2025-11-05 32:07

#39 そういうものに わたしはなりたい

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宮沢賢治 アメニモマケズ

自分の理想像について/ユーモアを忘れず、好奇心旺盛で、様々ことを嗜み、オススメされたものは素直に試し、世界を広げ、年を重ねても、みなに笑顔で木偶の坊と呼んでもらえる、そういうものに、わたしはなりたい/中川さんみたいにはなりたくないけど、そこまでいけばすごいと思う/他人は自分と違う、と実感をともなって理解すること


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サマリー

宮沢賢治の詩に影響を受けた話を通じて、理想の自分を探し求めるテーマが描かれています。過去の朗読経験や感情表現についても考察されており、素直さや若者文化の理解にも触れられています。このエピソードでは、理想の自分に近づくための努力や自己認識の重要性が語られています。特に、他人からの印象や短所をどう受け入れ、改善していくかがテーマとなっています。また、理想と現実の間で葛藤する様子や、他者との違い、自身の生き方についての考えが深められる中で、中川さんの哲学が明らかになります。

理想の自分の追求
スピーカー 2
雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けぬ、丈夫な体を持ち、欲はなく、決して怒らず、いつも静かに笑っている。
一日玄米四合と、味噌と少しの野菜を食べ、あらゆることを自分を感情に入れずに、よく見聞きし、わかり、そして忘れず、野原の松の林の陰の小さなかやぶきの小屋にいて、
東に病気の子供あれば、行って看病してやり、西に疲れた母あれば、行ってその犬の束を追い、南に死にそうな人あれば、行って怖がらなくてもいいと言い、
北に喧嘩や訴訟があれば、つまらないからやめろと言い、日出りの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き、みんなにデクの坊と呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず、
そういうものに私はなりたい。
ラジオの人のラジオ。
ということなんですけど。
営業のババです。
スピーカー 1
感情入ってたんじゃない?
もうちょっとなりきって。
スピーカー 2
もう少し入れればよかったな。
スピーカー 1
制作の中川です。
スピーカー 2
朗読コンクール。
小学校1年生ぐらいの頃に、朗読コンクールで選ばれたんですよ。学年の中で。
誰が?
僕が。
嘘。
1年生ですよ。だから覚えて読んだら上手だねって言われるようなやつで。
今のは頑張ってないですよ。
しかもその時、バーバパパを読んじゃって。
スピーカー 1
ババだから。
スピーカー 2
そうやって絶対言われるじゃないですか。
違うの?
スピーカー 1
違う理由があるの?そこに。
スピーカー 2
たぶんバーバパパ好きだったんですよ。本として。
でも、小学生にバーバパパを音読してるっていうネタを自分から与えてしまって。
スピーカー 1
もう小学校1年生の6年生でも喜びそうなネタだよね。
スピーカー 2
そうですよね。あれなんでそんなことしちゃったんだろうなと思うんですけど。
スピーカー 1
それが突っ込まれるのが嫌だったら他のを選ぶ。
スピーカー 2
選ぶべきですよね。それやっといていじるなっていうのも。
無理だよね。それは無理だ。
無理ですよね。そうなんですよ。
音読が大事だったわけじゃなくてですね。
そういうものに私はなりたい。
スピーカー 1
理想の?
っていう話。
文化と習慣の変化
スピーカー 2
自分?
いやでもこれ、宮沢賢治のこれ、いいなって思ったんですよね。
そういうものに私、理想の自分っていうことで考えて、ということはそういうものに私はなりたいだな。
そういえば宮沢賢治ちょっと1回読んでみようと思って今読んでみたんですけど。
この人物像もすごいいいなと思ったんですけど。
スピーカー 1
さわりだけはよく聞くけど、最後というか今改めて聞くと。
スピーカー 2
そうなんですよ。
みんなにレクの棒と呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず。
ここら辺またいいなと思って。
スピーカー 1
今さ、例えば今自分が読んだものに習って、同じように僕はこういうものになりたいっていう、書ける。
スピーカー 2
ちょっとそれ書こうかと思ったんですけど、ちょっと難しくない、焦点が合わなくなるなと思ったんで。
そこまではしなかったんですけど、素直でやりたいなって思ったんですよ。
スピーカー 1
パパ君素直じゃないからね。
スピーカー 2
本当ですか?
