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こんにちは、カナダのトロントから配信をしているOKEです。
日本時間で毎週金曜日に配信をしています。
この配信では、カナダの東側、トロントでのライフスタイルの話をメインに、
たまにクラフトや旅の話も織り混ぜつつお届けをしています。
今回で301回目の配信となります。
今日は先日行ってきたミュージアムの話をしようかなと思っています。
ここトロントからだと、車でだいたい40分から45分くらいかな、
ミシサガという場所があるんですよね。
ここにあるブラッドリーミュージアムという、こういう場所に行ってきました。
ミュージアムといっても、普通のお家をミュージアムとして使っているような感じなんで、
私、以前ミシサガというところに住んでいたんですけれども、
このミュージアムのことは名前さえ聞いたことないんで、
やっぱこれくらいちっちゃいと知らない人多いのかなというふうに思いましたかね。
あんまり大々的に絵とかを飾っていたりとかしないので、
どちらかというと文化的なことを伝えたりするミュージアムだと思うので、
あんまり知らない人の方が多いのかもしれないんですけど、
またこのミュージアムのある場所が、まさにザ高級住宅街みたいな、
そういう一角にあったんで、
ちょうどミュージアムから出てぐるって回ったりするじゃないですか、
たまに、これ城みたいな、お城みたいな感じの木のお家、
英語で言うマンションっていう言葉が大邸宅のことを言ったりするんですけれども、
この言葉にぴったりな家がもうそこら中にある感じで、
ぽつんとそのミュージアムがその一角にあるっていう感じで、
ちょっとなんか不思議な感じだったんだけど。
なんでこのミュージアムに行ったのかっていうと、
What's for Dinnerというこういうイベントが開催されていて、
それに行きたかったっていうのが理由なんですよ。
このイベントはミシサガがあるオンタリオ州、
このオンタリオ州の中でどんな食材がそれぞれの季節で手に入るのかとか、
あとその季節に合わせた食材でどんなものが作れるのか、
料理ですよね、どんなものが作れるのかとか、
皆さんどんなものを作っているのかみたいなところがテーマになっている感じで、
トロントもこのオンタリオ州の一部なので、
季節によってその手に入る食材っていうのはですね、
そのミシサガと同じということになります。
そんな中でも春夏秋冬みたいな形で色々紹介されていたんだけれども、
その中でやっぱね、冬ってやっぱ凄い寒いし長いじゃないですか。
そんな中でやっぱりお野菜は育たないから、
暖かい時に摂ったものを保管しておいて使ったみたいな。
昔は冷蔵庫がなかったりしたと思うので、
その当時は外に食べ物とかを出して冷蔵庫の代わりにとか、
冷凍庫の代わりにっていうのもあるかな、
使っていたみたいなことが紹介のところにも書かれていたし、
ただなんかそれを読んでて思ったのが、
ここでももちろん今の時代でね、
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それできるしやってる人もいると思うんですけど、
多分うちでやったら、
私たちが食べる前に絶対アライグマとかリスとかが食べちゃったりすると思うので、
もしかしたら小動物のどんな小動物がいるのかっていうのは、
もしかしたら地域が多少違ったりとかするから、
西坂に私住んでた時は、
リス全然いなくて、
うさぎがすっごいうちゃうちゃいたんで、
もしかしたらそれによって食べられないっていうのもあるかもしれないね、そのエリアでは。
あとは実際に紹介されている食材で作るレシピっていうのがもらえたりとか、
あとはそのイベントに足を運んだ人が自分のレシピを書いてですね、
掲示板に貼れるようにもなってました。
その中にはちっちゃい子とかが自分のピザの絵とか書いて、
子どもたちがそこに掲示板に貼るっていうのもあったから、
ちっちゃい子たちもただ来るだけじゃなくて、
参加できてるっていうのは楽しいのかなっていうふうには思いました。
