1. ホイクベースラジオ
  2. #87 日々の積み重ねは、いつ"..
#87 日々の積み重ねは、いつ"ピンポン"と肯定されるのか?──小説『君のクイズ』に学ぶ、保育と人生の答え合わせ
2026-05-06 37:34

#87 日々の積み重ねは、いつ"ピンポン"と肯定されるのか?──小説『君のクイズ』に学ぶ、保育と人生の答え合わせ

現役保育園看護師のチロ先生と高校の同級生たちによる保育の情報ラジオ「ホイクベースラジオ」。


今回は小川哲さんの『君のクイズ』を取り上げます。


賞金1000万円のクイズ大会決勝、生放送、最終問題──司会者が「問題です」と言った瞬間にライバルがボタンを押し、一文字も読まれていないにもかかわらず正解する。なぜ正解できたのか? その謎を主人公が解き明かしていく競技クイズ×ミステリー小説です。


川地さんはこの本を「人が生きるとはどういうことかを描いた小説」と読み解き、ミステリーの核心には触れずに、4つのポイントから保育・仕事・人生に通じる学びを引き出していきます。


ひとつめは「経験のすべてが武器になる」という話。クイズで正解できるときには必ず、過去の経験という裏付けがある。主人公が語る「自分という金網で世界を救い上げる」という比喩から、朝の受け入れで子どもの違和感に気づける保育士の"金網の細かさ"=解像度の話へ。


ふたつめは「目線を持つと世界の見え方が変わる」。クイズプレイヤーが日常の景色をクイズに変換していくように、保育士もまた公園を見て「ここは大丈夫か」と見る目を持っている。バイアスにもなり得るその視点こそが、ものの見方は一つではないと体感する教養なのではないか、という議論に発展します。


みっつめは「答えがわかってから押すのでは遅い」という競技クイズの技術論。プロは情報が出揃う前に、出題者との信頼関係と過去の経験から次の一文字を予測してボタンを押す──これは、子ども同士のいざこざに仲裁に入るべきか見守るべきか、不完全な情報のなかで判断を下し続ける保育の現場と重なります。完全な状況を待っていたら対応が間に合わない。間違えたら学ぶ。動かなければ仕事は成立しない。


よっつめは「ピンポンという肯定」。クイズの正解音は、回答そのものだけでなく回答者の人生を肯定してくれる音でもある。大人になると正解・不正解という分かりやすいフィードバックはほとんどもらえないけれど、卒園式や、昨日までできなかったことが今日できる瞬間は、保育士にとっての"ピンポン"なのではないか。日々の積み重ねが、忘れた頃にコネクティング・ドッツのように繋がってくる──そんな話で締めくくられます。


200ページほどで2時間あれば読み切れるとのこと。映画公開前のいま、ぜひ手に取ってみてください。


▼「ホイクベース」ダウンロードはこちら

iOS版

⁠⁠https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9/id6503190795⁠⁠


Android版

⁠⁠https://play.google.com/store/apps/details?id=com.hoikubase&hl=ja⁠⁠


▼ラジオの感想、質問などは以下フォームよりお送りください。

⁠⁠https://forms.gle/99JjK5eacPnjN7YAA⁠⁠


BGM : MusMus

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

今回の「ホイクベースラジオ」では、現役保育園看護師のチロ先生と高校の同級生たちが、小川哲氏の小説『君のクイズ』を題材に、保育や仕事、人生に通じる学びについて語り合いました。この小説は、クイズ大会の決勝で、問題が読み上げられる前にライバルが正解してしまう謎を主人公が解き明かすミステリーです。この物語を通して、話し手は「経験のすべてが武器になる」こと、「目線を持つと世界の見え方が変わる」こと、「答えがわかってから押すのでは遅い」という競技クイズの技術論、そしてクイズの正解音「ピンポン」が回答者自身の人生をも肯定してくれるという4つのポイントを挙げました。特に、保育現場での子どもの変化に気づく「金網の細かさ」や、不完全な情報の中で判断を下し続けることの重要性など、クイズの世界と保育の現場との共通点が深く考察されました。また、大人になると分かりやすいフィードバックが少ない中で、日々の積み重ねがいつか肯定される瞬間があるというメッセージは、多くのリスナーに共感を呼ぶ内容でした。

