2023-02-13 05:43

#20 チャイ

チャイに使うスパイスや作り方を中心に音声を収録しました。チャイの作り方はいろいろあると思いますが、今回は ほんの一例をご紹介しました。
少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
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こんばんは、72才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
今日は、チャイのお話をします。
皆さんは、チャイというと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
実は、チャイとはお茶のことです。
お茶の呼び名は、地域によってチャ、チャイ、ティ、
前回お話ししたスリランカのキリテイのように、テイと呼ぶところもあります。
その中で、今日はインドの紅茶、チャイについて、その作り方をお話しします。
手鍋で紅茶を水や牛乳で煮出して作ることから、シチュードティとも言います。
カップ2杯分のチャイの材料は、水180ml、茶葉8から10g、小さじ2杯強というところでしょうか。
茶葉の種類は、細かな茶葉、またはCTC製法のものが良いと思います。
CTCとは、クラッシュ・ティア・カールの略で、茶葉を押しつぶして引き裂いて丸めたものです。
牛乳180ml、好みのスパイス小さじ2分の1ぐらい、グラニュー糖小さじ2杯ぐらいです。
作り方に行きます。
1.鍋に水を入れます。そして沸騰させます。沸騰したら、
2.軽量した茶葉を入れ、強火で3分ぐらい煮出します。
3.好みのスパイスを入れ、一度かき混ぜ、牛乳とグラニュー糖を加えて、
吹きこぼれないように注意しながら、約2分ぐらい煮込みます。
4.茶こしで茶葉をこしながら、カップに注いで出来上がりです。
次に使うスパイスについてお話しします。
今回ご紹介のスパイスは、シナモン、カルダモン、ジンジャーです。
シナモンにはセイロンとカシアの2種類があります。
セイロンは上品で繊細な香り、マイルドな香りですね。
それに比べてカシアというのはやや辛味があり、刺激的で甘く濃厚な香りです。
カルダモンは清涼感のある香りがあります。
カルダモンの皮は食べられず、種子の部分に香りがありますので、それらをつぶして使うといいと思います。
また最近はカルダモンパウダーも手に入りますので、それを使うのもいいかと思います。
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そしてジンジャーです。おなじみのものですね。生姜のことです。
爽やかな香りと辛味を持っています。
生のものをスライスしたりすりおろしたり、乾燥させてパウダー状にするなど、用途が幅広い万能なスパイスですね。
私はチャイに入れるときには生のものをスライスして、それをさらに千切りにしたものをよく使っています。
そのように使うスパイスによってシナモンチャイ、カルダモンチャイ、ジンジャーチャイとなります。
他にマサラチャイという名もお聞きになったことがあるかと思いますが、マサラとは混合スパイスのことです。
つまり紅茶に他種のスパイスを加えて煮出して作る濃厚な味わいのインド式ミルクティーのことです。
他に私が作ったことのあるチャイはヒマラヤチャイです。
これは現在はなくなってしまいましたが、かつて東京五反田にインド料理を教えるアロラインド料理学院がありました。
そこで教えていただいたチャイです。
ヒマラヤチャイというのはね、すごくたくさんのスパイスが入ります。
スペンネルシード、カルダモン、ブラックペッパー、クローブ、シナモンスティック、ベイリーフ、ジンジャーなど。
そしてこの場合、砂糖は三温糖を使いますので、とてもコクのあるチャイができます。
今回はスパイスの薬膳的効能については触れませんでしたが、また別の機会に収録する予定です。
以上まとめますと、チャイに使う茶葉は細かい茶葉、またはCTC製法のものを使うと味が濃く出てミルクによく合います。
そしていきなり茶葉をミルクで煮出すのではなく、最初に熱湯で茶葉をじっくりと開かせることが大切です。
そしてスパイスは好みのものを好みの量使用すると良いでしょう。
今回はチャイについて音声を収録しました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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