スピーカー 1
だってルールをさ、ルールがあったらそれを壊したくなっちゃう人だからね。
スピーカー 2
そうですね。
そういえばそれ、これ比較的、昨日配信して、最後の分配信して今日収録してるんで比較的タイムリーなんですけど。
スピーカー 1
朝も言われたよ。
スピーカー 2
本当ですか?エレベーターのやつ?
スピーカー 1
先輩にそう。
知らないの?って言われた。
今片方開けるってダメなんだよ。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
両方止まってないといけないんだよって。
そうですよね。確かにコメントしてくれてましたね。
スピーカー 2
私が、本当?コメントしてくれて。
スピーカー 1
いそがいさんがね、コメントしてくれてました。
スピーカー 2
名前出しちゃったよ。
本名でだって、Xでコメントしてくれてたからいいでしょ。
いつもね、すごい楽しみに聞いてくれてる。好きなのかな?私のことが。
あのパン屋さんはあそこですよって名前出したら、ああ、だよね。朝からそんな会話が。
ハスキー坊主さんも右側開けませんって、ちゃんと立ってますっていうコメントしてくれてましたね。
スピーカー 1
でもさ、じゃあ今度ね、広島そんなにごちゃごちゃ混んでる駅はないけど、東京のね、わかんない、もうすごいイメージ。
新橋駅で、例えば自分が行ったとしますが、右側うわー開いてるとしますね。まだそれが周知されてない。
立てる、ぽーんって。でも正しいことしてるんだよ。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
勇気ないな。
スピーカー 2
あの、程度によるかな。
スピーカー 1
朝の主人にね。
スピーカー 2
そうですね。それこそ僕がこの間話題に出してた、左側全部並んでる、右側ガラ空きっていうところだったら、さすがにやる。
だって誰も歩いてないし、これはまあ逆に流れを作ろうと思ってやるんですけど、その右側ちょこちょこ歩いてる人がいる流れだったら、さすがにやらんかな。
スピーカー 1
あ、泣いてたらやるの?
スピーカー 2
やるんじゃないですか。だってその瞬間誰にも迷惑かかってないし、流れを変えるっていう一歩になるじゃないですか。
そうだね。
そうですね。なんかファーストペンギンでありたいっていうね、いう気持ちはあるんですよ。
スピーカー 1
やってみて今度、東京出張の時に。
スピーカー 2
でも東京さすがにもうリテラシー上がってるんじゃないですか。
スピーカー 1
そうか。私の勝手なゴリ固まったイメージか。
スピーカー 2
中川さんのご友人東京とかいないんですか。
いるいる。
じゃあ東京で聞いてくれてる人もいるんじゃないですか。
スピーカー 1
そうだね。ちょっと聞いてみるわ。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
アンケート取ってみる。
スピーカー 2
そんな、ちゃんとしなくていいですけど。
スピーカー 1
結構通勤中にね、聞いてくれてる。
スピーカー 2
ありがたいですね。
スピーカー 1
お友達も。
スピーカー 2
東京の事情を教えてください。
スピーカー 1
そうだね。ごめん話それた。
スピーカー 2
いいですよ。でも僕素直でもあるんですよ。
だし、なんか素直って言ってくれる人もいて。
スピーカー 1
分かるよ。私の中で、でも今こういう言い方も、私女性じゃん。
はい。
で、男性は異性じゃん。
男性はね、みんなね、素直で可愛い。
スピーカー 2
あーなるほど。
スピーカー 1
男の子も含めてね。
スピーカー 2
