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2023-10-03 18:21

王道SF『幼年期の終わり』#1

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  • ミステリー要素のある、ファーストコンタクトSF

  • 中間管理職SF

  • 力の平和的な使い方(太陽を止める)

  • 実写化について

  • フィンランド人という位置づけ

  • ポーランド人作家やポーランドの位置づけの話

00:13
ちょうど2分前くらいに読み終わった。
よし、じゃあ熱量たっぷりで1時間いきましょうよ。
こんな話だったのかと思って。
Mikiさんはいつ読んだんですか、最初? 今回初めて?
初めてはないはずなんですけど、
なんか全然結末が覚えてなくて、最初の方しか覚えてなくて、
もしかして、最初の方だけ読んで脱出したんじゃないかって思っている。 昔読んだ時は。
私もこれ、幼年期の終わり、名作じゃないですか。
面白かった。
すごい面白いなぁと思ってたんですけど、よく紹介される方って、
地球ってある種の、なんて言うんですか、牧場じゃないですけど、育てる対象で、
育ててくれてるすごい人たちがいて、
そこに突然、宇宙人が、保護者たる宇宙人が来て、
ドッタンバッタンみたいな話ですって聞いてたんですけど、
なんかそういう話なのかって、読み終わりは思いましたね。
全然そういう話ではない感じがした。
1952年?53年?
52年ですよ、こんなの作っているの。
すごいですよね。
Mikiさんがこの本を、
なんて言うんですか、高校生とかの後輩に、
幼年期の終わり、ちょっと読んでみたいなと思ってるんですけど、
Mikiさんって、これってどういう本なんですかって言われたら、
どんなふうに紹介をしますか?
えー、難しいですね。
ファーストコンタクトでセーフというか、
救援生命体との交流ものではあるものの、
戦いとかそういう構図ではなくて、ちょっとミステリーチェックが、最後、
なんで彼らがやってきたのかっていう謎が、最後になるまで全然明かされない、
ちょっとミステリータッチもある、ファーストコンタクトSFだよ、みたいな感じかな。
あー、ミステリータッチのある、なるほど。
あ、確かにそうね。
そうね。
そうか、それはすごくいい説明かもしれないですね。
ミステリータッチのSFか。
それはすごくいい説明かもしれないな。
なんかそう、語彙力のなさが、そういうシンプルなまとめ方になっちゃいましたけど、
まあそう、そういうことか。
なるほどね。
私、読みながら感じてたのは、
中間管理職の被害みたいなことをすごい感じていて、
03:03
あ、はいはいはい。
なるほどね。
そこで寄せますか。
私は基本的にサラリーマンモロとして楽しく読んだんですけど、
はいはいはい。
なんかちょっと最初こう、なんて言うんでしょうね、
こうイキった新卒みたいなのがいるわけですよ。
俺たち万能みたいな感じで。
そうそう、そこに入ったイキった新卒ね、ほんと。
えー、そうそうそう。
で、ちょっと多分死者とかに配属されてて、
俺イケてるみたいな、なんて言うんですか、
例えば、まあ私長野生まれなのでうまくこう、
あえて長野で舞台で言うと、
新州大学卒業して、
ちょっとなんか、なんて言うんですか、
いい感じにこう、働いてたら、
突然会社が買収されて、
なんか東京からめっちゃ賢い人来たみたいな。
はいはいはいはい。
で、なんかいろんなことを指導してくれて、
なんか気づかないうちにめっちゃいい感じにしてくれるみたいな。
え、いいじゃんみたいな。
ただなんかその、毎回ズームでしか話さなくて、
なんか毎回画面をオンにしてくれなくて、
どういう姿かわかんないみたいな。
そうそうそう。
どういう人なんですか、見せてくださいよみたいな、
