1. 本そば ポッドキャスト休憩室
  2. #08 書店でチェックする場所
2021-09-12 30:46

#08 書店でチェックする場所

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書店のチェックポイントをプロ目線と読者目線でお話ししました。


質問、おたよりはこちらから↓

https://qr.paps.jp/fVeMA

00:11
毎回笑っちゃうんだよな。
なんか笑っちゃいますね。ちょっとなんか音が合うとむしろ笑っちゃうんですよね。
本のそばには楽しいことがある、をもとに、書店員25年のすずきと、
出版取り継ぎを経て出版社営業、現在書店と出版社をつなぐ一冊取引所運営のわたなべの2人で、
書店員、出版社、そして一般の読者の方からのですね、
悩み・相談に2人で話していくという、ポッドキャストでございます。
ポッドキャスト休憩室、いつも忘れちゃうね。
タイトルを忘れてしまうわけですが。
前回のちょっと聞き直して、前回妙にテンションが低かったのはなんでかなって。
そうですか?低かったんですか?
低かったね。仕事終わった後だったり疲れたのかね。
ちょっと今日はテンション上げていきたいなと。
今日むしろ私が使い果たして疲れてるんで、よろしくお願いします。
本当にやめてよ。
ありがたいことに今日もご質問いただいてますので、早速ラジオネームから読み上げさせていただきます。
ラジオネーム、人生かっこいか略、とじかっこ、あらだめ。
たけしのエピソードで、どんぶり飯3杯はいける男こと、ヤギユキさんからいただきました。
いかで略って略してないじゃん。
略してないじゃん。
さらに長くなっちゃってましたね。
ね、面白いな。
面白いです。
うちは話になっちゃうかもしれないですけど、ヤギユキって言うと、あの人かって思うかもしれないんですけど、
むしろリョウさんだったりするわけですよね。
またリョウ君ですか。
タチの悪い酔っ払いが。
いやいや、でも始まってしまったら変な質問してんじゃないですか。
どうですかね。
じゃあちょっと質問を読んでみます。
私は他の書店に行くと、必ずレジ前の商品陳列をチェックしてしまうのですが、お二人にはそういったチェックスポットはありますか?
めっちゃ真面目ですね。
誤解等を楽しみにしていますって言いながら飲んじゃうんじゃないですか。
なんで質問すごい真面目なのにさ、ラジオネームすごい考えたのね、質問よりも逆に。
ラジオネームと質問の文字の分量がだいたい同じぐらいですね。
リョウ君、最高ですね。
03:00
しかし、チェックポイント。
だからレジ前の商品陳列をチェックしてしまうっていうのは、これはね、リョウさん職業病だと思うんですけども。
そうですね。
どうですか、鈴木さんのほうは。
レジ前って結構置きすぎちゃうときがあるんだよね。
いろんなフリーペーパーだとかさ、フリーマガジンだとかさ、しおりだとかさ。
目録とか。
そう、目録とか。ほんと置きすぎちゃうってさ、ごちゃごちゃしちゃう。
特にそういう細かいものって、店頭で置く場所が結局ないんで。
無料の地出しとかね。
はいはいはい。
よく見ためちゃうんだけど。
リョウ君はレジ前のどこを見てるのかは書いてくれたかったんだけど。
でも商品陳列って書いてあるんで。
商品なんだ、やっぱり。
だからやっぱりレジの真向かいにある話題書とか置いてるような、平台とかメンチンの棚とか、
そんなのチェックしちゃうって意味じゃないですか、これは。
そうですね。僕なんかは、リョウ君もそうだけど、書店員で行ったときの仕事目線のチェックポイントと、
客として本を買いに行ったときのチェックポイントって全然違うじゃないですか。
それは違うと思います。
一応お客さん目線で店作りしてるのは前提なんだけど、かといって自分がお店に入ると、
平台が乱れてたりすると直しちゃったりとかさ、無意識にしかも。
ついね。ちょっと揃えちゃいますね。
そうそう、違う店で。
で、「いらっしゃいませー。」ってさ、他のお店のスタッフさんが言うとさ、
俺もついつい連れていらっとか言っちゃってさ、「あ、この店じゃないや。」とかさ。
山彦ですね。
そうそう、言ってしまう。
いらっしゃいませ、こんにちはーって。
違うお店で。
そうです、それは。
渡見とかじゃないの?
