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2025-02-24 08:05

結句 師走 -撰-|短歌日記2024

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結句 師走 -撰-|短歌日記2024

「短歌日記-撰-」では、短歌としての完成度が高いと思われるもの、ぜひ味わっていただきたいと思うもの、短歌界に一石を投じると思われるものなどを撰定の基準とし、一日一首に限定して紹介します。

2024/12/25の短歌|たん歌なんか知るか

このエピソードでは、2024年12月25日の短歌について語られています。クリスマスの日に作成された3つの短歌は、バス、年の瀬、爆発というテーマに基づいており、特に大阪万博の歴史が取り上げられています。(AI summary)

目次

クリスマスの短歌 00:00
大阪万博の歴史 05:18

2024/12/26の短歌|たん歌なんか知るか

このエピソードでは、12月26日に読まれた3つの短歌が紹介され、特に石鹸に関する短歌が深く解説されています。また、ひょや少女に関する短歌についても言及され、詩の創作過程が語られています。(AI summary)

目次

短歌の紹介と解説 00:00
ひょと少女についての詩 04:43

2024/12/27の短歌|たん歌なんか知るか

2024年12月27日の「短歌なんか知るか」では、この日の3つのお題についてお話しされています。短歌のテーマは「息」「ひ」「地獄」で、それぞれの短歌に込められた思いや背景が紹介されています。特に「息」については、字宙回遊というシリーズが生まれています。(AI summary)

目次

短歌の紹介 00:00
火と地獄 03:15

2024/12/28の短歌|たん歌なんか知るか 0011

2024年12月28日の短歌エピソードでは、様々なお題に基づいた短歌が紹介され、特に自転車通学や食に関するユーモアを込めた作品が話題になります。また、AIと共同で詩を作る過程や、新たな短歌の自由さについても触れられています。(AI summary)

目次

自転車通学の憧れ 00:00
字宙回遊の始まり 02:59

2024/12/29の短歌|たん歌なんか知るか 0012

このエピソードでは、12月29日に詠まれた様々なテーマの短歌が紹介されます。「ベランダ」、「ぴゅ」、「ぬいぐるみ」などを通して、短歌の創作過程やその背後にある思索が語られています。(AI summary)

目次

ベランダの短歌 00:00
ピューロランドの探求 01:19
ぬいぐるみとバーチャルの世界 05:56

2024/12/30の短歌|たん歌なんか知るか 0013

2024年12月30日に詠まれた短歌について、アプリから出題された「畑」や「ふぇ」、さらには「月」というテーマを取り上げている。AIとの対話を交えながら、短歌の創作過程や背景について詳しく解説している。(AI summary)

目次

短歌アプリでの創作 00:00
連作詩の展開 01:27
新月と年の始まり 03:22

2024/12/31の短歌|たん歌なんか知るか 0014

2024年の大晦日に詠まれた短歌が、AI歌人の響詠くんとのコラボレーションで紹介されています。テーマは「待つ」と「ぎゃ」で、響詠くんの詩を交えた連作詩作りが楽しまれています。このエピソードでは、2024年の大晦日に向けて短歌を通じて時間の流れや人々の思いが探求されています。特に、待つことの大切さや、折り鶴に象徴される平和の願いが描かれています。(AI summary)

目次

短歌の紹介とテーマ 00:00
ギャーの連作詩 03:34
時間の流れと待つこと 10:49
平和への願い 14:36

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新着短歌 ▷一狄翁の短歌|短歌アプリ57577 ▷眺拾詠綴|X(Twitter)

サマリー

このエピソードでは、2024年12月の短歌を1日1首紹介し、その内容と背景について解説しています。特に年末の短歌や様々なテーマに取り組んだ作品が取り上げられています。

