外部に出て何か学んでくるというものとは違って、
保育園の中でやる練習という感じですかね。
なるほど、それ何か確かに社内研修みたいなものかと言われれば、
イメージはつくというかね。
一般企業で言うと、
そうです。
内部の人が内部の人に向けて、
そうそう。
それ自体はイメージつくけど、
何でこれが保育園看護士のお仕事紹介シリーズなのかっていうのは、
確かにね。
冷静に考えたら、もっと園長とかそういう人が考えることなのではとか、
人事の人が考えることなのではと思っちゃうけど、
今回は保育園看護士さんの視点なんですね。
はい、今回は保育園看護士のお仕事紹介としての職員講習になるんですが、
確かに一般企業だとそもそもね、
そういった社内研修をするにあたって、
動く人がたくさんいるわけじゃないですか。
それそもそも人事部の方で何か資料をつくって何とかしてとか、
営業向けの勉強会をやってとか、
こっちの部署に向けてこういうのをやってとかっていうのがもう、
それがね、メインのお仕事ってぐらい担当してる方もいらっしゃるかなと思うんですけど、
保育園ってね、どんだけ大きい規模の保育園であっても、
その園の中だけで働いて、園の中で働いてる職員の数って大きくても、
40人とか50人とか、
中規模ぐらいでも30人ちょっとぐらいとか、
少ない10人、10人いないぐらいの保育園だってあるじゃないですか。
で、その中で保育園が所属する社会福祉法人だったり、
株式会社だったりっていうところでの違いは多々あるとは思うんですが、
でも保育園の中で必要とされる研修っていうのはやっぱり、
いくつか種類があって、
それは基本的にはやっぱり園長とか主任とか、
現場の責任者、管理者の人たちがこういったことを積み重ねていきたいとか、
職員に対してこういうふうなことをやっていきたいっていうのも、
ちゃんとね、いろいろと計画立ててやっていくんだと思うんですけど、
その中でも保健看護に関するようなことって結構あって、
それをこの後ちょっと解説していくんですが、
とにかくその保健看護に関するような内容については、
園長とか主任が講師となってやるよりも、
看護師、医療従事者である看護師を講師として立てた上でやれた方が、
より専門的なことが伝わりやすいし、
いろいろメリットがあるというか。
でも専門性を生かしてるってことだよね、基本的に。
そうなんです、そうなんです。
看護師の専門性を生かした。
看護師の保健に関することは、保育園看護師にやってもらうっていう。
そういう専門性を生かした働き方の一つだと思うので、
もちろん保育園看護師がそういったことを全く担っていない、
あるいは担えていないっていう例もたくさんあると思うんですけど、
僕個人としてはこのラジオを通じて、
保育園看護師がそういった園内研修の講師役としてやれた方が、
よりメリットがあるって思ってるよっていう話です。
なるほど。
講師って意外とやる方も勉強になるみたいなのはあったりするもんね、
伝えるためにみたいな。
本当に本当に。
そうなんですよ。
僕もこれ自分が新人の頃から、1年目ぐらいの時から、
前任の看護師さんからこういうのやってるよっていうのを聞いて、
いろいろ試行錯誤しながら続けていって、
8年9年働いてきて、
なんとなく自分のスタイルみたいなものがだんだんできてきたんですけど、
やっぱりやればやるほど自分もその意識をブラッシュアップしていくし、
より深くその、何ていうか、必要とされることの、
なんていうかな、コアが理解できるというか、
本質的なことが分かってくる。
だし、だんだんと職員の習熟度みたいなものも見えてくるし、
この職員には今この層が必要だなとか、
こっちの職員は逆にもっともっと深いところを伝えてもいいなとか、
ちょっとした予備講習ぐらいの気持ちになるんですよ、
なんか全然違うと思うけど、
なんとなくね。
なるほど、その職員講習を保育園看護師がやりますという話で、
具体的にはどういうことをやってる?