いやいや、まあいろいろ。
本を売るならみたいなところもそんな感じですけどね。
いらっしゃいませ、こんにちはーって。
あれお客さんが言っても多分、店員さん反応してくれると思うんですよ。
そうね、絶対ね、反応するね。
いらっしゃいませーとか言っちゃうもんね。
まあけど、あと店長とか言うと、ついつい振り向いちゃったりとかする。
お客なのにね。
お客なのにね。
こないだ本屋さんで立ち読みしててさ、
カメラ雑誌、最近カメラハマってて、カメラの雑誌を読んでてさ、
隣におじさんが食いつき組の隣に立って、同じカメラ雑誌を手に取って読んでてさ、
こんな近くに立たなくてもいいのにと思ってたらさ、
そのおじさんがさ、おじさんこれミラーレス系?とか言われてさ。
06:05
ミラーレス系って言ったんだ。
土地イベントでね。ミラーレス系とか言われて。
え、なんか俺店員と間違えてないなって思って、別にエプロンもしてないし、別にお客さん話もいいと思って。
普通におじちゃんが話してきて、あ、それミラーレスですよって言って、
一応優しくこう言ったら、やっぱ時代はミラーレスなんだなーとか言ってさ。
そのあとさ、俺なんか戦闘機飛んどかしてみてみたいな話してて。
ちょっと古いカメラ使ってるんで新しいのどうかなと思ってみたんだけどとか言ってさ。
お兄ちゃんミラーレス系?とか言って。
っていう話をしてて、全然知らない人とね、お兄さんと。
てっきり店員と間違えた。
いつもそういうのはね、よくね。お店立ったときはさ、雑談的な感じでもお客さんに話しかけられたことがあったからさ。
まあそうですよね。
普通にこっちも素で答えてしまってさ。
あ、俺店員じゃねえんだって思いながら。
でも店員目線で見ると、意外と乱れてる部分とかをチェックまではいかないけど、
見つけると結構そこまで手が行ってないんだなと。
よどんでるってよく僕は言うんだけど、そういう人の手が入ってない場所。
ちょっと昔だと、昔からもそうなんだけど、なんか書籍じゃない商材を、いやいや置いてあるような場所ってあるじゃないですか。
その話ちょっと昔私聞きましたけど、文具かなんかを扱ってて、縄跳びかなんかがずーっと売れ残ってて。
売れ残ってるな。
たぶん人道がね、買ってくるような。
とりあえず置いとくみたいな感じさ。
そこをなんか、すごい売りたくないんだけどニーズがあるから置いてくみたいなとかさ。
そういうのって本当に置き方とかさ、手の入れ方がなってないとすぐわかるよね。
あー結構大変なんだなとかさ、ここはたぶん担当いないんだなとかさ、しぶしぶ置いてるなとか。
結構そういうのは、付録付きの某ブランドムック的なものの置き方とかもさ、
すごい存在に邪魔そうに置かれてたりとかっていうのを、置き方一つでよくわかるよね。
消費に対する気持ちの置き方が。
そうですよね、付録付きの雑誌なんかだと、たまに良かれと思って、一部だけ付録の、例えばエコバッグみたいなのが付いてるやつだったら、それを広げて、これが付いてますみたいな実物を展示する。
09:03
そう、しっかりとそういうふうに中身を見せてやってるところもあれば。
ありますよね。だけど、ちゃんとそれができてればいいんですけど、それがあまりにもそういうムックやらが大量すぎて、
どの雑誌の付録なのかわかんないぐらいたくさんあって。
もうごちゃごちゃしちゃってる。
もしかしたら本紙はもう全部返しちゃった後で、付録の陳列だけ残っちゃってたりとかしかねないんで、管理しないとね。やっぱり手入れてかないと。
そういう淀みはあるし。
あと、逆に一箇所、例えば人文書とか、コミックとかがすごい力入って、ポップとか、おすすめ本とか、すごい課題付けとかも含めて、すごいのにその隣にある学さんがガタガタになってて。
学さんにはこの店興味ないんだなとかってさ。そういうコントラストが結構見えちゃうんだよね。仕事的な目線で見ると。
人が足りてないのか、回転してないからもう淀んでるのかわかんないですけど。そういう見方は、書店員目線だとあるよね。
つまり、どんな本が並んでるか、どういう本仕入れてるのかなとか、そういうものというよりは、お客さんに買ってもらえるような並べ方っていうか。