オープニングと番組紹介
こんにちは、保育園看護師のチロ先生こと佐藤です。 新規事業の力で日本を開国せんとす合同会社黒船の基礎です。
同じく、黒船の河地です。 僕たちは高校の同級生3人で、保育業界向けの新規事業を作ろうということで日々頑張っております。
このラジオではですね、保育者の皆さんにぜひ読んでもらいたい本とかコンテンツを紹介しながら、いろんなことを深もって考察していこうみたいな、そんな感じのラジオを続けております。
はい。 今回からね、あの、かわいいクマさんがここに乗りました。
かわいい。 なんだこのクマの名前。
保育マ。 かわいい。
愛の名前だけどね。
我々がね、そう作っているサービスのキャラクターですね。
ですね。 そのうちグッズ出せるよね、保育マのネットね。
そうだね。そのうち出していきたいね。 エプロンとかね。
エプロンかわいすぎだろ。
俺らもエプロン着用でやらないとな、そしたら。
デニムのエプロンにしようぜ。
そのこだわりなの。
いいな。
結構コストかかりそうだけどね。
それがいいのか。
すげえ適当に言いましたけど。
保育マさんをこのね、仮想リスナーとして、我々はね、やっていければなと思います。
お願いします。というわけで、今回は、前回に引き続きですかね、かわじさんが担当でございます。
今回はですね、小説を持ってきました。
小説。
ちょっと珍しいですね。
僕結構今まで哲学とかビジネス賞とか、あの時には会計みたいなものを持ってきたりしたんですが、今回は小説です。
楽しみ。
小説『君のクイズ』の紹介とあらすじ
タイトルを先に言ってしまうと、君のクイズという小説です。
君のクイズ。
これですね、収録時点は4月末頃なんですが、
2026年の5月の半ば頃に実写映画も出る。
君のクイズ。
神木隆之介くんがね、出てる。
我らが神木さんですか。
なんかわかんないけど、我々って神木隆之介に親近感を持っているよね。
なんでだろうね。
同世代っちゃ同世代だよね。
なんかわかんないけど、俺たちのって感じがするよね、神木隆之介くんって。
割とらっちゃんは外れないよね、神木くんが出てるやつって。見てて面白いのが多いし。
わかる。
カルシファーとかの声もやってたし、なんか世代的なものかもしれないね。
マルシムじゃない?カルシファーじゃなくて。
あ、カルシファーじゃなくて、そうだそうだ。
カルシファーはだって、ガシュウインさんの方もね。
顔なしね。
ハウルの話はどうでもよくて。
君のクイズの話でしたね。
で、これクイズの小説です。もうタイトル通り、君のクイズの小説。
クイズノックっていうyoutubeチャンネルとかご存知の視聴者の方でも2人とも知ってる、聞いたことあるとか。
僕結構好きでよく見てるんですけど。
ああいう感じで競技クイズみたいなものを舞台にした小説なんですけど。
ちょっとビビるね、そういうのがあるんだ。
これミステリー小説なんですよ。
ミステリーなんだ。
構造があんまつかないな。
俺勝手に今ホラーだと思ってた。
ミステリーなんだ。
ホラーではないね、ミステリー。
ミステリー、へえ。
で、この後ミステリーなのでね、革新的なネタバレは一切しないので。
大事だね、確かに。
すごい。
外側と僕がそれで思ったことを元に話しつつ、そこで保育とつなげつつみたいなところを話していければなと思っております。
はい。
クイズからどう保育につながっていくのか楽しみでございます。
そうだね。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速ですね、まずこの本がどんな話なのかっていうのを、本当によく予告編とかで出る程度にまずお話をしちゃうんですけど。
はい。
まずこれ物語の冒頭ですね。
どういうシーンから始まるかっていうと、とあるクイズ大会の決勝から始まるんですね。
もうすでに決勝まで。
賞金1000万円のクイズ大会、テレビで放送される生放送の大会。
うんうんうん。
MI。
もう本当に日本一を決めようっていう、もう作ってる側からしたら将棋で言う名人戦とか野球で言う日本シリーズぐらいに。
もうこれで日本一決めたるでってくらい本気で作ってる番組。で、生放送。
おー生放送。
そう。で、主人公とライバルがいて、それが一騎打ちで早押しクイズをしていますと。
で、7問正解した方が勝ち。
で、3問間違えたら失格で負け決定。
おー面白い。
っていう状態で、いきなり冒頭からもう6問ずつ正解してる状態から始まるのね。
もう終盤も終盤も終盤だね。
