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入国審査は「台湾」?「中国(台湾)」? 譲れない頼清徳総統
2026-03-23 11:33

入国審査は「台湾」?「中国(台湾)」? 譲れない頼清徳総統

毎日新聞特派員や外信部長の経歴をもつ元RKB解説委員長・飯田和郎が、中国をはじめ東アジア情勢について、歴史的・文化的背景についても触れながら解説します。

田畑竜介
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サマリー

韓国のオンライン入国申告システムで、台湾の表記が「中国(台湾)」とされている問題について解説。台湾側はこの表記に強く反発し、中国本土や香港、マカオと同じ括りで扱われることに不満を表明。台湾の頼清徳総統も言及し、韓国側に表記の修正を求めている。台湾は対抗措置として、韓国籍外国人の身分証明書の国籍表記を「南韓」に変更するなど、外交上の対等主義で臨む姿勢を示している。この問題は、両国のアイデンティティや中国との関係性にも関わる複雑な様相を呈している。

韓国の入国審査における台湾表記問題
日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するコーナーです。
月曜日の担当は、元RKB解説委員長で、福岡女子大学副理事長の飯田和雄さんです。
飯田さん、おはようございます。
佐藤さん、橋本さん、おはようございます。
アメリカ、それにイスラエルとイランの間で武力衝突も続いています。
その中で、日本時間の先週土曜日に、ホワイトハウスで日米首脳会談も開かれました。
今日もお話を取り上げています。
イランや中国への対応について、高市総理の一定の評価もある一方、
日本のすぐ近くでも別の摩擦が生じています。
そんなお話を伺っています。
韓国と台湾の話です。
佐藤さんはお詳しいですけど、韓国と台湾といえば、
先日のWBCで、1ラウンドで対戦しましたよね。
台湾が5対4で韓国を下したんですが、そういう話じゃないんです。
では、どういったお話でしょうか。
海外旅行に関する話です。
私たち海外旅行で目的地に着くと、空港や港で待っているのが入国審査ですよね。
例えば、飛行機の中で事前に来られたり、
空港に置かれた入国カード、アライバルカードに書き込むことになります。
最近はオンラインで事前に申請するシステムが主流になっています。
書き込み式であれ、オンラインでの選択式であれ、
どこから来たのかという質問と、
滞在の後に次の目的地はどこかという、
お二人とも同じですよね。
福岡から飛行機乗ってソウルに行くと、福岡であるとか日本、そういう記入するものですよね。
韓国の場合、現在のオンラインの入国申告システムなら、
日本とか英語ならジャパンというのを選ぶんですよね。
ところが、台湾から来た、また次に台湾に向かう、
オンラインの場合、入力する欄の選択肢がこうなっているんですよ。
チャイナで丸括弧台湾と表記されていることが、今問題になっています。
丸括弧台湾ですか。
日本に置き換えると中国、ちょっと岩というか、
そういったところに台湾が反発しているということですか。
そうですね。韓国での場合、オンラインの入国申告システムなら、
英語のアルファベット順なんですよね。
次に、チャイナの後に丸括弧で香港。
さらにその下に、チャイナの後に丸括弧でマカオ。
そしてその次が、チャイナの後に丸括弧で台湾ってあるんですよ。
台湾も同じようにということですが、
中国本土、中国の特別行政区の香港とマカオと続いて、
台湾というふうに並ぶと、やっぱり台湾サイドは今いろんな状況もありますが、
落ち着かないというか、愉快じゃないということなんですよね。
台湾の要求と韓国の対応
台湾と韓国の摩擦は、昨年末以来ザワザワしてまして、
当然台湾サイドは香港やマカオと違う表記、
つまり中国、チャイナと切り離した表記にするよう、
韓国側に修正を求めてきたんですよ。
問題が大きいのか、台湾のトップである賴清徳総統自らが、
台湾に言及してきました。
そういった動きもあって、韓国サイド対応はどういうふうに出てるんですか。
これまでのところ、前向きな対応がないようなんですよね。
豪に足した台湾は、先週の18日に韓国側にこんな通告を出しました。
台湾のオンライン入国申告システムも、相応の措置を取るということなんですね。
そういうことですね。外交上の対等主義というか、
相手が決めた措置と同じように措置を取るということなんですよね。
これには今月末、つまり3月末という期限を設定しています。