そう、並べ方のね。
並べ方っていうか、ちょっとごめんなさい、うまく言えないんですけど、単品単品でどの本を置いてるかっていう話ではないってことですね。
ではない。置き方も含めてね。
あと見やすく、取りやすく、戻しやすくっていう陳列の3つがあって、
見やすくっていうのは、商品が探しやすいような並べ方。
例えば愛用書になってるとかさ、あとは著者別に並んでるのかレーベル別に並んでるのかっていうのがさ、
並べてあるからわかるんじゃなくて、そう並べてありますよって表示までしてあるぐらい。
そういう見やすさみたいな。見やすくっていうこと。
取りやすくっていうのは、商品が手に興味があって取ろうとするときに、
ガチガチに棚がパンパンで、一冊取るのに指も入らなくてなかなか取れないとかさ。
面出しの表紙を見せてるってことを面出しって言うんですけど、
それを取ろうとしたら前のポップに引っかかって取れないとかさ。取りにくい。
要は取るのにも気を使うというかストレスになるみたいなことがあったり。
逆に手に取ったやつを戻そうとしたら棚がギツギツで、もう一冊も入らないとこにギュッと棚が戻せないとかさ。
12:05
面出しになってるところに戻そうとしたら隣の本が倒れて、面出しのラックに別の本が並んでちゃったりとかさ。
で、結局もう置くこともないから平台に適当に置いちゃって戻すとかさ。
そういう一つ一つの本を見る、本を取る、本を戻すっていう動作がストレスになるようなことだと、
いかにポップつけてても、ポップがたくさんありすぎて奥の本が取りにくかったりとか、
そういうのって本末転倒になってるから、見やすく取りやすく戻しやすくっていうのは、
やってるお店とかはすごい本も取りやすいし、そういう基本中の基本をちゃんとやってるんだなってわかるよね。
なんかちょっとお話がかかってて、ウェブサイトとかも使いやすいウェブサイトと使いにくいウェブサイトっていうか、そういうのとかもあるじゃないですか。
あるある。戻るボタンが、なんていうの、戻るとさ、ブラウザーの戻るだと戻れなかったりとかするやつもある。あれ意外とストレスだよね。
そうですね。そういうのが積み重なると、「まあいいや、また今度。」みたいな気持ちになっちゃう。
そうなっちゃうんだよね。
すごい重要なポイントかもしれないですけど、毎日そこにいる中の人って意外とそういうのに気づけなかったりもするじゃないですか。
そう、景色になっちゃうからね。僕はたまに本の匂いを久々に嗅ぐときがあって、しようとしたときとか。
なんか鼻を近づけてクンクン。
しないよ。そこまでしない。普通に本屋の中の紙の匂いってあるじゃないですか。
書店の匂いみたいのがありますね。
あるじゃないですか。で、あれって働いてるとほんと忘れちゃうんだよね。
どういうことですか。
鼻が慣れちゃう。本の匂いって忘れるのよ。
なるほどなるほど。
雨の日でもなんでもいいんだけど、ふと本の匂いしてるわみたいなのがたまに気づくときがあって。
そういうときってシグナルじゃないけど、気が向いたら自分のお店の入り口から入るようにして、一回。
従業員って結構自分のお店の入り口から入ったことってあんまなくて。
やはり社員通用口とかそういったところは出入りしてるからさ。
そうするとお客さんがお店に入ったときに、まずどこを見るかとかさ。
自動ドアの脇とかファサードとかさ、その脇にあるかさたてがすっげえ汚かったりとかさ。
あとフリーペーパー置いてある場所がすごい乱れてたりとか、ポスターの脇が外れてたりとか。
期限切れのコンサートライブのポスターがずっと張りっぱなしになってるとかさ。
意外とそういうのってさ、普段景色になったら気づかないんだけど、ふとそういったときになると気づくんで。
意外とそういう本の匂いを感じたときって、自分の頭の中でお客さん的な思考に変わった瞬間なのかなと思って。
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前は結構見てたけどね。
なるほど。面白いですね。そういうときに俳句や短歌がちょっと浮かぶような。
精神的に何かちょっと敏感になってるのかもしれないよね。忘れた匂いを思い出すみたいな感じはさ。
