんだけど
天敵されてると思うんだけど
食べて最後に食べたいなと思うのは
やっぱり普段食べてるものですよ。
今母親思い出したんだけど
母親が作ってくれた唐揚げだとかね。
それは信じられたかないんだけど
例えば私、妻がいて
パートナーがいてそのパートナーがいつも作ってくれる
私が好きなのは角煮。
美味しいですよね。
ご飯にも合うし、ワインとかビールにも合うし
そんなのを食べれて
そんな脂っこいものを食べれたらまだ生きれると思うんだけど
食べて死ねたら幸せだなと思いますね。
先生の本の中でも
結構さっきも選択、たまたま
あとこの中で偶然って結構出てきて
科学者、プロフェッショナルな方でも
最後偶然とかたまたまなんだみたいな
ちょっと思うところがあって
18:01
僕結構昔ドキュメンタリー好きだったのが
先生もご存知かもしれませんけど
ガイアシンフォニーって地球公共局っていうもので
その中でラブロック博士のガイア理論っていう話が
地球自体がもともとそれ自体が生命体のように
生きているみたいな話だったり
あと去年亡くなりましたけど
偉大なるサムシンググレートみたいな概念だったりとか
結構突き詰めると
そういうやっぱり見えざる力みたいな
そういうものってあるって
結構科学者の中でもおっしゃってる方多いと思うんですけど
とにかく宇宙誕生だったり
この本の中にもある地球誕生とか
現在みたいな偶然っていう要素も
ありすぎると思うんですけど
その辺りっていうのは先生どうお考えですか?
要するに神的なね
結局最後逆に言うと
神的スピリチャル的になるのかなって思っちゃうんですけど
それは僕は全然否定しなくて
全部を理解するっていうのは絶対不可能なので
いくら科学が進んでもね
神みたいな
よく知られざる力っていうか
偶然っていうのは僕は知られざる力だと思っていて
例えば10円玉を何回か飛ばしてやると
だいたい半分半分で出るでしょ?
あれだって偶然って言うけども
ある意味半分半分っていうのは法則だよね
だから偶然っていうのも法則なんですよ実は
偶然を作ったのは神様だとすると
やっぱり偶然起こるたまたま起こるっていうものも
その知られざる力
さっき神様って言っちゃったけども
知られざる力によって作られてるって言ってもいいかもしれない
例えば10円玉を何回やっても表しか出ない世界だったら
偶然は起こらないわけですよね
その偶然いろんなことが起こりうるっていう
ある意味カオスな状態ができるっていうのが
これが実は最大の法則なのかもしれないです
いつも同じじゃないっていう
確かにそれ自体も法則ですね確かに
だって氷の結晶だって何とかの結晶だって
同じですよ同じものなんだけど
そういうような世界も逆にあるんだけど
それからは多様性は生まれないし生物も生まれない
生物が生まれるっていうのは裏と表
コインを飛ばした時に裏表が1対1でグーと出ると
でも3回続けて表が出ることもある
でも4回続けて裏が出ることもある
もしかしたら10回続けて表が出ることもある
そういうのはあり得ることでしょ
ある意味偶然性っていうのが
たまたま何かを作り出すエネルギーになったかもしれないです
そうか面白いですね
これまさに死の話ですけど
先生立場上は難しい
これしょうがないでね
個人の小林武彦さんとして
21:00
亡くなった後の世界あると思いますか
これ別にスピーチャーの番組でも何でもないですけど
でもやっぱり先生が個人的にどう思われてるのかな
亡くなった後の世界はないですね
ない
意識も全部なくなる
ないですね
ただ何かの絆はあると思います
何かの絆
自分の記憶もないし何もないけども
何かの絆はあると思います
それは具体的には物質としては回ってるわけでしょ
私たちを作っている原子分子っていうものは
消えてはなくならないで
形を変えてどこかに現れるわけだから
完全に亡くなることはないってこと
おっしゃる通り
何かしらの絆はあるわけですよ
挙手的に地球を見た時に
生き物を見た時に
何かぐじぐじぐじぐじ動いている生き物は
我々もそうですよ
中国から見たら
いつも同じ量いるなと
あの交差点の前はいつも人手あふれている
でも交差点の構成理事という人は
確実に毎日違うし時間によっても
でも何かいるな的な絆はあるわけです
なるほど
だから個人個人っていうことで考えると
おそらく死んだりすると
消えてなくなってしまうんだけども