メインの目的はこのイベントに参加をすることだったんですけれども、
実際にむっちゃ面白いなって思ったのはここじゃなかったんですよ。
このミュージアムの敷地内にはですね、
すごい昔々に建てられた家っていうのが置かれているって言った方がいいのかなっていうのも、
他のところにあったものを多分ここに移動してきてるから、
ちょっと置いたっていう方の感覚の方が強いかもしれないんだけど、
2軒あったかな、もしかしたらもう1軒あったのかもしれないけど、
そのうちの1つがこのブラッドリーハウスという名前が付けられていて、
いわゆるそのミュージアムの名前の由来はここから来てるんでしょうね、
ブラッドリーさんという方が住まわれていたお家ということで、
建物自体は1820年に建てられた家なんで、
カナダが誕生するよりも前ということになると思います。
この家の実際の中も普段は鍵掛けられているんだけど、
そのミュージアムのスタッフが案内してくれるときに開けて入るみたいな感じになっていて、
この中がすごく面白くて、
皆さん大草原の小さな家っていう番組わかりますかね、
これ海外の番組ドラマを日本語版でね、
昔々に流していたので、知らないっていう方いるかもしれないけど、
ぜひちょっと検索してみてください。
まさにね、この大草原の小さな家の世界がですね、
このドアを開けた瞬間から始まるなみたいな感じで、
まずこう玄関開けてすぐのところがキッチンになっているんですよ。
いわゆるなんかこう日本でいうとこのドマみたいな、
そんなイメージがしたキッチンで、そこは。
で、この家2つキッチンがあるんですね。
今言ったその玄関入ってすぐのところは、
涼しいキッチン、水回りの作業だったりとか、
お野菜を保管したりするのはこちらでやってますっていう風に言っていて、
お隣にあるのが温かいキッチン、
暖炉とかが置いてあるので、
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そこでその暖炉を使って煮たりとか焼いたりする作業をするっていうことで、
ここにはねテーブルとかも2つぐらい置いてあったかな、
ちっちゃいのだけど、
あとは大きな作業用テーブルみたいなのが置いてあって、
なのでそのちっちゃい方のテーブルでは、
もしかしたら食べるみたいな朝食食べたりとか、
ダイニングとしても使っていたのかなというふうには思いました。
このキッチンの中には、
キッチン周りに当時のキッチンアイテムとかが置かれていて、
さっきのスタッフさんが道具の説明とかをしてくれるんですよ。
これがすんごく面白くて、
その道具を通してその時の生活を想像できるというか、
例えばなんだけど、この時代当然電気がなかった。
だからキャンドルを使って生活をしていたんですよね。
しかもこのキャンドルって、
別にその辺のお店にちょこっと走って行って買うというわけにはいかないから、
自分たちで作らなきゃいけない。
このキャンドルを作る道具っていうのが、
細いパイプみたいなのが何十本も組み合わさったような道具で、
ちょうど棒付きアイスを作る時に、
型みたいに棒を刺して作るじゃないですか。
あれの容量と同じ仕組みで作るようになっていて、
糸をたらして、そこにキャンドルの液体を流して、
ワックスを流してキャンドルを作るような道具が置かれていたりとか、
涼しい方のキッチンに置いてあって、
その一角に壁のところにキャンドルを入れておくための専用の箱が壁に付けられたんですよ。
蓋もちゃんとしっかり閉まるようなメタルでできたものだったんですけれども、
これやっぱりキャンドルはネズミが食べちゃうんですって。
だからもう箱をちゃんと閉まるように作らないといけないみたいで、
それが壁に付けられていて。
あと同時に私すごい思ったのが、
やっぱりさっき言ったみたいに、キャンドルが明かりの代わりじゃないですか。
もし閉まった、なくなってたみたいな時から、
キャンドル買いに行けないから作り始めるんじゃ、むちゃむちゃ細いでしょ。
だからなくなりそうなことが常にわかるような状態になっているのがいいのかなって思ったのと、
あとやっぱり今の時代って、ポイってスイッチを押せば電気がつくけど、