急に周りの景色が鮮やかに立ち上がり、そして行き届いていない、やどんだところがいろいろ目についてしまうみたいな。
いやーでも、なんかそういうのって。
そのときに、今やっちゃおうって作業をするっていうね。
実は結構忙しいんだけど、何をするって目的がないんだけど、
なんかあったときにすぐ自由に動ける、フリーな体になってる時間ってなかなかないんで。結構重要だよね。
確かに。やっぱり、どこかそういうのをいろんな理由で、後でまとめてやろうとか、今日はちょっともう遅いから帰ろうとか。
まあ遅かったら帰ればいいんですけどもちろんね。それはむしろ帰るべきなんですけども、いたずらに長く働く必要もないわけですけど。
やっぱり、常にお客さんの感覚っていうか、すずきさんが本の匂いという表現をしましたけれども。
それが大事ですね、運営していく。私もすごいしみるわ、それ。
今ずっと書店員とか業務とかお店の中の話したけど、普通のお客さんが多分本屋さんに行って、
いいお店か悪いお店か。悪いって言い方はおかしいけど、いいお店か信頼できるお店って判断するポイントって、
いい本が置いてあるとかっていうわけじゃなくて、単純に本が取りやすくなってるか見やすくなってるか。
例えば自分が文庫が欲しいと思ったときに、何も見ずに文庫のコーナーに行けるか。ストレスなく。
それってやっぱり重要になってくるんで、本屋さんに寄ったときに、「面倒くさいな。本を探すのが面倒くさいな。」とか、「本を取るのが面倒くさいな。」って思ってるか思ってないかちょっと気にしてほしいですよね。
そうですね。確かに。そういうのはありますね。
お客さん目線からすると、こういう本が置いてあるからっていう感覚よりは、それも重要なんですけどもちろん。
ただ、なきゃないで別にがっかりするかっていうと、がっかりする方もいると思うんですけど、どっちかいうと、
18:00
ふとレジに持って行って、そのレジの人がものすごい、こう、めっちゃいい人だったとか、そういうのをよくホスピタリティみたいな表現しますけど、そういうものよりは、
今日も私雑誌買ったんですけど、ちょうどビーパルがですね、自転車ライフっていう。
また自転車ライフ。
そうなんですよ。僕最近、ビワコール一周チャレンジしたいなと思ってるんですよ。
で、たまたまだけど、ビーパルフロックついてるじゃないですか。
今回はですね、チャムスのスキレットミニ2というですね。
スキレットなんだ。
スキレット、ちっちゃいやつ。それがフロックでついてて、まあまあ重いんですよ。
はいはいはい。
で、どっちかというと、私もしかしたらフロック見えてて買った客かもしれないけど、むしろ自転車のやつ読みたいからたまたまフロックついてたみたいな体なんですけど。
一応。
たぶん、人気のフロックつくとやっぱ売れ足も早いと思うんですよ。
まあそうみたいね。
で、レジの店員さんもすごいいい感じで、その店員さん早口な方なんですけど、接客してくださって、最後レシートを渡して、
で、「ちょっと重いのでお帰り、お気をつけて。」って早口で、そういうのをちょっとぶっこんでくれたんですよ。
でも全然やらしいあれじゃなくて、本当に心から気をつけてくださいねみたいな気持ちとともにその言葉をいただいた気がして。
はいはい。
すごい気持ちよく帰ったんですけど、そういうやっぱ、また、せっかくならあそこで買おうかなーってなる人ってきっかけになりますよね。
まあそうですね。
そういうのは大事かなって。
だから一定、すごい感動するとかそんなハードの高いことじゃなくて、
意外と普通に店員さんに、後ろ通るときに失礼しますって言われただけでもさ、気を使ってんなーとかさ、あるじゃん。
そういうのでさ、十分いいと思うんで。
そういうのももしかしたら売り場が淀んでるところとかがあると、スタッフのみなさんももともと持ってる良い機質みたいなものが素直に出せなかったりするような感じになるかなーなんて。
淀みって、みんな毎日見てるんだけど、見えてないんだよね。
見ないようにしてるわけじゃないんだけど風景になっちゃって。
間違いなく視野には入ってるはずなんですよね。
そう、視野には入ってる。