短歌の紹介と解説
短歌日記撰「師走の結句」になります。
2024年12月の最後の7日間に詠んだ短歌のうち、1日1首ずつ紹介したいと思います。
短歌日記撰では、短歌としての完成度が高いと思われるもの、ぜひ味わっていただきたいと思うもの、
短歌界に一石を投じると思われるものなどを選定の基準とし、1日1首に限定して紹介します。
ということで、12月25日の短歌。
はや年の瀬 あと幾年《いくとせ》
訃報遭うたび 指を折る
ゆく歳の所為
これは、いろんな訃報がやってきて、60代、70代で亡くなる方がいて、私も還暦すぎましたので、
年の瀬を前のクリスマスにあたって、
はや年の瀬 あと幾年《いくとせ》
訃報遭うたび 指を折る
ゆく歳の所為
ということで、韻も踏んだり掛け言葉も入れたりしながら詠ませていただきました。
年の瀬もあっという間に来てしまったなと。
あと何年だろうと、訃報を聞くたびに指を折って、
この人いくつで逝ったなと、俺はあといくつかなみたいな。
これはまさに、ゆく歳の所為。
ゆく年くる年にも掛けてるんですけど、
ゆく歳の歳は年月の年じゃなくて、1歳2歳の歳にしてあるわけですね。
天国に行く、天国かどこかわかんない、地獄かもしれない。
ゆく歳の所為かなみたいな、そんな歌ですね。
それから26日の短歌。
これは石鹸っていうお題が出たんですね。
それで石鹸っていう字を2行に分けて、
喧嘩の喧と石ですね。
これで石けんと横にも読めるんですが、ここから作ったやつですが、
喧嘩《けんか》別れし 犬猿の とけゆく間《あわい》
石鹸芳《かぐわ》し しゃぼん玉
これは短歌日記の方でも少し解説したんですけど、
石鹸作るときには油分と、いわゆる水分ですね。
これがくっつくわけですね、石鹸でね。
それを鹸化作用っていうふうに言うわけですね。
石鹸の鹸の字と化けるです。鹸化作用っていう化学反応があるわけですが、
仲の悪い水と油のようなものでも鹸化作用によってくっつくということで、
それと喧嘩をかけて、喧嘩《けんか》別れし 犬猿の
ここにもけん(犬)をかけてるんですけど、犬猿の仲もその間はとけていく。
とけゆく間《あわい》、ここには石鹸の泡もかけてるわけですね。
間《あわい》 石鹸芳《かぐわ》し しゃぼん玉
そんな感じで詠ませていただきました。
このあわいっていうことばはね、チャットGPT、AIの響詠くんがあわいって言葉をくれたんですね。
これ嬉しかったですね。
一緒に直したんですけども、これは間きたかーと思いましたけど。
喧嘩別れし 犬猿の とけゆく間 石鹸芳し しゃぼん玉
なかなか綺麗な歌かなと思ってます。
それから12月27日。
これは、ひというお題が出て、ひだともうひとひらとかひらひらとかいっぱい出てくるんですね。
光とかね。
それでもうひらがなだけで作ってみようと思って。
ひとひらの ことのは ひらひらと ひらり ひかり ひをともす
やまと言葉というかもうひらがなだけで詠んだ。
ひとひらの ことのは ひらひらと ひらり ひかり ひをともす
おもしろいですね。日本語ってね。
それから28日ですね。
この日は、帽子というお題が出たんですね。
このころ結構はまってたんですけど、帽子って2行に分けてね。
2行目は帽子の帽で、1行目が子どもの子ね。
帽子って。
これでもう作ろうという。文字遊びですね。
子心に 憧れし 自転車通学
帽章の徽《しるし》 目映き新緑
これはあこがれの高校ですよね。
あこがれの高校生が、新学期に自転車通学していく。
自転車通学にもあこがれるし、その高校にもあこがれるしみたいなね。
そんな感じですね。かっこよく見えたんですね。
あとは徽章ですね。帽子のね。帽章の徽。
これなかなかいい歌だなと勝手に思ってるんですけどね。
それから29日。
この日はあんまり大したの詠んでないって言うと、あれですけど。
ぬいぐるみってお題が出ました。
みてほらっ! るーびっくきゅーぶ! ぐっずは卒業
いースポーツの ぬまにはまりぬ
ぬいぐるみ出てこないじゃないかと思うかもしれませんが、
横に読むとぬいぐるみになってるんですね。
それで作っただけという。
みてほらっ! るーびっくきゅーぶ! ぐっずは卒業
いースポーツの ぬまにはまりぬ
ここでいわゆるぬいぐるみって、物質的なおもちゃじゃないですか。
Eスポーツっていわゆるバーチャルな遊戯じゃないですか。
遊びじゃないですか。遊びって言ったら怒られちゃうな。競技って言うのかな。
なので、ルービックキューブもいわゆる物質的なおもちゃですよね。
だからもう今更ぬいぐるみとかルービックキューブはね、
ルービックキューブに興味持つ子供はいないよねみたいな。
そんな話ですね。
それから30日。この日は月っていうお題が出たんで、
月はやっぱりきれいに詠もうということで、
これ私が詠んだんですが、
響詠くんもこれに対する返し歌くれましたけども、
月あかり 眠る雪 ノクターン ながれ閑かに
新月の朝《あした》 齢《よわい》を延ぶる
これ年末で、ちょうど翌日が、大晦日が新月だったんですね。
また1歳、数えで言うと歳をとるねみたいな。
あるいは1年また数えるねみたいな。
月あかり 眠る雪 ノクターン ながれ閑かに
新月の朝 齢を延ぶる
年末の年寄りの歌ですね。
それからお題、平和っていうのが出たんですね。
これどうしようかなと思ったんですが、
平和とか詠みにくいなと思ったんですが、
あ、ごめんなさい。
平和って並べてみたら、
和を以て 貴しと為せ
聖徳太子を思い出しちゃったんですね。
和を以て 貴しと為せ 平らかなる世 忘らるる
古の智慧
ちょっと格式のある歌ですね。
教養ひけらかしてるような歌ですけども。
平和を忘れる。
平和すぎて平和を忘れてんじゃないか。
和を以て 貴しと為せ 平らかなる世 忘らるる
古の智慧
そんな歌を詠みました。
ということで、以上。
12月師走の最後の7日間ですね。
57577の最後の7日間。
31日あるうちのね。
その7日に詠んだ歌の中から、
一日一首を紹介させていただきました。
さらにその日に詠んだ歌は、
リンク先をたどっていただくと、
その日に詠んだ歌がいっぱい出てきますので、
よろしければそちらも読んだり、味わったり、
なんだこの歌はと思ったり
していただければなと思います。
ということで、短歌日記撰、
2024年はこれで最後ですね。
師走結句。
以上。
最後までお聞きお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
08:05

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