そう。で、主人公は1問しか間違えてないんだけど、ライバル側は2問も間違えてて。
あとがないと。
だからもうほぼこれが最後の問題だっていう問題を出すところから始まるんですよ。
なるほど。
で、司会者の人がクイズを読み上げるために、問題ですって言った。
ででん。
その瞬間にライバルが早押しボタンを押したんです。
ヤバ。
だから1文字も読んでない。
ヤバいね。
それでめちゃくちゃ自信たっぷりに答えを言って、それがママクリーニング小野寺よって言うんですよ。
おー。あれじゃん。ママクリーニング小野寺知ってる。
知ってるんだ。
俺、すごいどうでもいい話していい?
いいよ。
ついこの間新潟にね、ちょっと法事で寄生をね、嫁の実家に寄生をしてたんだけど、
ちょうど法事が重なってたんで、新潟でもふくを使ったから、そのまま新潟のクリーニング屋さんでもふくを出して、それをピックアップしに行ったんですけど、
まさしくママクリーニング小野寺ようだったんですよ。
これ山形県を中心に北陸側である本当にあるクリーニング店の名前だった。
びっくりした。俺、あまりにもふざけた名前だからめちゃめちゃローカルな個人商店かと思ってたのに。びっくりした。
白はたまたま知ってたけど、今キサ君のリアクション通り、え、これ何そもそもみたいな。
そうそうそう、何そもそもってなるね。
あの、ママ店クリーニング小野寺よ、なの。文章っぽくて意味わかんないの。
意味わかんない。回答としてまずそれが出てくる意味がわかんないの。
なんだけど、知ってる人からしたらこれは日単語の名詞なわけよね。
そうだね。
で、全員え?って思ったの。当然。
なんだけど、これが正解だったの。
やおちょ。
って思うじゃん。で、実際その主人公側とかその主人公の友達のクイズプレイヤーたちが、やらせしかありえねえだろ、こんなもん。
一文字も読まれてないのに正解するなんてありえないじゃん。
そうだね。
って言ってちょっと炎上するんだけど、そのライバル側は番組が終わってから一切連絡を取らないし、英名も出さないし、番組側もなんでこれを正解したかって説明を一切しない。
で、主人公は負けちゃったんだけど、え、これ何なん?ってなって、
で、そのなんで0文字でこいつは解答できたのかっていうのを解き明かすっていう物語。
なるほどね。
ミステリーなんだ。
人が死ぬとかじゃなくてそこの謎なんだ。
なぜこのライバルは一文字も読んでない状態で問題が正解できたのかっていうクイズを解くっていう設計の。
今まであまりない感じの小説なんだね、じゃあそう思う。
学び1:経験のすべてが武器になる
もう僕これだけで面白いなって思っちゃって。
めっちゃ引き込まれた今。
そう。
で、実際読んでもらうと本当に2時間もあれば余裕で読める。
結構ライトニングな小説なんだね。
サクサクテンポよく読めちゃうので、本当気になった方はここで一旦読んでいただくってのが一番いいんですけど。
最高。
で、この答えは言いません、もちろん。
あとこれが確信なんだから言うわけない人だね。
なんでかとこれミステリーとして当然これを謎を追っていく過程も面白いんだけど、
そうじゃない部分が僕はめちゃくちゃ面白いなと思って今日紹介したかったんです。
で、何が面白いかっていうとクイズって面白いんですよ。
そこそこなんだ。クイズそのものなんだ。
クイズって面白いね、なるほど。
これ僕の解釈なんですけど、この本で形としてはクイズを題材にしたミステリー小説なんですけど、
もう極論僕これ人が生きるってどういうことかっていうことを説いている小説だと思ったんですね。
行きますね。
すごいね、いいね、それぞ自論だよね。
そう、これ自論なんだけど。
っていうのをちょっと今日4つぐらいポイントを持ってきたので、それを元にお話をしていこうかなと思っております。
なるほど、すごいね、その核心に触れずにその4つを語るって結構高度な試みな気がするけど。
本当だよね。
いやーこれね、めちゃくちゃ面白かったし、気になった方で小説とかあんま読まないよって人は是非映画でも見てもらっていいかなと思います。
そうだね、来月公開なんだもんね。
これが出る頃にはもうすぐそういうタイミングだと思うので。
なるほど、なるほど。
というので実際に1個ずつお話をしていくんですけれども、まず1個がですね、僕これを読んでいると感じたのがクイズって経験のすべてを武器にできるなっていう要素がある。
なるほど。
これ特にクイズに限らず転用していくと経験って武器にでき得るよねっていう学びだと思ってるんですけど、