ただそこには別に意識を向けなくても業務ができてるっていう状況で、どんどん放置されてるっていうのは結構あるけどね。
この辺もちょっと掘り下げると面白い話題ではあるんですけど、
21:03
なんかトイレを素手で洗うみたいな話にもどんどん近づいていく感じもあるので。
まあね、そこまではね。
話をちょっと戻しますと、店内でチェックしてしまうチェックスポットっていうご質問なんですけど。
そうだそうだ、本来はそれなんですよ。
本来はそれなんですけど。
どうですか。まあレジ前で、私レジ前ももちろん見るんですけど、
お店に入って最初にレジ前見に行くかっていうと、
見ないよね。
見ないですね。
普通レジ見ないもんね。
なんかを買うのが確定したときに、レジで並んでたりするときに、
なんかこう、キョロキョロしている流れの中で、
まあそういう時はあるよね。
なんかぼーっと見たりとかして。
で、レジの列がすごい長いと、気になる本とかがそこで見つかっても、
もう一回ちょっと並び直すのめんどくさいからまた今度一応見たりとかになるし。
だから、物を手に取って財布の紐が一回緩んだ状態で、
うまくまたレジ前とかで、気になる本あったらこれも買おうみたいになる位置ではあるんですけど、
最初結構いきなりそこチェック、
一直線でチェックしに行くかっていうと、意外と買うのが決まってないときにレジ前うろうろするのって、
客としてちょっと緊張するっていうのがあるんで、
最初はちょっと遠目から私、遠巻きに入るんです。
最初に雑誌コーナーあたりからね、遠巻きに。
そうそう。問い合わせかと思うからね、スタッフはね。
レジ前でうろうろされてさ、何聞きたいことあんのかなとかさ、クレームなのかなとか。
クレームの思い出だけどさ、入ってくるお客さんで、ちょっとドキッとするのが、
自分の店の袋を持ってるお客さんが入ってくるときってドキッてくるんだよね。
どういうことですか。
あ、返品とか。
そう、返品とか、何か間違ったとか、お金間違ったとか、値段違うとか、
なんかそういう商品を持ってきて、何かしたらこう、こっちのミスかもしれないけど、
そういったお叱りかなんかを受けるために、
返品とかじゃなくて逆に、そういう、こっちが何か間違っちゃったからみたいなことでドキッてくるんだよ。
あれは本当に心臓に悪いよ、本当に。
やめてほしい。自分のところの店の袋とかに商品入れて持ってくるのやめてほしい。
いやー、怖いっすねー。
まあけどね、スタッフの挨拶とかはすごいあれだよね。
昔、お客さんへの愚痴というになっちゃうかもしれないけど、
僕は今書店員じゃないんで、この場だけで言わせてもらうと、
24:01
スタッフが仕事終わって、バックガードタイムカードをして、
エプロンも脱いで、店内からお疲れさまでーすっつって、
普通の通用グッズじゃなくて、一般のところから出てこうとするときに出てたんだけど、
なんかすごいおじさんがね、あの店員を俺に挨拶しなかったとき、いらっしゃいますと言わなかったときつって、
仕事終わってるにもかかわらず。
一応顔は知ってる店員、たぶん地元の人がわかってるんだけど、
なんだ、教育だってね、みたいなこと言われてる。
で、こっちも別に仕事終わってるんだね、みたいな話で話して、
次からそういったことがあったらっていう話をして、
その人が買った本が、「気にしない勇気」って本だったから。
ああ、なるほどなーと思って。この人自分のこと客観視できてんじゃん、と思って。
なんかあれですね、お店に出た後に、「また俺やっちゃったなー」って。
自己嫌悪になっちゃったってね。そういうタイプの方かもしれないですね。
もうほんとこれ一生ネタで使ってやると思ってさ。
そういうね、店員さんのいろいろ気にするとこもあるけど。
チェックスポットをお客さんとして見るんだったら、
新刊コーナーとかっていうのは意外と見ないんだよな、僕は。
意外と素通りしちゃってさ。
例えば文庫コーナーとか、文芸雑誌系とかさ、
そういうところをバーッと見て流れ見たりとかしてさ。
そうですね。雑誌あたりを一周すると、だいたい今の世の中みたいなものがわかりますよね。