死者の人はめっちゃ言ってんだけど、
いやちょっと色々あって見せられませんみたいな。
はいはいはいはい。
はいはいはいはい。
で、ある日覚醒した、
もっと若いやつが死者に入ってきて、
なんか色々あって、
その時の中間管理職の心持ちというか、
悲しいなみたいな、
を読んでいる。
全く中間管理職って言葉出てこないんですけど、
そういうのを感じた。
確かに中間管理職SFじゃない、これ。
とも言えるね、ミステリーとスタッフとも言えるし。
中間管理職とこの、
4年期の終わりで出てくるのかな、4年期の終わり。
あーでも中間管理職って表現してる人はいるな。
あー。
中間管理職の悲哀って書いてる人もいます。
私はもう4番センジ、5番センジ、2000番センジでしたわ。
いや奥行きのあるSFですね。
うん。
みきさんこの独語感、
今ホヤホヤだと思うんですけど、
読み終わって今この瞬間、
一番印象に残ってるシーンはどこになるんですか?
うわ、いなくなっちゃった。
っていう独語感が今一番強いですけど、
はぁー。
なんだかんだ衝撃的だったのが、
最初の方で初めてオーバーロードが出た時に、
その安定を地球に住むゲボクどもを
比例するために何をしたかっていうので、
太陽を止めるっていうやり方があったじゃないですか。
うん、そうね。
あれ結構印象的でした。
太陽を24時間止めたことにより、
もう人種差別がなくなったっていうくだり。
人種差別が全然なくならない
南アフリカっていう国の上だけ
太陽なくすってやつですよね。
06:00
そう、ケンタウンだけ太陽が出なくなる。
そういう平和のための利用の仕方があるんだなっていう
序盤ですよね。
パワーがあることを一瞬で
何も登場人物にも理解させる技。
そうなんですよ。
そういう暴力的じゃないですか。
こんなことは、
こんなオーバー大規模なことっていうのは
結構暴力的になったら信じられないぐらい
悪いことの象徴みたいな感じで使われるのに、
こんな平和の使い方がある、
平和になることがあるんだって。
こんなに力を使って
一気に平和になるってことがあるんだっていうのが
すごい印象的だったし、
めちゃくちゃ下に見てる感じ。
地球人が。
一瞬で伝わってきて、
なるほど、そういう力関係かみたいなのが
私も勝手に言えられるっていうか
比例付する感じがあって、
すごい印象的でしたね。
中間管理職的には、
これ上司にめっちゃお伺い立てるんだよ。
どこまでやっていいですかみたいな。
確かに。後で振り返ると、
めちゃくちゃ倫理通してたっていうね。
本当にこのやり方でいいですかっていう。
振り返ると、
すごい倫理通して、
準備に何ヶ月も経ってない一大プロジェクトだったことが
伺えるんですが、
1ユーザー、カスタマー体験としては
ひれ伏しいみたいな。
そうですね。
対応、ちょっと対応
20分いきたいんですけど、
いやいやいや、5分でしょみたいな。
こっち対応でいいからね。
いや言うんですよ。
かわいそう。かわいそうですよ。
その読みは面白いですね。
SOMって私結構そういう
対応の話とか、
50年間姿見せません
みたいな話とか、
オーバーロードの見た目が本当はこうなんじゃないか
ああなんじゃないかみたいな
なだめ透かしてるところとかも、
個人、一般、市民の
視点で見てたけど、これ中間管理職だったら
すげえ大変な
調整入ってるわっていう感じになりますね。
そうよ。
これ2015年に
アメリカでドラマ化されてるらしいんですよ。
4年期の終わりって。
そうなんだ。
聞いてる人には伝わらないんですけど、
ノーションに
そのドラマ映像と、
あとその本の中で
描写されるこのオーバーロードの姿
みたいな、ミキさんが今言ってくれた
50年間は姿見せないけど、
50年後に、
見せますと。
宇宙船みたいなところから降りてくるシーンあるじゃないですか。
そこの描写をもとに、
そのドラマは
実写チックにやっていて、