単純だなーっていう感じですね。
スピーカー 1
女性の方が怖いよ。
スピーカー 2
なるほどなるほど。匠さんがね、いろいろ考えてるね。
なんか僕、ひねくれていたいという気持ちもあるんですけど、
なんかこう、人がいいと言ってたものは、これが人っていうか、
ちゃんと自分が好意的に思ってる人がおすすめしてくれるものとか、
理想は、こう言いなくても、できるだけ一旦は試して、
そのおすすめされたものを好きか嫌いか、
いや、体験した上で判断した方がいいなという風には思うんですよね。
やらずに何か拒絶反応を示すよりは。
スピーカー 1
言わず嫌いは嫌だってことね。
スピーカー 2
そうそうそう。一回試した上で、
やってないですけど、若者がBDR流行ってるんだったら、
やってみ、なんだあれはって言うんだったら、一回試した方がいいな。
スピーカー 1
そうか。というところからすると、最近の若者はみたいな、
私もそっちにちょっと入ってきてしまって、
いうこともあるんだけど、
試さずに言ったらダメだってことだよね。
スピーカー 2
まあもうそれはね、永遠に起こり続けてることだからしょうがないですけど、
なんかダメな大人にならないためには、
頭ごなしに否定するんじゃなくて、ちょっとこう、
試してみてからの方がいいよなーって思うんですよね。
ただ、おじさんおばさんが若者の文化に入っていくと、
スピーカー 1
その若者の文化終わるから、
スピーカー 2
そうね。時代によって、その年代で作られてるものはあるもんね。
そうですね。大体ね、
おじさんおばさんが若者が流行ってるものを取り入れ始めたら、
若者はそこからもう逃げていくって言うじゃないですか。
自分たちだけの特別な空間だから良かったのに、
おじさんがこう、TikTok知ってるかい?とか言い始めたら、
スピーカー 1
そこは侵食しちゃいけないってことね。
スピーカー 2
ていうか、おじさんに伝わる頃にはもう既に飽きられてるっていうのもあるし、
おじさんがちょっとこう、積極的に関わり始めたら、
なんかその自分たちの楽しかった世界が、
ちょっとこうね、崩れちゃうっていうのもあるんだろうなと思うんですけど、
スピーカー 1
でもだんだんそれが自然に入ってくるというか、
よく戦竜であるじゃない?コンテストみたいなのがあって、
スピーカー 2
中川さんが好きなサーリーマン戦竜ですね。
スピーカー 1
シルバーシニア戦竜みたいな。
数年前までAIとは何だよみたいな、
そういうのがたくさん見受けられたんだけど、
今多分もうそういうのないし、
やっぱ流れだよね。
時間、時の流れというか。
そうやって繰り返していくんだろうな。
そうですね。大人はどうしたって、
スピーカー 2
あの情報を取り入れるの遅くなりがちなんで、
そこにある程度抵抗しつつ、
感度高くいたいなという気持ちと、
適度に節度を持ちながら。
素直で言うと、
この間ひろみさんに、
SNSで勧めてもらった、
マリユキコさんの、
殺人鬼フジコさんを紹介してもらって、
とかを読んでますよと言われて、
殺人鬼フジコの衝動という小説を読んでみたんですよ。
すごい面白かったですね。
イヤミス、
嫌な気持ちになるお話っていう感じでもあるんですけど、
不幸なので。
最後まで不幸なの?
スピーカー 1
この話は最後まで不幸かつ、
スピーカー 2
最後でさらにゾッとするっていうやつだったから、
最後はちょっと、
スピーカー 1
救いがあってほしい。
スピーカー 2
私はそっち派かな。
でもこれも、
スピーカー 1
食わず嫌いかもしれないので、
イメージでしょ?
だから読んでみてもいいかもしれない。
スピーカー 2
いわゆるそういうの読んでないですか?
