1. 74才 薬膳&料理研究家
  2. #19 ミルクティー
2023-02-06 05:46

#19 ミルクティー

ミルクティーは、基本的には前回の紅茶と同じように淹れます。
その際に使う茶葉やミルクについて話しました。皆様のお役に立てれば幸いです。
# インド アッサム
# スリランカ ルフナ
# キリテー

---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/634f581db4418c968d55a603
00:08
こんにちは、72才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
今日は、ミルクティーについてお話しします。
ミルクティーの入れ方は、前回のストレートティーと同じように入れます。
その際、ミルクティー向きの茶葉を選ぶ。
茶葉の量を多めにする。
蒸らす時間を長めにする。
そうすると、濃く入れることができますので、ミルクと紅茶がよく混じり合い、美味しくできます。
ミルクティー向きの茶葉は何か、ということですが、一般的には抽出しやすい細かい茶葉です。
しかし、暑い夏にもミルクティーを飲みたい、そして、私はさっぱりめにしたいという場合には、
ストレートティー用の時にお話しした、オレンジペコのような大きい茶葉も良いと思います。
一般的には、ミルクティーというとコクを求めますから、秋冬向けには、しっかりとコクのある味になるようなブロークンの茶葉、
インドのお茶ではアッサムティー、スリランカのお茶ではルフナあたりが向いていると思います。
ゲニア産紅茶、CTCスタイルのものも向いています。
CTCとは製法の名前のことです。Cはクラッシュ、Tはティア、Cはカール。
クラッシュ、ティア、カールの頭文字をとって、CTCと言いますが、茶葉を押しつぶして、引き裂いて、丸めたものです。
だから、外観は茶葉の原型を留めておらず、小さな塊状でコロコロしています。
このタイプは、ティーバックにもよく使われています。
私が毎朝飲んでいるお茶はこのタイプです。ミルクティーを毎朝楽しんでいます。
特に朝は時間がないので、手早くサッと抽出できる茶葉が便利です。
反対に、友達とゆっくりお茶を楽しむときは、大きめのリーフティーが向いています。
使う牛乳ですけれども、これは市販の牛乳、ミルクが適しています。
03:03
コーヒー用のポーション型フレッシュミルクは、やはり紅茶の味を損ねてしまうために適していません。
そして、牛乳を温めると独特の匂いが出てしまうため、私はそのまま温めずに使っています。
ところで皆さんは、切手という言葉を耳にしたことがありますか?
これはスリランカ人のソウルドリンクです。つまり、スリランカ風のミルクティーのことです。
切りがミルクで、手が紅茶を指しています。
かつて1週間ほどスリランカで紅茶の茶園巡りをしたときに、幾度となく飲みました。
このお茶の特徴は、使う茶葉は細かい茶葉、ダストとかファニングスというグレードの茶葉で、もちろんスリランカ産のものが使われます。
砂糖はやや多め、ミルクは粉ミルクやコンデンスミルクを使います。
スリランカでは、酪農が盛んでないため、牛乳を用いることはあまりなく、外国から輸入した粉ミルクが流通しているようです。
また、冷蔵庫の普及が遅れていることがあるのかもしれません。
このキリティは、インドのチャイのように煮込まないし、スパイスも入りません。
その分、紅茶の香りがしっかりして、甘くて、とても美味しかった記憶があります。
暑い国スリランカ、暑さで消耗しきった体を、濃く抽出した紅茶とお砂糖とミルクで補っているのかもしれません。
今、スリランカは経済的にも大変な状況であると思いますが、一日も早く経済再生への復帰を願っております。
今日はミルクティーについてお話しさせていただきました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
05:46

コメント

スクロール