スロースタートのすすめ
お疲れ様です。羊飼いのまるおかです。
人と羊が繋がることをテーマに活動しております。
よろしくお願いいたします。
今日は前回の続きで、
羊飼いと飼育員と楽能家の違いだったかな?
についてお話ししたんですが、
それともう一個、スロースタートの話が話題に出たので、
今の私だったらなんて言うかな?
クイズです。
今回はスロースタートについて話そうかな。
私の経験に基づいてと、
私の立場というか環境も踏まえてお話しするので、
みんながみんなそうではないですよ、というのは前提として
押さえておいてほしいんですが、
私と同じような感じでいきたいのであれば、
スロースタートをお勧めしますというところかな。
私ってどういう前提条件は何がいいんだろう。
まず、動物取り扱い業を持っていますと。
触れ合いとか、羊を生産する以外で収入源が得られますよというのが
まず大前提かな。
これがあるかないかってやっぱり選択肢が全然違うので、
羊を生産しないと売上確保できないという状況は大変だし、
それなりの投数も必要になってくるので、
スロースタートってちょっと難しいよなって話ね。
もう1個は目的かな。目的がやっぱり大きく、
スロースタートが向くのと向かないのがあるので、
そこはやっぱりちょっと抑えなきゃいけないなっていうと、
たくさん羊を育てて、お肉にしたりとか、
毛をたくさん収穫して、それが流通に乗っていろんな人に届くと。
要するに食べるものを提供したりとか、着るものを提供したりとか、
そういう目的があったらスロースタートなんてやってる場合じゃねえっていう。
もうさっさとたくさん羊を増やして大規模にやっていかないと、
目的が達成できないよねっていうところがあるので、
そういった違いかな。
私はたくさん育てるとか、たくさん届けるっていうことはあまり目的としてなくってね。
伝える方に結構重きを置いてるんですよ。
なおかつ私以外の羊飼いさんがたくさん羊を育ててらっしゃるじゃないですか。
なので、その羊たちにみんな興味持ってほしいなっていうかね。
もうすでにいるから、その羊たちのお肉をみんなに食べてほしいし、
羊毛も国産羊毛が今出回るようにちょっとなってきてるじゃないですか。
国産羊毛のJWPとか、Japan Wool Projectとか、
JWPとか、Japan Wool Projectの羊毛が今いろんなところで手に取れるようになってきてると思うので、
それに手を伸ばしてほしいっていうところがやっぱりあります。
それがあるにもかかわらず、私がたくさん羊毛を増やして、
私のほう買ってくださいなんて言ったら、なんかよくわかんないことになっちゃうじゃん。
国産羊毛あるからっていうね。
それがまず完売する。足りません。もっともっとっていうぐらいにならないとダメじゃん。
だからそっちをまず手に取ってほしいので、
羊の育て方と目的
私は自分で羊をたくさん増やすっていう目的はまずないです。
もうはなからないです。
私は私で、自分の牧場の敷地の面積とかもあるしさ、
そのキャパを超えるような等数を買う必要はないので、
っていうところかな。
で、そんな私がね、私と同じようなことがしたいのであれば、
スロースタートがおすすめですよっていうところになると思います。
で、これのいいところね、いいところをちょっとお伝えしていけたらいいなと思うんですが、
まず結構自由が利くんだよね。
そもそもスロースタートの、まだ大前提あるな。
売上が他にちゃんと立ってるっていうところだよね。
羊が生産できてもできなくても、ちゃんと食べていけるよっていうのがまずありますというところから、
羊を1頭、2頭、3頭と少しずつ増やしていくという感じです。
で、これをやることで、まず自分がそもそも羊育てるのに向いてるかどうかも分かるし、
まず1頭の羊をちゃんと育てられるのかどうかっていうのが大事じゃないですか。
1頭の羊がちゃんと育てられなかったら、2頭、3頭なんてまず無理でしょ。
だし、毛刈りで刈り取ってちゃんと毛刈りができるのかっていうのもそうだし、
刈り取った毛をちゃんと糸にして、ちゃんと形にできましたかと。
それができなくて、じゃあ2頭、3頭、そっちはできますなんて、そんなバカなという話なのね。
そういう意味でも、まずちゃんと自分ができるのかどうかっていうのをやってみないと分からないところではあるので、