何かしらの絆はあるんだと思います
それずっと僕ら
昔から引き継いできているんだと思いますよ
ほぼ理解できちゃうんですけど
その言葉を絆っていうのは
どういうことなんでしょうね
要するにつながってるって意味ですよね
消えてないと
物質の循環としてっていうふうに言ったら
簡単だけども
その物質を循環させるっていう行為というか
現象そのものが絆なんですよね
私たちは偶然生まれたんだけども
パッと生まれたわけではなくて
ちゃんとその前振りがあるわけですよ
親とお父さんとお母さんが出会った
それも偶然ですよ
でもお父さんとお母さんがいなかったら
子供もいなかった
ずっと絆があるわけですよね
そのときに
じゃあ周りは全然関係ないかというと
私たちはいろんなものを食べて
それはだいたい生きているものです
その生き物の命をもらいながら
その物質を分解して
自分の体にしながら生きているわけでしょ
その人たちの命も
実は私たちの体の中で生きているかもしれない
そういう意味で
物質の循環っていうのを絆っていうふうに考えると
死んで記憶とかは消えてしまうんだと思いますが
何かしらの絆はずっと残るんだろうなと思います
ありがとうございます
今、詩のところでありましたけど
この本の中にも寿命の話とかいろいろあって
実は理論上はずっと死なないようなものもあるっていうものだけでも
すごく驚いたんですけど
理論上で構わないんですけど
一回本当に死んじゃったもの
生き物をよみがえらせることって
理論上可能なんでしょうか
その組織なり何なりが
壊れてない状態で保存されているのならば可能ですね
ただ技術的にそれが今難しいというだけであって
24:04
例えばクマ虫っていうちっちゃな虫がいるんですけども
それは凍らしても
真空にしても
宇宙に運んでも
また戻して水分を与えたりすると
戻って生きてきますよ
だから完全に止まってるんですよ
生命活動が
でもそれが戻る生き物もいるってことを考えると
小さいっていうのは一つの特徴ですけども
大きい生き物でも技術的にそういうことができれば
可能は可能だと思うんですよ
ちょっと凍らしとくかなみたいなことでね
実際ちょうど新聞かなんかでもありましたよね
人間が冬眠してみたいな
冬眠っていうのは実は生きてるんですけども
ゆっくり生命が維持されて
完全に冷凍っていうか
冷凍にした状態でも
そのうまいこときれいに冷凍して
きれいに解凍できれば
生命活動を維持できる可能性はあると思います
ただ技術的には難しい
SFで先生もお読みになったかもしれないですけど
3体とかプロジェクトヘイルメアリーとかでも
それこそプロジェクトヘイルメアリーって
この間まさに冷凍してとか
詳しいですねそちらの
いやいやそんな
3体のほうだったと思うんですけど
冷凍でそういうロジックであったと思うんですけど
やっぱり質問の意図としては
死んだものをって言っちゃいましたけど
もっと具体的に言うと
そういう意味で死者を
死せるときの状態が大事ってことになります
死んじゃうとすぐ脳とかが
細胞とかがどんどん分解していってしまうので
分解しちゃったら元に戻すのは無理
だから生きてる状態で
すごくうまい方法で
生命活動をピタッと停止させて
スイッチを切るように
でまた入れて戻すっていうのは
理論上は可能だと思いますし
小さな生き物だったら
できないことはないんじゃないですか
巣脇のクマムシの例もありますし
なのでなんかそう
亡くなった人を蘇らせるっていうのは
そういう意味では難しいですね今の話
難しいですねそれはね
だからこそ
最後の最後いきなり大テーマになっちゃうんで
一言で難しいかもしれませんが
このタイトル生物はなぜ死ぬのか
ですけど生としては裏返しだと思うんですけど
改めて小林卓彦先生に聞きたいんですけど
生物はなぜ生きるのか
なぜ生きるのかか
なぜ死ぬのかは簡単で生きてるからなんです
なぜ死ぬのかは簡単で生きてるからなんです
なぜ生きてるのかっていうのは
先ほど石間さんの話をした
進化が生物を作った
なぜか分かんないんですけども
偶然ですよ偶然の神様ね
それが進化のスイッチを
地球上でオンにしちゃったんですね
作っては壊し作っては壊し
っていうサイクルを
ポーンと肩を叩いて
RNAっていう虫さんですけども
ポーンとRNAの肩を叩いて
それを回しちゃったんですよ
それは富士山の上から小さな石ころを
