一人っ子の特殊部隊パターン
一人っ子なんですよ。
あ、そうなんだ。
そう、一人っ子だから、たぶん、一人で自分の楽しみを見つけるのに、慣れてるのかな。
一人遊びが上手なのかな。
だから、それで、なんか、自然と、自分が興味があることを、やってしまうのかも。
さっきはさ、遊び方が上手って言ったけど、自分の居心地のいい場所を見つけるのが上手なのかなって、ちょっと思ったな。
確かに、なんか、居場所がないっていう悩みは、持ったことがない気がする。
それ、すごいことだよ。
うん、そうだよ。
おぉ、おぉ、そうか。
めっちゃ、一人っ子っぽい感じがして、よい。
そうだね。
ぶーは、今日の会話の中で、一人っ子に対する憧れが、芽生えてしまったかもしれないな。
あやまちゃんの話。
いや、そうだね。
一人っ子って、ええな、みたいな。
いや、どうかね、そうかな。
なんか、心のどこかで、なんか、一人っ子より、兄弟いたほうが楽しいとか、
なんか、ちっちゃい社会でもあるから、家族っていうのは、得られるものいろいろあるとか、
どこか、なんかプラスにとらえてた部分があったのかもなって、話聞いてて、自分自身に思って。
ただ、なんだ、一人っ子のお芽生ちゃんの話と、そのなんだ、過ごし方とか、世界の受け止め方を、なんか、若干垣間見て、
寂しさの本質
いや、いい、いいな、みたいな気持ちになってるかも。
そうかな、結構、どうにしかないかも。
だって、あんまり、芽生ちゃん、寂しくなったりしないでしょ?
どうだろうな、一緒にご飯を食べに行く人がいなくて寂しいとか、クリスマスを一緒に過ごす人がいなくて寂しいとか、
そういう気持ちにはなったことない。
それはもう、それってみんな、そうじゃないからね。
そうなの?
それを伝えていきたい。
そう、そうだよ。
そうだよ。
そうなの?
うーん。
あー。
なんなら、恋人がいたりとかするときのほうが、逆に寂しくなるときとって、ある気がするし、クリスマスとかにね。
うーん。
寂しくなるっていうか、不安になることはあるよ。
うーん。
寂しさより、不安が先にくるんだ。
不安が先にくる、そうね、不安になることはあると思うけど。
それってさ、自分が全然寂しくないことに対する不安とかじゃなくて。
あー、でも、それはなんか、うーん、そうだね。
そういうのも、多少あるかもしれないね。
いや、難しいな。
寂しくならない、全く寂しくならないわけではないんだけどな。
なんて言ったらいいんだろうな。
例えば、さっきから言うけど、
クリスマスに1人なのが寂しいと思わなきゃいけないのが、なんでかわかんない。
うーん。
それがわかんない。
わかんないことに対する不安。
あー、不安というか、そうだね。
寂しくなくていいと思うけどね、クリスマスは、1人でも。
うーん、そうだね。
1人だけ寂しくない状態が寂しいみたいなのがあったりする。
あー、それすごい。
あー、それは。
高次元の寂しさ。
そんな、それはなんか、そんな神様みたいな視点はないと思うよ。
そっか。
寂しいという感情がわからない寂しい、みたいなのじゃないの?
そんな、なんか、綾波玲衣みたいなことにはなってないけど。
寂しいって、なに?みたいな。
なに?とはならないけど、
あー、いやいやいやいや、
寂しくなることは、あるよ。あるある。
あるある。それはあるはず。
なんか、わりと、幼少の頃から、1人で自分でなんとかするということを、
とても訓練しているので。
なんか、そう、特殊部隊みたいな。
特殊部隊みたいな、なんか、たぶん。
いや、特殊部隊でしょ。
1人っ子って、すごくちやほやされるバージョンと、
1人でも生きていけるように、しつけられるバージョンがあると思うんだけど、
たぶん、私は、わりと後者だったんですよ。
特殊部隊パターン。
特殊部隊パターンだから、たぶん、すごくずっとかわいいかわいいで過ごすと、
寂しくなるかもしれない。
いい話。
けど、私は、わりと、1人でできるようにしようとしてたし、
たぶん、親もそういうふうにしつけたから、
そのへんに、もう、体制ができているような気がする。
なんか、たしかに、小さい頃は、
1人っ子だったから、1人部屋をもらうのも早いわけなんだけど、
だから、小学校1年生から、もう1人でずっと寝てたけど、
たぶん、その頃は、寂しいっていうのがあったと思うよね。
だから、たまに寂しいから、お父さんとお母さんと一緒に寝たいって言ってたこともあったから、
寂しいっていうのが全くないわけではないと思うんだけど、
体制がついてるから、基本的には大丈夫という感じ、たぶん。
ちやほやされると寂しく感じるってのが。
いいよいいよ、わかったわかった、一緒に寝ようね。
よしよしよしよし、だったら。
だったら、やっぱり寂しくなったりするんじゃないのかな、わかんないけど。
めっちゃおもしろいな。
いや、わからん。
よその1人っ子の家庭がどういう感じなのかも、わかんないから。
1人っ子レペゼンではないからっていう。
わからんが、うちの場合はそうだったから、
寂しさとか1人でいることに対する体制みたいなのは、
小さい頃から割とついてる気がする。
そうさ、お母さん寂しいから一緒に寝たいんですけどって言ったら、親なんて言うの?