作中の描写で主人公が結構クイズ強いプレイヤーなんですね。
本当イメージとしては伊沢拓司さん、クイズノックの創業者の人がいるんですけど、クイズ王と呼ばれるような人だと思ってもらってる役で、
アマチュア大会みたいなものに年間50勝ぐらいするみたいな、50優勝ぐらいする、毎週行くみたいな。
最強。
そう、みたいな人なんですけど、その人いわくクイズが正解したときって、その背景には正解できた理由っていうのが絶対あるっていうのが持論としてあって、
これが勉強してる知識量とかではないんですよ。
例えば、とあるクイズで、ラジオの番組名に関するクイズをやったときに、そういえばこのラジオ、夜中にこっそりお兄ちゃんが聞いてたラジオだったなとか、
とある本の問題がされた、この本のタイトルは何でしょうみたいな問題が出るときに、
あの本、そういえばお父さんの書斎にずっと置いてあって、中は読んだことないけどタイトルだけで中身を想像してたな、みたいな。
そういう自分の経験をもとにクイズの答えを導き出していく、覚えていく、みたいなことをするんですよ。
なるほど。
だからクイズに正解できたときっていうのは、正解することができた理由が絶対あって、何かの経験があって、その経験のおかげで答えを口にすることができるっていうのが主人公の持論なんですね。
なるほど。
これやっぱ面白くて、クイズっていうもので言うと経験で知識でってなっちゃうけど、これって僕は割と何でもそうだと思っていて、
経験があるからその、なんていうか、自分のアウトプットが出るみたいなものってすごい多いと思うんですよ。
それはそうだな。
確かに。
言われてみれば絶対そうだもんな。
主人公はクイズに答えてるときに、自分という金網を使って世界を救い上げてるような気分になるっていう、ちょっとなんか詩的な。
詩的だね。
ちょっともう一回言って、自分という金網を使って世界を救い上げてるような気分になる。
世界は砂?水?
そう、だからその自分の、自分という金網が細かくて大きければ大きいほど、世界というものをガッとすくったときに残るものが多いんですよ。
きっかかりが多いってことだよね。
そう、きっかかりが多い。
なるほど、なるほど。
僕ちょっと保育士さんもあるんじゃないかなと思ってね。
朝子供を受けるときにちょっとこの子様子違うなみたいなのに気づくかどうかって金網の細かさだと思うんですね。
確かに。
ちょっとあれを言葉変えると多分解像度にも近いかもしれない。
なるほど、なるほど。
そっかそっかそっか。
子供に対してもそうだし、親に対してもそうだしっていうものを、経験をもとに世界の解像度を上げていくっていうことが、ステージではもちろん大事だし、それ以外でもめちゃくちゃあるよねっていうのがあることに思った。
だからあれかもしれないね、その特定の目的を持った勉強とかではなくて、日常とか生活における引っかかりをいかに作るかみたいな話だよね。
なるほど、なるほど。
そう、これのポイントは、めっちゃ勉強しようではなくて、自分の経験すべてがそこにつながり得るっていう言葉がある。
確かにそういうのがある。
そっかそっか。何か川瀬が生きるっていうこととつなげていくことが今何となくわかった気がするな。
だし、今めちゃくちゃそれに何となくぴったりな自分の経験があったんで、ちょっと思い出したので言うと、もう何年前か忘れたんだけど、それこそそういうクイズ番組をね。
何かのやつで流し見というかたまたま見て、で、その時にその決勝、クイズの決勝だったのかな、あれも。
なんかあんま覚えてないけど、そこで題材になってたのがフランスのその調香師、香織とかのプロについて名称があるんだけど、その名称は何かみたいなクイズが出てた。
で、俺それ漫画で知ってて。
だからその東大生とかさ、ああいうの頑張っていろいろ推測してる中で、これ漫画のやつじゃんって思って、で、結局正解だったんだけど、あれも結局全然別にクイズ出ようと思って勉強してるわけでもなく、漫画読んでたやつが実はもうその答えだったみたいなディレイだし、びっくりした。
ちなみに答えはね、ねって花、フランス語で花っていう単語なんだけど、ねっていうのがその時の正解だった。
それをギャラリーフェイクっていう漫画で読んで知ってる。
まさしくそういうことだよね。
自分の経験がそのまま、びっくりしていった瞬間なんだね。
そうだね。ちなみにこの主人公はそういうのが多かった。まあラジオの話とか本の話とかしたっても、その1個答えがあんな華麗になになるっていうクイズが出てて、