イヤミスみたいな。
僕、港カナエさんはほとんど読んでたんですけど、
このマリユキコさんは読んだことなかったんですけど。
スピーカー 1
港カナエさん、本もあるし、映画ももちろんあるし、
すごいよね。よく構成されてるよね。
面白いですね。
でも最後はやっぱりズドーンときちゃう。
スピーカー 2
でも、
考え方だなと思って、
変なハッピーエンド嫌じゃないですか?
それはある。モヤモヤするよね。
昔のハリウッド映画じゃないですけど、
そんなに綺麗にまとまって、
いっぱい周りで不幸せになってるぞっていうのも思ったりするし。
スピーカー 1
それはそれでそうだね。
あと、
見てる人に考えてよっていうのも、
スピーカー 2
ちょっとモヤモヤすることもある。
どっち?
気分によりますよね。
それをじっくり考える心の余裕があればそれでもいいし、
エンタメとしてスッキリ終わった方が、
今はその方がいいっていう時もあるような気もするしなって。
スピーカー 1
今、本読み始めたらしく。
本当ですか?
この間本屋さん行ったときに、ちょうどフラット東の敬語、
小説家40周年、
何かのランキング、読者が選ぶみたいな10から1位まであって、
結構ほとんど読んでて、
初の上下感っていうのがあって、
上下かー、
すごいハードル高いなーって時間かかるじゃない?
毎日読めないし。
理想の自分を目指す
スピーカー 2
間が空くとわかんなくなるから、また前に戻ったりする。
でも、白鳥とコウモリ。
スピーカー 1
読んだ?
これ去年に出てると思うんだけど、
最高傑作、新たな最高傑作の予感。
スピーカー 2
いろいろ書いてあって。
なるほど。
上下感じゃないですけど、続きものっていう感じでしたよね。
そうだったっけ?
確か同じ世界を。
それ言ったら、香川シリーズとかも続いてるからあれですけど。
スピーカー 1
東の敬語なんですね、また。
他の川に行ったんだけど、たまたまそのコーナーがあったのよ。
スピーカー 2
ポップアップであったから。
100%面白いってわかってるからね。
それ人知るんですか?中川さんの大事な要素。
スピーカー 1
2ページ目ぐらいで。
これをめぐって、ゲーマーであるからね。
スピーカー 2
いろいろ繰り広げられるんだと思う。
中川さんの小説の大事な要素は、人が殺されるってことですね。
スピーカー 1
小説上だからそんな私サイコパスじゃないけど。
スピーカー 2
それはさておき、
僕は素直な人でありたいとか、
大人になってもできれば小バカにしてもらえるような人間でありたいとか、
いろいろこうなりたいなっていうのがあるんですけど、
中川さんはこういう人でありたいみたいな。
あんまなさそうですよね。
全然ない。
何も考えてなさそうですよね。
スピーカー 1
全然ない。全くない。
スピーカー 2
なんかこう、ね。
何それ。
理想。
絶対多分そうだろうなって思いながら。
スピーカー 1
それに近づこうと努力をするってこと?
そうです。
スピーカー 2
それはどういう努力?