えっとね、割と、これは私が小さい頃に感じたことだから、
本当のところかはわかんないけど、
割とめんどくささを出された気がする。
なるほどな、えーみたいな。
そうそうそう、なんか、私はベッドがあるんだけど、
1人用の子供用だから、
例えば、私がお母さんと寝たいって言ったら、お父さんがそっちに寝なきゃいけないことになるじゃん。
お父さんが前歯ちゃんのベッドで寝なきゃいけないことになるんだ。
そうそうそうそう、ってなったときに、ベッドが小さいっていう文句を、たぶんぽろっと言われてたと思うの。
あーへー、気づいちゃった。
そう、それを聞くから、これは迷惑なことなんだっていうのが、わかっちゃうじゃん。
だから、あんまり言えないよね。
言わなくなるよな。
うん、そうそうそう、そうやって体制をつけている。
なるほどね。
そういう手法だったのかな。
だから、体制もついてるし、実際に寂しいときのごまかし方みたいなのも、
たぶん、自分の中でいろんなバリエーションが無意識にあるんだと思う。
最初にナイトプールとか、クラブ怖いみたいな話とかもしてたじゃない。
はいはいはい。
そういうところに、もしかしたら行くと、寂しさとか感じたりするから、怖いって思ったりするのかな。
無意識に避けてるっていうか。
でも、たぶん、そういう人がわちゃーっていっぱいいる中で、自分がどういうふうに振る舞っていいかっていうのはわかんない。
だから、たぶん、大人数の飲み会で、ランダムに人と話すっていうのが、たぶん、あんまできなくて。
寂しさのバリエーション
そういうときは、たぶん、居場所を見失うかもしれない。
なるほど。
いやー、めっちゃいいな。
へー、なるほど。
いいのかな。
いやー、どうなんだろうね。
だから、そうね。
でも、それは、やっぱり、コンプレックスではあると思うよ。
あ、そう。コンプレックスに感じることもあるんだ。
あるある。むちゃくちゃある。
たぶん、なんか、そういうのにコンプレックスを感じるから、余計に一人で、上手に時間を過ごすことに不信してしまうのかもしれない。
えー、コンプレックスに感じるんだね。なんか、そっか。
コンプレックスに感じるしは、コンプレックスはいっぱいあるよ。
そうなんだね。
あるある。
なんか、その話聞いて思ったことっていうか、言いたいことは2つあって、
1つは、そのコンプレックス的な、特殊部隊的に、一部の筋肉がムキムキになってるところって、
見る人が見たら、めっちゃ魅力的だから、
魅力的なんだなっていうところを覚えておいてほしいのと、
あと、多くの人が、寂しいってのは、一人だから寂しいっていうふうに思ってることだと思うんだけど、
けど、これはブーの主観だけど、そうじゃなくて、
一人でいるから寂しいわけじゃなくて、
寂しさの本質は、人数じゃないんだなみたいなところを、再確認したような気持ちになれた話聞いてて。
なんか、無理して、お休みの日も、みんなとワイワイしなきゃって思ったりするときの方が、
よっぽど孤独とか感じちゃいそうな気もするし、
よりかは全然、自分となんか話しながらとか、
そこらへんで見かけた野良猫に話しかけながらする時間、いいなーって思いました。
そうね。
ね。
いや、なんか、そうか。
ごめん、そうかしか言えない。
いやいや、なんか私、なんて言うんだろう、
物事に対する解像度の雑さみたいなのが、なんか、二人と話してると際立つなと思った。
いやいやいや、
まえばちゃんのその中での事実の劣況だけで浮かび上がってくるものがめちゃくちゃある。
あるある。
そうか、いや、すごいね、なんか、そうか。
え、でもめちゃくちゃ面白かったな、面白いな。
ちょ待って、大丈夫?明日さ、仕事?大丈夫?朝?
朝、仕事。
やべえじゃん、大丈夫?
3時間話してる。
3時間?おー、もうそんな?今何時?
あ、おー、ほんとだ。
ちょっと惜しいけど、解散しますか。
解散しますかね。
え、まだまだ話したい、話聞きたいって思ったな。
いやー、そう言っていただけると、ありがたいことこの上ないですね。
ほんとに思ってる?ありがたい?
ほんとに?思ってる?
いやー、あの、私は思ってますよ、それなりに緊張してたので、今日は。
ほんと?
そりゃそっか。
知らない人と話すもんね。
そうだよね。
しかも、私はぶーちゃんに会ったことないし。
なんか、いつかもしリアルで会うことがあったら、どうなるんだろうと思って。
一緒に石拾いに行こうよ。
いいよ、いいよ。
サインオーロラ行きたい。サインオーロラいいなと思ったら。
いいよ、車出すよ。
行きたい。