これをどう覚えてたかっていうと、その子供の頃に父親の本棚にあったあんな華麗になっていうもののタイトルだけ見て、
これがどんな話なのかをずっと妄想してた時期があったらしくて、どうやったらこのあんな華麗になっていうものにつながるんだろうって、
自分の中で物語を作ってたんだ。
そう、もう創作や。
とあるカレーのカレー屋さんがあって。
俺もそう思った。あんながカレー屋さんになる話だと思っちゃう。
で、これを最初あんなだと思ってたけど、あんなを日本語のあんなと捉えて、
あんなカレーになにつながるにはどうしたらいいんだろうみたいな物語を考えるっていうとかがあって、
それを吸い込んでいくことで、あんなカレーになっていうものの単語をまず覚えて、
それがだんだん、この子の中学生の時からクイズ研究会に入って、クイズのトップに上がるんだけど、
その後、自分でクイズ作ってる時にあんなカレーになっていう単語を調べなきゃってなって、そこで初めて読んだ。
そうするとこんな話だったんだってなる。
みたいな話とかがあって、自分の人生がどこかでつなげていけるようになるっていう経験は面白いよねっていうのがあったと。
2つ目。ちょっと今の1つ目と違うんだけど、クイズの目線を持ってると世界の見え方が変わるみたいな状態があったんですよ。
学び2:目線を持つと世界の見え方が変わる
これも僕、目線を持つと世界の見え方が変わるってめちゃくちゃわかるなと思って。
例えば、作中では主人公クイズをしてるから、これ本文もそうなんだけど、物事を考えてるとだんだんクイズしちゃうっていう、この主人公。
癖になっちゃってるんだね。
職業病みたいなことね。
そう、なんか話してる単語の中でクイズ作るようになってたら、自分で勝手にクイズ作って勝手にクイズを答えるみたいなことをしちゃうっていうのをやってて。
だから、もうベッドに横になってても枕元の本がクイズに見えるとか、もう世界のどこでもクイズがあるみたいなふうな見え方をするんだよ。
なるほどなるほど。
これクイズだとちょっと僕らピンとこないけど、それこそ保育とか治療だったら、公園を見た時にこれは大丈夫なのかっていう目で見るみたいな目があるじゃん。
そうだね。
僕もあるし、キソ君にもある。
目をちゃんと意識的に持っておくっていうのも結構大事だなって思ったんですよ。
なるほどなるほど。
そうね、まさにクイズに限らない話だねそれは。
クイズをやってる人からすると、それが万物が面白くなるなとも思ったのねこれは。
例えばその公園の木を見ただけでもこの葉っぱの形だったら何かだな、これクイズできるじゃんとか。
クイズを対象が何でも扱えるもんね。
そうそうそう。商品とか見てもこの会社本社どこだっけとかロゴの由来なんだっけとか。
そういう風に全部企画とかクイズに変換して見えてくるみたいな。
っていうのは面白いし、それをしたほうが世の中を深く見れるというか、
面白く見れる、スルーしちゃうような情報にグッと入れるみたいなのは、
生きていく上で面白くなれるようなって思った。
確かにいい視点を持ってるね、ナカスマ人はね。
今僕はよしように言ってるけど、これはこれで生活不適合になる可能性。
情報型に陥りそうな感じはするけれども。
でもそういう自分の視点があることで、こう通して見ることでしか、
こうなんか知り得ないというか、成し得ないものもあるよね。
そうだね。とか、子供育ててるとちょうどいい高さ、頭が使えそうな高さにある稼働が気になるとかって、
よく聞く話じゃないですか。
めっちゃあるね。
本当に。いかに世の中が大人のために設計されてる世界なのかっていうのがよくわかるね。
そうそう。そういう目線を多角的に持つ一個の手段としてすごく面白いなと思ったので、
そういうのが増えると面白いし、保育の目っていうのも多分保育士さん皆さん、
意識せずとも持ってる部分が多いと思うので、
そこを意識してみるっていうのもいいのかなと思ったりしたってことですね。
なるほど。
今目って言ってるやつって悪く言えば多分バイアスになるじゃん。
そうだね。
だと思うけど、そういう偏りとか視点とかをいろんな角度で持てることが個人的には教養というか、
同じ物事をいかに違う目線から見れるかみたいなところって結構大事だなと思ってるから、
すごい納得感ありますね。
応用か。
それがだから時代を越えてあの国の人ならこういう眼鏡通して見るだろうなとかさ、
いう同じ物を複数の視座から見れますよっていうのが、