転がすようなものかもしれない
その石ころがどんどんどんどん
転がっていくときに
周りの石を巻き込んで
27:01
もっと大きな流れになるかもしれない
でかい石ころになっちゃうのもあるかもしれない
途中で雪を絡めるのもあるかもしれない
そんなような中での
途中の段階が
転がっている段階が
たぶん私たちが生きている
ということなんだと思います
ですからなんで生きているかっていうのは
止まってないからなんですよ
なるほど
死んじゃわないから
その時にポーンと偶然の神様が
進化のプログラムをオンにして
戦いをしたその勢いが
富士山の
私静岡に住んでるから富士山の例えで
もう教師なんですけど
富士山の上から転がる石のようにして
その途中が生きている状態
ずっと来たらそのうち止まっちゃったら
それは死ぬということなんでしょう
先生これ流れの8月なんですけど
その時点で
何か新しい本とか今後
出そうとしている本ってあるんですか
ほぼないですね
それは先生意図的に出さないんですかね
あのね
忙しい
今日も恐縮です
忙しいというのは嘘で
本を書くのは主な仕事ではなくて
もちろん存じてます
大学の教員で
その本を書くのは3年ぐらいかかっていると思うんですよ
そうなんですね
出すとしたらあと数年後ですかね
一冊は
その続編みたいなのを
もしかしたら秋ぐらいに出せるかもしれない
もうちょっと書きたいこともある
その続編みたいなのを
書くかもしれませんけど
それ以外は
図鑑の監修だとか
何かお手伝い的な
仕事はありますが
メインに自分が
書くようなのは
その続編みたいなのを秋に出すかもしれないです
そういう風に言って
1年2年にあっという間に
立つことがよくあるので
小林武彦さんは
これ書手でもいいですし個人でもいいですけど
まさにあえて死ぬと言いますか
死ぬまでにこれだけは成し遂げたいことって
何でしょう
成し遂げたいことっていうのは基本的にないんですよ
ない
もちろん自分の仕事は成し遂げたい
ただそれは定年までだよね
ここで定年になっちゃうとできないので
それまでに
例えば私は老化の研究をしているんですけども
DNAというか
ゲノムが壊れてくると
昔から同じで
遺伝物質が壊れると死ぬんですよ
それを繰り返してずっと進化してきたんだけど
今でも
やっぱり年を取ってくると
ゲノムの情報はだんだん壊れてきて
それでガンになったり
老化したりするんだけども
壊れてきた時に
なんで老化スイッチがオンになるのかな
というのが
それが自分の解きたいテーマで
それを日夜
先ほど宇宙にどんどん行けばいいって話はしましたけど
私の宇宙は実験室の中にあって
その老化シグナルが
いかに生物を老化させて
細胞の場合には
古い細胞は殺して新しい細胞と入れ替えさせるんですけども
そういうことが起こっているのか
というのが解きたいですね
30:01
どうしてもね
ただそれは研究者としての自分の
成し遂げたいことで
自分の生き物としての成し遂げたいことは
正直特になくて
だんだん深夜に近づいてくるので
深夜の役割っていうのがあると思うんですよ
それぞれの世代で役割があると思うんですよ
若者は若者の役割
中堅は中堅の役割
シニアにはシニアの役割
私は
社会ってことを考えた時には
シニアの役割ってすごく大きいと思う
どうしてかっていうと
ガズガズしてないから
本来はね
若い人はね
ガズガズしてていいの
偉くなろう
好きな人と結婚しよう
金持ちになろうでいいんです
ただそういう人全員だと
実際社会っていうのはうまくいかないんですよ
ある意味
そういう経験を知って
自分はそんなに私欲がないぞ
というような人が
バランス取らないと
社会ってうまくいかないんですよ
だから若い人には若い人
中堅には中堅の
シニアにはシニアの役割があって
それで社会って結構バランスよく
なってると思うね
だから人生全てっていうのは
自分は好きなことをやっていって
できれば幸せだし
シニアになっていったら
シニアの役割を突き詰めたいなと思います
シニアはこうあるべきだ
こうあるべきだったら
おこがましいんだけども
私の中では
シニアの役割はこうだ
それがねまだね
定着しないの
今すごい勢いでシニアが増えてるでしょ
その中でシニア自身も戸惑ってるし
社会全体も戸惑ってる
その中でシニアがこうあると
社会全体がうまく回りますよ
