1. 74才 薬膳&料理研究家
  2. #5 袋井お茶大文化祭と碁石茶
2022-12-05 05:57

#5 袋井お茶大文化祭と碁石茶

“日本茶の将来”と言うテーマの講演と高知県大豊町の碁石茶についてお話ししました。
碁石茶は好気発酵と嫌気発酵を行う世界でも珍しいお茶です。特に植物性乳酸菌を多く含んでいるお茶で、お話しは省きましたが中国の普洱茶(プーアルチャ)の20倍以上と言われています。
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こんにちは、薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
今日は、昨日静岡県で開催された袋井お茶大文化祭に行ってきましたので、そのお話をします。
静岡県といえば、なんといってもお茶どころ。
今回の開催地は、袋井市にある縁州中央農協香利農家チャピアです。
イベント内容は三つに分かれており、一つ目は袋井のお茶や全国の晩茶や紅茶の販売。
二つ目は有識者による講演会や各地の茶の取り組み事例発表。
三つ目は晩茶作りや紅茶の手もみ体験などでした。
私は二つ目の講演会や高知県の碁石茶に興味があったので参加しました。
まず講演ですが、日本茶の将来というテーマで、現在衆議院議員の上川陽子氏のお話がありました。
上川氏のお話は、通り一遍の内容ではなく、今の日本茶の販売状況や売れ筋について細かく分析し、
今後どのようにしたら販売実績を上げることができるのか。
今や販売マーケットを日本だけでなく、世界に向けてもっともっと発信していく必要がある。
そのために今何をすべきかなど、茶農家にとって資産に富むお話が多々見受けられました。
上川氏は静岡県出身、現在静岡県茶業会議所会頭、日本茶業中央会会長と茶関連の養殖に就いておられます。
元法務大臣を3期勤め、オウム真理教との絡みや、元安倍総理の銃撃事件の後ということもあってか、ものすごく手厚い敬語でした。
先ほど会場のお話をしましたが、人口88,000人余りの袋石の農協の2階の会議室で講演が行われました。
入室前には体温チェックのほか、手荷物チェックもあり、用心敬語スペースという張り紙のある場所を目にしたり、
SPと呼ばれる人々が数人いて、少なくとも5人以上、講演中はいつでも出動できるというものものしい雰囲気の中での講演でした。
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次に私が注目しているお茶、ゴイス茶についてお話しします。
高知県大豊町のゴイス茶は、後期発酵と元期発酵を行う、世界でも珍しいお茶です。
7月下旬に成長した葉を摘んで蒸した後、蒸し炉で寝かせてかびつけします。
その後、桶に蒸した時の汁を加えて重しを乗せて漬け込み、乳酸発酵させます。
発酵後、3センチ角ぐらいに裁断した茶葉を日光の下で3日間乾燥させます。
乾燥時の固まった茶葉の様子がゴイスに似ていることからゴイス茶と呼ばれます。
ゴイス茶は胃腸に良い植物性乳酸菌をたっぷり含んでおり、
悪玉菌の増殖を防いで腸内環境を整える効果があると、日本食品科学工業会などで発表されています。
また、ゴイス茶には大小のお通じの促進効果、インフルエンザの予防効果があるとも歌われています。
実際、私はこの夏にゴイス茶を知人から飲ませていただき、
気に入ったので夏バテ予防にこのお茶を飲んでいたせいか、
夏の疲れも感じることなく秋を迎えることができました。
一時は都内層になった大豊町のゴイス茶作りも、現在は5軒の農家さんがこのお茶作りをしているそうです。
今回、ふくろい大文化祭に参加することで、ゴイス茶作りに携わっている方から直接お話を伺い、
ぜひ、まだご存知でない方々にも知っていただこうと思い、
今日のラジオで取り上げました。
このお茶について、2、3の補足をすると、やや酸味を感じるお茶です。
そして、とても手数がかかっているお茶ですので、
お値段はやや高いと感じるかもしれません。
アマゾンでも取り扱っております。
今回は、ふくろい大文化祭に参加して感じたことについてお話ししました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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