別の考察の人たちは
もっと厳密に
描かれている
この硬さの感じとか、
様子から
絵を起こしてるんですけど、
様子がおかしいっていうか。
画面見えます?
はい。
こんなんらしいんですよ。
09:01
これラストですよね。
え、ちげえ。
今2枚
映していて、上がドラマで
下が考察なんですけど。
上はなんて言ったらいいのかな。
なんか戦隊ものの
敵みたいな。
あ、そうそうそうそう。
しかも戦隊ものの敵の、しかもなんか
雑魚の方ね、ボスじゃなくて。
そう、空飛んでる
やつですね。
そうそう。
下がめっちゃ厳密に
描いている方らしいんですけど、
下の方になると
よりダサいっていう。
なんか肩が張っててね。
手足は昆虫っぽくみたいな。
でもこれはだから、
幼年期の人間が考えた限界ってことですよね。
幼年期の人間の
まあそうですね。
弱者我々の
想像の結果こうなってしまったり
っていう。
能力の限界の話ですよ。
これだったらずっと発光してて全部見えない方が
下は。
これを実写化しようと思える人たち
だからそれはワンピースとか
やりますよね、実写化ね。
そりゃ幼年期の
終わりの方がギャップあるもんなぁ。
こんな感じ
らしいですよ。
絶対
違うんでしょ。
どんな感じで思い描いてました?
読んでる時は姿は。
なんか多分、私のイメージ
見た目のイメージじゃないんですけど
体感として
視界に入ってるはずなのになぜか全体像が
捉えられないっていう印象と
とてつもないオーラが出ている
っていう感じの存在なのかなって思ってました。
めっちゃでかいんですよね
確か。3mぐらい。
でもその3mだから
すごい引いたら全身見えるっていうよりかは
常に見えてるはずなのに
全体像が把握できないような
オーラがあって
本当に同じ
軸に存在してるんだろうが
って脳が疑い
それを常に持ち続けるような
質感を持っているのかなっていう
印象でした。
ただし
こうらしいですよ。
大変残念ながら
こういう感じらしいです。
子供向けのソーセージと魚肉ソーセージ
と一緒に付いてる
おもちゃのフィギュアみたいな質感ですよね。
これ
2015年のドラマ
流行ったのかなぁ
不安になるし
もう一回やってほしいですね。
今の技術でね。
知らないけど
ストレンジャーシングスとかワンピースとか
すごかったって噂じゃないですか。
ワンピース
ウソップの花が長くないのに
すごくいいって話を聞いて
それは逆にすごいのではっていう気になっていますね。
ナミとゾロが
エロい関係に見えるらしいですよ。
12:01
なんだって?
でも大丈夫なんだって。
でも大丈夫?
でもワンピースなんだって。
でもワンピース。
ネットフリックス加入しようかな。
だいぶ混乱してきた。
ワンピースはめちゃくちゃ
総監修なだけあって
めちゃくちゃいいらしい。ちゃんとワンピースしてるらしい。
へー
もし実際あったら
もしこの世界にワンピースがいたらこうなんだろうなって感じらしい。
先週までフランスに旅行に行ってたんですけど
はいはい
ただいまこんにちは
フランスやっぱワンピース
超人気らしくて
漫画全般的に人気は人気らしいんですけど
フランスに漫画賞ありますもんね
なんとか賞国際漫画賞みたいな
あります
ジャパンエキスポみたいなやつも毎年やってるし
小さい本屋さんとかに行くと
日本のガイドブックはないのに
ワンピースのフランス語版はあるっていう
へー
すごいいいとこだなって思ったんですけど
フランス人にも
日本人のパスポートで空港で行くじゃないですか
そうするとなんか
突然
裏ペッて見せられて
ワンピースのステッカーと鬼滅の刃のステッカー
ポンポンって並んでるみたいな
へー
私が日本のアニメを好きなのは
仲間っていうコンセプトがあってね
仲間仲間ってちょい言われるんですよ
へー
あの
あれは我々フランス人が失ってしまった精神性だ
みたいなことをめっちゃ熱く英語で言われて
言われて
