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個性心理学認定講師のひつじです。
平日は会社員、夫婦と犬で暮らしています。
都内在住の30代です。
今回から、朗読会【声の散歩道】に参加させていただきます。
改めまして、ひつじです。よろしくお願いいたします。
初回となる今回は、青空文庫の中から見つけた作品をお届けいたします。
作、新美南吉、ラッパ、おじいさんは田舎に一人ぼっちで暮らしていました。
だんだん耳が遠くなったので、都にいる息子のところへ
耳が遠くなったから、よく聞こえる機械を買って送ってくれと言ってやりました。
息子はいろいろ探したが、あまり良い機械がないので
ラッパを買って、これを逆さまにして耳につけて
ラッパの尻から聞きなさいと言ってやりました。
おじいさんはそのラッパを喜んで使っていましたが
耳はどんどん遠くなって、とうとうつんぼになりました。
それでもおじいさんは、あのラッパでは聞こえなくなったから
もっとよく聞こえるのを送ってくれと息子に手紙をやりました。
息子はいろいろ考えてから、また前のラッパと同じラッパを送って
このラッパを耳につけると私の声が聞こえますと言ってやりました。
おじいさんはそのラッパを耳に当ててみました。
そして、ああ聞こえる聞こえる、懐かしい息子の声が聞こえると言って喜びました。
けれどそれは、おじいさんの耳が聞いたのではありません。
心が聞いたのです。
以上です。
皆さんはこの作品を通じてどんな感想を抱かれたでしょうか。
私の感想を少しお話ししておしまいにしようと思います。
私は2回目におじいさんがやっぱりよく聞こえないと言った時に
前に渡したものと同じラッパを渡した息子さんを少し意地悪なんじゃないかと思ってしまいました。
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皆さんはいかがでしょうか。
それはそれとしてですね、本当はよく聞こえなかったはずなのに
同じラッパでも2回目に渡した時には息子の声がよく聞こえるという風に言ったおじいさんの言葉が印象に残りました。
そこにある思いとしては、人からの贈り物、特に愛する息子さんからの贈り物であれば
本当はもしかしたら聞こえていないのかもしれないんですけれども
息子さんの声が聞こえるぐらい嬉しかったんだろうなというおじいさんの気持ちが想像できました。
特に冒頭でおじいさんは一人で暮らしているという書き出しだったので
人の声、人のぬくもりというのがおじいさんが一番求めていたものだったんじゃないかなと思いました。
皆さんの感想もよかったら教えてください。
本日の朗読は以上です。
それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。
羊でした。