自分をコントロールするとか、
僕も言うて、今の自分が好きなので、
今の自分をちょっと整えるレベルですよ。
今の自分をまるっきり変えるような方向の努力なんてできないし、
理想の自分の中で、ちょっと心のきびで、
ちょっと嫌な感じになっちゃってるなとか、
こうじゃなくて、もうちょっとこうした方が、
自分の好きな状態だなって思うところをちょこちょこ変えるっていう。
それこそ、僕も若干年次が上がってきてるから、
本当はしゃべりやすい先輩でありたいし、
別に気使わずにしゃべってもらいたいし、
軽くあしらってもらいたい。
あしらっていいんだよっていう存在でありたいけど、
なんか今の態度まずかったなとか、
なんか偉そうだったかもしれないとか、
今の言い方したらちょっとこう、
NOは言いづらい感じだったんじゃないかなとかっていうのをちょっと整えようとか。
スピーカー 1
そういうことね。
ただその相手からすると、
微調整をしてくれたところで、
たぶん最初のイメージというか、
この人はこういう人だ、いい意味も悪い意味も。
たぶんその微調整って、
今日機嫌がいいな、
スピーカー 2
今日機嫌が悪いなレベルの話としてしか伝わってないかもしれない。
最終いいんですよ、別に。
相手にどう伝わるかはさておき、
理想の自分を求める歩みを止めたくない。
自分を認めてあげたいという気持ちと、
もっとこうありたいっていう気持ちの中で、
他人からの印象
スピーカー 2
もうちょっとこういう人間であるためにはどうしようかなって考えてることが、
良いと思っている。
スピーカー 1
それだったらあるよね。
自分の短所って自分もよく分かってるし、
他人から指摘されることもあるし、
それを長所に変えたいっていうことではなくて、
少し考え方振る舞い一つで、
スピーカー 2
あ、ちょっと変えられたかもって思うことはあるけど、
スピーカー 1
そんなに人間やっぱりもう根本的にはそんなに変われないっていうのはあるかな。
スピーカー 2
なるほどな。やっぱりそうだろうな。
中川さん、この話ピンとこないんじゃないかなって思ったんですよね。
スピーカー 1
ピンと、いや、それがピンときてないわけではなく、
スピーカー 2
うーん、分かるけど。
いや、なんか、そうそう、中川さん、
思春期の葛藤とかなかったタイプじゃないですか。
スピーカー 1
思春期の葛藤。
スピーカー 2
いや、前のエピソードとかで言うとですね。
スピーカー 1
そんな天真爛漫に生きてきたわけではないけど。
スピーカー 2
なんか、天真爛漫感は若干でも感じちゃってます。
スピーカー 1
いや、私が天真爛漫なら、
もう私の、この人天真爛漫っていう人すごいよ。
究極言ってる。
スピーカー 2
そんな方がいるんですか。
スピーカー 1
私全然天真爛漫じゃないと思う。
スピーカー 2
そうですか。
スピーカー 1
まだまだ知らないね。
むしろ、もう少し、
適当というか、適当って言葉あまり好きじゃないんだけど、
適度に力を抜いたり、天真爛漫に生きていったら、
自分も楽だし周りも楽だよっていうこともある。
スピーカー 2
そうですね。
それは思うんですよね。
スピーカー 1
そういうとこは変わりたいけど、
でも最近、周りも自分も、
その理想を追いかけたところで、
あなたは結局無理だから、
それを変えるほうがストレスになるんだから、
いっそやめたほうがいいよっていう結論に至ってる。
その理想というか、
自分の短所を少し和らげたいんだけど、
それをすることがストレスだから、やめなよって。
スピーカー 2
そうですね。
なんか、それもわかる。
僕はドジなんですよ。
細かいこと苦手なんですよ。
細かいことに気配るのできないから、
それはもうどうしようもないと思ってる。
けど、これもベースの考え次第なんですけど、
僕はやっぱ、もっともっとっていう、
良い人間になりたいという気持ちは止められないというか、
好ましい行動をしているっていうことが幸せなんで、僕にとっての。
だから、ちょっとずつ自分の理想の中に、
理想の人間に近づいていくことが幸せ。
スピーカー 1
昔、個性っていうことは嫌いだったけど、
最近、個性ちょっと好きになってきた。
それも個性。
スピーカー 2
なんでもかんでも、それ個性って片付けられるのはすごく嫌い。
