1. Hanaflowerの庭
  2. 詩 朗読 『 束の間の逃避 』
2026-04-05 01:45

詩 朗読 『 束の間の逃避 』

オリジナル詩「束の間の逃避」を朗読しました。

 

この春、夫が長年勤めていた会社を辞め、新たな挑戦をすることになりました。

それを“荒野への旅”になぞらえて、詩を書いてみました。

買い物に付き合わされるのは私の方です(笑)

そして最後は決まって白髭おやじの誘惑に負けてしまう...

甘い甘いシュークリームは、束の間、2人の不安を 鎮めてくれるから。

 

#詩 #朗読 #オリジナル詩 #ポエム #文学 #日常 #エッセイ詩 #癒し #声 #シュークリーム #創作 #言葉 #短編詩

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
束の間の逃避 この春二人は荒野に旅に出る
とてもドキドキしている その前に旅に必要なものを買いにショッピングモールへと向かう
一人は素材や品質にすごくこだわるから買うものに妥協しない もう一方はそんなことよりもこれからの旅に浮き足立っているけど
相棒の機嫌を損なわないように厳粛な顔で買い物にお供する 気に入るものはなかなか見つからないまま
連日明け方から日が沈むまで歩いて歩いて歩きまくる 荒野に旅立つ前に買い物だけで体力を消費してしまう
ヘトヘトになって彷徨っていると決まって 見計らったように見慣れた黄色い看板の白ひげ親父の店が現れる
親父はたくさんの金色に輝くシュークリームを両手に満面の笑みを浮かべている 抗う間もなくあの口の中に広がるシュー生地とカスタードクリームの芳醇な記憶が呼び起こされる
二人はごくりと唾を飲み込み互いに目を合わせてこっくりとうなずきあう 今日もまんまと白ひげ親父からシュークリームを買う
カスタードクリームの甘みは隠している二人の不安を沈めてくれる つかの間の逃避今日だけだよと当てにならない言葉で
旅に出る準備は明日も続く
01:45

コメント

スクロール