探偵、大きい動物の研究をしているちーと、小さい動物の研究をしているはちです。
この番組では、研究者として、ひよこ教員として、はたまた普通のあらさおなとして、日々奮闘中の二人のリアルな会話をお届けします。
はい、今回は、ある制度について話してみたいと思います。
はい。
研究者なら、もしかしたら一度ぐらいは考えたことあるような内容なのかもしれないんですが、
査読のシステムについて、ちょっと考えてみたいと思います。
はい。
で、というのも、なんか最近ね、はちのパートナーから、彼が絶賛就活を頑張っている段階でして、
そうですよね。
就活するときって、履歴書とか、その大学で、その大学の研究者とどういうコラボレーションができて、どうやって大学に貢献できるかっていうところで、
研究計画書をね、結構書いて送るんだって。
そうだよね。書かないといけないもんね。
そうそう。で、これって、なんか読むほうずるくない?って言われて、
え、そうだよね。
なんか、こんなにアイディアばらまいてるって。
なんか、いや、わかるわかる。そうだよね、ほんとに。
しかもさ、別に、なんか、なんていうの、採用されないとさ、ほんとにアイディア垂れ流しじゃん。
うん。
っていうのに、なんかちょっともやっとするなっていうのを言われて、確かにそうだなと思って。
で、ちょっと、たぶん全然その、なんか、所得って何?って感じの人も多いと思うから、
最初にちょっとだけ説明したいんですけど、
はい、お願いします。
はい。
研究の過程で、自分の研究計画書だったりとか、
自分で計画を立てて、実験をして、その結果をまとめた論文っていうのを、
専門家の人に審査してもらうって段階って、結構いろんなプロセスであるんですよね。
ありますね。
あれですよね。私たちも、なんだかんだ審査する側に回ることになっている。
年代でもあるからね。
うん。たぶんいろんなパターンがあって、研究計画書については、
研究の資金、研究費を獲得するときに、研究計画書を送って、読んでもらって、
お金もらえるかもらえないかってとこで見られるし、
そうだよね。
さっき8の彼の例で言ったように、仕事に応募するときで各大学に送るってこともあるし、
で、普段実験して出た結果は論文としてまとめているので、その論文について、
さどくっていう過程があるので、その段階で見られたり、
これって本当に自分の大事なアイディアとか、競争相手にばらしたくない情報を開示するっていうことになるんですよね。
なりますね。
でもすごく大事な、さどくの過程で、その研究の設定が正しいかとか、科学的に手法が適切かとか、
その実験自体の研究倫理を守っているかとか、いろんな審査の過程なので、
やっぱりそういうスクリーニングをかけて、こうちょっとしたものになるっていうので大事なんだけど、
さどくする側はね、もちろん総合で知り得たことを外部に漏らしてはいけないっていうのがしっかりと言われています。
そうですね。
さどくする側は責任と倫理観が求められるということで、すごく大事な研究倫理。
私たちもね、学生の時から学ぶようなことだと思うんだけど、
いろんな研究者が応募するであろう、課金費っていう大きな国の助成金があって、
そこからどんなことを図れているかちょっとだけ調べてきたんですけど、
評価する人、今回でさどくをする人は評価の過程で知り得た他人の独自性、アイディア、
未発表の研究成果を自身の利益のために利用すること、および外部に漏らすことは、
研究倫理および社会的倫理に反するため行ってはいけないってしっかりと明示されています。
いや、なんか難しいよね。でも、もしさ、それが自分のアイディアと被ってたりとかしたらさ、
なんかすごい、なんていうか、センシティブじゃない?
え、そうなんだよね。なんか、いや、それはもちろんわかってるよって感じじゃん。
そんなことしちゃいけないのはわかってるけど。
いや、もちろんね。
でもすごいさ、それ最初にやって思ってたのは、生きてる上でいろいろ得る経験をもとに私たちって思考を巡らせてて、
一回、なんか知ってしまった情報って頭から取り除くのは無理じゃない?って思って。
絶対言わないよ、人にはっていう。
わかるよ。なんかね、意識的にやったとしても厳しいよね、やっぱり。
これ、むずい問題だなと思って、なんかちょっと、この、なんかどんどん深い議論ができるような話じゃなくって、
マジでこれ、みんなどうしてんの?っていうレベルでしか話せないんだけど。
で、今回さ、このエピソードを撮るっていうことになったから、私ちょっと調べてみたんだよ、課件費。
少なくとも課件費の審査員をしてる人に対してどういうルールがあるのかみたいな。
で、審査員をお引き受けいただくにあたってみたいなページがあって。
で、この審査っていうのは建設的相互批判の精神に沿った日本の学術研究の将来をされる大事なプロセスです。
でね、審査員の方にはメリットもありますって書かれてて。
最新の研究トレンドに触れることができます。
え、これってさ、大丈夫?って思って、私。
やばいね。
これってさ、この研究員の審査とどうやってみんな、なんていうの、折り合いつけてやってんの?と思って。
わかんないんですけど。
むずいなぁ、これちょっと。
で、これは正式なホームページに書かれている文言になります。
いや、ほんと難しいんだけど、でも一方でやっぱり細分化していくとピッタリガチみたいなのってなかなかないから。
それもある。一応調べた感じ、利益相反みたいな感じ?
利害関係か、利害関係の排除っていう項目もしっかりあって、
なんか同学校だったら利害関係あるっていうクリアなルールは、ちょっとちゃんと読んでないしわかんないんだけど、
共同研究してるとか、すごく分野が近い人が審査しないようなルールにはなってるみたい。
あ、そうなんだ。
いや、なんか難しいね。
難しい。
就活も課金費も、なんか私たちがよくわからないプロセスがあるんだろうね。
でもなんか、する側になったらさ、なんかどうやって振る舞っていくべきなんだろうとかちょっと考えるかも。
うーん、そうだね。
なんか、茶読とかもさ、するとすごい学びが多いじゃない?
うんうん。
で、こうやって返答されたら嫌な気分になるなとか、こうやってやったら気持ちいいなとかあるじゃん。