スピーカー 1
子供のことにひとつとってもね。
個性、そうじゃないよって。
スピーカー 2
それはその子の個性だからって。
スピーカー 1
話終わらないよっていう。
スピーカー 2
すごい嫌いだったけど。
スピーカー 1
でも、本当に個性だよね。
スピーカー 2
そうなんですよね。
僕はそういうふうに、自分をちょっと俯瞰して見たときに、
こういう人間になろうとしている、その行動が好き。
僕、前も言ったと思うんですけど、賢く見えるように本読んでるんで。
スピーカー 1
自分のことをよく客観的に研究できてるよね。
スピーカー 2
多分なんかそういうのが、みんなそうなんだと思ってたんですけど、
そうじゃない人もいるんだなっていうのを中川さんとの話を通して。
スピーカー 1
今、生きるのに精一杯よね。
スピーカー 2
僕はそうなると、不幸せだなって思ってしまうんですよ。
生き方の提案
スピーカー 2
常に、今ここにいる自分と、引いた自分と、両方を持っていたいっていうか。
全部俯瞰して見てるのも、なんか冷めてて嫌だなって思うから、
熱は持っていたいとか、一生懸命したとかは持ってたいんだけど、
その自分を見てる自分もいたい。
そうじゃないと、あまりに没入しすぎてて、これ滑稽な状態になっちゃってるなとか、
そこをちょっと冷静に、やっぱり冷静、理智的な人間でいたいので。
冷静さも持っておきたいからそうしても欲しいし、冷静すぎる人間はつまんないからっていうのも思うし、
あと、怠惰な人間はいけないと思ってるから、
家でビール飲んで、料理食って、ゴロゴロして、
これが幸せだなーっていう気持ちと、わークズだなーって。
最近太ってるんですよ、僕。
スピーカー 1
急に何?ほら言ったでしょ、私も空気吸ったら太るって。
分かって来てくれた?こっち側に来てくれた?
スピーカー 2
来始めてます。
スピーカー 1
最近太ってるんですよ。
スピーカー 2
健康診断も、ちょっと人間ドック受けてるね、結果帰ってきて、
もうウエストが年々ちゃんと上がっていってて、
スピーカー 1
体重も増えてるの?
スピーカー 2
体重も着実に増えていってますね。
スピーカー 1
どれくらいの?0.5キロとか1キロレベル?1年で。
もうちょっといっちゃってる?
スピーカー 2
いやいや、1年で1キロは超えてないですけど、
いいんじゃない?
分かるよ。
そうなんですよ。
スピーカー 1
何なんだろうね。
スピーカー 2
ご飯食う量、増やしてないんですよ。
分かるよ。
スピーカー 1
言ってるじゃん。
そうなんですよね。
スピーカー 2
私ずっと前から。
空気吸ったら太るってね。
スピーカー 1
暴飲暴食を決してしてるわけではない。
むしろどんどん食べる量が減っている。
飲む量も減っている。
スピーカー 2
そうなんですよ。
これ以上どうすりゃいいっていうんだって。
スピーカー 1
代謝なんですよ、代謝。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
本当に夏悩んでたもん。
本当ですか。
スピーカー 2
これはね、あれですね、ちゃんとやっぱり人の悩みに向き合わないといけないなと思いました。
罰。
自分の身に起こるとつらい。
スピーカー 1
まだ30代でしょ。
まだよ、甘い甘い。
スピーカー 2
つらいなと思って。
あのね、太ってる人はいけないってずっと自分で思い続けてたんですよ。
それが自分の身に降りかかってきたときに。
スピーカー 1
太ってる人って自分の中の理想でしょ。
スピーカー 2
コントロールできていないということに対していかんと思っていたから、
おー自分コントロールできてないじゃないかって。
一方で僕食べるの好きなんですよね。
スピーカー 1
でも幸せだもんね、それが。
スピーカー 2
生きてる楽しみの中で食べるって大事だなっていう気持ちと、
でもなんかやっぱ防音防食かっこ悪いなっていうのがあって、
さっきの宮沢賢治じゃないですけど、
スピーカー 1
これ玄米4合食ってるからいっぱい食ってるんですけど、
スピーカー 2
でもこの素食もかっこいいなっていう気持ちもあるんですよ。
玄米4合と味噌と少しの野菜を食べる。
スピーカー 1
バランスじゃない?
