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こんにちは、74才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
私は昨年の秋から定期的にオンライン薬膳講座を開催しています。
実は、今日ですね、本日薬膳講座夏コースの最後のレッスンでした。
毎回テーマを決めて実施しています。
今日の内容は、昨日7月19日から夏土曜に入りましたので、土曜期間の養生法についてお伝えしました。
また毎回簡単なクッキングをお伝えしています。実習はありません。
今回は緑糖ぜんざい、白きくらげ入りオレンジドリンク、原骨飴でした。
緑糖ってあまりお利きになられたことはないかもしれませんが、緑糖はずばり体の熱を冷まして潤いを与えるという、夏にぴったりの食材です。
ざっくり緑糖についてご説明しますね。
まず、口納ですね。口納は消暑と言いまして、暑さを消すと書きます。
熱感、口括、汗が出るなどの初熱症状を緩和する。
そして離水。体内の余分な水液を尿として排出し、湿座を取り除く。
この湿座というのは、この余分な湿気ですね。
そして清熱、体にこもった余分な熱を冷ます。
下処、下処もありますけれども下毒の方ですね。
この下毒というのは、体内の老廃物や毒素を取り除く。
それから死活と言って、喉を潤して、渇きを癒してくれるというね。
日本の夏は暑くて湿気が多いです。
だから熱中症や熱射病が心配な夏にもってこいの消薬、食材だということがわかります。
これがですね、今緑糖と言いましたけれども、
消薬の名前になると緑酢という名前になります。
そしてまたですね、インドとかネパールあたりでは、緑糖のことをムング豆、ムングダルという風に言われています。
この皮を剥いたものをですね、イエロームングダルという風に言われていて、カレーなどによく使われております。
あまりね、見かけたことはないかもわかりません。
でも、緑糖という言葉はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。
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緑糖春雨や緑糖もやしが大変日本ではポピュラーですね。
緑糖そのものを見る機会は意外と少ないかもわかりませんけれども、
台湾や中国では、この緑糖を使ったスープとかね、先ほどのちょっと甘みを入れた前菜などは、よく熱い国では利用されているようです。
はい、そして本日のお知らせは、薬膳入門講座秋コースのお知らせです。
8月3日から10月26日までの土曜日、6回コースの有料講座です。
秋コースはまだまだですね、8月からスタートですので、暑い日が続きますので、
講義としては紫外線トラブルとか夏バテ対策などのお話、養生法などを持っていきたいと思います。
そしてお料理はですね、先ほどお話ししましたムング豆のカレーですね。
イエロームングダルやスーパー等で、これちょっと薬膳とは関係ないんですけれども、
スーパー等で売っているうなぎの美味しい調理法なども取り入れていきたいと考えております。
詳しくはコメント欄にFacebookのリンクを貼っておきますので、ご覧いただければ嬉しいです。
この講座についてのお問い合わせは、スタエフのレターかFacebookのメッセンジャーでお気軽にお問い合わせください。
お声掛けください。
今日は日本人にはあまり馴染みのない緑島の功能と薬膳入門講座秋コースのご案内をさせていただきました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。