物の見方は一つじゃないよっていうのを体感として知っているみたいなことが結構重要だなって俺は思ってるけど。
3つ目はですね、ちょっとこれ抑え切れなくて僕クイズの話がしたくて。
学び3:答えがわかってから押すのでは遅い
だいぶ抑え切れてないでそれ。
クイズってね、すごいんですよ。
このクイズ競技、競技クイズの技術的な話をちょっとするんですけど、
早押しクイズって答えがわかってから押すって遅いんですよ。
そうだよな。
これ作中でも描写があるんですけど、プロのクイズプレイヤーって、
僕らってテレビで見るとさ、文章が出てるじゃん画面に。
あれないのよとか音声で読み上げられてるだけなのか。
そうなんだ。ないのか。
音を聞きながら、音の元にこういう単語だろうって脳内で処理しながら、
この次に出てくる一文字でわかるだろうからそれが読まれる瞬間に押すぞって押すの。
もう百人一首じゃんそれって。
そうだよね。百人一首と一緒だよね。
これは読ませ押しって言ったりするらしいんだけど。
わかってないんだけど、この次の単語が出たらきっとわかるだろうから押すし、
押しながら今の単語これってことはこれだってめちゃくちゃ考える。
で、これがすごくて、全部の情報が出そろってない。
だけど経験と状況から多分これだって判断するし、
僕には出題者と回答者の信頼関係もあって、
無駄な文章にはしないだろう。
なるほど。
出題者も正解してほしいはずだから、変な文章にはしないはずだと。
ですがとかばっかじゃないけど。
そうそうそうそう。
ひっかけ者だね。
例えば、日本で一番高い山は富士山ですが、
この一文字目で背って言ったら、世界一だろうなって思って押す。
できるけど、僕から背中の毛は何でしょうみたいな問題にはならないだろうと。
確かに。
意味わからん文章には絶対にならないはずだ。
ちゃんと整合性が取れた美しい文章であることが前提なんだ。
これが不信頼関係としてある。
だけどこれが満たされなかったらクイズとして成り立たないよねっていう前提で、
クイズってのは解くんですよ。
意外と。
すごい、なんかケータの熱を感じるね。
クイズってすごいのよ。
美しい世界がそこにあるんだね。
そう。
イメージなかった。
知識カルタなんだよね、本当に。
そっか。
なんだけど、当然思ってた文字じゃないものがきて間違えちゃう。
間違いっぽい押しちゃうって当然なんだよ。
そうだよな。
なんだけど早押しクイズって相手で早く押さないと答えられない。
確かに。
で、外して恥を書くみたいなことがある。
主人公は最初初心者の頃、間違えるのが恥ずかしくて、
全部聞こうってしてて押せなかった。
なるほど。
なんだけど押さなきゃ勝てない。
振らなきゃ当たらない状態だな。
そう。
で、気づいてからもう恥がなくなったって作中で言ってるんだけど。
へー。
これも実はめちゃくちゃ仕事で大事なことなんだよね。
確かに。
恥、そうね。
そっかそっか、完璧主義を捨てようみたいなところがちょっと入ってくるのかな。
だし、それこそ保育でも絶対あると思っていて、
ただただ見ているだけではなくて、ちょっと早いけどグッと行かなきゃいけない瞬間っていうのが絶対ある。
判断をしなくちゃいけない瞬間っていうのは絶対ある。
子供たちが喧嘩しているところに仲裁に入るべきか、見守るべきかみたいな判断をグッとつけて早めに行く。
それが間違えたら学ぶっていうところ。
意外とその全部の情報が揃うのを待ってたら対応が間に合わないっていうことが世の中でいっぱいある。
いっぱいありますね、確かに。
あるある。
だからこそ過去の経験からとか文脈とか信頼関係からこうだと判断して動くって、
クイズのような話のようで人生だなと思って。
なるほどね。
いい学びがあるな、なるほどな。
そう。動かないと仕事は成立しない。保育に限らずだけど保育もそうだし。
確かにな。
確かに。完全な状況待ってたっていつまで経っても完全な状況は来ない。
そう。
大体において。
大事だよな。
そこでちゃんとこう失敗を反省できるかどうかっていうところが本当に大事だよな。
そうだね、それもある。
これができたら起業しようって言って起業しない人をずっと見るもんね。
そうなんだ。その界隈でもやっぱいるんだね。
いっぱいいるでしょ。
そういうことだと思うよ。
なるほどね。
で、この勇気を持って判断するっていうことをクイズというある種、対比でもって、
比喩でもって理解しやすいっていう意味でもすごく面白いエピソードだったな。