スピーカー 2
うーん、なんか、
スピーカー 1
毎日っていう、やっぱり生きてる実感欲しいじゃん。
幸せって感じたいじゃない。
スピーカー 2
でも食べ物に執着してるっていうのもかっこ悪いっていう気持ちもあるんですよ。
そうかな。
なんかあの、僕好きな農家の種っていう、
ポッドキャストの農家やってる鶴ちゃんっていう人が、
ひたすら納豆ご飯食べてると。
最後の晩餐何食べますか?
納豆ご飯食べます。
なんか、それもかっこいいなっていう気持ちがある。
なんか、こう、ね。
丁寧な暮らしっていうとなんかいじりみたいになりますけど、
丁寧じゃなくてもいいから、なんかこう、
淡々と毎日を生きてるっていうのもかっこいい。
そう、こういう気持ち、こういう生き方かっこいいなーとか、
でもなんかそういうのはありそうですよね。
11歳、
スピーカー 1
食べ物に関して?
スピーカー 2
土居吉原先生でしたっけ?
なんかこう、こういう、あれってまあ、食事の提案ですけど、
人生の提案でもあるじゃないですか。
そうだね。
そういう暮らしぶり、こだわらなくていいんだよとか、
っていう提案じゃないですか。
そうね。
理想と現実の葛藤
スピーカー 2
ああいうのを見たときに、中川さん何を思うんですか?
スピーカー 1
でもあれを、今もうこれが広がってきたけど、
最初に、11歳でいいんだよっていう、
すごい救われたよね。
スピーカー 2
ああ、そうですよね。
スピーカー 1
何年くらい前だっけ、あれが言われだしたのって。
スピーカー 2
結構もう経ちますよね、10年経ちますよね。
経つよね、10年経つよね。
スピーカー 1
えー、なんてこったっていう。
スピーカー 2
なんだ、いいんじゃんっていう、すごい楽になった。
スピーカー 1
でも、それをやってるかって言ったら、
それでいいんだっていうのがありつつ、そこ、気持ちがありつつ、
寄りどころはそこみたいな。
スピーカー 2
そうですね、別にそれを実践する必要はないけど、
なんかそういう考えを知っておくと、少し楽になるっていう。
スピーカー 1
でも環境ってすごく大事で、
あまり毎日いろいろゴリゴリやってると、
子供たちはそれがベースになるから、
もういい加減にしなさいっていうことになってしまうなっていう後悔。
スピーカー 2
毎日ゴリゴリやってるとってどういうことですか?
スピーカー 1
全部、私が何もかも手をかけてやっている、
ご飯の品数もちゃんと毎日手を抜かずやっていると、
スピーカー 2
それがスタンダードになってしまう。
スピーカー 1
そうですね。
そういうふうに育てたいわけではない。
だけど自分がそうしちゃってるっていう葛藤はある。
スピーカー 2
でもそれも確かに中川さんの中での、
理想の食事とか、理想の母としての振る舞いがあって、
っていう面はありますよね。
スピーカー 1
理想なのかな?分からない。自分でそれが理想なのかどうか。
スピーカー 2
手を抜けない気持ちっていうのは何なんですかね。
スピーカー 1
何だろうね。だから結局そこなんだよね。
そういうところも周りからしたら、
この人自分で自分の首絞めてるだけじゃんっていう。
誰もそんなのやめって言ってないし、求めてないのに、
自らそこに入ってるかもしれないみたいな。
勝手にしなよって。
スピーカー 2
そうですね。でもそれが人間だなって思うんですよね。
別に僕も誰もちゃんとそんなことを言ってないけど、
自分はこうありたいって思うから、
それに縛られて苦しむっていうのもあるんですけど、
難しいですね。バランスですね。
そうそう。
こうありたいがなくなると、だらだら行き過ぎるのも悪いな。
スピーカー 1
食べ物の例でいくと、
今日はもう本当に無理みたいな時って、
どんぶり物等しいな。汁物頑張ればつけられるけど、
どんぶりボンって、言ってあんまりないけど、出したとする。
スピーカー 2
すごい多分自分を責める。