その時代ってキャンドル取り出しても本当に火をつけてっていうその作業が必要なので、
取り出しやすいみたいなこともすごく保管方法として大切なところだったりするのかな、
なんていうのをちょっと箱を見ながら思いましたかね。
あとその涼しい方のキッチンにストーブがあるんだよね。
ストーブが置いてあって、ストーブってクッキングするためのストーブみたいなのがあって、
その脇っちょに立てかけてあったものがあるんですよ。
それちょうど直径1メートルくらいですかね。
シルバーのお盆みたいなもので、これ真ん中のところが少しくぼんでいるような道具です。
ちょうどあの麦わら帽子あるじゃないですか。
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あれをかなり大きくしたようなイメージ。
そう、これなんだと思いますか。
これ、お風呂だそうです。
そう、え?って感じじゃない。
キッチンにお風呂かみたいな感じで。
さっきあの麦わら帽子みたいなものって言ったんですけど、
普通も麦わら帽子ってぼこって出た方を上にしてかぶるんですけど、
それを逆さまにしてお風呂の代わりに体洗ったりとかするのに使っていたっていう風になっていて、
なんでお風呂がキッチンにあるのかっていうところなんですけど、
夏はいいんだけど、やっぱ冬って寒いんだよね。
今でこそちゃんと断熱剤もね、お家には入っているし、
あとは暖房もちゃんと効くかもしれないけど、当時ないから、
余計めちゃめちゃ寒いと思うんだよね。
で、そんな中で、そのストーブのところでお湯を沸かして、
そのお湯を使ってたみたいなんですよね。
そう、だからそこじゃないといけないっていう感じだったんだと思います。
ただ、私たちって今の生活で考えてしまうと、
キッチンにお風呂ってなかなか想像力必要かなと思ったのね。
そう、やっぱりお風呂に入るって汚いものを流すみたいなこともあるでしょ。
それをキッチンでやっちゃう、食べ物、口に入るものを作るところでやるっていう、
その一食単にできるって、なかなかね、想像力豊かじゃないとできないですよね。
で、今度なんか温かい方の、お隣にある温かいキッチンの方で面白かったものは、
なんかね、ちょっと説明難しいんですけど、細長い木の板をですね、円柱状に組んで、
この真ん中に棒のようなものが刺さっている道具でした。
で、これ高さが私の腰くらいまである、なかなか大きい道具なんですけど、
これバターを作る道具だっていう風に言われて、
それ聞いて、あ、そっか、バターはスーパーでは買えなかったのかって思っちゃったのね。
あとこれも興味深いなと思ったのが、
その温かいキッチンの方にはですね、食器棚とか、
あとさっき言ってたようにテーブルがいくつか置いてあったんで、
ここをダイニングとしてもちょこっと使ったりとかはしてたんだと思うんですよ。
なんか他にちゃんとダイニングって感じのところが見かけなかったから、
余計にそう思ったかな。
そのテーブルの一つがね、窓際に置いてあって、
そのテーブルの上に、ちっちゃい小皿に円錐状の紙、紙のカバーみたいのが被せてあるっていうものがあったのね。
で、これパーティーハットあるじゃないですか、三角形の。
あれのちっちゃくしたようなバージョンのものが被せてあったのね、ブルーのもので。
で、このカバーを取るとですね、中にはこのお砂糖の山を固めたようなもの、これが出てきます。
ちゃんとその窓際に置いてる理由があるんですよ。
それは当時ってお砂糖がすごい高級品だったので、
ここに置いてあるってことはステータスの象徴なんですよね。
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お砂糖みたいにすごく高価なものを持っている裕福なお家っていうことを見せるために窓際に置いてたんですって。
そこですごい思ったのが、その恐ろしぐらい前の時でも、
そのステータスを外部に見せるためにやってることってあったんだなって思って。
もう一つ面白かったのが、これキッチンではないんですけれども、
暖かい方のキッチンのお隣さんに、ちょっとなんかリビングルーム、