これは本当にミステリーと全然関係ない。
ただのクイズ。
確かにね。
全然革新的な話じゃないね。
今、かわちゃが言ってる話、クイズの話だもんね。
そう、これはね、クイズの誘惑だもんね。
でもこの写真ね、クイズの誘惑だもんね。
なるほどね。
面白い。
学び4:ピンポンという肯定
面白いね。
で、最後4つ目。
これ一番やっぱおもろいなと思ったのが、主人公がクイズに正解するということは、
その正解と何らかの形で関わってきたことの証だっていう話をするのね。
面白いな、それ。
おー。
この主人公は、クイズに正解したときに鳴るピンポンっていう正解音が、
これはクイズに正解したことを示すだけの音ではなくて、
対等者のことを君は正しいと肯定してくれる音でもある。
まあそうだよな。
人生でこんなに肯定してくれることってないのよ。
なるほど。
ちょっとあれだな、ケータが肯定に飢えてる感じがするね。
まあまあそういうのもあるけど、でも実際そうじゃん。
そりゃそうだね。
僕らみんな仕事で、
そうだね。大人だったらそうだよな。
ある種抽象化すれば、クイズなのよ。
この状況ではどういう回答を出すっていうクイズを無限に解いていると捉えることができるんですね。
僕たちの意思決定って。
そうだね。
それに対してこうしたっていう回答を出すときに、
キンポもブーもならないじゃないですか。
ならないね。
ならないね。
後からあれって本当に良かったのかなとか、
もっと良いことがあったんじゃないかみたいなこととかを考えちゃう。
そうね、正解不正解っていう尺度でフィードバックが来ることはあんまないからね。
確かに。
クイズっていうのはそこをある種肯定してくれるものではあるよねと。
シンボリックに正解不正解の音が鳴ったりするわけだもんね。
地道な勉強とか経験みたいなものがクイズという形である種答え合わせしてくれる瞬間っていうのがある。
確かに。
で、主人公はこれをかなりちょっともっと拡大して、
すべての人間が何かのクイズに正解できるだけの人生を歩んできているって言ってて。
クイズっていうものが知識をひけらかす場ではなくて、
ある種人生を正しかったと肯定してくれるぐらいのものなんじゃないかっていう拡大解釈をしていて。
すごい、新しい宗派が生まれてるね。
なるほどね。
なんだけど、ここで言いたいのはクイズすごいもそうなんだけど、
ピンポンみたいなわかりやすい答えじゃなかったとしても、
どこかで誰かが正解だと言ってくれる瞬間みたいなのがやっぱあるよねっていう話も載ってたんですよ。
わかんないけど、仕事でお礼を言われたとか、
それこそ子供たちの卒園の瞬間とか。
確かに答えの一つかな。
そういうもので答え合わせが出る瞬間っていうのもやっぱある。
なるほどね。
その瞬間のために毎日を積み重ねてはいるよねっていう話なんですね。
積み重ねてるわ、確かに。
ねえ、卒園式が一番泣けるみたいな話とか、
千尋先生の元同僚の方に以前伺ったときにだけど、
子供たちが昨日までできなかったことができるようになる瞬間を見るとみたいな話とかね。
ちょっと近いというか。
確かにね。
ある種ちょっと正解に近いものを見れている瞬間じゃないですか。
肯定された感じになるな、確かにな。
そうそうそう。
うん。
それをちゃんと受け入れようねっていう話だなとも僕は思っていて。
なるほどね。それを受け入れるか。
うん。
それを社に構えて受け入れない方がもったいないというか、
あなたの積み重ねに対するピンポンじゃなかったとしてもフィードバックがあったときに、
ちゃんと真っ直ぐ受け止めようっていうのはすごい大事だなと思って。
そうだね、なんか社に構えてなくてもさ、そのピンポンに気づけないことってありそうだなと思っていて。
だからそこのなんかアンテナっていうのかな。感度高めとかないと、
これがそのピンポンなのかどうかすらわからないみたいな。
そうだね、なんかこう落ち着いてないと感知できなさそうな感じがするな。
うん。
それこそ子育てとか保育とかだとなんとなく、
なんだろうね、子供からのそういう表出されたものを正しく認知できるだけのメンタルとストレスがちゃんとマネジメントされていないと。
これはね、子育ての方がそうですね、本当に。
今日もね、さっきちょっと怒っちゃったんですけど。
なんでそんな怒っちゃったかなって反省しながら今ここに来たんですけど。
積み重ねでね、なんかこういつかそれがピンポンって言ってもらえるのか、それともブンブーだったのか。