汁物ついてたらもう大丈夫でしょ。
どんぶりと汁物なら大丈夫でしょ。
スピーカー 1
どんぶり一品だったらちょっとあれかなと思うんですけど。
うちお盆でそこに入れるんだけど、
一人一つのお盆にいろいろ小鉢を入れたり、
そこにどんぶりと汁物しかないと、ひゃーってなるから。
他者との違いを実感する
スピーカー 2
寂しい。
そんなつけ物ちょっと出しときゃいいじゃないですか。
つけ物、あなたの世代はいいですよ。
塩分取り積みになっちゃう。
スピーカー 1
子供がそれを喜ぶかって言ったら。
スピーカー 2
喜びません?たくあんとかきゅうりのつけ物とか。
喜ばないね、うちは。
スピーカー 1
喜ばない、そうですか。
スピーカー 2
喜ぶように。
スピーカー 1
そうなのよ、喜ぶようにね。
スピーカー 2
キムチとか、ちょっとずつ楽でおいしい。
きゅうりと塩昆布混ぜたものとかね。
めちゃくちゃおいしいじゃないですか。
スピーカー 1
それにちょっとトマト入れてみたりね、チーズ入れてみたり。
スピーカー 2
手が起こり始めた。
スピーカー 1
そういうことだよね。
スピーカー 2
これ以上を踏まえて中川さんはどういうものに私はなりたいんですか。
ない。だからこういうものになりたいっていうのはない。
それは素晴らしい。
ないです。
執着しない人間ですね。
執着してるな。
スピーカー 1
精一杯になって今生きる。
スピーカー 2
今を生きる。
スピーカー 1
今を精一杯生きている人であるということですね。
80歳くらいになっても生きてて、80歳くらいまで生きてたとして
ちょっと体が弱った時に
こうすればよかったなっていろいろ浮かんでくるかもしれない。
でもそれまでは今を生きる。
スピーカー 2
すごい。そこまで割り切れたらすごいな。
今あまり何も思わない。
スピーカー 1
中川さんみたいにはなりたくないけど、中川さんみたいな生き方もすごいなって思いました。
そんな言われるほどの大層なことではないですけど。
スピーカー 2
最近、人ってみんな違うんだなっていうのはね。
これ当たり前のことですけど、言ったら一言で済むことですけど、
これの実感を持つことってなかなか大変だなって思ってて。
みんな自分じゃないんだ。
自分の考え方と全然違う考え方で生きてるんだなって思うことがあって。
スピーカー 1
森山直太郎さんのみんな同じって曲を聴いてごらんなさい。
スピーカー 2
森山直太郎好きですよ。みんな同じか。
スピーカー 1
聴いてみて。
スピーカー 2
わかりました。
スピーカー 1
すごいしみるよ。
スピーカー 2
本当ですか。
スピーカー 1
子供向けの曲なんだけどね。みんなの歌になってた。
なるほど。
子供の歌って大人にしみるよね。
スピーカー 2
そうですね。大人になると読みと聞き方がまた増えますからね。
皆さんのこういうものに私はなりたい、いやそんなものはそもそもない、
聞いてみたいなとご意見いただけたら嬉しいです。
番組の感想はハッシュタグの人のおつけて呟いてもらうかメッセージフォームご利用ください。
ではまた。
ゾウ。
え?
締めたのに。
スピーカー 1
一言だけ。
昔から好きなタレントさん、読者モデルみたいな人がいて、
インスタグラム見てその人の生活、キラキラした生活を見て、
いいなぁ、うらやましいなぁって思う時もあるけど、
スピーカー 2
実際、なわけないじゃんって突っ込んでる中川でした。
なるほど、素晴らしい。
いやいや、中川さんと収録すると全然最初に思い描いたと形にならないから、
それがいいですね。
思い描いたとおりになるなら一人で喋っていればいいから。
ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
32:07

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