具体的には韓国と同じように、どこから来たのか、
さらに予定する次の目的地はどこかという欄を変えようとしてるんですよね。
韓国側がチャイナの後に丸括弧台湾としていて、
台湾サイドは韓国ではなく、これはどう表記するんでしょうか。
すでに出てまして、漢字二文字で言うと南韓、南の韓国なんですよね。
これは朝鮮半島の南側、南半分の韓国という意味だと思うんですけど、
ただ地理的な南側というだけではなくて、韓国の憲法にはこんな表現がありまして、
大韓民国は統一を志向していると書いてあるんですよ。
具体的に朝鮮半島の統一を目指しているわけで、
この問題になっている南韓、南の韓国とはある意味国家として不完全な韓国とも読み取れるわけなんですよ。
だからその南韓の表記ですけど、台湾サイドは対抗措置として、
すでに別の方法でやり始めてるんですよね。
歴史的背景と現在の懸念
それは具体的にどんな措置なんでしょうか。
台湾に居住する外国人に発行する身分証明書なんですよね。
例えば韓国籍の外国人に発行する居留所の国籍の欄は、これまでは韓国だったんですけど、
先ほど言ってきた南韓、南の韓国にすでに変更してます。
今月1日から実施しているんですよね。
台湾が対峙するのが中国で、中国が後ろ盾になってきたのが北朝鮮でというのがあって、
そして北朝鮮と韓国は北位38度線挟んで緊張状態。
韓国と台湾の間に正式な外交関係ないものの、
それがアメリカ、日本と同じ自由主義陣営の一角にあるのに、
いろいろとごちゃごちゃになってしまってるんでしょうか。
そうですね。歴史を振り返ると韓国が台湾と外交関係を断絶して中国と国交を結んだのは、
1992年の8月なんですよね。
日本で見ると日本と台湾の断交、日中国交正常化が1972年だったから、
この韓国と台湾の断交っていうのは20年も後のことなんですよ。
今佐藤さんがおっしゃったように、政治学や歴史的に見ると、
韓国と台湾っていうのは反共、共産主義に反対する、
共に共産主義に対抗する、同じ志を持つ同志でもあったわけなんですよね。
ただ、台湾サイドには今こんな懸念も出ていますね。
それはどういったことでしょうか。
韓国の今の大統領、イジェミョン大統領なんですが、
中国との関係強化を進めています。
振り返ると、イジェミョンさんの前の大統領だったユンソニョルさんは、
中国との間で距離を置いたんですけど、今のイジェミョンさんはそうでもないんですよね。
そして今回の摩擦になっているオンラインでの入国申告システム、
チャイナの後に丸括弧で台湾。
これは中国にとっては望ましいもので、台湾からすると、
韓国のイジェミョン政権が中国に日寄ったんじゃないかっていう、
そういう疑念が出てきているわけなんですよ。
そういう見方になりますよね。
今後の展望とアイデンティティの問題
この韓国と台湾の間の火種は、今後どういうふうになりそうなんでしょうか。
台湾サイドは、こうやって怒っているんですけど、
韓国サイドにこうも言っているんですよね。
台湾と韓国の民間では長年にわたり、経済や文化、観光、人的往来などで密接な交流があり、
良好なやり取りがなされてきた。
それに続いて、こういうふうに前書も求めています。
多くの台湾人旅行客が訪問する国の一つが韓国。
台湾は韓国の人々との友好関係を重視している。
とはいえ、韓国も一旦決めたものを台湾サイドにまた応じると、
チャイナの後にまるかく台湾。
そういう表記をまた変えてくると、中国は今度は反発していきますよね。
はい、おっしゃる通りですね。
台湾の賴清徳総統は繰り返し言ってるんですけど、
中華民国台湾は主権を持つ独立国家であると。
中華自民共和国とはお互いに隷属しないと言ってるんですよ。
我々日本人には、どこから来たの、どこに行くのの表記って、
大した問題じゃないじゃないと思うかもしれないんですけど、
台湾の人たちにとっては、アイデンティティには関係することなんですよね。
またトップである賴清徳総統にとっても、
外交的な出展になりかねないっていう問題をはらんでます。
台湾側が設定したリミットが3月末ってことなんで、
あと1週間後に迫ってくるんで注目したいですね。
中国の動きというところも、今世界に及ぶ影響も、
特にこのアジア圏のところの関係性がまた混沌としたものが見えてきました。
元RKB開設委員長で福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんでした。
飯田さんどうもありがとうございました。
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