まあすごい分かんない、その千尋家、佐藤家の文理科は分からないけど、
それがいつか大きくなった時にあの時怒られたことを覚えていて、みたいなことがあったらちょっとフィードバックになるかもねとかはできるかもしれないよね。
確かに。
そうだな。
というわけで、君のクイズという本についてめちゃくちゃ紹介をさせていただきました。
いいね。
面白そう。
これ原稿だと200ページもないぐらいだったのかな、確か。
割と薄めなんだね。
さっき読める。
この小説の作者の人って、あれなんだね、言語化するための小説志向っていう本を書いてる人がこの人か。
小川哲さんです。
すごい納得感があるというか、そういうことね。
新書で平積みになってる人。
そうそう、新書のやつ。
そうだよね。
気になってるんだよね。
まとめと今後の展望
本の後書きにも書いてあるんですけど、その小川さんがさっき言ったクイズノックは、
クイズノックの創業メンバーの一人、もう伊沢さんじゃない方の方にめちゃくちゃ取材をしまくって。
へー。
そのクイズ大会の競技シーンって何考えてるのとか、どういう感覚であのクイズに向かってるのとか、どういう積み重ねの日々やってるのっていうのをめちゃくちゃ取材した上でやっているので。
へー。
なるほどね。
推測で書いたとかじゃないんだ。
ない。
本当にめちゃめちゃ事実ベースなんだね、そこ。
そう。
面白いね。
クイズ、それも競技クイズと呼ばれるようなものに、めちゃくちゃ人生をかける人たちの思考とかに迫れる。
へー。
し、何と言ってもミステリーとしての一文字も呼ばれてないクイズになぜ正解できたのかっていう謎をだんだんと解いていくっていうところ。
そこ気になるね。
ちょっと後でこっそり教えてもらおう。
いや読めよ。
そこは読もうよ。
いや教えてあげてもいいけど。
そっか、面白いな。
まあ、なので、そのミステリー、小説としては当然めちゃくちゃ面白い、これがどうしてっていうので随々読んじゃうとか、
それと同じくらい、このクイズっていうものを抽象化して、その毎日の積み重ねでいつか自分を肯定してくれる日が来るみたいなメッセージだなという気もした。
その読み方ができるというか、そう捉えることができるっていうのは、ある種ケータの培ってきたみたいだな。
本当だよね。ピンポーン。
ピンポーンって。
正解した。嬉しい。正解した。
すごい福音が。
ついに正解したわ。
ついに正解したね。
いやでも本当ね、保育も子育てもそうだと思うけど、本当に正解っていうフィードバックが目の前で即時的にない分野の仕事だったり関わりがほとんどだから、
やっぱね、なんていうか、我々世代は特にさ、教育とかも全部そうだけど、基本すぐこう丸抜で帰ってきたりとかさ、何でもかんでもフィードバックがいろいろあることに慣れている世代だからっていうのもあるかもしれないけど、
結構そこに疲れちゃったりとかストレス強く感じちゃうっていう場面は、僕自身もたくさんあるし、周りの親御さんの話とか聞いててもやっぱり、
終わりがないように見えて、すごい辛いみたいなことは結構あるんだけど、なんかそこを、それこそ肯定してくれるようなかわじの気づきというか、その視点がやっぱり素敵だなと、とても今日は胸にしみる話でした。
ありがとうございます。ぜひ読んでください。
ピンポーン。
何これ、定期的にその正解かどうかが鳴るシステムになってしまう。
ブーが出た時つらいんだけど。厳しいね、それ。
確かに。いつブーが来るかね。
怖いな。
ありがとうございました。
はい。
というわけでですね、今回初めてかな、小説をね、持ってきてくれた。
そうかもね。
イン・ザ・メガ・チャーチの下りって何だったっけ。
あれはなんか途中で出てきた話だった。
だせんしたんか。
言語化する技術、三宅川穂さんの話の中で。
そうだそうだそうだ、出てきたね。
面白いね、小説、そうか、小説からこういうふうにつなげることもできるなっていうのが今日また新たな気づきとしてあったので、
お三方が選ぶ、自分のこれまでの人生で読んできた中で一番好きな小説とか持ってきたら、ちょっと楽しいかもしれないなと思いました。
今度やりたいなと思います。
というわけで、こんな感じでラジオ続けていきたいなと思っているので、
GoogleフォームのURLを多分どっかに乗っかっているので、質問ご意見等々いただけたらとても励みになります。よろしくお願いします。
はい、というわけで今回もご視聴ご清聴ありがとうございました。
ありがとうございました。
37:34

コメント

スクロール