だったらまずはスロースタート、少しずつやっていくと。
それが足りない、足りないと、羊1頭じゃ足りませんと完売しちゃうし、まだまだ労力的にも私はやれますと。
じゃあもう1頭増やしましょう、2頭増やしましょうと、繁殖してみましょうという風にちょっとずつちょっとずつ増やしていく。
これがすごく私は大事かなと思っているんですよね。
なんか無理なく、自分がとにかく楽しめるんですよね、羊を心の底から。
羊を育てて、それをお金にしないと食べていけないってなっちゃうと、別の感情が生まれてくるっていうのもあるので、
そこはちょっと区別した方が私はやりやすいんだよね。
ちょっと目的が変わっちゃうというかさ。
羊のこと伝えようと思っているでしょ、私。
ってなってくると、なんか羊で食べていくことから伝えられることってなんかちょっと違うというか、
それはね、そうなんだけど、それを伝えたいのかっていうと羊飼いを増やしたいわけではないというかさ。
羊飼いを増やしたくないというのは育てる人をね、関わる人は増やしたいですけど。
ってなってくると、そうだな、ゆっくり無理なくやるっていうのが前提としてないと伝えたいものも伝えられないじゃないですか。
羊を育てている人が何か苦しそうにしてたら、それを受け取る側もどう受け取っていいかわかんないじゃん。
それを伝えたいわけじゃないからさ。
なので、ある程度余裕がないと伝えるものも伝えられないし、やりたいこともやれないしさ。
本当はこういう風に飼いたいんだけどなーと思ってても、食べるためになるとちょっとそれはできないんだよなーっていうところも出てきたりもするかもしれないし。
理想と現実のギャップで嫌になっちゃうみたいなこともやっぱあるからさ。
なのでスロースタートがいいんじゃないのかなーっていうのが、私は一番感じるのはそこかなー、おすすめするところで言ったらさ。
だから私羊育てて、羊のことを発信したりとかしてますけど、全然楽しめるんですよ。
なのでねー、そこはすごく自由で、自分の考えをそのまんま実行できるっていうのはありがたいよね。
別に誰かに何を言われようが構わないんで、別にそれでどうこうなることは私はないからさ。
そうだなー、そういうところがすごくおすすめかなー。
それがある程度形になって、もうちょっとたくさん増やせるってなってきたら大規模にしていけばいいわけだし、
このまんま少ない等数の方が自分には合ってるなと思えたら、それが一番いいじゃないですか。
私がやりたかったのって、こんなんじゃなかったんだよなーみたいなさ、たくさん借金してお金借りてでっかいところ作って仕事に追われ、
あれなんか思ってたのと違うってなっちゃったらもう取り返しはつかないからね。
っていうのも含めてスロースタートがいいんじゃなかろうかっていうところかなー。
まあ、羊以外で仕事というかちゃんと手に職をつける必要があるから、それが嫌だっていう人は頑張ってっていう感じかもしれないけど、
そこは人それぞれだって選んでもらえればいいかなと思うけど、私はそうだね、
羊の生産以外で、私は触れ合いとかですけど、それで一応ある程度はうまくいってはいるので、
そこをまずやった上で、自分のやりたい羊のことを全力でやっていくのがいいんじゃないのかなーって思います。
自分の身の丈に合った形っていうのをまず知るっていうのも大事なんでね。
起業したことがない人はまずはスロースタートがいいんじゃないかな。
起業のアドバイス
初っ端から牧場を立ち上げるんだっていうよりかは、ある程度社会経験して自分で立ち上げるっていうのも、
小さいものをまず立ち上げてさ、別にどんだけ立ち上げたっていいんだから、企業なんて。
一人一個までなんてことはないんだからさ。
ちょっとずつ立ち上げてみてさ、物を売ったりとか、メルカリでもいいし、ベースでもいいし、
YouTube頑張ってみるでもいいと思うし、ブログ記事会で頑張ってみるでもいいし、
お金を稼ぐっていうのをちょこっといろいろとやってみて、
その延長戦で羊もちょっとやってみて、あ、いけると思ったらいけばいいわけなんで。
最初はまずスローでどうですかっていうところかな。
ある程度自分に自信がついたらね、最初からドカッといけばいいと思うけど。
最初の起業でドカッといくのは怖いね。
私はようやらんなっていうところかな。
そんな感じでございます。
何かの参考になれば幸いです。
ではでは。