そうそう。流行ってるものとかね、注目されてるものとか関心のあるものっていうのは。
私もだいたい雑誌あたりから入りますね、お客さん目線のときは。
そうだよね。そういうのを見るけどね。
お店ですかさ、一人で行ったらうろうろするんだけど、
たまにさ、編集者の人とかと中の編集者とブラブラしながら入ったりするとさ、
もうあれなんだよね、本の見方が違うからさ。
え?この想定でこの値段安くないですか?とか言ってさ。
どこで印刷してんだろう?みたいな話になってくるよね。
なんかずるいなー、これうちじゃできないよ、こんなのとかってね、なんか。
そういう話になる。
愚痴が始まっちゃうみたいな。
そうそう。逆に面白いけどね。
え?なんでこんな想定で、この値段で、こんな全編オールカラーでできてんの?みたいなさ。
これで1,200円は反則だよ!とか。
ああ、そうか。そうそう。しかも翻訳もんだよ、これとか。そういうの永遠と話してるね。あれは面白いよね。
27:00
全く見るとこ違うのが面白いですね、編集。
同じ出版社でも、やっぱり営業だとまた…
置き方とかさ、一等値にこの本をどうやって置いたんだろうとかさ、営業って多分思ってると思うしさ。
編集は編集で、その本の作りの方にさ、目が向くから面白いよね。
そうですね。
見方が違うよね、本って。
私なんか取り継ぎも経験してるんで、
お店のレイアウトとか全体、あとは棚のスパンの本数とか、
何々文庫をいっぱいこれ置いてんだなとか、そういうのをつい見てしまう癖があったりとか、
あとは、これ出版営業時代もそうだったんですけど、
お客さんがどういう雰囲気かっていうのと、自分がお店行った時間帯とかを掛け合わせると、
なんかやっぱりその周辺地域の雰囲気とかも。
もっと言うと、余裕があれば、その近場にあるスーパーなんかにもちょっと入ってみたりすると、
もうエリアのことも掴める感じがして。
営業だとそうだ、必要だよね。
お客さんあまりにジロジロ見すぎて、万引きジジメンと勘違いされるみたいなね。
あと私は結構挙動不審なんで、店員さんに声かけられるタイミングを伺って、
そうまけにレジューとかチラチラ見てたら、逆に自分が万引きしそうなお客と勘違いマークされない。
カバンもチラシをさっと出せるように、カバンが開いてたりとかするから。
むしろ私のことをマークした店員さんに、
すいません、出版社のものなんですけどって、何々さんいらっしゃいますか?なんて恐ろ恐ろ聞くことによって、
いや、私そうじゃないんですよみたいな。
そんなね、立場違うとまた見方も変わってくるっていうのは、やっぱり書店の面白さかもしれないですね。
営業さんの来た、例えば、夏のなんとかセットみたいな注文書を渡されて断って、
で、数週間後に別の本屋に行ったら、そのセットが何?みたいにすると、
あっ、コンマケしたんだな。コンマケ。
いやいやいや、まあね。
えらい、なんていうの、一つの阪本さんの本がすごい量あったりすると、
多分相当コミットしてるんだなとかさ、あるよね、それを感じるよね。
阪本さん、注文書店さんが。
関係性みたいなもんね。
関係性がすっごいわかる。本当によくわかる。
わかりますね、本当に面白いですよね。
あの営業さんここ来てるなって思ってさ、
絶対やってるんだなって、ポップとかもすごいさ、仕掛けてるんだなとかって。
いや、面白いな。
もう30分になっちゃうよ。
もうやめましょう、やめましょう。
そうそう、いつもは10分か15分くらいで終わそうって言って、倍ぐらい話してるからさ。
30:01
まあ、ということで、ということがどうかわかんないけど。
まあでもね、すごい雑、会話の弾む質問をいただけて、本当に。
本当にありがとうございます、りょう君。
ヤギウキさんからのご質問もお待ちしておりますので。
ぜひぜひ、面白いネタを投稿お待ちしております。
はい。
それではまた、結構ご質問をですね、たくさんいただきたいと思いますんでね。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
30:46

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