みたいなのを
模索しつつ実践したいなと思ってます
実はこの生物はなぜ死ぬのか
最後の方にもね
先生の思いもさりげなく入ってますよね
でしたかね
はい
番組からインフォメーションです
これまで100以上の番組をプロデュースし
累計ダウンロード数3億の
早川さんが教える
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詳しくは概要欄をご覧ください
そしてもう一つお知らせです
早川さんと参加者の方が
お気に入りの本をシェアし合う
8月24日の金曜日
明日ですね、Zoomで行われます
早川さん、本の紹介お願いします
はい、僕の人生を変えた
一冊と言っていいと思います
ゲアリー・テラーさんの
One Thing
一転集中がもたらす驚きの効果ということで
この本についてみんなで取り上げつつ
楽しめればという風に思います
8月24日金曜日夜7時からです
33:01
みなさんご参加をお待ちしております
さあ
ここでですね、僕から
お知らせがあります
このインタビュー、去年から
マナさんと色々お付き合いいただいて
やってきましたが
僕の方で
インタビュアーとしてより腕を磨くために
今後ちょっと
修行の旅に出て
しばらく不定期の
配信とさせていただければと思っています
さらに
精進してみなさんの人生の
アップデートをできるような
色んな形で
インタビューを伝えていきたいと思いますので
引き続き応援していただけたら
という風に思っています
なお今後の情報等については
僕の
無料のニュースレターで
適宜お知らせしていきたいと思いますので
もし登録していない方は
概要欄の方から
ご登録いただけたら嬉しいなという風に
思っています
ということでね、マナさんにも
相当数お付き合いいただきましたけど
どうですかここまで
ご一緒いただいてきて率直な感想
いやーまずめちゃくちゃ楽しかったです
なんかまずもともと
早川さんのことをずっと憧れていた
っていうところから
失望しなかったですか?
全くですよ
声かけていただけた時もものすごく
嬉しかったですし、そこから毎番組で
ちょっと私はいつもより
皆さんより前に
インタビュー拝見させていただくんですけど
こういう風に質問してるんだ
本とかも早川さんのおかげで
いろんな知識を得ることができましたし
もうここで
二人でトークを繰り広げるのも
ものすごく楽しかったですし
そうしてすごく楽しくて
いい経験をさせていただきました
本当にね、一人じゃ僕
喋れませんので、インタビューはね
仕事ですけど一人で喋るのがすごく苦手なんで
本当にね
マナさんには助けてもらいっぱなしで
ありがたい限りだったんですけど
逆にね、せっかくなので
マナさんも大学4年生ということで
今後の抱負?
何言っても言い放題でし
やっぱり若いのでね、まだまだ
先があると思いますので
どんなことでもいいんですけど
今後の抱負をせっかくなのでいただければと思います
改めて
プロインタビューは
聞くっていうのを専門にして
いろんな人の話を深掘れたり
気持ちを深掘れたりっていう人になりたいな
それを発信できる人になりたいなっていうのも
思いますし
MCっていう形で
番組に入らせていただいて
こうやって番組を進めるとか
自分の話をするとか
こんなに面白いんだって
新たな楽しさを発見したので
今後
ラジオパーソナリティとか
そういう系統になるんでしょうか
そっちの方も興味が湧いてきたので
今後ますます
コミュニケーション
コミュニケーションのプロフェッショナルになっていきたいな
という風に私は思っております
楽しみですね
まだ20代で若いですから
本当に可能性が無限大
36:01
っていう感じがしますので
それこそYouTubeとかPodcast
ラジオ
テレビとかもあるかもしれませんけど
また番組を持った時には
ぜひゲストで呼んでください
お邪魔させてください
ということで
皆さんご視聴いただいて
ありがとうございました
またどこかの形で
不定期ですのでお届けすることもあるかと思いますが
楽しみにしていただけたらと思います
ということで
マナさんそしてご視聴者の皆さま
どうもありがとうございました
それではまた
37:00

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