日本人もそんなに持ってないけど
すいませんつって書いてくる
いいですね
そうなんですよ
これ最初
本の話に戻っちゃうんですけど
本を読んでて
最初主人公っぽく出てくる人が
国連の総長みたいな人が
出てくるじゃないですか
人間のトップみたいな感じだよね
そうそうそう
唯一このオーバーロードって突然この
空ニューヨークとかロンドンとかの空に
うわーっと宇宙船が見えて
唯一彼らと
話せる人として
フィンランド人
の人が選ばれると
その人ばっかり話をしてるから
さっき美希さんが言ってくれた
南アフリカの対話がなくなるみたいな
いろんな事件を経つつ
ちょっとずつ受け入れられていくわけですけど
その人誘拐されるシーンあるじゃないですか
はいはいはい
突然いなくなって
あいつがいるから
宇宙がなんじゃらほいみたいな
江戸末期の孫の上位派
みたいな人たちが出てくるじゃないですか
その中の超でかい
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女王っていう
ポーランド人が出てくるんですけど
私ちょうどこの本を読む前に
ポーランド人
ポーランド人とは
最近
ポーランド人でノーベル
文学賞を受賞した
何さん
オルガトカルチュクさん
そうそうオルガトカルチュクっていう
その人
その人が書いていた
なんでポーランドから偉大な作家が出るのか
っていう
話を見ながら
すごく
ポーランド人が
こういうことしそうっていうイメージが
多分ヨーロッパの人たちにあるんだろうな
っていうのを思ったんですよ
中央
我々でいうと西のヨーロッパ
西欧っていうのと
東欧っていうのも聞いたことあるじゃないですか
東の
欧州
中欧っていう概念って私あんまりなかったんですけど
このトカルチュクさんは
中欧中欧って書くんですよ
ポーランドっていう場所
ポーランドだけ
ポーランドオーストリアら辺のことを中央って言ってる?
えっとね
どこを指してるか分かんないけど
ポーランドのことは少なくとも中央に属してる
っていう言い方をするんですよ
それはなんかこう位置づけとして
ポーランドっていう国1個が
存在してるっていうよりかは
なんかこう世界っていうのが
いろいろ繋がっていく中で
ポーランドっていうのがたまたま
存在をしているっていう
っていうのがあるとおり
相対的な存在である
っていうことをすごく書いていて
なんかね
こう
ポーランドってこう
歴史的にもいろんな
なんて言うんですか
名前で呼ばれてきたところですと
なんちゃら帝国だったり
ロシアだったり
スペインだったり
アラブみたいな人たちもいるわけですけど
なんかこう
ポーランドであるっていうことが
すごいこう
グラグラしている国
ですと
その中でみんないろんな人が
内面にこもっていくっていう中で
優れた詩とか曲とか
そういうのが生まれてきましたっていうのが
たかるじゅくさんの優しい語り手っていう
中に出てくるんですよ
なるほどね
ポーランド人の女王の
なんかこう
振る舞いみたいなところも
そんな表現がすげーあって
なんて言うんだろうな
なんかね自我がフワフワした人みたいな
あんまりこう自分のやってることを
正しいかとか疑ったことがないみたいな
そういう表現が出てきて
ポーランドってこういうイメージで
捉えられているし
多分この作品ってイギリスの
作品だから多分ヨーロッパの人たち
向けなんだと思うんですよ
そういう風に捉えられてるんだな
ポーランドって面白い国だなっていうのを
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全然話の本質と関係ないところで
思ってたっていうのが
序盤の個人的にすごく思い出深い
ところでしたね
なるほどね
全然そこ気にしてなかった
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