現代でいうところのリビングルームにあたるっぽい部屋っていうのがあったんですよ。
ただなんかソファーとかが置いてある感じではなかったんだけども、
テーブルと椅子が置いてあるような、もしかしたらそこをダイニングとしても使っていたのかもしれないんですけれども、
そこにテーブルが置いてあって、その上にキャンドルホルダーが置いてあったんですよ。
このキャンドルホルダーね、くるくる回すとキャンドルがたくさん出てきたり、
反対側に回すと、このキャンドルが引っ込むような仕組みになっていて、
要は伸び縮みするキャンドルのホルダーっていうのが置いてありました。
これはちゃんと意味があるんですね。
それは若い女性がね、お家にいる場合に、
このキャンドルが灯されている時だけは話をしてもいいですよっていう、
そのタイマー代わりとして使われていたようで、
その女性がいる家族がこのキャンドルのセッティングをしていたみたいで、
つまりですね、その女性と話をしたいというふうに出てくる男性を、
家族が気に入っていたとしたらは、このキャンドルを長めに出しておくと。
で、あ、いまいちこの人好きじゃないなみたいな。
家族がもし思った場合に、そのキャンドルを短くセッティングをしておくっていう風になっていたみたいです。
面白くないですか?
今はね、もうちょっとパートナーの選ぶ方ってすごく自由にできるようになっているんだと思うんだけれども、
やっぱり日本でもそうじゃなかったですか?
昔の時代にやっぱり家族がね、パートナーを見つけてきて結婚するみたいなこともあったと思うので、
ここでもね、同じことがきっとあったんでしょうね。
なんかそのキャンドルホルダーの後ろにはいろんな意味が入っているんだなっていうのをすごく話聞いてて思ったんですけど、
それは面白いなと思いましたね。
で、きっとね、この時代ってさっき言ったみたいにキャンドル作らなきゃいけないし、
あとブランケットとかもその糸を紡ぐところからやって、その後にこう編んだりとか折ったりとかしてブランケットにしたり、
自分の手でやるじゃない?
あとさっき言ったバターもね、ちょこっと買いに行くんじゃなくて、もうゼロから作らなきゃいけないから、
あとお水とかもひねったら出てこないって。
そう、それもちゃんと水を汲みに行って使っていたから、
生活するのにむちゃむちゃ手間がかかるじゃないですか。
で、その24時間っていう時間は、私でも昔に生きてた人と同じなんだけれども、
その時間の使い方が自分たちの生活をするっていうことのために使っていただろうし、
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そう、だから必要なものは全部自分の手で作るっていうのと、
あとそれってやっぱ便利ではないよね。
なんだけど、なんかこう自分の生活にちゃんと目を向けて毎日過ごしてるみたいなことがすごく想像してしまったんだよね。
なんかね、心の余裕があったのかもしれないなっていうのはちょっとふと思いました。
もしかしたらこれ苗物ねだりかもしれないんだけれども、
頭の中にそのことをふと思い描いたんだよね。
で、今日はいろいろね、道具の話しましたけれども、
やっぱり身だけ分からんっていう人もいるかもしれないので、
で、道具の紹介のね、動画っていうのをですね、
この質問形式で作りましてTwitterの方にアップをしています。
これよかったら覗いてみてください。
あとはですね、このミュージアムのサイトで道具の説明画像みたいのが見れるようになってたんで、
こちらのリンクも合わせてですね、今日の概要欄に貼っておきたいと思います。
カナダが誕生する前の生活、ぜひ想像力を膨らませながらですね、楽しんでもらえたらいいかなと思っています。
301回目の配信は、ブラッドリーミュージアムに足を運んで、
What's for Dinnerというイベントに参加をしたことと、
昔々のライフスタイルを覗いてみたよというこんなお話をさせていただきました。
最後まで聞いていただきどうもありがとうございます。
また次回の配信でお会いしましょう。
カナダ・トロントからOKでした。