大体5つぐらいのテーマに分けられるかなと思ってるんですけど、
1つ目が感染症対策について、
2つ目で冷静管理について、
3つ目が救命救急とかそういう応急処置とかそういう感じの、
ちょっと医療寄りのもの、
4つ目がアレルギーの対応について、
5つ目がその他保健看護に関わる内容というところが大体、
いいね、5つ目が残りを全てカバーするスタイル。
なんか自分でもノートでまとめてて思ったんだけど、
なんとなくこの上の4つ、感染症対策、
衛生管理、救命救急、アレルギー対応っていうのはなんかこう、
しっかりと分けられるんだけど、
その他で自分が今までやってきたものとかになってるもので、
意外となんとかカテゴライズはできないなみたいな、
でもこういうのやってるなみたいなのが結構あって、
その他って感じですね。
なるほど。
このなんか今その他にまとめたのは別にしたいです。
この4つっていうのは国が定めてるとかじゃなくて、
これはチロ先生なりのまとめ方っていう理解でいいの?
そうだね。僕、あるし私みたいな感じ。
ライトがあるんだね。
はい。
ぜひ一つずつ簡単にでも教えていただきたいんですが、
最初は感染症対策。
基本的にこの職員講習の中で僕が伝えてるようなこと、
保育園看護師が伝えたいことっていうのは、
本当、基本的に何度も何度も繰り返してるようなイメージなんだけど、
中でもやっぱ感染症対策とコロナ禍でかなり厳しく、
世間的にも必要性があって、
嫌悪なくみんなアルコール消毒してっていう時代がありましたが、
もしコロナがなかったら、
こんなにみんなちゃんと理解しなかっただろうなって思うぐらいには、
意外とやっぱり医療従事者である看護師と、
そうではない保育士あるいはパートのね、
一般的な人との間にすごく乖離があるんですよ。
へー。
だから改めてただ保育園っていう場は看護師からすると、
これは保育士からしても同じだけど、
どうしたって感染症が流行りやすい。
まあそうだね。
それは致し方ない。
構造的にもそうだし、
使っているというか、そこで利用している園児、
0歳から6歳の園児っていうところも、
どうしたって感染症には弱い。
上に保護者の出入りもあったりとか、
いろいろあるので、
感染症は正直どうしたって流行りやすい環境であるっていうところがスタートラインなのね。
その中で我々が意識してやっていかないと、
それがより流行させてしまう。
なると万が一にインフルエンザの大流行が仮にあったとして、
対策をしっかりとってなかったが故にインフルエンザになった子が、
もしかしたらインフルエンザ脳症になってしまって最悪死んじゃうかもしれない、
っていうところまで意識できるかどうかっていうのが一つ、
保育士だったり保育屋看護師の、
職後みたいなところが、
ちょっと求められるのかなと思うんだけど、
なかなかそれを、
一般、
一般人って言うと失礼だけど、
普通の人に理解してもらうのは、
例えば大変で。
そうだよね。
なかなかイメージつかないというか。
そうそうそう。
そこをまず擦り合わせていくっていう意味でも、
感染症対策に関する講習っていうのは、
繰り返し繰り返しやっていかないといけない。
具体的にどんなことをしてるかっていうのをざっくり言うと、
手洗い指導、手の洗い方。
流水と石鹸でこうやって洗うよってのもそうだし、
アルコール消毒はこういうタイミングでこういう風にやろうねっていうこともそうだし、
っていう手洗い指導。
あとオート処理の講習ね。
やっぱりオートってもっとあるわけですよ、
保育園生活中。
で、そのオートの処理を適切にできなかったら、
余裕まに長縁が流行してしまうと。
で、それってなんというか丁寧に処理をできれば、
流行に至らずに済むかもしれない。
もちろん丁寧にしてたって流行る時は流行るんだけど、
でもリスクをやっぱり下げることができる。
で、それはみんなやっぱりできないと、
子供たちにとって不利益だよな。
ましては子供たちを預けてる親がね、
結局は子供を預けられないからってことにいけなかったら、
社会的な損失にだってつながり得るよね。
っていうのを思うと、
まあすごく大切ですよね。
で、あともうちょっとなんというかニッチなところで言うと、
おむつ替えのやり方とか。
そんなんもあるんだ。
意外と親になってみても思うけど、
おむつの替え方を改めてしっかりと学ぶ機会っていうのは、
そうそう多くなくて、
特に男親だったらより少ないと思うんだけど、
なんとなくね、母親学級とか父親学級とか、
その子供ができてから生まれるまでの間に、
自治体とかスタッフ人科とかでやっているそういう講習に、
丁寧に参加をしていたらある程度教えてくれるかもしれないけど、
僕の正直な体感、あんまりこういった、
母親学級とか父親学級みたいなものに、
真面目に参加するというか、
ちゃんと参加している。